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南城市 斎場御嶽 2018.01.17。斎場御嶽(せいふぁーうたき/サイハノうたき)は現在の沖縄県南城市にある史跡。
15世紀-16世紀の琉球王国・尚真王時代の御嶽であるとされる。「せーふぁ」は「最高位」を意味し、「斎場御嶽」は
「最高の御嶽」ほどの意味となり、これは通称である。正式な神名は「君ガ嶽、主ガ嶽ノイビ」という。
敷地内には首里城内の施設名と同じ拝所が複数ある。 3つの拝所が集中する最奥部の三庫理(さんぐーい)には「チョ
ウノハナ(京のはな)」という最も格の高い拝所があり、クバの木を伝って琉球の創世神であるアマミクが降臨すると
される。 なお、三庫理からは王国開闢にまつわる最高聖地とされている久高島を遥拝することができるが、これについ
ては史書には記述がない。これは、近世になって三庫理の岩壁の一角が崩れたことによるもので、かつての三庫理は三
方を岩壁に囲まれた空間だった。
文字通り王国最高の御嶽とされ、国家の最高神職である聞得大君が管理した。聞得大君の就任儀式「御新下り(おあら
おり)」が行われた御嶽でもある。かつて琉球の御嶽はその全てが男子禁制であり、斎場御嶽では庶民は入口の御門口
(うじょーぐち)を越えて進入することは許されず、国王であっても、御門口より先に入るには袂の合わせを女装に改
める必要があったという。
2000年12月、首里城跡などとともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に
登録された。また、国の史跡、沖縄県指定名勝にも指定されており、御嶽内で出土した陶磁器と勾玉などは国の重要文
化財(考古資料)に指定されている。
なお、周囲の森林は沖縄本島南部に於けるもっとも優れた森林の一つである。本島中南部は第二次世界大戦において被
害を受け、それ以前の状態を残した場所がほとんどないが、この地域は戦災を免れた。しかし幾つか艦砲弾着弾跡があ
り、一つは見学道中見ることが出来る。シダ植物やラン科植物などに珍しいものが多い。2000年代以降御嶽周辺が整
備され、森林に荒廃の様子が見られる。
Pentax K-3Ⅱ”雅”+Pentax DA16-85mmF3.5-5.6 ED DC WRで撮影した。