フラグミペディウムの原種は中南米に15種類ほどが分布。パフィオペディラムの近縁種で姿が似ています。
パフィオぺディラムとともに、下側の花弁(唇弁)が袋のようになっているのが特徴です。花期はやや冬から
夏頃までやや不定期。湿気の多い場所を好みます。
またやや光の弱い場所で管理を行ないます。冬は10~15度以上の場所に。
OLYMPUS Stylus 1s ZUIKO F2.8 28-300mm Digital で撮影した。
オンシジュームは中南米を原産とする着生ランで、洋ランの中では育てやすく、切り花としても流通して
います。小さな花を沢山咲かせ、“群雀蘭(ムレスズメラン)”の和名の通り、鳥が群れをなして羽ばたい
ているかのような優雅な美しさがあります。
アロハイワナガは、オンシジュームの中では抜群に花持ちが良く育てやすい為、入門用に最適な洋ランと
いわれています。
OLYMPUS Stylus 1s ZUIKO F2.8 28-300mm Digital で撮影した。
エラチオールベゴニアは、アラビア海に浮かぶソコトラ島に自生するソコトラーナとアンデス原産の種々の
球根性ベゴニアの原種およびその交配種とのあいだの、複雑な交配によって作り出されたものです。種類も
多く色彩も豊富で秋の終わりごろからお花屋さんに並ぶ冬の鉢花の代表格になっています。
OLYMPUS Stylus 1s ZUIKO F2.8 28-300mm Digital で撮影した。
パフィオペデルムは花弁の一部が袋状になった、不思議な花姿をしたランです。よく食虫植物に間違われ
ますが、虫を捕捉して自らの栄養にすることはありません。株はバルブをもたず、葉のみで生育します。
葉を5~7枚程度大きく伸ばし、その中央から花芽が伸び、開花します。花が終わると株のわきから新芽を
伸ばし、新芽が同様に成長・開花します。
洋ランのなかでは比較的低温にも強く、5℃程度の温度で冬越しが可能です。また、やや弱めの日光でも生
育し、花をつけます。冬に咲く丸形の花は整形花と呼ばれ、花弁に光沢があるのが特徴です。初夏に開花す
る原種や多花性と呼ばれる1花茎に複数の花を咲かせるタイプは、大きく迫力もあり魅力的ですね。
OLYMPUS Stylus 1s ZUIKO F2.8 28-300mm Digital で撮影した。
デンドロビウムは東南アジアを中心に1000種以上が分布するランの仲間です。その中でも、ファレノプ
シス種を中心として改良された園芸品種をデンドロビウム・ファレノプシス系、ベタに略して通称「デン
ファレ」と呼びます。大きさや花色など様々で4万を超す品種があります。鉢花を始め、切り花としての
需要も非常に高いです。
OLYMPUS Stylus 1s ZUIKO F2.8 28-300mm Digital で撮影した。
ツンベルギアは、熱帯アフリカや熱帯アジアにおよそ100種類が分布します。毎年花を咲かせる多年草、
もしくは低木で、つるを長く伸ばす種が多いです。花は筒状で先端が大きく開いたラッパ型です。
夏を中心として初夏~秋まで花を咲かせますが、温室では冬にも花を見ることがあるので、一定の気温が
あれば季節に関係なく開花します。つるが伸びる性質を利用してアサガオのようなあんどん仕立てにした
り、フェンスに絡ませて楽しみます。吊り鉢に植えて植えから垂らしても楽しいです。
OLYMPUS Stylus 1s ZUIKO F2.8 28-300mm Digital で撮影した。