本州、四国、九州の山野や里山に自生する毎年花を咲かせる宿根草。日本原産ではなく、古い時代に中国から
やってきて、野生化したもの言われている。漢字で書くと「秋明菊」、9月~10月の秋まっさかりな時期に開
花する名前通りの花。アネモネの仲間で英語ではジャパニーズ・アネモネ(Japanese anemone)と呼ばれる。
PENTAX K-3”雅”+Pentax FA31mmF1.8 AL Limitedで撮影。
フウセンカズラは、つる性の一年草でまきひげを出し、それをフェンスや他の植物に絡ませながらぐんぐん伸びて
3mほどの長さに達する。夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせる。花自体はさほど目立たないがその後にできる
紙風船のような形をした袋状の果実が可愛らしくユニークだ。果実は径3cmほどで内側はホオズキのように空洞に
なっており、最初は明るいグリーンで熟すと茶色に変わる。
PENTAX K-3”雅”+Pentax FA31mmF1.8 AL Limitedで撮影。
唐胡麻(トウゴマ ヒマ)、北アフリカ原産の一年草。原産地の熱帯では多年草だが、日本のような温帯では気温の
関係で一年草になる。種子から採れるひまし油は、工業用の潤滑油や化粧品の材料として広く利用されており、イン
ド、中国、ブラジルなどで活発に栽培される。日本へは古い時代に中国を経由して渡来。
PENTAX K-3”雅”+Pentax FA31mmF1.8 AL Limitedで撮影。
緋衣崑崙花(ヒゴロモコンロンカ)は、アカネ科コンロンカ属(ムッサエンダ属)の常緑低木である。
学名のムッサエンダ・エリトロフィラで表示をする所もある。ムッサエンダ属はアジア・アフリカの熱
帯・亜熱帯に200種くらいが分布する。日本にも崑崙花(コンロンカ)が分布し、属名の和名もコン
ロンカ属という。本種の原産地は中央アフリカで、コンゴやザイールに分布する。
特徴は萼片が艶のある美しい赤色をしていることで、それが和名の由来でもある。「崑崙花」の名は、白
い萼片を中国の崑崙山に積もる雪に見立てたものである。樹高は1メートルから3メートルである。
PENTAX K-3”雅”+Pentax FA31mmF1.8 AL Limitedで撮影。