ちょ~っとサボってたらまた数話溜めてた…。(汗)
しかしまー後残り10話位?予定通りなら12月中旬には終るMX再放送。
ここまで書いてきたんだ、最後まで頑張れと自分に鞭打ち、前回に続いてのあにめぞんレビューです。
・第85回「ここが正念場!五代と三鷹宿命の対決」脚本:高屋敷英夫 コンテ・演出:澤井幸次 作画監督:河南正昭
…太郎と花子の件も一件落着、一刻館に久々訪れた平和な晩、五代の部屋では何時もの如く宴会が催されていた。
今夜の肴は2人の子供達の母、かすみさんから届いた手紙で、同封されてた写真には彼女とその子供達と、3人の子連れの新しい父ちゃんが笑顔で写っている。
かすみさん、旅行中、見事に口説き落としたんですね~、経験値の高さは伊達じゃない。(笑)
向うさんは取敢えずハッピーエンドを迎え、片や五代はっつうと――明後日の大学卒業試験を前に猛勉強中なのでした。
原作では保育士(あの時代はまだ保母資格?)資格取得の為の試験なんすけど、アニメの五代はまだ大学を卒業していない設定だから。
放送期間の短縮を受けたスタッフ的には苦肉の策な事は理解出来るが、卒業すらしない内にプロポーズして結婚する気で居るアニメの五代のイメージは良くないわな。
「結婚は五代さんが大学を卒業し、就職して一人前になってからの話」と考えてた原作の響子さんだったら、決して快く頷いたりしなかったろう。
アニメの五代の場合、大学へ通う事より、保父のアルバイトや、キャバレーでの仕事を優先してる様に見えるから、尚更悪い。
設定変えといて展開は原作通りにするから、あちこち綻びが目に付く破目になるのだ。
朱「あんたぐらいしょっちゅう正念場を迎えてる人も居ないわねー。」
四「来年はどんな正念場が待ち受けているのでしょうかー?」
正念場を前に必死で勉強する五代の部屋で、唯一味方である響子さんから叱られようとも、相変わらず遠慮無く宴会する住人達の的を射た会話に爆笑。
ほんまに五代の人生は毎度崖っぷちの綱渡りですがな。
五代が虐められてるそこへ、彼の祖母が缶ビール片手に銭湯から帰宅。
婆ちゃん、まだ居るよ…。
孫の為に響子さんと一緒になって、不良住人達を部屋から追い出してくれるかと思いきや、逆に宴会に混じって騒ぐ始末。
原作の婆ちゃんは五代にとって最大の味方だが、アニメの婆ちゃんは四谷朱美一の瀬夫人と同等の人でなしだね。(笑)
舞台変わって明日菜お嬢様宅では、三鷹の叔父が御両家の両親交え、結納の段取りを進めていた。
勿論、当事者である三鷹には知らされていない。
五代だけでなく三鷹の周辺も、当人の思惑なんて知ったこっちゃない人物ばかりですな~。
てか三鷹の両親、以前彼から響子さんを紹介されてるのに気にも懸けない辺り、大物ならではの雑さを感じます。
ぶっちゃけ彼の御両親が結婚するまでの経緯話を訊いてみたい、御父様なんか婚約者軽く十人は居たんじゃねーの?
それはともかく明日菜お嬢様は「これで漸く正式な婚約者になれる」と大喜び。
だが次の日お嬢様は三鷹のテニススクールで噂好きな奥様達から、響子さんと三鷹が互いの両親を交え見合いをしてた話を耳にする。
同じくその場で噂を耳に入れた三鷹は、彼女にそれが事実であると告白。
『済まない…僕はまだ響子さんを諦められない…。』
婚約してる女性の前で堂々と、「他の女との付き合い止める気有りません」と明かす三鷹だったが、明日菜お嬢様は動じなかった。
だって今更、結納の日取りも決った事だしと…!
あれほど断ったのに本人の知らない所で着々と結婚話が進められて行く三鷹さん、哀れ。(涙)
温厚な彼も自己中な叔父の態度に遂にぶち切れる。
そして三鷹の形相が厳しく変化した事から明日菜お嬢様は、彼には結納の件を知らされてない事を漸く察するのです。
はっきり言って、超鈍い。
その鈍感さで悪気無く人を追い詰める彼女が怖い。
ラブコメじゃなかったら軽くホラー映画。(笑)
舞台は一刻館に戻り、玄関を出た五代が大学へと出かけるシーン。
一体何話振りに観たシーンでしょう?(笑)
出かけようとする彼に響子さんは夕食を作って待って居ると約束。(既に気分は世話女房、これで恋心を否定するんだから、彼女は罪深い…)
一刻館前で2人が良いムードを醸してるその塀裏では、九條明日菜お嬢様が愛犬サラダちゃんを連れて、響子さんと話をする切っ掛けを狙っていた。(笑)
そこへ一刻館を出た五代がお嬢様を発見、第60話以来になる再会、互いに初めて名乗り合い、五代は彼女が三鷹の婚約者である事を知る。
更には結納まで仲が進んでいる女が居ながら、未だ響子さんを諦めてない事を知らされた五代は、憤然と三鷹のマンションまでやって来て、彼に「これ以上響子さんを惑わさないで欲しい」と文句を言う。
ただでさえ周囲に足を引っ張られ、最近苛々が募っていた三鷹にとって、五代の一言は堪忍袋の緒を切るのに充分だった。
「僕は昔から口がたってね…口喧嘩では負けた事が無い。口下手な君にはハンデが多かろう…」と言って決闘を申し込んだのです!!
1人の女を巡ってガチンコ対決とは、めぞん一刻らしからぬ展開!
ちょっと待て2人とも!これはルーミック漫画だぞ!?
その頃響子さんはご馳走を作って、婆ちゃんと一緒に五代の帰りを待っていた。(試験前という事を考えると海老フライより豚カツなんかの方が良かったんじゃ…)
腹が減って我慢出来ない婆ちゃんは、五代を待たずに食べてしまおうと提案。
アニメでは婆ちゃんってシリアス展開に一息吐かせるギャグキャラなのな。(笑)
舞台は公園に変り、通常とは違うシリアス顔で、2人の男が相向う。
決闘前に枯れ葉を使ってデモンストレーションする2人には笑った。
「へえ、手が早いのは女相手だけじゃなかったんですね」
「君は枯れ葉相手にも奥手なんだな」
長きに及ぶ三角関係にも遂に決着!?意外にもその手段は熱血青春漫画の様にガチンコで!?――と盛上げといてギャグで落すのが流石ルーミック。(笑)
三鷹が当初指定した公園はカップルだらけで決闘の雰囲気にそぐわず、場を変えたそこへ巡回中の警官がやって来て、決闘寸前だった2人は慌てて仲直りを演じ逃亡する。
だが現場で取調べされた際、五代が素直に決闘する積りで居た事をゲロ、そのせいで警官に尾行される破目になり、2人は通りがかったおでん屋台で止む無く一杯やる。(自転車でツーと警官が戻って来たのに焦り、おでんを呑み込む五代に笑)
暫く時間を潰して、もう良いだろうと立ち上がる2人、だが五代が間抜けにも鞄を置き忘れ、親切な屋台のおやじが心配して通りがかった警官に、事情を話して鞄を返すよう頼んだ為に、2人はとことん決闘の邪魔をされてしまう。
酒屋の自販機横で五代に無事鞄が返される頃には、2人ともすっかり決闘する気力が萎えていた。
警官との鬼ごっこに疲れ果てた2人は、自販機で買った缶ビールで酒盛りする。
「…何で君なんかとこうして呑む破目になったんだ?」、愚痴を零す三鷹に五代も「僕だって明日は大事な卒業試験が有るのに…」と返す。
それを聞いて大いに呆れる三鷹――そーなんです、貴方がライバル視してるその男は、単位も足りずに大学卒業すらままならない奴なんですよー。
原作では保父さんになる為の資格取得試験なんですけどね~、原作以上に情けなさ大爆発ですよね~。(笑)
酔っ払った五代は「響子さんの為に卒業する!!!」と三鷹に向って力強く宣言。
まともに相手をするのがアホらしくなった三鷹は、早く帰れと言って五代を追っ払う。
「音無さんも何故あんな男に肩入れするのだ…」
空しい気持ちを抱えてマンションに帰宅する三鷹、部屋の前では明日菜お嬢様が待っていた。
一方、改札口を出た五代の前には、響子さんが傘を差して待っていた。
「飲んでるんですね…」と呟いた彼女、直後、五代の頬が激しく叩かれる。
重苦しい空気を孕んで降り出す雨、女神2人の手により、2人の男の運命の輪が、ゆっくりと回転する…な~んてな。
雨降る中、五代の頬を張る響子さんは美しかった!
ただ12月頭に夕立ってのは時季にそぐわないよう感じたけど…このシーンは雨が降ってないと雰囲気出ないわな。
婆ちゃんが居るのと卒業試験な事以外は今回も大体原作通りで、シリアスに行く積りが決らない面白さを上手く再現していた。
でも欲を言えば警官との鬼ごっこの辺り、更にコミカルに描けたんではないかなあと、折角アニメとして遊べるシーンだったのに勿体無い。
(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さん。次回こそ…婆ちゃんは帰るのか!?
【続】
しかしまー後残り10話位?予定通りなら12月中旬には終るMX再放送。
ここまで書いてきたんだ、最後まで頑張れと自分に鞭打ち、前回に続いてのあにめぞんレビューです。
・第85回「ここが正念場!五代と三鷹宿命の対決」脚本:高屋敷英夫 コンテ・演出:澤井幸次 作画監督:河南正昭
…太郎と花子の件も一件落着、一刻館に久々訪れた平和な晩、五代の部屋では何時もの如く宴会が催されていた。
今夜の肴は2人の子供達の母、かすみさんから届いた手紙で、同封されてた写真には彼女とその子供達と、3人の子連れの新しい父ちゃんが笑顔で写っている。
かすみさん、旅行中、見事に口説き落としたんですね~、経験値の高さは伊達じゃない。(笑)
向うさんは取敢えずハッピーエンドを迎え、片や五代はっつうと――明後日の大学卒業試験を前に猛勉強中なのでした。
原作では保育士(あの時代はまだ保母資格?)資格取得の為の試験なんすけど、アニメの五代はまだ大学を卒業していない設定だから。
放送期間の短縮を受けたスタッフ的には苦肉の策な事は理解出来るが、卒業すらしない内にプロポーズして結婚する気で居るアニメの五代のイメージは良くないわな。
「結婚は五代さんが大学を卒業し、就職して一人前になってからの話」と考えてた原作の響子さんだったら、決して快く頷いたりしなかったろう。
アニメの五代の場合、大学へ通う事より、保父のアルバイトや、キャバレーでの仕事を優先してる様に見えるから、尚更悪い。
設定変えといて展開は原作通りにするから、あちこち綻びが目に付く破目になるのだ。
朱「あんたぐらいしょっちゅう正念場を迎えてる人も居ないわねー。」
四「来年はどんな正念場が待ち受けているのでしょうかー?」
正念場を前に必死で勉強する五代の部屋で、唯一味方である響子さんから叱られようとも、相変わらず遠慮無く宴会する住人達の的を射た会話に爆笑。
ほんまに五代の人生は毎度崖っぷちの綱渡りですがな。
五代が虐められてるそこへ、彼の祖母が缶ビール片手に銭湯から帰宅。
婆ちゃん、まだ居るよ…。
孫の為に響子さんと一緒になって、不良住人達を部屋から追い出してくれるかと思いきや、逆に宴会に混じって騒ぐ始末。
原作の婆ちゃんは五代にとって最大の味方だが、アニメの婆ちゃんは四谷朱美一の瀬夫人と同等の人でなしだね。(笑)
舞台変わって明日菜お嬢様宅では、三鷹の叔父が御両家の両親交え、結納の段取りを進めていた。
勿論、当事者である三鷹には知らされていない。
五代だけでなく三鷹の周辺も、当人の思惑なんて知ったこっちゃない人物ばかりですな~。
てか三鷹の両親、以前彼から響子さんを紹介されてるのに気にも懸けない辺り、大物ならではの雑さを感じます。
ぶっちゃけ彼の御両親が結婚するまでの経緯話を訊いてみたい、御父様なんか婚約者軽く十人は居たんじゃねーの?
それはともかく明日菜お嬢様は「これで漸く正式な婚約者になれる」と大喜び。
だが次の日お嬢様は三鷹のテニススクールで噂好きな奥様達から、響子さんと三鷹が互いの両親を交え見合いをしてた話を耳にする。
同じくその場で噂を耳に入れた三鷹は、彼女にそれが事実であると告白。
『済まない…僕はまだ響子さんを諦められない…。』
婚約してる女性の前で堂々と、「他の女との付き合い止める気有りません」と明かす三鷹だったが、明日菜お嬢様は動じなかった。
だって今更、結納の日取りも決った事だしと…!
あれほど断ったのに本人の知らない所で着々と結婚話が進められて行く三鷹さん、哀れ。(涙)
温厚な彼も自己中な叔父の態度に遂にぶち切れる。
そして三鷹の形相が厳しく変化した事から明日菜お嬢様は、彼には結納の件を知らされてない事を漸く察するのです。
はっきり言って、超鈍い。
その鈍感さで悪気無く人を追い詰める彼女が怖い。
ラブコメじゃなかったら軽くホラー映画。(笑)
舞台は一刻館に戻り、玄関を出た五代が大学へと出かけるシーン。
一体何話振りに観たシーンでしょう?(笑)
出かけようとする彼に響子さんは夕食を作って待って居ると約束。(既に気分は世話女房、これで恋心を否定するんだから、彼女は罪深い…)
一刻館前で2人が良いムードを醸してるその塀裏では、九條明日菜お嬢様が愛犬サラダちゃんを連れて、響子さんと話をする切っ掛けを狙っていた。(笑)
そこへ一刻館を出た五代がお嬢様を発見、第60話以来になる再会、互いに初めて名乗り合い、五代は彼女が三鷹の婚約者である事を知る。
更には結納まで仲が進んでいる女が居ながら、未だ響子さんを諦めてない事を知らされた五代は、憤然と三鷹のマンションまでやって来て、彼に「これ以上響子さんを惑わさないで欲しい」と文句を言う。
ただでさえ周囲に足を引っ張られ、最近苛々が募っていた三鷹にとって、五代の一言は堪忍袋の緒を切るのに充分だった。
「僕は昔から口がたってね…口喧嘩では負けた事が無い。口下手な君にはハンデが多かろう…」と言って決闘を申し込んだのです!!
1人の女を巡ってガチンコ対決とは、めぞん一刻らしからぬ展開!
ちょっと待て2人とも!これはルーミック漫画だぞ!?
その頃響子さんはご馳走を作って、婆ちゃんと一緒に五代の帰りを待っていた。(試験前という事を考えると海老フライより豚カツなんかの方が良かったんじゃ…)
腹が減って我慢出来ない婆ちゃんは、五代を待たずに食べてしまおうと提案。
アニメでは婆ちゃんってシリアス展開に一息吐かせるギャグキャラなのな。(笑)
舞台は公園に変り、通常とは違うシリアス顔で、2人の男が相向う。
決闘前に枯れ葉を使ってデモンストレーションする2人には笑った。
「へえ、手が早いのは女相手だけじゃなかったんですね」
「君は枯れ葉相手にも奥手なんだな」
長きに及ぶ三角関係にも遂に決着!?意外にもその手段は熱血青春漫画の様にガチンコで!?――と盛上げといてギャグで落すのが流石ルーミック。(笑)
三鷹が当初指定した公園はカップルだらけで決闘の雰囲気にそぐわず、場を変えたそこへ巡回中の警官がやって来て、決闘寸前だった2人は慌てて仲直りを演じ逃亡する。
だが現場で取調べされた際、五代が素直に決闘する積りで居た事をゲロ、そのせいで警官に尾行される破目になり、2人は通りがかったおでん屋台で止む無く一杯やる。(自転車でツーと警官が戻って来たのに焦り、おでんを呑み込む五代に笑)
暫く時間を潰して、もう良いだろうと立ち上がる2人、だが五代が間抜けにも鞄を置き忘れ、親切な屋台のおやじが心配して通りがかった警官に、事情を話して鞄を返すよう頼んだ為に、2人はとことん決闘の邪魔をされてしまう。
酒屋の自販機横で五代に無事鞄が返される頃には、2人ともすっかり決闘する気力が萎えていた。
警官との鬼ごっこに疲れ果てた2人は、自販機で買った缶ビールで酒盛りする。
「…何で君なんかとこうして呑む破目になったんだ?」、愚痴を零す三鷹に五代も「僕だって明日は大事な卒業試験が有るのに…」と返す。
それを聞いて大いに呆れる三鷹――そーなんです、貴方がライバル視してるその男は、単位も足りずに大学卒業すらままならない奴なんですよー。
原作では保父さんになる為の資格取得試験なんですけどね~、原作以上に情けなさ大爆発ですよね~。(笑)
酔っ払った五代は「響子さんの為に卒業する!!!」と三鷹に向って力強く宣言。
まともに相手をするのがアホらしくなった三鷹は、早く帰れと言って五代を追っ払う。
「音無さんも何故あんな男に肩入れするのだ…」
空しい気持ちを抱えてマンションに帰宅する三鷹、部屋の前では明日菜お嬢様が待っていた。
一方、改札口を出た五代の前には、響子さんが傘を差して待っていた。
「飲んでるんですね…」と呟いた彼女、直後、五代の頬が激しく叩かれる。
重苦しい空気を孕んで降り出す雨、女神2人の手により、2人の男の運命の輪が、ゆっくりと回転する…な~んてな。
雨降る中、五代の頬を張る響子さんは美しかった!
ただ12月頭に夕立ってのは時季にそぐわないよう感じたけど…このシーンは雨が降ってないと雰囲気出ないわな。
婆ちゃんが居るのと卒業試験な事以外は今回も大体原作通りで、シリアスに行く積りが決らない面白さを上手く再現していた。
でも欲を言えば警官との鬼ごっこの辺り、更にコミカルに描けたんではないかなあと、折角アニメとして遊べるシーンだったのに勿体無い。
(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さん。次回こそ…婆ちゃんは帰るのか!?
【続】