思えばあの日も暑かった…
振り返れば懐かしい約一月前の夏休み、なんてノスタルジーサマーに浸りながら、
前回の続きで御座います。
ホテルに着いて部屋の写真を一通り撮った後は、休む間も惜しみ再び蒸し暑い外へ出掛けました。
1泊2日の旅ですから、あまり悠長に構えてられません。
観たいものが有るなら、行って観ておかねば。
港街スパーケンブルグへと向う運河沿いの通り(↑)を、徒歩でテクテク歩いて行きました。
初夏に咲き誇ってた薔薇は、辛うじて残っていた状態。
聞く所によると、今年の薔薇祭は過去最高の美しさだったらしい。
丹精篭めて育てた薔薇の運河が、遂に絢爛華麗の域まで到達したって事で。
来年再来年と更に美しさに磨きがかかるに違いない。
今迄自分の中では、此処のベストシーズンは冬で決まりだったけど、
薔薇の運河が出来た事で、新たに初夏が候補に入りました。
ハウステンボスじゃないと観られない風景の1つですよ。
↑昼過ぎには晴れ間が覗くまで回復した空、雨上がりの薔薇は水濡れて益々艶やかに。
フリー(無料)ゾーンと有料ゾーンとを分ける
サウスゲートを潜ってスパーケンブルグに入ります。
ところで陸路から入国する場合、フリーゾーンにはどやって行くのだろう?と、謎に思ってたんすよ。
したらまったりさんによると、入国棟側の6番バス乗場から、バスに乗って行けば良いらしい。
詳しくは
まったりさんのブログにて…有料ゾーンに入らず無料ゾーンだけ楽しみたい方は、バスで到着後今度は6番乗場でバスを待ち、無料ゾーンへと向う必要が有るって事ですか。
まぁ大多数の方は、来たからには有料・無料ゾーン両方とも、楽しもうって考えるでしょうが。(笑)
遠方から遊びに来て2泊以上する人は、1泊目は有料、2泊目は無料って、分けて楽しんだりするかもなと。
↑港街のシンボル船、デ・リーフデ号。
オランダと日本の架け橋となった木造帆船のレプリカです。
目の前に広がる海、漂う潮の香り、港街スパーケンブルグは、もう1つの玄関口。
オンシーズン中は長崎空港から高速船乗って、此処から直接入国しちゃった方が、渋滞知らずで無難です。
高速船何時の間にか値下げしてるし…そういえば前回行った時既に値下がってたか…ガソリン高騰も落ち着いたしな。(笑)
ちなみにハウステンボス行きは「大村湾内航路」を御覧下さい。
↑パレスに向う途中だったけど、和食堂「花の家」でお茶を飲んでく事に。
↑こんなチラシが貼ってあったのを発見したもので。(笑)
自分が旅立つ前日まで、「ワンピースメニュー有のレストラン」として紹介されていながら、肝心の料理の紹介が出てなかった為、気にはなってたのですよ。
↑そのせいか店内誰1人居らず…自分が出る頃漸く1組入店したけど、非常に寂しかったです。
スパーケンブルグがフリーゾーンに定められ、人気だった他店舗は有料ゾーンに移転してしまい、毎夜恒例だった花火も止めてしまった事で、客は激減しただろうと思う。
その内此処や、未だ残ってる花屋「キューケンホフ」も移転するのでしょうか?
ホテル・ヨーロッパ、フォレストヴィラが在る事を考えると、幾らフリーゾーンだとはいえ、こちらにもテナント入れて賑やかにして貰いたく思う。
検討中だって言うアウトレット計画、やるんならスパーケンブルグで展開させたらどうよ?
現在アクティビティセンターとして利用してる館だけでも広さ有るし、龍馬伝館も期限終ったら空くのだし、そうなったらよろず屋も空くだろうし、大航海体験館・ランガダイク・ヘクセンハウス・キャプテンショップ・フィッシャーマンズピアー・カタルニアと、そのまんまになってる空き店舗沢山在るのだから。
一から造るより金かからなくて良いじゃん。(笑)
無料ゾーンだからって放っといてもマイナスに働くだけ、有料ゾーンにも足を運ばせる為に、無料だからこそ魅力有る店舗を揃える事は必要だと思う。
なんて事はさて置き、旅レポの続きです。
サービスのお茶を頂いた後、注文したのは「チョッパーマンの豆腐ババロア」。
↑これです!帽子のよろけた×に苦心の跡が見える、料理人渾身の作!(笑)
皿の絵は説明せんでも解るでしょうが、切り取ったシートの上からチョコパウダーを降り掛け描いたそうです。
味は確かに豆腐、控え目な甘さで美味しかった!
「海賊弁当」もチラシで見ただけとはいえ、凝ってて中々美味しそうでしたよ。
麦わら帽子のオムライス/にくう~(手羽もとの唐揚)/ヒレカツ/ベビーハム/野菜串/横綱のキュウリ/はっちゃんウインナー/はっちゃんのたこ焼/コンソメスタミナスープ
と、9種類もの料理が1つに納まってて、値段はたったの千円!
豆腐ババロアもそうだけど、場内のワンピメニューの中で、最も凝ってると感じられた。
コミックス読んで作品らしさを出そうと研究する料理人の姿が浮んで目頭が熱くなりましたよ。(笑)
感動のあまりレジで支払う時絶賛し、何故パンフやサイトで紹介しないのか伺ったら、どうも…間に合わなかったらしい。
今はサイトで紹介されてるけど、最初から紹介してあったなら、間違い無く最も注目されてただろうに。
「お客様が注文して下さった第1号です。だから宣伝お願い致しますね!(笑)」
スタッフの方、約束通り宣伝しました。(笑)
という訳でこれから行く人は「花の家」へ急ごう!
尚、花の家はランチタイム&ディナータイムは和食堂、3時のおやつタイムは喫茶、そろそろ閉店が近いタイムは居酒屋として営業するという、3つの顔を持つ月の女神様の様な店です。
詳しくはまったりさんの
ブログを御覧下さい。(丁度更新して下さって有難い…何時もお世話になってます)
↑店を出た後は今度こそ参道を上って、パレス・ハウステンボスへと向いました。
雨に洗われた緑の葉が瑞々しい。
この辺りから蝉がミンミン喧しく鳴いていて、正しく時雨の様に音が降って来る。
冬ばっか訪れてて、夏のハウステンボスを初めて体験した時は、カルチャーショックを覚えましたよ。
こんなにも生き物が存在してるのかって。
↑パレス参道は紫陽花のスポットでもある、私が訪れた頃、辛うじて残ってた房。
見頃は例年6月初旬~中旬でしょうかね。
ホテル・ヨーロッパの周囲と、ブルーケレン~ニュースタッドへの通りも、毎年紫陽花が咲き連なってて綺麗ですよ。
坂を上り切ると見えて来る華麗な王宮。
フリーゾーン側に在りながら、「パレス・ハウステンボス」は有料区域、入る時はとくとくチケット、もしくは現金600円が必要です。
正門が封鎖され、元自転車置場に受付が設けられていて、そこでチケットを見せて入場する訳ですが…今迄と同じく前庭までは開放して貰いたいなぁと。
場内宿泊者の場合は、早朝~午前9時迄、今でも無料で前庭を散歩出来るんですが。
正門が封鎖されてる光景が、どうにも引っかかるのでした。
折角フォレストヴィラ~パレスまで開通したのにね。
↑パレス前庭に広がる緑の森、晩秋は紅葉のスポットに変身します。
↑前庭入って直ぐ右翼に在る薔薇園、結構咲き残ってました!
↑反対側左翼の
白薔薇園の方は、残念ながら既に終ってましたが、側に咲いてた名も知らぬ白い花が可憐でした。
これって名前何て言うんでしょうね?(花の名前に疎いもんで…)
↑パークのシンボル「パレス・ハウステンボス」、モデルはオランダ現女王ベアトリクスがお住まいの王宮。
此処で8/31迄開催予定の「宮廷画家ルドゥーテの描いた美しき薔薇展」も、ワンピイベントと同じ位、私が観るのを楽しみにしてた催しなのです。
館内美術館は以前受付が在ったのですが、入場自体が有料になった事でノーパスで入館出来ました。
マリーアントワネットやナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに仕え、薔薇の宮廷画家として19世紀初頭のフランス宮廷で愛された薔薇を、銅版画にして描き残したピエール・ジョゼフ・ルドゥーテの作品を169点展示してるとの事。
現存していない貴重な品種も描き残されてるとの事で、芸術性と共に植物学の資料としても、重要度が高いと注目されてるそうな。
撮影不可な為、詳しくはこちらを。(→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/topics/museamu/redoute_art.html)
花弁の淡い陰影を再現する為に、ルドゥーテが生出した技法は、点刻彫版法(スティップル・エングレーヴィング)と呼ばれるそうで、これは解り易く例えるなら点描みたいなものかと、気が遠くなるほど小さな点を集合させ、陰影を付けてるそうな。
現在では再現不可能って、そりゃそうだろうさ。
近付いても銅版画とは思えない緻密な絵、透き通った花弁に感嘆すると共に、脅威を感じました。
薔薇にかける人々の情熱にも。
2階の1画ではルドゥーテの絵をモチーフにした、食器やハンカチ等の優雅なグッズを販売しとりました。
その隣には古式ゆかしいオルガン「フィオリーナ」が置いてあり、11時半・13時半・15時半・17時半の計4回、演奏するとの案内板が前に立ててありました。
後30分もすれば17時半だったんで、待ってようかと考えもしたけど、急にトイレに行きたくなり諦めた、少し後悔。
↑という訳で時代部屋や壁画の間も駆け足で過ぎ、1階に下りてティーサロン「パレス」も横目で見たのみ。(いや写真撮ってるけど)
此処はルドゥーテ展に合わせて8/29迄オープンしてる喫茶室。
こちらも残念ながら16時がラストオーダーで、私が来た時には営業終ってしまってたのです。
↑色々と諦めてパレス後庭を観に行きました。
此処でしか観られない「幻の庭園」です。
↑夏は緑の色が増す回廊、窓には蜘蛛が巣を張ってました。
↑で、窓から覗いて左側には、綺麗な白百合が咲いてる花壇が在りまして。
生垣に阻まれて近付けはしないんですが、此処って地味に花のスポットなんですよ。
黒アゲハがひらひらひらひら飛んでて和んだです。
↑庭園から入場有料になった事で、此処も封鎖されてしまった海への道。
仕方なく正門に戻り、来た坂道を下りて帰りました。
↑で、港街からUターンして、観光丸を観に行きました。
龍馬像が立ってたんで一緒に記念撮影、結構人気を博してた様です。(笑)
↑側に有った龍馬グッズを売る「よろず屋」、龍馬の額縁写真チョコが面白いと思ったけど買ってない、実際に買ったのは竜馬タオル。
暑い夏には嬉しいラムネなんかも売ってます。
↑「帆船博物館」を併設してまして…てゆーか此処も地味に復活してるし。(笑)
昔の航海に関る物が展示されてる此処は、ワンピファンなら訪れたいですね♪なんてな。
「船の食事は胃に重く、何より献立が単調だった。朝は何時も曳き割り小麦に1人1匹の塩漬け鰊、昼食はえんどう豆かインゲン豆の他、1テーブル毎に半ポンド(225g)の肉、またはベーコンを煮込んだ物の繰り返しだった…」
↑ミルク鍋にオイル注しにケーキ型といった、当時使われてた物が観られます。
↑続いて漫画家やイラストレーター、総勢32名が描いた「私の龍馬」イラストが観られる、期間限定展示館を観に行きました。(無料、~8/31迄)
龍馬と言うか、魔夜氏や吉崎氏の様に、ちゃっかり自分の作品キャラを当て嵌めたイラストが結構有って、やはり作家は自己顕示欲が強いなと感じたり。(笑)
ケロロやパタリロが龍馬のコスプレしてるんすよ。(笑)
そんな中、新條女史の龍馬絵には、流石の愛を感じたです。
江川氏は相変わらずの手抜き絵で、それが江口氏の緻密な絵の隣に展示されてるのは何の嫌味かと…いや単にあいおうえお順でそうなっただけですが。(笑)
タルルート連載してた頃は、江川先生も作品に一生懸命当たってたんだけどねぇ。
一般のイラストでは№26が圧倒的に巧かったです、どう見てもプロじゃないかと。
↑そして此処が大河ドラマ「龍馬伝」に合わせ、期間限定でオープンした「龍馬伝館」。
時間が無くて此処も寄れずに終ったんですが…てゆーか文字数が最早限界で余裕が無い為、今回の記事はこれまで。(汗)
詳しくはこちらの
特設サイトを御覧下さい。(汗)
【
続】