梅が咲きましたよ。このところの暖かい陽気に、近くの公園の梅がほころび始めました。毎年、ここの梅は、
半月近く早く咲くのです。
※ 山本一力の深川を舞台にした小説に”梅咲きぬ”があります。老舗料亭”江戸屋”四代目女将になるま
での、少女時代の玉枝と三代目の母秀弥との、厚情といまでいう躾けの厳しさを描いています。、人として
やっていいこと、いけないことのケジメ、世間様や周囲の人々、町内、奉公人、職人、出入りの人々等との
絡み合いが、こまやかな愛情をもって描写されています。切った張ったの武士道の世界もすっきりしていい
のですが、庶民をえがいた話もすきですね。そうした世話物を巧みに扱う作家、もうお亡くなりになった、山
本周五郎、池波正太郎、藤沢周平、白石一郎、好きでしたね。
早咲きの紅梅の花弁をみてあらためて、しっとりした江戸庶民の暮らしぶりを思い起こしています。
PENTAX K20D + Sigma MACRO 70mm F2.8 EX DG で撮影しています。
梅がお好きなんですね。桜を妖艶と表現する人がありますね。うすぐらい、日暮間近の桜や、ライトアップされた桜をイメージするのでしょうか。見方によっては、そのように感じるのでしょう。
わたしは、桜の撮影に、昨年に限って云えばあちこち写してきました。チチヤス、錦帯橋、宮島、音戸大橋、筆影山、廿日市住吉堤防夜桜、岡山真庭市醍醐桜、平和公園、五日市造幣局、庄原市、東城町の円正寺・金秀寺・蓮照寺・要害桜・森湯谷を撮影しました。桜もいいものですよ。
鬼平犯科帳は、全巻もっていますし、剣客商売も同様揃っています。好きですね。しかし、梅安シリーズは一冊も持っていませんし、読んでもいません。肌に合わないのか、読もうとも思いません。
藤沢、白石もずいぶん読みました。
さいきんは、佐伯泰英にとってかわっています。この作者のシリーズものは、いいですよ。鎌倉河岸以外は・・・。
狂ったような雰囲気も持つ桜と違い,清楚でとても冷静に花を咲かせているように見えます。
当の本人は必死なんでしょうけど…
どちらも大好きです。そぢて"鬼平"も(原作を読んでないですけど)
早咲きの梅は、咲き始めがきれいですから、近くの公園咲いていると思います。温かい徳島ですからね。
この色は、ピンク色でなく濃い赤ですから、マイナス補正で撮ったと思います。
紅梅がきれいですね。こちらはちらほら咲き始めている状態です。明日、公園に行ってみます。梅の木があったはずです。開花しているかも知れません。開花していると良いのですが・・・。
山本一力さんの小説は、江戸庶民の世情を意識的に描いています。時代が違うと一概に片付けられない、現代にも通用するし、賛同できる物があります。読み始めると夢中になりますよ。kazuyoo60さんも読書家のようですから、一度手にとってはいかがでしょうか。
ここの梅は、いつも早いのですよ。よほど条件が良いのでしょう。
とても鮮やか、素晴らしい紅梅です。
梅咲きぬ、市井物ですから、剣劇シーンは皆無ですけど、人の道、というか人情の細やかさを教えられます。客商売、他者とのつきあいなど、これぞニッポンの心意気ともいえましょうか。
いまの世に、こうしたふれ合いがあると、もっと住みよくなるのでしょうね。
藤沢周平も同じ観点の人情物も、描いていますが、蝉しぐれは、少年から執政にいたるまでのサクセスストーリーともいえます。忘れてならないのは、隣家の少女だったお福との淡い恋がしずかに絡んでいるところでしょうか。NHKドラマは相当はしょって、お福との交情が中心ですけど、爽やかな読後感のある、出世物語でもありますね。
弘前はまだ雪の中に埋まっているのでしょうか?
広島はこのところ、日中は風もなく10度以上の暖かい日が続いています。”損料屋喜八始末控え”、山本一力の長編では第一作だと記憶してます。むろん”大川わたり”が一作目なのですが、世に出るにあたって相当加筆訂正をしていますから、損料屋喜八始末控えを一作目としても良いでしょうね。損料とはいまでいうレンタル会社でしょうか。鍋釜から火鉢や大工道具などなどあらゆる物を貸し出す仕組みですよね。説明すると長くなりますので、またの機会にしますけど、とにかく面白い作品ですね。
今度、読んでみましょう。
藤沢周平好きですよ。ドラマになって読み始めましたが、蝉しぐれ、よかったですよ。
山本一力、好きですよ、「損料屋喜八始末控え」読みました、「大川わたり」もいいですね、これも江戸屋女将の物語でしたね。
梅がきれい。