トレニアは、東南アジア、アフリカにおよそ40種が分布する一年草、もしくは毎年花を咲かせる多年草です。
花付きの良さと育てやすさ、暑さに強いなどの利点から夏の草花として花壇、鉢、コンテナ植え、寄せ植えな
ど幅広い用途で広く普及しています。名前はスウェーデンの牧師トレーンの名前にちなみます。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
アゲラタムは、春に出回る苗を植えつけると春から秋まで花が咲きます。寒さに弱いので初冬(11月くらい)
に入ると枯れてしまいますが、終わった花を摘み、傷んだ葉を摘んでいると、非常に長い間楽しめる植物です。
ただし見た目が好みじゃない人もいます。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
ペンタスは春から秋まで長期間開花し、暑さに負けずによく開花します。本来は低木状に育ちますが、タネから育てる
矮性に改良された品種が小型~中型の鉢物や花壇苗としてよく普及しています。主な品種のシリーズとして「グラフテ
ィー」シリーズ、「バタフライ」シリーズ、「ニュールック」シリーズなどがあります。また、ほかに栄養系品種とし
て、八重咲きの「ライカ」シリーズや大きく育ちボリューム感のある「パニックタワー」シリーズ、葉に斑が入った品
種なども流通しています。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
ネコノヒゲは、紫蘇(シソ)科クミスクチン属でインドからマレー半島が原産の植物。本来は毎年花を咲かせる
多年草だが、耐寒性がなく、冬時期に10℃以下になる地域では枯れてしまうことが多いので、日本では一年草と
して扱われる。
草丈は30~90㎝で春から秋にかけて白色・淡紫色の花を比較的長期間咲かせる。花びらはあまり目立たないが、
長く伸びた雄しべと雌しべが上向きにピンと反り返り、その特長的な姿がユニークで猫の髭を連想させるところ
からこの名前がついたようだ。原産地インドでは半低木化する多年草として長い期間花が咲いている。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
三重県津市で50年にわたり園芸植物の生産、販売をしている㈱赤塚植物園が開発した、世界にもないまったく新しい植物。
(アオイ科ヒビスクス属)アメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種。
大型の宿根草で、日当たりさえよければ毎年咲く。圧倒的な存在感と驚異的な強さ、ハイビスカスのような花姿から『巨神
タイタン』にちなんで、『タイタンビカス』と名づけられた。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
カンナは真夏の炎天下、大きな葉の間から鮮やかな花を元気に咲かせる。
現在の品種の多くは1850年ごろからアメリカ、フランス、イタリアなどで、さまざまな原種間で交配を繰り返して
作出された品種で、ハナカンナと呼ばれる。花が大きく花色も変化に富む。また、葉色が美しい品種も多く、赤や黄
色の縞斑、白のはけ込み斑、銅葉など多彩。
地下に根茎をもつため、土壌の乾燥に強いが、一方で根が水につかるようなところでもよく育つ。特に実生系の品種は、
鉢を水につける腰水灌水が可能で、真夏の水やりが楽にできる。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
ポーチュラカは、南北アメリカを中心とした熱帯から温帯に広く分布する多年草。本来は多年草だが、耐寒性が
無いため日本では一年草として扱うのが一般的。
ポーチュラカが日本に広く普及したのは、1990年の大阪花博がきっかけ。真夏の暑い時期に最小限の手入れで育
ち、色とりどりの花を絶やすことなく咲かせることから、夏花壇の定番植物として一気に普及した。
日本で古くから栽培されていた「マツバボタン」は、同属の非常によく似た植物だが、ポーチュラカの普及と反比
例するように、最近ではあまり見かけなくなった。ポーチュラカの花期は6月~10月。ほふくして地面に広がる多
肉質の茎と葉っぱに、透明感のある鮮やかな花が夏らしい印象の植物。花は一日花だが、長い花期の間次々と花を
咲かせ、夏の花壇を彩る。日光を好み、天候の悪い日には花が咲きにくい。花色は黄、赤、オレンジ、白、ピンク、
紫などと、非常に多彩。一重咲きの他、八重咲き、小輪から大輪まで数多くの品種が揃う。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
観賞用トウガラシは、緑や紫、クリーム色から赤や黄、オレンジ色に変化するカラフルな果実を主に観賞するが、
紫や斑入りの葉をもつ品種もあり、果実とあわせて、観賞期間が長い植物。観賞用として流通するが、やはりトウ
ガラシ(野菜)、非常に辛い。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
ノウゼンカズラ(凌霄花)はノウゼンカズラ科の落葉性のつる性木本。夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の
大きな美しい花をつけ、気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを伸ばす。
中国原産で平安時代には日本に渡来していたと考えられる。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。
クレオメは、南アフリカ原産の、春まき一年草。開花時期は7月から9月で草丈は1mくらいに伸び、その頂点に
多くのの花を付ける。雄しべと雌しべが、異様に長く、酔蝶花とも呼ばれる。花がつぼみの頃がピンクで開いてく
るとだんだん白くなって行くところから、「酔」という字を当てているのだろうか。英名は「スパイダーフラワー」
というが、「クモ」より「チョウ」の方がいい。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。