kosakuの雑念

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結局クラウドコンピューティングってグループウェアとどう違うの?

2009-02-07 01:24:47 | 日記
本日の読書 マイケル・ミラー著(誰?)Cloud Computing:Web-Based Applications That Change the Way and Collaborate Online
テレビでネットブックについて報道していて何となくクラウドコンピューティングというやつと関係あるのかなと考え、目に付いた一番新しい本を読んでみた(全293ページ)
ワープロ、スプレッドシート、データベース、プレゼンテーション等々のソフトおよびデータがPC本体になくてサーバー上にあるということらしい。で、何?ということだが、例えばweb-based word processorには簡素で使いやすく、特にgoogle docs等無料(ないし低コスト)のソフトがあるから料金がかからない(または大変安い)としている。またクラウドストレージはscalability,reliability,lower costsの利点があるとしている。scalabilityの説明では、利用容量が大きくなってもその都度大きい容量の契約をしなくても自動的にウマくやってくれるらしいことが書いてある(本当か?)。reliabilityについては、your data is duplicated on multiple serversだそうで、それなら自分でバックアップを取らなくても安全というかむしろバックアップなんぞロクに考えた事のない者には魅力だ。使っている端末をぶっ壊すようなことがあっても同様な端末(ネットブックetc)を買えばすぐ続きができるということか。lower costについては根拠がわかりません。多分テラバイト級でも安くなるのだろう。個人的にはそこまで必要な状況が想像できないが。
内容的にはほとんど現在利用可能なソフトの紹介が占め、それはそれで型落ちワードっぽいやつや型落ちエクセルっぽいやつが通信環境が整っていればすぐに利用できるということがわかるし、いろんな会社が参入しているのだなあということがわかるのだが、それらがどう仕事や世の中を変えていくのかについては不明だ。
いろいろなモノが安くなって皆が例外なく使うようになったらどうなのかということが知りたいのに残念だ。概念自体としては、自分のPCでは手に負えない規模の演算等をセンター処理するような機能も含むのだろうけど、ちょっと想像がつかない。
注目のSaleforce.comについてもっと知るには(ま、やじうま的に知りたいだけですケド)、別の文献を当たる必要があるみたいです。こういう技術をうまく使った小説でもあると面白く理解できるのだが。