広島縮景園 悠々亭(ゆうゆうてい)。この建物は四阿(あずまや)と呼ばれる様式。「縮景園之記」に
「岸に添ひ池に浮かびてもの清う安らに建し」と記され、古くは納涼茶会や歌会などに使われてきた。
昭和二十年(1945)八月六日、原子爆弾の投下により焼失したが、昭和四十五年(1969)に復元さ
れた。
PENTAX K-3 ”雅” + Sigma 18-300mm F3.5-6.3 macro HSM で撮影した。
バラ科カリン属(またはボケ属)。かりんは、中国が原産とされるバラ科の落葉樹になる果実で、古くから薬用として
用いられていた。日本でも全国で栽培されている。庭園樹としても人気があり、実が沢山成った樹を良く見かける。
かりんは果物と言っても非常に硬い上、渋くてとても生では食べられない。香りを楽しむ、また、薬用成分を利用する
ような使い方になる。果実はパパイヤと似たような縦長の形をしており、350~500g程の大きさになる。果肉は
薄い黄色から橙黄色でとても固く、中心部に縦に5本の空洞があり、その中に無数の種が入っている。生のまま果肉を
かじるととても渋く、また、繊維質が固く口に残って食べられたものではない。
PENTAX K-3 ”雅” + Sigma 18-300mm F3.5-6.3 macro HSM で撮影した。
台湾はバナナ生育の条件である気候的には寒く北限に近い。フィリピンでは8か月で収穫できるのに
台湾では収穫まで12か月から13か月かかるものもある。促成栽培でなくじっくり成長するため味・
香りが濃くなる。台湾は、標高4000m近い山があったり、熱帯地域があったり、北と南では気温も
違い、均一な気候風土ではない。また「台風銀座」とも呼ばれ、毎年多くの台風が通過し、バナナ
畑にも被害をおよぼしている。
台湾が日本の統治下にあった時代に、日本人が現地の農民に日本の果物の端境期である、春先から
初夏の時期にあわせて出荷できるように、バナナ栽培を指導し成功した。
同じ台湾バナナでも、時期によって色、形態が微妙に変化する。1月中旬から3月中旬は「冬蕉(冬
バナナ)」と呼び、3月中旬から4月中旬は「花竜仔蕉」、4月中旬から5月中旬は「黒皮春蕉」など。
名前のように緑が濃く「黒い皮」のようなバナナや、「白い皮」のバナナ、頭が丸く大きいバナナ、
さきが尖ったバナナといった多種多様である。
PENTAX K-3 ”雅” + Sigma 18-300mm F3.5-6.3 macro HSM で撮影した。
アマゾンユリ ヒガンバナ科。英名はアマゾンリリー(Amazon lily)という。純白の花は香りもよく、
結婚式のブーケやコサージュに使われるという。別名をギボウシズイセンともいう。ユーチャリス、エウ
カリスなどの流通名もある。アマゾンユリと言っても植物学的にはユリの仲間でない、花色と姿からの形
容だろう。
PENTAX K-3 ”雅” + Sigma 18-300mm F3.5-6.3 macro HSM で撮影した。
クンシラン(君子蘭)は、南アフリカ・ナタールに分布する、毎年花を咲かせる多年草。主に森林内や
岩陰など、強い日射しを避けた湿り気のある場所に自生する。ランと名は付くが、ランの仲間ではなく、
ヒガンバナ科に属する。
PENTAX K-3 ”雅” + Sigma 18-300mm F3.5-6.3 macro HSM で撮影した。
オタフクナンテンは、常緑で冬にも落葉しないのに、霜に当たると紅葉する。とても便利な木なので
生垣として利用されている。中国原産で品種改良のためか、ナンテンと違って実がつかない。
PENTAX K-3 ”雅” + Sigma 18-300mm F3.5-6.3 macro HSM で撮影した。
リリーマルレーンは、散り際まで褪色が少ないシックなベルベット赤の優良種。花は中輪セミダブル
丸弁平咲きで房咲きになり、春から晩秋まで連続して花が付く。秋は花色に黒味が増す。
第二次世界大戦中に流行したドイツの歌謡曲「リリーマルレーン」の名を借りた。兵士が残してきた恋人を思
っている歌。映画でも有名。
PENTAX K-3 ”雅” + Sigma 18-300mm F3.5-6.3 macro HSM で撮影した。