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瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

ミスドコレクション48

2019年10月31日 23時29分41秒 | ミスド
ハロウィーンに合わせて、今年もミスドがハロウィーンドーナツを販売!
定番人気のドーナツがハロウィーン仕様に化けて登場です!

 
↑「チョコレート・ミイラマン(テイクアウト162円、イートイン165円)」
モチモチ食感のポン・デ・リング生地をブラックチョコでコーティング、ホワイトチョコで線掛けして縞模様を描き、可愛い目玉チョコを貼り付けました。(←ミスドの宣伝文を大体引用)
…人面チョコ・ポン・デです、味は語らなくても大体解る筈。
ドーナツを容れる為の包装は撮影用に立てる事が可能。
SNS時代を考えたアイディアで御座います。


↑「パープルン・オオカミ(テイクアウト162円、イートイン165円)」
モチモチ食感のポン・デ・リング生地に紫芋グレーズをコーティング。
ブラックチョコで円を描くよう線掛け、ハロウィーンカラーのスプレーチョコを散らして、仕上げに可愛らしい目玉を付けました。(←ミスドの宣伝文をほぼ引用)
…「さつまいもド」シリーズでも使用してる紫芋グレーズ、これが結構美味い!
チョコとの相性も良かったです。


↑「ボーンボーン・ホワイト(テイクアウト162円、イートイン165円)」
サクサク食感のオールドファッション生地をホワイトチョコでコーティング、ハロウィーンカラーのスプレーチョコを散らし、目玉チョコを付けて可愛く仕上げました。(←ミスドの宣伝文をほぼ引用)
…ミスドの超甘いホワイトチョコをオールドファッション生地にベッタリ塗りたくって超絶甘いドーナツが完成。(汗)
これを涼しい顔で完食出来た人を私は尊敬する。


↑「カラフル・フランケン(テイクアウト162円、イートイン165円)」
グルコマンナン入りモッチリ食感の生地をチョコレートでコーティング、ハロウィーンカラーのスプレーチョコを散らし、愛嬌たっぷりの目玉チョコを付けました。
生地に練り込まれてるマンゴー・クランベリー・オレンジ3種のドライフルーツが味のアクセントです。(←ミスドの宣伝文を大体引用)
ミスドファンなら見た目から解るでしょうが、「もっちりフルーツスティック」をベースに作られてます。
ドライフルーツ入りの生地がチョコと合ってて美味しかった、フルーツケーキ風味です。


↑「チョコ・ジャック仮面(テイクアウト183円、イートイン187円)」
ジャックランタン型のふんわりイースト生地を、チョコレートとストロベリーチョコでコーティングしました。(←ミスドの宣伝文をほぼ引用)
…美味しいけど、サイズが大き目だからって、割引券が使えない料金設定になるのは解せぬ。
正直大き目な点とカボチャ仮面顔の他は特徴無いのに…昔の様にクリームとか詰めて欲しい。


↑「ホワイト・ジャック魔女(テイクアウト183円、イートイン187円)」
ジャックランタン型のふんわりイースト生地を、ストロベリーチョコとホワイトチョコでコーティングしました。(←ミスドの宣伝文をほぼ引用)
女キャラという事でピンク&ホワイトチョコでお化粧、食べた感想はチョコ・ジャック仮面とほぼ同じ。
ミスドのホワイトチョコは甘過ぎて個人的には苦手です。

今回のハロウィーンドーナツの最大的特徴は目ん玉チョコ!
喜怒哀楽覚醒睡眠ウィンク等々…なんと9種類もの表情が付けられていた。(ジャック・オ・ランタン顔除く)
見ての通りランダムなので選ぶ事は難しく、自分は4種類しか集められませんでした。(買ったの撮影した4個だけだし)
尚、ハロウィーンドーナツの為、11月に入れば販売終了…紹介が遅れて済みません。
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あにめぞん感想、ざっくばらん87

2019年10月30日 23時30分01秒 | 漫画&アニメ
突然ですが「あにめぞんレビュー記事」の全てに桜写真を貼っ付ける事にしました。
文章だけだと自分が観て味気無いもので…めぞんと言えばイメージするのは「桜」ですよね。
一応これでも毎回のイメージに合わせ桜写真を選んだ積りだけど、ただ未公開の桜写真をアップしたかっただけだったり。(汗)
取敢えずはムード作りって事で…そんなこんなで前回の続きです。

・第87回「明日菜が妊娠?三鷹びっくり結婚宣言!!」脚本:金子裕 コンテ:小島多美子 演出:近藤英輔 作画監督:河南正昭

「私は…忘れません、女ですから!でも安心なさって!結婚を迫ったりしません…ここまで来て頂いただけで充分です」
始まりは前回、明日菜お嬢様が三鷹へ告げた、思わせ振りな言葉から。
あの夜、三鷹が何かをした様な含みを持たせといて、「安心なさって」言われてもね、かえって不安が募るだけですって。(笑)
「結婚を迫ったりしません」って言葉を、かなり意味深に捉えたろう。
恋い慕う男を悪意無く追い詰めるお嬢様マジ怖ろしい。
結局、件の夜に何が有ったか、三鷹さんにも視聴者側にも知らされないまま、舞台は明日菜お嬢様の本宅に移ります。
帰宅した明日菜お嬢様の姿を見るや、尻尾を振って出迎えるワンコの群れ。
そこへお手伝いさんが明日菜お嬢様に、サラダちゃんの体調が悪い為、獣医に診て貰ってる事を報告しに来た。
心配する明日菜お嬢様だが、お母様から話が有ると言って、先に部屋へ呼び出される。
着替えを済ませた後、活け花を嗜むお母様の前に出るや、本宅へ三鷹さんが会いに来た事を伝えられた。
私に会いに三鷹さんが家まで訪ねて来てくれた…心中で喜びに耽る明日菜お嬢様だったが、続けて触れられた話題に肝を冷やしてしまう。
「私とお父様が法事で留守にしていた日、貴女は三鷹さんのマンションに一晩泊まったそうですが、何か有ったのですか?」
何故お母様がそれを知ってらっしゃるの!?――疑問を抱く間も無く背後の襖が開いて、九条家専属運転手の君田さんが登場。
庭に控えて話を聴いてたなんて、さながら御庭番の如し。
「申し訳有りません、お嬢様!!あの夜の事は奥様や旦那様には報告致しませんと約束しときながら…お嬢様の事を思うと自分の胸にだけ閉まっておけなかったのです!!」
お嬢様との約束を破った事を涙ながらに詫びる君田さん。
ここで君田さん目線にて流れる、件の夜の回想。
あの夜、君田さんは明日菜お嬢様に頼まれ、悪酔いして玄関外に倒れた三鷹さんをベッドに運んで着替えさせた。
仕事を終えた彼は帰宅を促したが、お嬢様は「察してください」と言って君田さんを先に帰らせ、三鷹さんが眠る部屋に一晩居残ったのだった。
「あの時は婚約者同然の仲と伺ったので身を引いたが、その後直ぐに結納延期になるなんて…!」と声を震わせ帽子を握り締める君田さん。
無理にでもお嬢様を連れて帰るべきだった、自分の浅慮が元で大事なお嬢様が傷物に!!と号泣する君田さんに、「傷物とは何です!!」と怒鳴るお母様、取り乱す2人に明日菜お嬢様の言葉が更なる衝撃を打ち込んだ。
「気にしないで…貴方(君田さん)が来た時には、私と三鷹さんは――ふしだらな娘とお笑いください」
この発言に君田さんもお母様も絶句!由緒正しい家で厳しく育てた箱入り娘が男とふしだらな付き合いの果てに未婚の母なんてと焦る焦る!!
「笑って済むなら幾らでも笑います!!」といきり立ったお母様は、君田さんに主治医を呼んで来るよう言い付ける。
「何方か具合が悪いのですか?」「貴女の身体を診て貰うんです!!子供が出来てたら一大事!!」「まぁ、口付けで赤ちゃんが出来るなんて、聞いた事有りませんわ」「私だって聞いた事有りませんよ!!」
ここの母娘会話が素晴らしいテンポで爆笑。
会話の後、花が茎からボトッと落ちるという解り易いギャグ演出が、如何にもテレビアニメだった。
結局、君田さんが帰った後に、明日菜お嬢様と三鷹さんの間で何が有ったのか?
お嬢様が頬を染めつつ語るには、ベッドでぐっすり眠る三鷹さんの脇で、起こさないように部屋を片付け、朝食を作っただけという……流石はお嬢様奥床しいってか、人騒がせな!!(笑)
お母様も君田さんも拍子抜けしたものの、話はこのまま終わらない。
その日の夕方、かかりつけの獣医がサラダちゃんを抱えて、明日菜お嬢様にオメデタの報告をしにやって来た。
サラダちゃんったら何時の間に、一体お相手は何方かしら?
記憶を手繰るお嬢様の頭に浮かんだのは、あの夜、三鷹さん宅でサラダちゃんと親しくなった雄のポメラニアン、「マッケンロー」だった。
子供とペットは家人の悪い所ばかり真似するって言うからねえ~。

日が変わり一刻館では響子さんが、一の瀬さんから五代君のお婆ちゃんが新潟へ帰る話を聴いていた。
孫の裕作がキャバレーに泊まったまま1週間戻って来ないのが理由だとか……6週も居付いといて今更その理由は弱いよ。
アニメではすっかり一刻館に馴染んでて住人化していたが、その間の下宿代を払っていたのか気になる。
居る間中ひょっとしたら住人全員の宴会代を払ってたのかも知れんけど。
ともあれ今夜は五代君も呼んでパーッと送別会をやろうって話になる。

その日の昼、こちらも月謝を払ってたのか気になる所だけど、三鷹のテニススクールに通う奥様方の間でも、五代の婆ちゃんとの別れ話に花が咲いた。
もはや皆のマスコット化していませんか?婆ちゃん。
そういえば「めぞん」ってマスコット的なキャラは少なかったかもしれん…犬の惣一郎さんが恐らくその座に座ってるんだろうけど。
アニメで婆ちゃんが原作以上にお茶目な行動繰り返してたのは、マスコットキャラの役目を負ってたからかもしれない。
さてテニススクールに参加したお婆ちゃんは、帰る前に三鷹コーチに相手して貰おうと張り切る。
ところがその三鷹コーチはコートの隅っこで体育座り…仕事サボって許されるのか?
野次馬奥様方が言うには、ここんとこ三鷹コーチは何時も独りでぼんやりしてる様子、「きっと響子さんが休んでるせいで元気が出ないのよ」ってのが彼女らの読みだった。
実際の悩みの種は響子さんではなく、明日菜お嬢様だったんだけど。
あの夜、自分が何を仕出かしたか教えて貰えないままだもんね~、蛇の生殺し状態ですわ。
いっそ責任取れと迫られた方が楽とまで思い詰めてる三鷹さんだった。
そんな彼の思いが通じたのか、冥界の女神ペルセポネーならぬ明日菜お嬢様がサラダちゃんを手に抱き抱え、テニススクールへ重大ニュースを届けにやって来た。
しかもそのニュースを伝えた相手は、人間スピーカーの異名を持つ一の瀬さん。
フェンス越しに伝え聴いた一の瀬さんは、視聴者の期待通りテニスコート内に通る大声で発表!
「三鷹コーチ!!…赤ちゃんが出来たんだって!!!」
あっと言う間に世間に知らされ窮地に追い込まれましたね。(笑)
「え!?赤ちゃんって、あの女の人と三鷹コーチとの?」「でも三鷹コーチの想い人って響子さんだったんじゃない?」「響子さんが居ても婚約者との付き合いを続けてた人よ!」「三鷹コーチならやりかねないわ!」「何時かこうなると思ってたのよ~!」云々、下種な勘繰りを露わに注目する奥様方。
慌てて明日菜お嬢様を駐車場奥に引っ張って行き、事実確認をする三鷹コーチ。
一縷の望みを懸け「何かの間違いじゃ…?」と尋ねる三鷹に、明日菜お嬢様はきっぱりと断言した。
「あの時の赤ちゃんですわ!主治医が間違い無いと!」
主治医つっても実は獣医だが、三鷹さんはそんなん知る由も無い。
医師が太鼓判を押したなら想像妊娠の線は消えた…と絶望する三鷹に、明日菜お嬢様は彼の気持ちを推し量ってか、「三鷹さんには御迷惑懸けません。お腹の子は私1人で育てます」と、健気な事を言ったのです。
しかしそれを聞いた三鷹は、「貴女は僕をそういう男だと思ってるんですか!?」と激怒!
「こうなった以上、逃げも隠れも致しません!きっちり責任を取りましょう!今夜、御宅に御挨拶に伺います!ちゃんとしましょう!!ちゃんと!!」と宣言する彼に、明日菜お嬢様は圧倒されてぽかーんとしてしまう。
フェミニストな三鷹からすれば、子供を作っときながら責任逃れる男に堕ちるわけにはいかない。
漢らしく覚悟を決めたものの、明日菜お嬢様が帰った後、膝から崩れるシーンには、気の毒ながら笑ってしまった。
棒立ちの三鷹→前をトラックが一台横切る→膝を屈してる三鷹、という演出が効果的だったなと。(笑)

――CM挟んでBパート。
三鷹が明日菜お嬢様を孕ませたニュースは、一の瀬さんから直ちに響子さんへ伝えられる。
一の瀬さんが息せき切って一刻館に戻った時、響子さんは惣一郎さんを連れて買い物へ出掛ける所だった。
「で、あんたはどうするんだい?」と尋ねる一の瀬さんに、「どうするって…別に…私…」と世間的には当事者な筈の響子さんは他人顔。
そこへ三鷹が門から申し訳無さ気に顔を出した。
修羅場から逃れようと一刻館の中へ退避する一の瀬さん。
2人見詰め合う形になった三鷹と響子さんは、「ど…どうも…」と互いに歯切れ悪く挨拶をするのだった。

場を近所の運動場に移し、座って話をする2人。
茜色に染まった夕空を、3羽の烏がカアカア鳴きながら飛んで行く。
下では運動着姿の女子学生達が、ファイトファイトと声を上げ、グラウンドを一列で駆け廻っている。
話をしようとここへ来たものの暫く無言で居た2人…口火を切ったのは三鷹だった。
「…いいかげんな男だと、お思いでしょうね」
「そんな…」
「本当は、会いに来れた義理じゃないんでしょうが、きちんとお別れしないと残ってしまうから…」
「私…上手く言えないけど…幸せになって欲しい…そう思っています…」
「貴女は…幸せになれそうですか?」
「そうですね…頑張らなくっちゃ!」
「なんか…もっといっぱい話したい事が有ったんだけど…」
…ここでの三鷹と響子さんとの会話は感慨深い。
特に三鷹さんの言葉には彼の美学が透けている。
別れた女の記憶の中に良いイメージを残したい、彼女の美しい思い出として留まりたいみたいな。
彼が見栄をかなぐり捨てる事が出来たら、響子さんはもう少し迷ったかもしれないのに。
この時の響子さんの中で三鷹の存在はとっくに他人、彼が他所で幸せを掴んだ事で本音ホッとしてたかも。
「さよなら…」
「お幸せに…」
夜の色が濃くなり外灯が点る下で、先に立上った三鷹が響子さんに手を差し伸べる。
微笑んで別れの挨拶を交わす2人…ラストシーンは美しく…と三鷹的には行きたかったろうが、残念ながら事態は思う様に転ばなかった。

一方の五代の所へも、婆ちゃんより三鷹のニュースが伝えられる。
キャバレーの託児ルームで保育中だった五代は、大いに驚いて婆ちゃんに二度も尋ねた。
「それ本当か!?」
「あの様子じゃ、決定的ら」
予想外のライバル脱落に、喜ぶよりも唖然としてしまう五代。
彼の場合、ライバルが脱落した所で、自分の進むべき道をどうにかせん事には、如何ともし難い。
つうか響子さんにしても、保父になる前に五代からプロポーズされてたら応じたのか気になる…。
五代と一緒に子供達の面倒を見ながら、婆ちゃんは自分が明日には新潟へ帰る事を告げた。
「おめェもつまんねェ意地張ってねェで、アパートへ戻るらァ」
「べ、別に俺は!」
「早くオラにも曾孫の顔見せてくんろォ。管理人さんに似た可愛いコが良いらァ」
「ば、婆ちゃん…!!」
五代が大声を出した事で、腕の中の赤ん坊が泣き出し、慌ててミルクをあげる。
肩叩きをしていた幼児に遊びをせがまれ、にっこり笑う婆ちゃん。
ほのぼの良いシーンで御座いました。

その夜、三鷹はマンションで、叔父からの電話を受けていた。
年中陽気な叔父だが、今夜は何時もに増して機嫌が良い。
何故なら、今電話をかけている甥の瞬が、我が思い通りに、九条家へ結婚の挨拶に伺ったと聞いたから。
名家の九条家との結婚が成立すれば、三鷹家の将来は安泰。
政略結婚が無事叶ってやれ目出度い!
しかし「あんなに結婚を嫌がってたお前が、どういう風の吹き回しだ?」と訝る叔父に、甥の瞬は「今に解りますよ」と言うだけに留めて電話を切った。
傍へ駆け寄るマッケンロー、テレビを点けると生命保険のCMが流れ、妊婦姿の女性が満面の笑みを浮かべて言った。
「産まれて来る赤ちゃんの為に、生命保険に入りましょう、頑張って!パパ!!」
三友生命保険か…八神のお父さんが勤める会社の系列だろうか?
ナイスタイミングで流れたCMに虚を突かれ、直ぐにテレビを消してしまう三鷹。
未だ父親になった実感が持てず、グラスの中の氷をカラカラ揺らす。
それでも――九条家で彼女とその両親を前に、手を着いて「明日菜さんを僕にください」と言った途端、声も無く横向きに倒れた彼女。
両親に介抱されながら、嬉し涙を流して幸福に浸る彼女の顔――自分との結婚をあれほど喜んでくれる彼女を、不幸せにするわけにはいかない。
そう決意して、ウイスキーを呷る三鷹だった。

同じ頃キャバレー「バニー」では、一刻館の住人達による婆ちゃんの送別会が、盛大に開かれていた。
勿論、勘定は孫の五代にツケられるらしい。
そういう訳で五代は不機嫌丸出しだが、四谷朱美一の瀬夫人達は気にせずに、送別会という大義名分の下、酒瓶をハイペースで空にして行く。
四「アパートじゃ、五代君も顔出し難いと思って、わざわざお店に来てあげたんですよ」
五「恩着せがましく!」
そこへバニーガール姿の婆ちゃんが華麗に登場!!
冥途の土産に着たいとマネージャーに強請ったらしい婆ちゃんは、孫が泡食って止めるのも聞かず、東京最後の夜をセクシーに満喫するのだった。
八神に続いて婆ちゃんまでバニーガールになってしまうとは~~~。(汗)
勿論どちらもアニメ独自の暴走、まー手っ取り早くギャグを入れたなって印象。
婆ちゃんのスタイルぴったりのユニホームが何故置いてあったのか考えてはいけない。
曲がりなりにも婆ちゃんの送別会なのに、響子さんが参加しないってのは気になったな~。
除け者にされたら響子さん絶対気を悪くすると思う。
キャバレーでの送別会後、五代が婆ちゃん背負って一旦一刻館に帰宅し、響子さんと会話するんだが、それだったら素直に一刻館で住人揃っての送別会で良かったんじゃないでしょか?
四谷さん朱美さん一の瀬さんに「お婆ちゃんの送別会って大義名分有れば、五代君だって一刻館に一旦戻れるでしょ!」とか言って貰ってさ。
そうしなかった理由は、アニメスタッフが婆ちゃんのバニーガール姿を、視聴者に観せたかったからではないかと。

さて、送別会から数日経っての一刻館――庭で洗濯する管理人さんを相手に、一の瀬さんが井戸端トークを持ち掛ける。
一「退屈だねえ…お婆ちゃんが帰っちゃって…」
管「もう直ぐ今年も終わりですね」
一「確か…今日、三鷹コーチの結納の日だね」
文章に書くとチグハグな会話である。(笑)
状況説明が必要とはいえ、少し不自然な流れだったかもしれない。
個人的には、「お婆ちゃんが帰って退屈」を受けての、響子さんの感慨を言葉にして欲しかった所。

ともかく、一刻館での2人の会話が入れられた後、舞台は三鷹家と九条家が結納を交わす高級ホテルへ。
結納式で三鷹に指輪を嵌めて貰い、涙ぐむ明日菜お嬢様は美しかった。
式が終わり、三鷹の両親とロビーで談笑する叔父。
この婚約を仕組んだ叔父は、今日の結納式を万事上手くやれた事に大満足で居た。
同じロビーの一角には、本日の主役である甥と明日菜お嬢様…二人は赤ちゃんにどんな名前を付けるかを話し合っていた。
父親の名前も参考にしたい、そう考えた明日菜お嬢様が、三鷹に父親の名前を尋ねる。
予想外の質問に鳩が豆鉄砲を食ったような顔をする三鷹。
何を今更??自分の名前は「瞬」だと、見合いので知ってる筈だろうに。
だが三鷹の答えを聴いたお嬢様は、彼以上に困惑の表情を浮かべた。
「瞬ちゃん?まぁ、和風ですのね。…少し考え直さなくちゃ!私ったら、クルトンとか、ピクルスとか、パテとか、ママに合わせて洋風の名前ばかり考えてましたの」
「…あの~、何の名前の事ですか?」
「ですから、サラダちゃんと、三鷹さんの御宅のワンちゃんの…」
つまり出来た子供の「父親」とは三鷹の飼い犬のマッケンロー、そして子供の「母親」は明日菜の飼い犬のサラダちゃんな事が、この場にて漸く三鷹に知らされたのである。
全てが終わった後に知らされる残酷な真相――三鷹さん完全に冤罪じゃん。(笑)
眩暈を覚えロビーのソファに倒れ込む三鷹、それに気付かず明日菜お嬢様は、どんな子供が産れて来るか、楽しい想像に耽るのだった。

夜…ショックでよろめきつつ自宅に戻った三鷹を、飼い主譲りの白い歯光らせて出迎えるマッケンロー。
無邪気に懐く飼い犬を前に、主人は胸が張り裂けんばかりに慟哭するのだった。
「おまえのおかげで俺の人生は……責任取ってくれよぉ~~~~!!!」

そしてまた数日後、三鷹のテニススクールでは、誰が話したのか「パパになったのは三鷹コーチではなく、彼の飼い犬」な事が、奥様方の間で噂になっていた。
本当に誰が広めたんだ…。
「勘違いとはいえ、結納まで進んでは、後戻り出来ないだろう」と、ヒソヒソ話をする奥様方。
本当に誰が詳細まで語って広めてんだか…!
本命:叔父、対抗:明日菜お嬢様、大穴:九条家付の運転手と推理するけど、貴方はどう考えます?
それはさて置き、居た堪れない空気の中、三鷹コーチが打ち損ねたボールを、響子さんが拾う。
勿論、噂と言うか此度の真相は、響子さんにも伝わっていた。
拾ったボールを手渡しながら、響子さんが三鷹に告げる。
「私…上手く言えないんですけど…とにかく、お幸せに…」
響子さんの優しい様で残酷な面が良く出た台詞だなぁ。(笑)
勘違いの件が有ろうが無かろうが、彼女にとって三鷹は最早「無関係」。
「美しい思い出」にもなれない、彼女の心の中の自分の立場を、三鷹も理解した事でしょう。
響子さんの言葉に力無く頷く三鷹の姿に悲哀を感じた…。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画△ …脚本・演出に×付けようかと思ったんだけど、三鷹の悲哀は伝わって来たんで△…次回予告は一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さん。
珍しく五代が予告に参加しなかったのは試験休みかな?(すっとぼけ)

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ミスドコレクション47

2019年10月06日 17時59分31秒 | ミスド
ミスタードーナツ秋の新作、今年はさつま芋の様にホクホク食感のドーナツが5種類登場!


↑「さつまいもド・プレーン(テイクアウト 129円/イートイン 132円)」
安納芋パウダーを練り込んだ、ほんのり甘いしっとり食感。(←ミスド側の説明文を引用)
ミスド側の説明によると、電子レンジで500Wなら12秒、600Wなら16秒程温めるとホクホク食感が増すとの事。
試したところ確かにホクホク…ほんのり甘いさつま芋の味わいが良く再現されている。
使用してる安納芋の粉末は僅か0.9%だそうですが、口に含んで直ぐに「これはさつま芋」と解る筈!
素朴な甘味が舌の上に小さな秋を運んでくれます。
尚、以下に紹介する4種類も、ベースはこのプレーンタイプで、それぞれトッピングで味を変えている。


↑「さつまいもド・ 紫いも(テイクアウト140円/イートイン 143円)」
安納芋パウダー入り生地の上面に紫芋グレーズをかけて、黒胡麻を降り掛けました。(←ミスド側の説明文をほぼ引用)
グレーズもちゃんとさつま芋風味、見た目から安納芋で、ばっちりインスタ映え。
グレーズがけドーナツは個人的に好みじゃないけど、これに関してはとても美味しく頂けました。
生地とグレーズの相性が不思議とマッチングしてるからか?


↑「さつまいもド・大学いも(テイクアウト140円/イートイン143円)」
安納芋パウダー入り生地に黒胡麻&甘ダレを上掛けした、大学芋風味のドーナツ。(←ミスド側の説明文をほぼ引用)
みたらし風のタレが大学芋風味を醸しています、見た目よりは甘さ控え目でした。


↑「さつまいもド・黒みつきなこ(テイクアウト140円/イートイン143円)」
安納芋パウダー入りの生地に黒蜜を染み込ませ、黄な粉シュガーをたっぷり塗しました。(←ミスド側の説明文をほぼ引用)
これは結構甘い…さつま芋のホクホク食感を阻害してる様に感じるし、黄な粉シュガーだけの方が良かったのでは?(←あくまで主観です)
黄な粉塗しただけだと粉っぽいから、生地に黒蜜染み込ませてシットリさせたのは解るけど、それなら黄な粉じゃなくチョコでコーティングするとか…。


↑「さつまいもド・スイートポテト(テイクアウト140円/イートイン143円)」
安納芋パウダー入り生地の上面に、スイートポテトクリームを絞り出し、黒胡麻を降り掛けました。(←ミスド側の説明文をほぼ引用)
同シリーズ中で最も可愛らしい見た目、女の子受けしそう。
ケーキの様に洋風な味わいで美味しかった。

ちなみに「さつま芋ドーナツ」を発売した理由は、ドーナツで再現して欲しい秋の味覚を、お客様からアンケート取った所、栗カボチャを抑えて一番票を集めたのが、さつま芋だったそうです。
来年の秋は栗でお願いしたい、ミスドさん是非お願い致します!
さつま芋ドーナツ、発売を開始したのは9月なので、多分そろそろ販売終了を迎えると思います。
未だ食べてない方はミスドに急げ!近くになければ遠出してでも!
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あにめぞん感想、ざっくばらん86

2019年10月04日 17時57分11秒 | 漫画&アニメ
彼是ず~~~っと止めてたテレビアニメ版「めぞん一刻」の感想文……実に6年振りになりますか。(汗)
MXでの再放送はとっくの昔に終了し、いっそここで打ち止め~なんて一時はヘタレた事考えてました。
だが後10話、たった10話残して止めるのは、良いのか自分それで!?と反省しましたんで、頑張って完結目指します。
11月にBSNHKプレミアムでルーミックアニメ特集するしな!
という訳で6年の時を遡り、前回の続きです。

・第86回「衝撃の一夜!明日菜のサラダ記念日!?」脚本:高屋敷英夫 コンテ:吉永尚之 演出:茂木智里 作画監督:中嶋敦子

…前回、三鷹と決闘する積りが、警官に追い駆け廻された挙句、ぐでんぐでんに酔っ払って帰路に着いた五代君。
土砂降りの雨の中、時計坂駅の前で彼を待って居たのは、険しい顔の響子さんだった。
「飲んでるんですね…」と呟いた響子さんに、五代が頬を激しく引っ叩かれるという前回ラストシーン。
五代と三鷹が響子さんを巡り決闘しようとしたなんて裏事情、その場に居なかった響子さんには知る由も有りませんから。
大事な卒業試験を明日に控えて、酒をしこたま飲んで帰って来たんじゃ、誤解されても仕方ないとはいえ、響子さんお願いだから話を聴いてやって。(汗)
「大学を卒業して保父になろうとしてたんじゃないんですか!?貴方自身で決めた事でしょう!?」
五代が一生懸命に追う道なら、それが何であろうと響子さんは応援する積りで、晩御飯を用意して待って居たというのに、つくづく間の悪い五代君です。
「私はもう知りません!!大学を卒業したいなら、もう少し真面目にしたらどうですか!!」
言うだけ喚いた後、響子さんは土砂降りの町中へ。
ずぶ濡れで駆けて行く響子さんを、呆然と見送る五代、彼の隣には彼女が置き去りにした傘が、雨水を貯めて転がっていました――ここでタイトルコール、舞台は三鷹のマンションに変わります。

五代同様ぐでんぐでんに酔っ払って帰宅した三鷹を待っていたのは、叔父から勝手に決められた婚約者の明日菜お嬢様だった。
自室のドアの前に酔っ払って座り込んだままの三鷹の体を心配し、部屋へ入るよう根気強く説得する明日菜お嬢様。
だが素面でない彼は、普段のフェミニスト振りを保てなくて、彼女に冷たい態度で当たる。
「…貴女こそ、こんな所で何してんです?未だ僕らは結納交わしたわけじゃないんだから、赤の他人でしょ?」
妙な噂が立ったら困るから早く帰れ、拒絶する三鷹に明日菜お嬢様は、結納の件で訪ねて来た事を告げるが、今の彼に「結納」の二文字は禁句。
途端に不貞腐れて「結納の事なら叔父にでも訊いてくれ」と嘲笑う三鷹、「どうせ自分は何時も蚊帳の外なんだから」と…。
三鷹にとっては政略結婚で、明日菜お嬢様は好きな相手じゃないですからね~、寄って集って意に沿わない結婚に追い込まれる境遇、はっきり言って不憫。
ですが明日菜お嬢様にとっては、出会いは見合いでも、三鷹は恋しい御方…その彼が自分との結婚を心底嫌がってると初めて知った衝撃。
これまでもお嬢様は、他に付き合ってる女が居るのを承知で追い詰めて来たけれど…「三鷹さんと別れてください」と頼むため、響子さんに付き纏ったりしたけれど(汗)、何時か自分に振り向いてくれると信じてたんでしょう。
響子さんも怖いけど、明日菜お嬢様も良く考えたら恐ろしい女性です。
ぶっちゃけ「めぞん一刻」に登場する女性は、朱美さん以外全員ヤンデレ
中でも明日菜お嬢様のヤンデレ度は頂上級なのですが、そんな彼女も三鷹から本気で冷たくされて、「結納を取り止める」事を決意します。
お嬢様、この世には伝わらない愛が有る事を、初めて知ったのですね。
泣いてその場から走り去るお嬢様の後ろ姿を見詰め、つい「助かった…!」と呟いてしまう三鷹さんは正直者。(笑)
彼女が忘れていった飼い犬のサラダちゃんに、「おまえの御主人は良い人だなぁ…」なんて話しかけるが、三鷹さん、残念ながら未だ終わってないぞ、目の前の円らな瞳のポメラニアンは、貴方の運命を変える小悪魔だ。
サラダちゃんを扉の外に残して部屋に入っていれば或いは、なんて考えたりもしたけれど、既に響子さんの心が五代の方へ向いていた以上、彼が畜生にならない限り、道は変わらなかったでしょうなー。
誰にでも優しい人は何時だって損をするのよ。

その頃、明日菜お嬢様は、マンションの階段を下りて行く途中で、サラダちゃんを忘れた事に気付く。
慌てて引き返した彼女が見たのは、開きっ放しのドアから、男の脚だけが突き出た光景。
お嬢様が去った後、酔いが回った身体を動かしてドアを開けたものの、電池が切れて玄関に倒れこんだんですね~。
熟睡する三鷹さんの周りで、心配気に鼻を鳴らすサラダちゃん、そこへやって来たのが部屋の主のペットで、同じポメラニアン犬の「マッケンロー」だ。
愛らしい瞳のサラダちゃん(♀)を、飼い主仕込みの白い歯で誘うマッケンロー(♂)…2匹の間に恋心が芽生えるのは漫画的に必然だった。
横たわる御主人そっちのけで、部屋にサラダを連れ込むマッケンロー…去勢しときゃ良かったのに三鷹さん。
明日菜お嬢様としては、今は飼い犬の事より、倒れたままの三鷹さんが心配。
ベッドまで運ぼうとするも女の細腕では無理、肩を貸して持ち上げようとし、押し倒される形で三鷹と偶然キスをしてしまう!

一晩中降り頻った翌朝は快晴、明日菜お嬢様は、ベッドで眠る三鷹を起こさないよう、静かに退室する――マッケンローとの別れを惜しむサラダちゃんを連れて。
家への帰り道、車内で気まずそうに俯く明日菜お嬢様に、運転手の君田さんは前を向いて運転しながら、「昨夜の事は奥様や旦那様には報告致しません」と告げる。
明日菜お嬢様は君田さんの心遣いに感謝し、同時に「済みません」と小さく謝るのだった。
一方、喉の渇きを覚えて目を覚ました三鷹さんは、ダイニングテーブルにホカホカ湯気が立つ朝御飯が並んでるのを見て、昨夜自分が明日菜お嬢様を押し倒してキスをした事を思い出す。
……その後の記憶は朧気で思い出せない、三鷹さんの胸に宿る不安と焦り。
この時の朝御飯、原作では夏だった為、焼き茄子の煮浸しっぽい物が描かれてたのですが、アニメでは冬に変えられた為、焼き鮭等の温かい料理に変更されてます。
何れにしてもお嬢様らしく良妻教育をきっちり受けてるなーと感じられる料理の出来栄え、ヤンデレにさえ目を瞑れば、若くて美人で家事が得意なんて、理想のお嫁さんですわ。
はっきり言ってアニメ版の明日菜お嬢様は、原作より瞳がパッチリと可憐で若々しく、響子さんと並んでも全く引けを取らない。
原作の明日菜さんは、響子さんより年下なのに、老け顔に描かれていて、見た目から脇役だった。

舞台は変わり一刻館では、愉快な住人達とゆかりお婆ちゃんが、卒業試験を受けに大学へ向かう五代君を、威勢の良いエールで送り出していた。
「え~~五代君の来年の健闘を祈って~~~フレー!!フレー!!ごーだーい!!!」
来年の健闘…何時もながら縁起の悪い住人達のおちょくりを受ける五代の反応は、何時もと違って頗る鈍い。
彼が元気を無くす理由の殆どは管理人さん、そういえば今朝は見送りにも参加してなかった…察しを付けた住人達は管理人室に直行し、問題の彼女を問い詰める。

一「で、何が有ったんだい?」
朱「五代君の目、真っ赤だったわよー」
四「昨夜はあまり寝付かれない様でしたからねえ、お婆ちゃん?」
婆「さあ?おら、ぐっすり寝とったけんなぁ~」

……祖母より赤の他人の四谷さんの方が、五代の様子を気に懸けてる理不尽。(笑)
煩い野次馬達にせっつかれた響子さんは、昨夜酔っ払って帰った五代に怒り、思い切り引っ叩いた事情を話した。
それを聞いて一瞬黙る住人達と婆ちゃんだったが、直ぐに管理人さんの肩を持つように言った。

婆「管理人さん、気にするこたね!悪いのは裕作らかんなぁ」
朱「そうよね!飲んで来たんじゃねェ~」
四「…しかしぃ、これで五代君は間違い無く、卒業出来ませんなぁ…!」
四谷さんの言葉を聞いて、思わず息を呑む響子さんだったが、住人達はお構いなく喋り続ける。
朱「気にしちゃダメ!管理人さん!」
一「うん!五代君には同情の余地が無い!」
四「やはり卒業は無理でしょうなぁ~」
一「そりゃあ、管理人さんに殴られちゃ…」
朱「ものすごい精神的ダメージよねェ~」

言葉では管理人さんの味方に回りつつ、かえって罪悪感を煽るスタイルが素敵。(笑)
唯一お婆ちゃんだけは、肉親って事で五代に厳しく当たる気持ちや、将来の嫁と認める管理人さんへの思いから、真に味方してる様に聞こえるけど、他は故意に罪の意識持たせてますな。(笑)
演じてる声優さん達の演技が巧いから、聴いてて各々の気持ちが伝わり、可笑しいったらない。
千葉繁さんや三田ゆう子さんなんか、うる星でのキャラのイメージ引き摺るかと心配してましたが、どちらも四谷さんと朱美さんを、声の演技でしっかりキャラ立ててました。

一刻館の住人達が無責任なトークをかましてる頃、五代は大学で試験の答案に向かっていた。
しかし頭の中に浮かぶのは昨夜の響子さん、「貴方自身の問題でしょ!?」との言葉が重く響く。

再び一刻館に舞台を移しての夕刻、買い物から帰った一の瀬さんは、庭で響子さんが掃き掃除をしている場に出くわす。
「どうしたんだい?そんな所で…五代君でも待ってんのかい?」
「べ、別にィ~!」
「またぁ~~♪どっかで飲んだくれてんじゃないのぉ~?」
「まさか!明日も試験有るんですよ!」
「じゃあ……逃げたんだ!」
「まさか…」
一の瀬さんに図星を突かれて誤魔化すも、態度でバレバレの響子さんが可愛いv
そんな彼女をニヤニヤ笑いで追い詰める一の瀬さん…片っぽの買い物袋に酒瓶ギッシリ詰まってるのが細かい描写。(笑)

その頃、当の五代君はといえば、バイト先のキャバレー「バニー」に居たのでした。
キャバレー内の託児所の子供達は、大好きな五代お兄ちゃんが来てくれて大喜び。
子供達の笑顔に包まれる彼は、大学を卒業して保父になるという自分の夢を、見詰め直すのだった――ここまでAパート。

アイキャッチを挟んでBパート――結局、五代君は夜が明けても一刻館に帰って来ませんでした、てとこからスタート。
一「とうとう帰って来なかったねぇ」
四「ちゃんと試験を受けるんでしょうかねぇ~」
朱「無理よォ、管理人さんに引っ叩かれたんじゃあ」
早朝から庭を掃いてる響子さんを間に会話する住人達…ジロジロ見られる立場に置かれ、彼女としては甚だ居心地が悪い。
「何ですか?」と不機嫌を隠さず問う彼女に、住人達は意地の悪い笑顔で口々に答えるのだった。
四「目標を失ったわけですな、五代君は」
朱「――よね!管理人さんの為に、卒業して保父になろうとしてたんだし!」
響「そういう仕事の選び方って、おかしいんじゃないですか!?」
朱「そーいう男なのよ、あいつは」
一「根性無いからねぇ~」
響「根性が有るとか無いとかの…!」
四「その男が覗いてますよ」
響「え?」
四谷さんが向いてる方へ一同倣えば、塀の陰より恐る恐る顔を覗かせる五代がそこに居た。
…住人達に見付かった際の五代の笑い方が、如何にも小市民キャラっぽくて上手い。
めぞん以前は小者な脇役を演じる事が多かった二又一成氏、めぞん以降は生きるのが下手な実直青年キャラの声を多くアテてます。
二又一成氏にとってアニメめぞんの五代役は、演技の転機になった作品かもしれない。

その後、一刻館では婆ちゃんを交え、五代の部屋にて彼から事情を聴取。
五代が話すには、試験を受けた後でバイト先のキャバレーに泊まったとの事。
そこで彼は一晩考え、「暫く一刻館には戻らず、キャバレーに泊まり込んで、ベストを尽くす(試験に集中する)」と決意したとか。
一「ここもベストだと思うけどね」
朱「お酒も有るし」
四「私も居るし」
…勉強に集中したいなら、一刻館から脱出するのが最善策だと、私でも思うな。(笑)
普段は優柔不断の五代だが、ここは退けない正念場、住人達の引き留めに屈さず、当日の内に一刻館を出て行く事にした。
門の前で五代を見送る婆ちゃんと響子さん、その様子を2階の窓から見詰めるギャラリー(一の瀬朱美四谷)。
「時々着替えとか取りに戻る」と言う五代に、とにかく試験を頑張るよう励ます響子さん。
本当は他に言いたい事有っても、今の彼女は未だ素直になれない。
知ぃってぇ~るぅ~のにぃ♪目が合う度~♪何かが邪魔を~♪してぇ~るのぉ~♪(映画めぞん主題歌「硝子のキッス」より)
片や婆ちゃんは門を出た五代を呼び止めて忠告した。
「裕作!人間素直が肝心だ!…無理をすると碌なこた無ぇ!」
婆ちゃん!その言葉は響子さんの方に言ってくれ!
アニメでゆかり婆ちゃんは暗い場面の賑やかし役として重宝されてたが、どうせなら響子さんから素直な気持ちを引き出す役割させて欲しかったな。
ゆかり婆ちゃん言うには「響子さんは若い時の自分と同じ立場」って話(笑)、アニメで原作より出番増えたものの、大体は一刻館の住人達と一緒に騒ぐだけの役割で物足りなかった。

話は再び三鷹側へ、明日菜お嬢様から「あの夜の真実」を訊き出そうと、彼女の自宅を訪ねた三鷹さん。
だが応対したお母様が仰るには、彼女は暫く伊豆の別荘で過ごすとの事…置き手紙には意味深な内容が認められていた。

「三鷹さんも、私も、未だ気持ちの整理がついておらず、結納を交わすのは時期尚早かと思います。
 どうか、結納の日取りを延期してください。」

三「延期?……確か昨夜は結納を取り止めると言った筈…!」
「延期」、意味は決まった期日を延ばす事、一晩経っての微妙なニュアンス変更に、不安を益々募らせる彼だった。(笑)
「まさか昨夜酔って最後まで致したとか…?俺ならやりかねん!!」
普段、女ったらしな人は、己が信じられず気の毒だね、て言うか余罪が有ると見た。(笑)
けど子供が出来てたら、ちゃんと責任取る覚悟で居る三鷹さん偉い、女ったらしだけど生粋のフェミニストってのは、諸星あたるとかにも通ずるかな。
とは言え真実が解明されるまでは、彼女の御家族に洗い浚い打ち明ける勇気は無い。
お母様から何が有ったか問われる前に退散した彼は、駐車場で車を磨いていた運転手から、穴の開くほど顔を見詰められる。
挨拶も無く無言で居る態度から、九条家お付きの運転手は、どうやら三鷹に悪印象を抱いてる様だった。
背中を向けた運転手が、いきなり喋り出す。

「私……九条家で20年運転手を勤めさせて頂いて居ります。
 明日菜お嬢様が赤ん坊の頃から、ずっとです。
 小さい頃から素直で…とてもお優しい方でした。
 昨夜の事も…お嬢様は貴方を庇って、御自分一人の胸にしまって居られるのだと思います」

一方的に喋り終えた運転手が、再び黙々と車磨きに専念する。
その背中に三鷹は明日菜お嬢様の行き先を尋ねた、言葉を聞いた運転手が穏やかに微笑む。
余談ですが、九条家の広大な日本家屋内客間に、旧型ストーブがぽつんと置いてある光景に、趣を感じました。
季節の興趣が削がれるのを理由に、本宅では冷暖房とか入れないのかなと想像。
ちなみに原作ではこのシーン夏なのでストーブは無い。
季節を感じる小道具が置いてあるのは絵的に良いですね。
更に余談ですが、三鷹の愛車は原作だと日産・シルビアだったのが、アニメでは番組スポンサーへの配慮でトヨタ自動車のソアラに変更されたとか…wiki情報より。

舞台は変わってキャバレー「バニー」では、赤ん坊のオムツを替えてる五代に、マネージャーの飯岡さんが、試験中なのにアパートへ帰らない訳を訊いていた。
ここより自分の部屋で勉強した方が集中出来るだろうって…いやいや飯岡さん、彼が借りるアパート室には生ける「ポルターガイスト(騒々しい亡霊)」が棲み着いてるから。
それに五代にとっては漸く訪れたアイデンティティの目覚め、とは言え彼から「今まで自分は好きな女性の為に頑張って来たが、己1人支えられない人間に、他人を支える事は出来ないと悟った。だから彼女から離れて独りでやってみたい」とか何とか哲学的な話をブツブツ聞かされても、事情を知らない飯岡さんは鼻白むだけだ。
「…でよぉ、とどのつまり女に逃げられたのか、逃げて来たのか、どっちだ?」
「そーいう事じゃなくてねぇ~!」
「逃げて来たんなら絶対に戻んなよ!とにかく、相手が頭下げるまで逃げまくれ!男と女はよ、追っかけた方が負けなんだぜ。逃げて逃げて逃げまくれ!」
「それで追っかけて来なかったら、どーすんですかぁ!?」
「バッキャロー!!そん時は潔く全速力で駆け戻って土下座すんだよ!!女なんざ単純だからイチコロだぜ!」
言いたいだけ言って猛然と退出する飯岡さん格好良い!!
彼の人生が窺える深いお言葉、特に赤字で表した部分は人生の格言として心に置きたい。(笑)
ちなみに「飯岡」さんってのはアニメ版で名付けられたもので、原作では名前も苗字も出て来ないキャラです。
この頃の留美子作品って、話の中で特に困らなければ、レギュラーでも名無しで通してたのよな。(例:うる星キャラの両親達)
ファンとしては記事で挙げ易いから名前が付けられて有難い。

またまた場面変わって、舞台は潮騒響く伊豆の海辺。
三鷹は明日菜お嬢様を追い駆け、海を見晴らす九条家の別荘まで来ていた。
偶々庭で大輪の菊に水を遣っていたお嬢様は、三鷹の突然の訪問に驚いて如雨露を落としてしまう。
階段を上がる途中で、転がり落ちる如雨露を拾った三鷹は、アポ無の訪問を詫びた。
「済みません、明日菜さん…お帰りが待てなくて」
別荘前の浜辺で二人きり、海の蒼を見詰めたまま、暫く無言になる。
最初に口を切ったのは三鷹だった、「朝御飯、美味しかったです」との彼の言葉に、頬を染めて喜ぶ明日菜お嬢様。
雰囲気が幾分和らいだ所で、三鷹は本題に入った。
「あの日、一晩中居たのか」尋ねる三鷹に、「はい」と控え目に、しかしはっきりと頷く明日菜お嬢様。
「何か失礼な事をしたんでしょうね?」
「お気になさらないで。私、何とも思ってませんから」
お嬢様に背を向け話を聴いてた三鷹が、頭に手を当てて静かに絶望の表情を浮かべる。(笑)
「あの!…何も覚えていらっしゃらないのですか?」
「いえ!全然ってわけじゃ、ないんですが…!」
「私は…忘れません、女ですから!でも安心なさって!結婚を迫ったりしません…ここまで来て頂いただけで充分です」
打ち寄せる白い波が、貝殻を1つ、お嬢様の足元に運ぶ。
まるで昼ドラの様だ。(笑)
運転手といい、お嬢様といい、三鷹さんを静かに追い詰めてってますね~。
さながら打ち寄せる波の様に。
結婚を迫ったりしないと言いながら、最後まで取り止めなかった辺りに、お嬢様の御執心を感じるのでした。
恋する心はサスペンス。

またまたまた舞台はキャバレー「バニー」に戻る。
思い切り余談ですが、自分が勤める会社までの道程に、キャバレー「バニー」ってのが実際に在りまして、人が近くを通り掛かる度に「バニーちゃん居るよ~!」と声掛けしてます。
令和になっても未だに昭和な趣きのキャバレーが残ってるのは感慨深い、めぞんファンが多く訪れたりしてんじゃないかと…。
閑話休題、キャバレーの事務所では、仕事&勉強疲れから、五代が机に突っ伏して眠っていた。
その横ではマネージャーの飯岡さんが、美人キャバ嬢を相手にお喋り。
飯岡さんから五代の事情を聴き、眠る彼に同情の視線を送るキャバ嬢のお姉さん。
すると五代は寝言で「響子さん…響子さん…」と繰り返し呟いた。
「響子さんって誰?」とキャバ嬢のお姉さんが尋ねる、まー当然気になりますわな。
「こいつの女(スケ)だろ」と、明け透けに答えた飯岡さんは、「この様子じゃ長くはもたない」と予感するのだった。
…実際長くもたなかったし、原作にも在る描写だけど、この回の五代の「響子さんからの独立宣言」って、一体何だったんだろうなーって、今でも思ってる。
あとこれはアニメ版への不満なんすが、卒業試験と保育士試験の勉強が、ごちゃ混ぜに描かれていて気になる。
キャバレー「バニー」で五代が広げてた参考書は保育士試験の物、卒業試験の方が先に来るのに大丈夫なのか?
既に最終回の期日と後に続く映画公開日が決まってた為、アニメ版では五代の大学卒業と保育士試験が同時進行で描かれるという無茶振り。
五代君でも卒業はギリギリ出来そうって事にして、保育士試験だけに集中した方が、展開が散漫にならずに済んだと思うのだ。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …次回予告は五代君、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さんという、お馴染みのメンバーでした。



9年振りのレビューって事で、つい長々と書いてしまった…次回からテンポ良く短めに纏める様に致します、でないと終わらせられない。(汗)
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