大師堂前の小門をくぐると目前に朱塗り唐づくりの鐘楼が断崖上に建っている。この鐘は「時の鐘」として名高く、
元禄初年より時刻を近郷近海に報じ、近年は「除夜の鐘」としてひろく人々に親しまれ、尾道の名物の一つにもな
っている。この鐘の特徴は、鐘の上部に百八個のイボ(乳)がなく、梵字百字の真言と五智如来の種子が浮彫りに
なっており、この地方では珍しい曼荼羅の鐘である。千光寺鐘楼「驚音楼の鐘」は、平成8年7月1日、環境庁の
選定した「日本の音風景100選」の一つに選ばれた。この附近の情景は文豪、志賀直哉氏の小説『暗夜行路』
にも描写されている。
PENTAX K-5 ” 雅 ” + Pentaxsmc-DA 17-70mm F4 AL[IF] SDMで撮影。
今日も尾道千光寺の画像拝見いたしました。
有難う御座いました。
早く春が来て欲しいですね。