記事上の写真はミュージアムスタッドに在る鐘の博物館、『カロヨン・シンフォニカ』壁面に取り付けられたカラクリ鐘時計。
こやって撮ると、何だか言い争ってる様に思えますな~。(↑)
「父さん、俺もうこんな仕事続けたくないよ!!」
「甘ったれてんな撞彦!!鐘の博物館が鐘を鳴らさないで居て、格好が付くと思うか!?」
「朝から夕まで鐘撞いてばかりの毎日…俺もう厭きちゃったんだよ!!
他の街へ出て、別の仕事に就きたいんだ!!」
「馬鹿野郎!!鐘撞きは代々受け継がれる立派な仕事だぞ!!
お前の体には、一流と謳われた鐘撞き人、アニー婆さんの血が流れてる!!
仕事を放棄するってのは、その血を絶やし、歴史を断っちまうって事なんだ!!
てめぇ1人我侭通して許される問題じゃねぇんだぞ!!」
…なぞとベタなホームドラマ設定失礼。(汗)
久っっ々の連休です。
溜め込んだ用事片付けたりで、あんまゆっくりも出来ませんが、やっぱり嬉しい。
小躍りしつつ、
前回の続きです。
・外はまるで台風並みに凄まじい風が吹いておりました。
・正に春の嵐、降ってる雨が吹き飛ばされて、傘要らず状態ってか、傘差して居らんない程。(汗)
・そんな中、ミュージアムスタッドを散歩する自分。
・いや実は3/20~期間限定とは言え、ミュージアムスタッドに新アミューズメント施設がオープンすると聞いてたもんで、どんな感じか観に行ったのですよ。
・3/20…つまり自分が帰った次の日にオープンするっつう間の悪さ。(笑)
・冬に元『クリスタルドリーム』館を工事してたのは、この為だったんだなぁと。
・どんな施設かは、こちらを御覧下さい。(→http://www.huistenbosch.co.jp/amusement/topics/mega360.html)
↑で、これがその新施設の外観。
世界初!?超立体映像
『MEGA 3D 360』
――この衝撃に耐えられるか!?
……めっちゃ周囲から浮いてまんがな。(苦笑)
・建物上には同じ文句の書かれた幟まで掲げられてる。
・元施設名の看板もそのままってのが、泣かせ笑かせてくれます。
・ん~まぁ、施設自体には興味惹かれたし、オープンしてたら自分も入ったでしょう。
・でも恒常的に置かれるのはちょっと嫌だな…置くならやっぱニュースタッドにして欲しい。(空いてる敷地未だ在るんだし)
・マルシェ・ド・パラディ編で言ったように、街区のカラーは守って欲しいのですよ。
・バランスを崩せば、千年どころか50年保たせる事さえ難しくなる。
・この件については賛否両論分かれるでしょうが、自分が思うにハウステンボスはアミューズメントをメインで営業するのに向いてない気がする。
・新施設導入は言わばドーピング、一旦は好調に傾いても、3年も経てば飽きられてしまう。
・それでまた新施設導入するなんて余裕、ハウステンボスに有るのか否か?――無いでしょう?
・しかし美は飽きられ難い、「美人は三日で飽きる」なんて誤りですよ。(笑)
・桜は毎年咲くけれど、飽きずに沢山の人がお花見に行こうとするじゃないか。
・今一度進む方向を良く検討して貰いたい…偉そうに言って申し訳無いが。
・色んな意味で衝撃を受けた後、今度はビネンスタッドを散策しました。
・マルシェ・ド・パラディとワールドバザールの間で開催していたフラワーマーケットは、生憎の嵐の為休業してました。
・鉢植えが飛ばされた日にゃ、目も当てられぬ大惨事ですからな~。
・ワールドバザールではイタリアンフェアを開催してたけど、やはり閑古鳥鳴いてるし。
・前日の賑わいを思うに、客は結構多く居た筈。
・ただ皆ホテルに篭ってると見た。
・後、マルシェ・ド・パラディが出来た影響も有るんではと…。
・本来『キッチンラボ』みたいなスペースは、バザールに設置すべきだったと思う。
・リニューアルは良いけど、なるべく全体が活きるようにして欲しい…マジで今、ワールドバザールとグーテンの先行きが心配です。
↑バザール内に出てた露店。
・パスタやらパニーニやら焼き栗やらジェラートやら、色々美味しそうな物が売ってました。
↑中でも惹き寄せられたのが、フォカッチャ売り。
・フォカッチャってのは、あんま発酵させない、イタリアの薄べったいパンでして。
・具の載ってないピザを想像して貰えれば。
・店員さんが焼いたフォカッチャを賽の目に切って、頻りに試食を勧めて居られたんすよ。
・それがあまりに良い匂いでして…試しに食べたら、とても美味しかった!
・で、1枚買って焼いて貰ったのです。(160円)
・「オリーブオイルも一緒にお買い求め下さいv」とばかりに、パンの横にはオイル瓶が並んでたんすが、荷物になるのでそれは買わなかった。(笑)
・本当はオリーブオイルを付けて食べると、より美味しいです。
・焼けてる間、写真撮らせて貰ったり、店員さんと話したり。
・その店員さん曰く、ハウステンボスには初めて訪れたそうな。
・今日の夕方には帰る予定だとかで、場内ゆっくり廻れず残念がって居られた。
・夕刻観る場内は綺麗ですよと勧めた所でパンが焼け、別れる。
・運悪く嵐の日に初めて訪れたのは残念、今度このお姉さんが再び訪れた時には、天気に恵まれる事を祈る。
・ちなみにイタリアンフェアは、もう終了してしまいました…相変らず情報遅くて済みませぬ。(汗)
・ビネンスタッドバス停に戻り、買ったフォカッチャ齧りながら、バスを待ってました。
・冷たい雨風の中食べる焼き立てフォカッチャは、やたら美味しく感じられたです。
・暫らく経ってバスが到着、港街まで乗せて貰う。
・昼食は海を前に建つホテル・デンハーグで取ろうと考えましてな。
・その前にパレス参道を観に行ったのですが、残念ながら丁度植込みしてる最中だった。
・チューリップ祭は終了したけど、むしろ今が見頃らしい。
・ニュースタッド裏バスチオンにアートガーデン、パレス参道…実際には4月中旬頃迄チューリップの姿を観る事でしょう。
・5/10~は薔薇祭が始まるよ~♪
↑これがホテル・デンハーグの玄関。
・此処にも勿論、チューリップが飾られていました。
↑ホテルレストラン『エクセルシオール』の窓に沿い、列を作るチューリップ。
・エクセルシオールはオーシャンビューを謳う、地中海風料理レストラン。
・海のホテルに相応しく、海鮮メニューを豊富に取り揃えておりまする。
↑これが店内から眺めた様子。
・見ての通り、窓の向うには海が広がる。
・生憎曇ってて今一に思えるかもですが(汗)…晴れてりゃ場内随一の眺めでして。
・何せ遮る物無く、海と空が見渡せるんですから。
・眺めの好さで此処を超えるレストランは少ないでしょう。
・余談だが、眺めは場内よりも、場外ホテルのレストラン&バーラウンジの方が好かったり。
・ほら、富士山を眺めるなら、適度に離れた場所からじゃないと、全貌掴めずあんま美しく思えんでしょう?
・それに似た感覚でして。(笑)
↑テーブルに置かれた、小さな硝子の花差し。
・一瞬文鎮に似て思えた。(笑)
・透明感有って綺麗v
↑隣の席には色違いの物が。
・花の色に合わせてあって良いっすねv
↑このレストランで何より気に入ってるのが、この水用グラス。
・紺碧の海を表現した色に、見蕩れてしまいます。
・こういった細かい演出が、ホテルのカラーを守ってるのですね。
・さてこのホテル、ランチ時はかなりお得だったり。
↑実はサラダバーを行っているのです。
・ホテルなんでディナータイムは結構値段張りますが、昼は場内他飲食店と比較してもそんな高く感じない。
・加えてこのサラダバー…むしろサービス等総合して考えると、断然得に思う筈。
↑フルーツも用意されてます。
・私が行った時は2種類でした。
・お皿がまたシックでありつつも、色気を感じられて良いっすねv
・2008年3/1(土)~6/8(日)迄、エクセルシオールではランチタイム(11:30~15:00)に、『春の旬菜パスタフェア』を行っています。
↑そんな訳で食べて参りました、『フランス産仔鴨とオニオンヌーボーのスパゲティ・ボローニャ風(2,415円、サービス料別)』。
・簡単に説明すると、鴨肉を挽いて作った、贅沢なミートソーススパゲッティって趣きですか。
・厚くは無いが決して薄くもない鴨肉が、3枚程スライスされて載せられてる。
・頂上には温泉玉子…鳥の巣を表現してみた?
・鴨には葱って事で、葱(玉葱?)がたっぷり入ってます。
・噛締めるとオレンジの香り…摩り下ろされたオレンジが、良い具合に肉の臭味を消してました。
・普段お子ちゃま向けなミートソーススパも、こう作ると贅沢な本格大人料理。
・しかし黄色いミニフライパンを器にし、敢えて子供っぽく演出して見せる遊び心が憎い。
・言うなればノスタルジィに浸りたい大人向けメニューってトコですか。
・添えられた鴨スープも、上品な味わいで美味しかったです。
・写真奥の一見珈琲に見えるのが鴨スープ。
・珈琲カップに入れて出すのがまたお洒落。
↑食後にミルクティー(420円、サービス料別)もお願いした。
・此処の砂糖は白と茶2色で小石風なのな。
・2時間位まったり過した後、満足して店を出たのでした。
・風の勢いは益々激しくなるばかり。
・海に向かい掲げてる
フラッグが、バタバタと猛烈にはためいている。
・荒れ狂う波の様を見て、ほんま帰れるのかどうか心配になる…も、今度はホテル・ヨーロッパ迄お茶を飲みに行く自分。
・そのせいで、後でえっらいピンチに陥る訳ですが。
↑ヨーロッパのロビーには桜が飾られていました。(春だねぇ~)
↑そして雛人形が飾られていました。(春だねぇ~)
いや、雛祭とっくに過ぎてるし!(笑)
何時までも飾ってると嫁き遅れるぞ!!(←誰が?)(←ホテル支配人が)(←ええ!?ちゅーりーちゃんが!?)(←失礼な!!)
・思わぬ所で綺麗な雛人形を観れた。
・ラッキーだったかも知れぬ。(笑)
・余談ですが、霧に隠れてない摩周湖観た人は、嫁に行けないっつう言伝え有るじゃないすか。
・私が訪れた時、それこそ霧が晴れてて、ばっちり観えたんすよ。
・古 き 言 伝 え は 真 で あ っ た か !
・ナウシカパロは置いといて…飲んだり食ったりばっかだな~と読んでて呆れてる事でしょう。
・けど雨風激しい中、他に出来る遊びは無いもので。(笑)
↑何より、ハウステンボスを離れる前にアンカーズラウンジへ寄るのは、最早習慣に近い。
・足が勝手に向うのである。
↑今回旅のラストに頼んだケーキセット。
・優雅な花柄の茶器が、アンカーズラウンジの特徴。
・考えてみれば、今回の旅は3つのホテルの飲食処を巡った事になる。
・で、3つのホテルで紅茶を飲んだ訳ですが…微妙に提供の仕方が違ってて面白かったです。
・アムステルダムのオークラウンジで出される砂糖は角砂糖、デンハーグのエクセルシオールは茶と白2色で小石状、ヨーロッパのアンカーズラウンジは白1色の小石状。
・ミルクは3つとも牛乳だったんすが、ヨーロッパのみ人肌位に温め、しかも泡立ててあったんすよ。
・この点で比較すると、ヨーロッパが最も本格的なサービスであると言える。
・流石頂点に立つホテル…いや頂点は迎賓館か?
↑選んだケーキは『フルール・ド・スリジェ』と言うケーキ。
・入口のショーケースには売り出し中のチューリーテートがズラリ並んどりました。
・けどチューリーテートは前日戴いたんで、次に気になってたこのケーキを選んだのです。
↑中身はこんな風、一番下はスポンジ、サクランボのゼリーとムースを桜風味のムースで包んだ、実に凝ってるケーキ。
・飾られた桜の葉、ダークチェリー、花弁、マカロンが風流でお洒落。
・チューリーテート以上に自分は気に入りましたよ。
・ケーキセットは通常1,300円(税&サービス料込)なんすが、水曜はレディースデーという事で割引かれ、1,108円でした。(ラッキーv)
・高速船が気になるも、出航予定の17時頃までゆっくり過し…漸く重い腰を上げて乗り場へ行ってみたら、大勢の人が騒いでる。
・この瞬間、「ああ、やっぱ欠航しちゃったか~」と理解する。
・なのにおっとり構えてたのは、他交通機関への連結がスムーズにされるんじゃないかと信じてたからで。
・実際には、高速船側は
何もしてくれんかった。
・自力で帰れと言わんばかりの対応に、流石に焦る自分。
・急いでヨーロッパに戻り、コンシェルジュに場内タクシーの手配を頼むも、考えるのは皆同じでタクシーは空きが無い状況。
・風が吹いて儲かったのはタクシーもだった。
・で、此処からが非常に有難い話なのですが…コンシェルジュさんが気を利かせて、ホテルの車で送るよう手配して下さったのです。
・裏道すっ飛ばして場外のバス停まで送られ、結果只乗り丸儲けですよ。
・有難う、有難う、コンシェルジュの方、そしてホテル・ヨーロッパ。
・お蔭でギリギリ、バスに間に合いましたよ。
・着いたバス停では、大ブーイング大会が開催されとった。
・まぁ文句出るのは当然で、あまりに対応がお粗末過ぎだよ。(汗)
・本来、高速船側は欠航が決った時点で、直ぐに場内へ連絡せにゃならんでしょう。
・ハウステンボス側も確認取らなきゃ。
・そして客を直ぐに乗り場からバス停まで送るようにせんと。
・バス停で待ってる時分、前に足の不自由なお年寄りがいらっしゃいまして、雨風曝されてるのが可哀想だった。
・バス側でも待合所造ったら良いと思う。
・バス・高速船・ハウステンボス、お互い持ちつ持たれつ、無くなったら困るのだから、仲良く連携取って欲しいんすが。
・高速船欠航を受けて飛行機も離陸が遅れるかと思ったら、ほぼ定刻通りのフライトで御座いました。
・後5分でも遅れてたら………恐ろしい。(冷汗)
・羽田に着いて乗ったモノレールは幸運にも急行、帰ってみたら何時もより何故か早い時間。
・運が良いのか悪いのか、良く解らない今回の旅だったという訳で。(でも楽しかったよ)
【完】
此処まで読んで下さり有難う御座いました!
明日からは最早誰もが忘れただろう、去年クリスマスレポをフルスピードでお届けする予定~。(汗)
尚、今回紹介した飲食処については、
まったりさんのブログが詳しいので、是非御覧下さいませ。