瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

君と一緒に(ルナミ編-その16-)

2010年03月30日 19時28分24秒 | 君と一緒に(ワンピ長編)
前回の続きです。】




「…別にそんなつもりで言ったわけじゃねーし」
「解ってる」

先に風呂場を出て寝室にもどったナミは、べんかいする俺の方を振り向きもせず答えた。
髪のすき間からチラッとのぞけた耳が、ものすげー赤い。
もちろん暖ぼーが効き過ぎてるせいじゃなく、そー言う俺もいまだに顔のほてりが引かなかった。

「『初めて泊まる』事を意識し過ぎてんのね、私…あんたも。舞い上がった脳味噌が、勝手に言葉を意味深なものに変換しちゃうのよ」

「思春期で困っちゃうわよねーv」なんて、おどけて笑う。
そうして鏡付きの机の上に目を落としたナミは、置いてあったパンフをガサゴソと読みあさり出した。
時折「へー」とか「ふーん」とかつぶやいて、ぼっとーする。
ぼっとーしてるフリしてんのかもしれねェ。
ほっぽられた俺は、ベッドの上であぐらをかき、ナミの後姿を眺めてた。

イスに座って足を組むナミが、パンフをパラパラめくる音だけが響く。
髪も…肩も…背中も…尻も…脚も…女の体って、どーしてあんなに柔らかそーなんだろう?
幼なじみの長い付き合いの中、意識せずにさわりまくり、どんだけ柔らけーかは知ってる。
スポンジでもつまってるよーな、男と全然違うソフトなだん力。
眺めてる内、そのさわり心地を無性に確認したくなった。
頭の中ではとっくに後ろから手を回してギュッと抱きしめてる。
けどマジでそんな事したら、ブレーキ効かなくなっちまいそーで恐い。
いっそそのまま抱きしめてプロポーズなんて作戦を考えた時、ふと鏡に映るナミがパンフでかくしてた顔を持上げた。
そして目が合った瞬間、逃げるようにまた、パンフで顔をかくした。

ダメだ、それじゃ…抱きしめる事とプロポーズ、どっちが一番の目的だか判らなくなる。
抱きたいのも有るけど、一緒に生きてく事、それを先に約束して欲しいんだ。

だから今はグッとがまんする決意をしたものの、部屋にじゅーまんしてるアヤシサは何とかしたい。
無言で居るからよけー気まずいんだと気付き、TVのリモコンを目で探したら、ナミが座ってる机の左横に置いてあった。
んなトコ置くなよ、不親切だな!
今ベッド下りてナミの側に近付いたらヤバイって、空気読めよ!
冷静に考えたらナミに言って、TV点けてもらえば良かったんだけど、テンパッてたこの時の俺は全く気が付かなかった。

「ね、ルフィ!これ体験してみない?…って何カチンコチンに固まってんの?あんた」

不意にこっちを振り向いたナミが、不審そーにたずねる。
何時の間にか俺は、そーとーこわばってたらしい。
一気に恥ずかしくなってきんちょーを解く、そのとたん背中がパキンッて鳴った。

「……今動いたら負けな気がしたんだ」
「何それ?独り『ダルマさんが転んだ』でもして遊んでたの?」

俺の内心のかっとーも知らずに、ナミはクスクス笑う。
んにゃ、さっき目をそらした意味を考えると、知っているのに知らんぷりしてるって事だ。
もし今抱いたとしてナミは嫌がるだろう、それを俺は理解した。
逆向きに座り直したナミが、イスの背を使って紙しばいするかのよーに、パンフを開いて見せる。

「此処に着いて直ぐ、あんたが私をヨットに乗せようとして連れてった、『パラディ』って場所を覚えてる?あそこで『セグウェイナイトツアー』ってのを受付てるんだって」
「せぐうぇい???」
「写真で見たところ、立ち乗りのスクーターって代物みたい」

そう説明しながら指差された写真を、俺はベッドの上であぐらをかいたまま、首だけを前に伸ばして見ようとした。
あくまで近寄らない気で居るのをさとったナミが、苦笑ってパンフを投げる。
ベッドに落ちたパンフの左半分には、クリスマスディナーの写真とメニューがのっていて、俺の目はすぐに吸い寄せられた。

「すげェ美味ほーvナミ、クリスマスツリー型のステーキだ!食いに行こう!!」
「その写真じゃないでしょーが。右下、右下の写真を見なさい!」

間ぱついれずに低い声でツッコミを返される。
俺は大人しくナミの指示にしたがい、右ページ下の小さな写真を見た。
自転車でもない、バイクでもない、見た事も無い乗り物を立ち乗りする3人の男女が、イルミネーションでピカピカ輝く夜の街を走ってく写真だ。

「どう?中々楽しそうでしょ?」

イスから身を乗り出して聞くナミの目は、すでに乗り気でキラキラだ。
俺だって珍しい乗り物は大好きだから、乗ってみたい。

「けど高過ぎるぞ、これ!90分で8千円もすんのか!?」
「あんたが食べたいって言った1万円クリスマスディナーよか安いわよ!それに30分2千円のコースも有るじゃない」
「スピードもあんま出なさそうだしなァ…」
「乗る前からグチグチ言うなんて、あんたらしくないわねェ」

金額にケチ付けたり、これじゃまるでナミみたいだなと、自分でも思う。
けどこれには訳が有る……ぶっちゃけ色々買い食いしたせーで、まだ1日目だってのに小づかいがピンチになっていた。
2千円だって今の俺には高い、福○んの土曜限定百円ぎょうざが、20皿食える計算じゃねーか。
しぶってる俺の様子から、ふところ具合を察したのか、ナミは信じられない提案をした。

「もし体験するなら、私が奢ったげても良いわよv」
「ほ、本当か!?短期取立て高い利子付けてか!?」
「んーん、利子なんて付けない、返せとも言わない、全部まるっと私の奢りv」
「マジでか!?明日嵐が来て地球終るんじゃねェ!?」
「…心変わりするわよ」
「よし乗ろう!!どうせだったら、その隣のナイトカヌーも試――」
「船は、お断り!」

「光の街セグウェイナイトツアー」の隣には、光る河をこいで行くナイトカヌーの紹介がのっていた。
ノリでちゃっかりそっちもおごってもらおーと考えたけど、残念ながらナミはそこまで気前の良い女じゃなかった。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




「セグウェイは環境に優しい、電動立ち乗りスクーターです。本ツアーでは先ず20分間店の前で講習を受けて頂いた後、光の街のスポットを巡る予定となっています。約30分と短いコースの為、全てのお勧めスポットを巡る事は出来ませんが、言うなれば本コースは『お試し』、乗り心地を気に入られ、もっと楽しみたいと希望される場合は、是非90分コースも体験してみて下さい♪」

ヘルメットをそーちゃくさせられ並んだ俺とナミの前で、コーチの男がはつらつとスマイルをふりまく。
店の入口に背を向けて立つその手は、見た目巨大コロコロっぽい乗り物のハンドルを握っていた。
近くで見たセグウェイはカッコ良いとも悪いとも言い切れねーびみょーな感じだ。
てか断然バイクの方がカッコ良いし、座って乗れる分楽ちんだと思う。

ウソップが乗り回してるバイクを、頭の中でイメージする。
買って自分好みに改造したマシーンを、ウソップは命の次に大事だと言って、仲間にも絶対貸そうとしない。
特に俺とゾロには断固貸すつもりねーんだと。
ムカツクからゾロときょーぼーして、こっそり乗る計画を企ててる。

つい思考がウソップのバイクに行ってる内に、コーチの説明は終ってた。
なんかボタンにさわるなとか色々注意されてた気がするけど、ま、いいか、乗ればカンで解るだろう。

陽が沈んで暗くなった空は、絵の具の色に例えるなら、ぐんじょー色。
濃くなればなるほど、オレンジ色の街灯が引き立って思えた。
店の隣の街路樹までキラキラ光ってる、まるで黄金の並木道だ。
俺達の後ろは真っ黒な海で、鏡みたいに街の明りを反射していた。

「18時になればオレンジ広場のツリーが点灯します。此処での講習を終えて広場に出発する頃、丁度点灯するでしょう。そしたらツリーの前で記念撮影をしたいと思います」

コーチがさらに説明する。
18時か…という事は教会の広場でやるっていう点灯式には間に合わねーなァ。
隣に立ってるナミも同じ事を考えたらしく、少しガッカリした顔になった。
けど仕方ねェ、あのまま部屋に居続けたら変な気起しそーだったし…。
プロポーズを済ますまでは、部屋にもどらないで居ようと決心した。

ひもで囲ったスペースの中、俺とナミはコーチが教える通りに、利き手でハンドルの真ん中を押さえ、反対の手でスティックを持った。
そう、ツアーと言いながら、参加者は俺とナミの2人だけ。
けれどコーチはさびしさをみじんも感じさせない陽気な声で、乗り方の説明を続けた。

まず俺に付きそって、足をゆっくり車体に乗せるよー言って来た。
教えられた通りに片足ずつ足を乗っけてく。
ところが上手く立てたと思ったら、車体が勝手にグルグル回転し出した。

「うわああああああああああああああああああああああ~~!!!!」

コマみてーにグルグルグルグル、どーやって止めたら良いのか解んねェ!

「ああああああああああああああああああああああああ~~!!!!」
「ルフィ!!」
「お客さんハンドル!!ハンドル傾けないで!!水平に握って下さい!!」

自分ではかたむけてないつもりなのに、なぜか回転しちまう。
グルグルグルグル、グルグルグルグル、目が回っても停まらず、俺はつい手を放しちまった。

「ああああああああああああああああ…!!!!――ああっ!!!!」
「ルフィーー!!!」
「お客さーん!!!大丈夫ですかーー!!!」

――ゴロゴロゴロロォーン!!!!と、派手な音を立てて、俺はセグウェイと一緒にたおれた。
…うええっ…胃がシェイクされて吐きそうっ…!!

うずくまる俺を気づかいつつ、続いてコーチはナミに付きそい、乗り方を教えた。
ひそかに転ぶ事を期待してたのに、ナミはスムーズに乗って、立って見せた。

――面白くねェなァ!!

その後コーチが再び俺に付きそってくれて、悪戦苦とーの末何とか立つ事に成功した。

「あんたは他人の話を聞かないものねェ」

それ見た事かとナミが笑う。
俺は不機嫌モードになって、そっぽを向いた。

コーチの解説によると、セグウェイのそーじゅーは、体重を移動する事で出来るらしい。
つまり前進する時は体を前に、後退する時は体を後ろにかたむける。
右や左に曲がる場合も同じ、かたむけた方向に進むんだ。
停止する時はハンドルを水平に、真直ぐ立てば良い。
それだけ解れば充分、運動神経には自信が有るんだ!
停止と回転をマスターし、前進の練習に進んだ俺は、コーチが教えた通り、体をめいっぱい前にかたむけた。

「ああ!!?うあああああああああああああああああ~~!!!!」
「お客さん!!!前に傾け過ぎですー!!!」
「ルフィ!!!ハンドルを水平にしてェーーー!!!」

――ゴロゴロゴロゴロ…ガッシャーン!!!!

予想したよりずっと速いスピードで発進したセグウェイは、俺を乗せたまま店に飛びこみ、商品だなに直撃したところで停まった。
助けに来たナミが、商品に埋もれた俺の姿を見て、「さながらボーリングのボールみたいだったわよ、あんた」と皮肉を言った。


追加されるダメージ、それでもくじけず今度は後退の練習をする。
コーチに教えられた通り、体重をめいっぱい後ろにかけた。

「ああ!!?ああああああああああああああああああ~~!!!!」
「お客さん!!!今度は後ろに傾き過ぎーー!!!」
「ルフィ早くハンドルを水平に戻して!!!海に落ちちゃうーー!!!!」
「あああああ…!!!!――クソッ!!これでどうだァー!!!!」

――グルルルル…!!――ダンッ!!!!

危うく海へ落ちる寸前、俺はとっさに背面宙返りをして着地した。
肩でゼーゼー息吐く俺を、ナミとコーチがほーけたように見てる。
と、コーチがおもむろにパチパチパチー!!と拍手をし、ナミもつられたよーに拍手した。
された俺は得意になるべきかならざるべきか悩んだけど、とりあえず2人に向いVサインで返した。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




「えー……多少の不安は拭えませんが、この講習で僕が教えられる事は、もう何も有りません!予定してる時間を超過してる事ですし、幸い本日は平日で観光客も少ない事ですし、思い切ってオレンジ広場まで出発致しましょう!」

ダメージを受けてるわけじゃないのに、コーチの笑顔は何だか疲れていた。
隣に立つナミの顔も心なしか疲れてる。
無理ねーか…正直ナメてた、セグウェイのそーじゅーが、こんなにも難しいなんて。
それでも前進と後退と回転と停止の仕方をナミと俺がマスターしたところで、コーチはいよいよ場内ツアーに出発すると宣言した。
よーしよしよし!待ってました!!

先頭はコーチ、続いて俺、ラストはナミ。
列を作ったところでコーチは絶対にはみ出ないよう注意し、セグウェイを軽やかに発進させた。
後に続こうと俺も体を前にかたむけ――たつもりが、少し左にかたむいてたらしい。
しまったと思った時には遅く、途中でUターンしちまい、俺だけ逆方向に走り出した。

「あああ!!?あああああああああああああああああ~~!!!!」
「食み出ないでって言った傍から…お客さーーん!!!直ぐに停まってーーー!!!」
「ルフィーー!!!あんた独りで何処行く積りなのォーーーー!!?」
「ああああああ…!!!!――し、知らねェ~~~~~~!!!!」

すぐに停まろうとはしたんだ。
けど、つい握ってたハンドルを、めいっぱい前にたおしちまった。
その内しっそー感に酔い始め、気が付いたら2人の声が遠ざかってた。
体重を前にかけるほどスピードが出る、顔に当たる風がすっげー気持ち良い。
ヨットで走るのもこんな気分なのかな?そう考えたら停めらんなくなってた。

俺が走る左側には夜の海、波間に明りがユラユラゆれてる。
右側のお城みてーにきれーなレンガの建物を過ぎ、何もけーりゅーされてないさん橋を過ぎ、目の前に現れたのは細くて暗い1本道だった。

外灯で照らされたベンチに人影が見える、誰か居るんだ。
海を向くベンチに女が1人座っていて、男をひざまくらしてた。

近付いてく内…その女と男に見覚えが有る気がした。
肩をむき出しにした白いブラウスに、青いミニスカート。
夜でも明るく判る男の金髪、なじみ深いオレンジの髪の女。

「……ナミ!?――サンジ…!!?」

ベンチに座ってた女はナミで、そのひざに恋人のように頭を寝かせてた男はサンジだった。
驚いた瞬間、グラッとセグウェイがかたむき、投げ出された俺は、強く背中を打った。

痛みをがまんして、すぐに体を起す。
けれどもう1度見た時、ベンチには誰も座ってなかった…アトラクションの時と同じく、2人はまるで幽霊みたいに消えちまったんだ。








…写真は話に出したセグウェイ、旧パラディ前で撮った物。
以前も言いましたが、現在セグウェイの受付場所は、オレンジ広場ステージの真向いに建つアクティビティセンターに変ってます。
それと光の街ナイトツアーは冬季に実際有ったけど、30分2千円のコースなんてのはフィクションです…嘘吐いて御免なさい。(汗)

ブレーキが無いんで、足下がしっかり固定しない感覚に、最初は慣れんでしょうが、大抵は20分講習を受ければマスター出来る、操縦が楽な乗り物なんですよ。
宙返りは危険なんで真似しないで…ってかセグウェイはドッシリしてるから、無理なんじゃないかと思う。(汗)
興味を持った方は公式サイトのこちらを御覧下さい。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/transport/detail/5120.html)


え~話の途中ではありますが、一旦此処で連載を中断して、続きは7/3以降に。(汗)
毎年の事ですが、ナミ誕の準備にかかりますんで。
残り3~4話は間違い無くナミ誕時に公開する積りなんで、その頃にまた読みに来て頂ければ嬉しいです。
尚、7/2迄のブログ更新予定は、4/1か4/3に書きますんで…。
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09年冬、ハウステンボスが灯す光14

2010年03月25日 20時10分34秒 | ハウステンボス冬の旅行記
長い長い冬(レポ)でしたが(汗)、今回で漸く終了で御座います。
前回の続きで今回はおまけの土産編…毎度飲食物ばっかで御免なさい。
買う土産からその人間の人となりが知れるわな。(汗)
取敢えず終了したって事で、目次に今回のレポを1~リンク貼り付けます。
なので良かったら始めから読み直してみて下さい。



最初に紹介するのはマルシェ・ド・パラディ内のお菓子屋、「タンテ・アニー」で買ったチョコチップクッキー。
正式な名前は忘れてしまいました…が、こんな箱(↑)に詰めてあります。



↑広くはチーズケーキで有名な店なんですけどね、クッキーも開店当時から扱ってたので、今回試しに買ってみたのです。
したらとっても美味しかった!
ブラウンシュガー(黒糖?)を使ってるらしく、その風味がクッキーの香ばしさとマッチしてる。
以前はもっとクッキーの種類多かった。
けどチーズケーキの印象が強過ぎてか、今は大分減ってしまった。
実は東京出店時(ビーナスフォートとか)の方が、クッキーのバリエーション多かったり。
んで、大抵直ぐに売り切れちゃう。
クッキーも充分美味しいので、ハウステンボスでもまた売って下さい。
オランダ伝統シュペキュラースクッキーを是非復活させて欲しいなぁ。(本場の味まんまではなく、日本人好みに変えてたと記憶してるが)



↑これは前回紹介した、カフェ・デリ・プリュの「蜂蜜マドレーヌ」。
ハウステンボス産の蜂蜜を使用する為、蜂蜜が採れる時期でないと販売しない、季節限定の菓子だそう。



↑焼いた後、生地に蜂蜜を忍ばせる為、2つに割ると蜂蜜の甘~い香りがする。
生地自体もしっとり、美味しかったですv



↑これは今年の冬に登場した、「チョコパイロールケーキ」。
オークションで母が落札した物だったり。
外箱の絵柄が女の子に好かれそうな、ファンシーデザインですなぁ。



↑チョコに目が無い弟が、気が付いたら開封してた。



↑切り分けて1人分。
スポンジの下にパイ、中心には板チョコが挟まってる。
美味しいんだけど、この板チョコについては、好み分かれるかもなぁと感じた。
てか巷でも板チョコ入りのスポンジケーキが売ってるが、もしかして流行ってるんだろうか?
ちなみに何で携帯で撮ってるかと言うと、丁度土産の写真を撮ろうとした時に、カメラが壊れたから。(涙)
旅行から帰った後壊れたのは不幸中の幸いだったけど、欲を言えば後少し、土産を全て撮り終わってからにして欲しかった…。



↑古くからのハウステンボスファンには懐かしかろう、こちら「レアチーズケーキ」。
ケーキと言うよりチーズゼリーといった趣き。
不味くはないんだけど、最近の美味しいハウステンボス菓子に較べると、淡白で寂しく感じちゃうかもしれない。
でも未だ販売してた事を知り、何だか嬉しかった。
箱売りで数個セットだったんすが、私が食べようとした時には既に誰かが開けていた。



↑2/6記事の写真でも紹介した、パック入り「ローズジュース」。



↑去年初夏の薔薇祭シーズンに登場して注目を浴びた土産。
ブルガリア産ダマスクローズを使用した輸入ジュースだったか。
一口含めば薔薇の吐息が零れる高貴(香気)なドリンク、しかしフルーツの様な酸味なので飲み易いのです。



↑そしてこれが今回の旅で必ず買おうと決めてた、「佐世保豆乳ロールケーキ」。
ハウステンボスが建つ佐世保付近では、チューブ入りの甘い豆乳が一般的らしい。
箱に貼られた絵は、その佐世保豆乳。
TV番組ケンミンショーで採り上げられた事から、他地域からも佐世保豆乳に注目が集まり、ならばそれを使ってお菓子を作ってみようと考えたそうな。



↑マルシェ・ド・パラディ内「ラフレシール」で販売、クール宅急便で送る事も出来るので、遠方から来たお客さんでも買えます。



↑クリームも美味しかったんですが、私はスポンジが非常に気に入りました。
フワフワでしっとりしてて、今回買った中では1番美味しかったです。
(こちらの記事も御覧下さい→http://www.huistenbosch.co.jp/event/blog/staff/?itemid=613&catid=6)
通販したら更なる人気を呼べると思うんだけど、今ハウステンボスでは通販受け付けてないんだよなぁ…残念。

他にもお土産買ったんだけど、以前紹介した物なんで省略。
とにかくハウステンボスには美味しい物が多い。
自分が食べた限りでは外れ無しですよ。
食いしん坊にはお勧めの場所ですんで、この記事を観てお腹が鳴った人は、是非お越し下さいませ。

といった所で冬レポ終了、此処まで読んで下さった方、どうも有難う御座いました♪
宮殿に運河に…冬の夜のハウステンボスは黄金色に光り輝く。
1度でも目にしたら惹かれずにいられない。
だから今年の冬も是非開催して下さい。
絶対、遊びに行くから!



【完】


そして3/25の本日は、ハウステンボスの18歳の誕生日。
ハッピーバースデー♪♪
今年も言えて良かった…。
これからどんな道を進むのかは判らないけど、今のハウステンボスが好きだから、変らないままで居て欲しい、というのは単なる客の我侭だろうか?(まぁそうなんだけど)
今後の展望については、明日何らかの発表が有るらしい。
それ如何によっては、このままハウステンボスファンで居続けるか否か…自分にとって分かれ道になるやも知れず。
それでも、街の基盤さえそのまま残してくれるなら、未来を信じて私はファンで居続けるよ。

あ、現在継続中の連載は最後まで書き上げますんで。
ハウステンボスが大きく様変わりしたとしても、開き直って過去の街の姿を舞台に書く積り。(既に半分とこフィクションな舞台だが…)
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君と一緒に(ルナミ編-その15-)

2010年03月17日 22時40分33秒 | 君と一緒に(ワンピ長編)
前回の続きです。】




「夜景が綺麗に観える部屋ですよ」

女はそう言うと、奥から1つ前のドアを開けて、俺達を中へ案内した。
部屋を見回したナミが、「広い…!」と感動したように一言つぶやく。
確かに広い、メチャメチャ広い、洋室だから、たたみ何じょー分かは判んねーけど、俺んちの居間とトイレと台所を合わせたより広いかもしんねェ。
でっかいベッドが2台、白いかべに背中をくっ付けて並んでる。
窓際には横になれるくらい細長いソファと、丸テーブルにイスが2つ。
ベッドの正面には鏡付きデスクとTV――TVの横には入場する時預けた俺達のカバンが、ちゃんと運びこまれてた。
そんだけ家具が有るのに、ちっともせまく感じられない。
俺達がこーふんしてはしゃぐ様子を、ホテルの女は満足げに眺め、暖ぼうや照明のスイッチや、他色んな物について説明した後、おじぎして出て行った。

バタンとドアが閉じられる、と同時に肩から一気に力が抜けた。
ナミと2人だけになった気安さから、じゅうたんの上にゴローンと寝転んでみる。
いっぺんやってみたかったんだよなァ~、部屋ん中で大の字寝!
物で埋まってる俺の部屋じゃ、絶対無理だもんな。(て言ったらナミから「捨てれば良いじゃない」って言われそーだけど)

「はー…気持ち良い…!」

幸せにひたってるそこへ、チョンチョンとほほを突かれる。
目を開けたらナミがおかしそーに笑って、俺の顔をのぞきこんでいた。

「もう、寝るんならベッドにしなさいよ!」
「解ってねーなー!床に寝るから良いんじゃねーか!ベッドに寝るんじゃ『当り前』んなっちまうだろ!」
「言いたい事は理解出来るけど、せめて靴脱いでからにすれば?」

オレンジ色の髪が、パサリとたれかかる。
面と向って話してんのに、顔が黒く影んなってて、良く見えねェ。

「そうか!部屋が暗いからだ!!」
「ええっ!?いきなり何!?」

ガバッてはね起きたら、ナミまでビクンって体を起した。
気にせず窓に飛び付いて、部屋を二重におおってた緑と白のカーテンを開ける。
けれど窓の外はすっかり暗くなってて、期待してた明りは入って来なかった。

「凄い…素敵!あの教会が目の前に観えるじゃないの!」

隣の窓から外を眺めるナミが大喜びする。
来たばかりの時バスから見た、石造りのちょーこくかべの教会が、すぐ前に建っていた。
その後ろには同じくバスから見た、ドム何とか言う高いとうがそびえてる。
ホテルの女が言った通り、部屋は建物が沢山建ってる広場を向いてて、眺めが最高に良かった、けど――

「こうして上から眺めると、煉瓦の家がまるでブロックみたいで可愛いわねv」
「うーん…けど思ってたのと違くね?『夜景がきれーに観える部屋』っつったのに、街灯がポツンポツン点いてるだけじゃんか」

ポケットに折り曲げて突っこんでたパンフを見せる。
そこにのってる写真の教会やとうは、イルミネーションでピカピカ光り、夜を明るく照らしていた。

「なのに暗いままなんてサギじゃん!節電かァ!?」

俺の指摘を受けて、ナミも写真と窓の景色を見比べる。
パンフを読んでる内、合点がいったように、明るい声を張り上げた。

「17時50分から街の点灯式をやるんだって!…ほら!バスの運転手さんも言ってたじゃない!そしたらイルミネーションがパーッと灯るわよ!」
「なるほどそーか!点灯式をやったら明るくなるんだな!じゃあここで見てよう!」
「…ってイルミネーションが灯るまで、窓に貼り付いてる積り?」
「後1時間もしない内に点くんだろ?よゆうで待てるさ!」

ニカッと笑って答えると、ナミはため息吐いて、後ろのベッドに腰かけた。
あきれ半分、あきらめ半分って顔してる。
けどせっかく夜景がきれーに観える部屋に泊ったんだ。
イルミネーションがパーッて点く瞬間を目にしたいじゃんか。
長ソファを窓の側まで引きずってき、俺はワクワク胸おどらせ待機した。

――にしても暗い。

「なァー、部屋のライト、もっと明るく出来ねーの?」

後ろに振り返ってナミにたずねる。
長ソファの横に立ってるスタンドをカチカチいじってみたけど、うすぼんやりオレンジ色に光る以上は明るくならねェ。
ナミがベッドランプのスイッチを調節し、玄関口のライトまで点けても、大して明るくはならなかった。

「無理、ここまでの明るさが限界みたい」

お手上げといったポーズをして、首を横に振る。

「…なんか電気スタンドってより、あんどんみてーだな」

どのスタンドもうすーくぼーんやりオレンジ色に光る設定らしい。
けーこー灯のまぶしさに慣れてる俺には、ちょっとなじめなく感じられた。

「でもこれくらいの明るさの方が、目に優しいのよ」

フォローするようにナミが言う。

「むしろ逆じゃね?こんな明りの下で勉強したら、目を悪くしそうじゃんか!」
「勉強なんて、自発的にした事無いクセして、よく言うわ!そもそも勉強目的でテーマパークのホテルに泊まる人なんて居ますか!パークで遊んだら、後は寝るだけで……しょ。

急にナミの声が小さくなり、部屋から音が消えた。
何とはなしに目と目が合う、ナミの顔がたちまち赤くなった。
つられて俺の顔までほてる。
シーンと音が鳴りそなくらい静かな部屋の奥、ドアが閉まってるのが目に付いた。
向かい合ってベッドに座ってたナミが、俺から目をそらすように下を向く。

この時になって、初めてナミと2人っきりで泊まる事を意識した。

しかも2泊、2晩一緒に過すんだ。
並んだベッドに横になって2人っきり……
幼なじみだし、ガキのころは1つ布団にもぐって寝たりしたけど、高校生になった今は、そんなマネして平気で居られる自信無ェ。
いや大丈夫か?ベッドは2台、間にすき間が有るし、離れて寝る分には大丈夫か?
てか1つベッドに一緒に寝た方が良いんだろうか?


『一緒に旅行すんのをOKしたって事は、HはOKと解釈して良いんじゃねェ?』


忘年会でのウソップの言葉をとーとつに思い出した。
チラッとナミの顔をうかがうと、下を向いたままライトのスイッチを、しきりにいじっている。
そのたんびに部屋が明るくなったり暗くなったりするから、よけいに胸がザワついた。


『一緒に旅行するのをOKしたって、体までは許してくんねェかもしれんだろ』


サンジの意地悪い言葉が、続いて頭の中によみがえった。
一緒に泊ってもHは×な場合も有るし、○な場合も有る。
だとしてそれは、どーやって見きわめれば良いんだ?
ナミは今どんな気持ちで、この部屋に俺と居る?

俺はナミが好きだ、ナミも俺が好きだ――これははっきりしてる。
ナミとSEXしたいか?――俺はしたい!
ナミは俺とSEXしたいのか?――これが俺には判んねェ。

泊まるなら、一緒に寝たい。
寝たらやっぱ………するよなァ。
マンガなんかで見るみてーに、「がまん出来ねェ!!」つって押し倒すつもりはねーけど…つかトイレがまんしてんじゃねーんだし。
もうちっと落ち着いた態度でキスして、服を脱が……すのか!?俺がナミの服を!?
真面目な顔で出来るかな?…照れて笑っちまう気がすんだよなァ。
第一やるんならナミの気持ちを確めてから、プロポーズをしてから――

「そうだ!!先にやる事有んだろ!!」
「え!?え!?何!?何を…!?」

ようやっと頭ん中で考えをまとめて立ち上がったら、何を慌ててかナミまで立ち上がった。

「ど………どうしたんだ?」
「ルルルフィこそ…!」

気まずい空気を感じて、互いにえへへーと笑った。
けれどその笑いは続かず、またすぐにちんもくが下りる。
外は静かでも中は嵐だ、心臓の音がドックドックって、すんげーはっきり聞えた。

「そそ、そうだルフィ!こんなの見付けちゃったーv」

いきなりナミが不自然に裏返った声を出した。
ベッドわきのテーブルの上に置いてあった物を、指でつまんで見せる。
それはメッセージが書いてある小さなカードで、折り紙で折ったらしいウサギが貼ってあった。

「ね、可愛いでしょーvミッフィーよミッフィー!ホテルの人の手作りみたい!良く出来てるよねー!」
「へー…『街を彩るイルミネーションに包まれ、ときめきのひと時をお過ごし下さい』……」
「……ときめきのひと時」

読んだ後で後かいした。
「ときめきのひと時」って、んな表現されたら想像しちまうじゃねーか!
ナミも同じく考えたみてーで、みるみる真っ赤になってく。

――あー、もー、なんか居づれー!!

とりあえずその場から逃げようと、「風呂はどんなだろうな」っつって探しに出る。

玄関わきにドアが2つ、タンスの真向いに並んでた。
玄関すぐわきのドアが風呂と洗面所に続いてて、部屋とは違い、ライトが明るかった。
かべが白いタイルだから、なおさらまぶしく感じられる。
ぜーたくにも洗面所とは別に、風呂場にまで洗面台が有った。
しかもかべ一面ガラス張りの…鏡の多い部屋だよな、そーいえば。
風呂は俺の家と同じ様な白のユニットバスだけど、足が楽々伸ばせる広さだ。
つい遊び心がわいて、服を着たまま、お湯もためずに中へつかる。
後から風呂場に入って来たナミが、そんな俺の姿を見たとたん、目をつり上げて説教した。

「だからせめて靴脱げって言ってるでしょーが!」

そう言うナミの足下も、いまだにクツだ。

「いーじゃんか!どうせ汚れ洗い流す場所なんだし!それよかナミも入れよ!広々~としてるから、充分一緒に入れるぜ♪」

気分を出そうと、鼻歌交じりで誘う。
ところがナミは強ばった顔で固まっちまった。

「…い…一緒に入るの…?」
「………あ!」
「…お…お風呂に…一緒に…?」
「…ええと……」

自分の失言に気付くも時すでに遅し。
お湯につかってる訳でもないのに、のぼせるくらい体が熱くなった。






…写真はホテル・アムステルダムのベッド。
海側の方がルフィの好みだろうけど、リクエストしたのはナミって事で。
でも冬に泊まるなら街側が綺麗ですよ。
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君と一緒に(ルナミ編-その14-)

2010年03月16日 22時02分43秒 | 君と一緒に(ワンピ長編)
前回の続きです。】




「なんだ、すぐ隣がホテルだったのか!」
「うん…地図で見るとその筈なんだけど…果たして入口は何処に在るのやら」

「解り辛いよねェ」と言って、俺に向い、指で場所を示す。
地図で見ると、今歩いてる通りの左わき一直線に並んでる建物は、全部ホテルらしい。
だったらどこから入ってもかまわねーんじゃないかな?俺達そのホテルに泊まる客なんだし。

「…と言って、カフェやレストラン通過して入るのは恥ずかしいじゃないのさ!」

チラリとナミが目を向けた角はきっ茶店らしく、ガラス窓の向うにお茶飲んでるやつらが見えた。
その横はかん板によるとレストランらしい、しかもバイキングの食べ放題だ!

「じゃーどこから入れば良いんだ?地図を見て俺を目的地に連れてくのはナミの役目だからな。ナミの言う通りに進むから、早く案内しろよ!」
「まったく清々しいくらい俺様気質な奴ねェ!…取敢えず、も少し先へ歩いてみましょ。最悪でも1周する頃には、きっと見付かるわよ」

入口を探すのに1周もしなきゃいけないのか、面どーだなァと思ったけど、道を半分位進んだ所でナミの足は止った。
地図を確認して、建物を見上げ、横に立ってたバス停を確認してから、奥へ続く通路をもぐってく。
どうやら入口はここらしい。

「ここがホテル・アームストロングかァ!」
「ホテル・アムステルダムよ!!何その寛ぎの欠片も感じられない名前!?」

うす暗いトンネルの中こだました俺の声をかき消すように、ナミのツッコミが響いた。
思った以上に大きく響いた自分の声が恥ずかしかったんだろう。
慌てて口をふさいで、さっさとトンネルを抜けて行く。
トンネルの終点わきには、サンタ帽をかぶった馬の像が立っていて、見つけたナミは無邪気にはしゃいだ。

「見て見てルフィ、馬サンタ!カワイ~♪写真撮ってよ♪」

俺の了解を待とうともせず、手の平にカメラが乗せられる。
しょーがなくカメラをかまえて、馬サンタに抱きつくナミの前に立った。
お決まり通り、「ハイ、チーズ!」と言ってから、シャッターを押す。
カメラを返す俺の背後に目を向けたナミは、お宝発見でもしたかのごとく、瞳をキラキラ輝かせた。

「後ろ見てルフィ!綺麗な庭園…!」
「おわっ!ホントだ!建物の中に庭が在る!おもしれー!」
「中庭、パティオって言うのよ。こういうのって」

そう言うとナミは、ハートや花の形をした花だんに近付き、観て回る。
赤レンガの外見からは考えられない世界だ。
白いかべで四角く囲われた庭の上には天井が無くて、紫色に染まった空がダイレクトに広がっていた。

「トンネルを抜けたそこは秘密の花園だった。クリスマスに合わせて花壇を主に緑と赤で纏めてあるのが、お洒落よね~♪」

よっぽど庭がお気に召したらしいナミは、チェックインするのも忘れて、しばらく動こうとしなかった。
細かく区切られた花だんの前に座ってはうっとり、中心の小さくて円い噴水の前に座ってはうっとり。
「レディは花が好きだ」ってサンジの言葉を、俺は思い出してあきれてた。
口に出したら怒られるから言わないけど、ナミもレディの一員だったんだなァ。

日が暮れて庭にライトが点くころ、さすがにがまん出来なくなった俺は、ナミの肩を揺さぶってチェックインを急かした。
ぼんやり赤く光る時計が屋根に付いてる建物、そこが玄関になってるらしく、扉の上にはクリスマスリースが飾ってあった。
ガラス扉を手で開けようとしたら自動ドアでビックリする。
けどホテルの中は、もっとビックリだった。

「うっわ!すっげ!神殿みてー!」
「と言うよりローマの聖堂の様な雰囲気、豪華ねー!」

2人そろって想像をはるかに超えるゴージャスさに目を見張った。
ギリシャにパルプンテとか何とか言う神殿が有るだろ?
あんな風に白くて太い柱が、広間を囲んで建ってんだ。
もんのすげー高い天井の一部には、宗教画みてーな絵が描いてあって、ダイヤみたいに輝く重たそーなシャンデリアがぶら下がってた。
でもって玄関の前には2階まで届きそーなほど、でっかいクリスマスツリーが飾ってあって、周りには沢山のプレゼントに熊のぬいぐるみが積まれてた。

「すげーな、こんな高級ホテルに泊まるのか?」
「どうしよう…あんまり豪華過ぎて気後れしちゃうわ」
「けどここに予約入れたんだろ?だったら堂々と泊まりゃーいいじゃん」
「そんな事言ったって、今迄質素な倹約生活送って来た身には眩し過ぎるんだもん。もっとフォーマルな装いで来るべきだったかしら?ドレスコードなんて有ったらどうしよ~!」
「ドレスコード??ひょっとしてドレス着なきゃ泊れねーのか??男も??…意味解んねーけど、歩き廻って疲れたし、早く部屋に案内してもらって休もうぜェ」
「ルフィ、あんたの恐いもの知らずを見込んでお願い!私の代わりにフロントでチェックイン済まして来て――」

玄関前で立ち止まって会話してたのが耳に入ったのか、スーツ姿のホテルマンがニコニコ顔で近付いて来た。
「本日宿泊される予定ですか?」と、ていねいな口調で聞かれ、ナミがカチンコチンに固まったまま「ハイ」と答える。
答えを聞いたホテルマンは、にっこり笑うと右側のフロントへ案内してくれた。

フロント前に立った所で度胸がすわったのか、そこからはナミもスムーズに応対してるように見えた。
一通り説明を受けてる間、俺は後ろのイスに座って待つ事にする。

広いロビーの中央には2列に並んだテーブルセット。
俺達と同じくチェックインを待ってるのか、とっくに済ませてあるのか、そこには客が数人座ってくつろいでいた。

ぼーっと観察してた俺をナミが呼ぶ、説明が終り、部屋へ案内してくれるらしい。
ホテルの女…ホテルウーマンか?…を先頭に、階段上ってエレベーターの有る方へ向う。
エレベーターの前でチョロチョロ水が流れる音が聞こえ、見たら中心に向って水が落ちてく妙な銅像が置いてあった。
何だありゃ??と不思議に思ったと同時にエレベーターが閉まり、聞くタイミングを失っちまった。
手洗い用だろうか?外から帰って来たら手を洗えって意味で置いてあるのかも。
新型インフルエンザが流行ってるって言うしな。

1番上の階で俺達を降ろすと、女はまた先頭に立って歩いてった。

「…なんかさっきから良いにおいがしねェ?」

クンクンと鼻を鳴らしながらつぶやく。

「ポプリの香りを立ち込ませてるみたいよ。さっきエレベーターの前で、皿に入ってるポプリを見付けたし」
「ポプリィ??」
「乾燥させた花弁や果物の皮なんかを混ぜて作る香りの事!」
「へー、そんなもんが有んのかー」

案内役の女が振り返り、俺とナミが言い合う様子を、おかしそうに眺める。
ニコニコ笑いながら、どこから来たのかーとか、今日はどこを廻って来たのかーとか、たずねられた。
質問に答える途中で幼なじみだという事を知った女は、「どうりで仲が宜しいと思った!」と、合点がいったような笑顔を見せた。

「会話の全てが阿吽の呼吸、まるで長く連れ添った夫婦の様だなァなんてv」

女の言葉を聞いたナミが、俺の顔をチラリ見た後、顔を真っ赤にして下を向く。
俺も急に気恥ずかしさを感じて、窓の向うへ視線をそらした。
じゅうたんがしいてある長い長い廊下の片側には、窓がズラズラズララ~っと、奥へ見えなくなるまで続いてる。
窓から見下ろしたそこには、さっき見た中庭が有った。
上から見ると花だんがハートや花の形してるのが一目りょーぜんだ。
隣を歩いてるナミの肩を突いて教えてやると、俺と同様にガラスが白くくもるまで顔をくっ付けてのぞいた。

子供のころ、座席に並んでひざをついて、電車の窓から景色を眺めたっけ。
こーゆー時に見る顔は昔のまま、ちゃんとつながってるようで安心する。

案内役の女が急かさないのを良い事に、俺達はただでさえ長い廊下を、美術館でも廻るみたいに時間をかけて歩いた。






…写真は話に出したホテル・アムステルダムの中庭、隠れた花のスポットです。
春~初夏は特に華やかで綺麗v

すっかりほのぼのラブコメモードですが(汗)、これは自分の中のルナミに対するイメージが、ほのぼのだからと思われ。
んで話の続きは(書ければ)明日に上げます。
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スモーカーさん、誕生日おめでとう!

2010年03月14日 15時26分49秒 | ワンピース
3/14のホワイトデーはスモーカーさんの誕生日~♪
スモーカーさん、ハッピーバースデー♪
現在展開してる戦争編で、(たしぎやヒナさんと共に)居るにも関らず影の薄い彼ですが、「ルパン」に出て来るとっつあんの様に、海軍側で最もルフィ達を追い詰める役所だと信じてます。
連載の後半に登場したキャラより、前半から登場したキャラに対しての方が、愛着が深まるのは致し方ないって事で…。
頑張れ、「眠りの小五郎」ならぬ「煙りの准将」!



↑誕生祝に昨日巣鴨に遊びに行った折、咲いてた白梅の写真を贈ります。
見頃終って、かなり散っちゃってたけど…再来週にはこっち、多分桜が咲きますよ。



↑隣には紅梅が咲いてました、いや桃色だから桃梅??
正式には「ブンゴウメ」って名前らしく、杏との自然交雑種だそうな。



↑実は漬け梅にして食べるんだとか。
てゆーか観賞用で、食べられない梅も在るんだなと…当り前か。
桜だってサクランボとして実が食べられる物と、食べられない物が在るもんなぁ。


ワンピースの最新刊読んで、そう言えば尾田先生、「死ね」って言い回し何時の間にか使わなくなったなぁと気付かされた。
アラバスタ編以前は在ったよね、ルフィが敵に向ってそんな悪態吐いてた記憶有るし。
ゾロもアーロン編で「殺してェ」なんて言ってたよなぁと。
そもそも第1話でシャンクス達が、敵の頭を鉄砲でぶち抜くなんて場面が在った。
「『ワンピース』はキャラを殺さない」って、世間的には思われてるけど、最初からそうだった訳じゃない。
特にアラバスタ編以降はビックリするくらいキャラが死ななかったので、今回の衝撃がより強まった訳だけど。
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09年冬、ハウステンボスが灯す光13

2010年03月13日 17時38分55秒 | ハウステンボス冬の旅行記
遡ることバレンタイン、ハウステンボスではイベントに合わせて、ショコラ祭を開催しとりました。
んでイベント終了時、試食頂いたお客様からのアンケートを集計して、人気チョコベスト5を発表したんですよ。
(詳しくはこちらの記事を→http://www.huistenbosch.co.jp/event/blog/staff/?itemid=791&catid=6)
残念ながら私はその期間に訪れる事が出来ず、味は想像するしかないけれど、どれも選ばれるべくして選ばれた物ばかりなような。
2位に選ばれた幕末風チョコは、場内の「カフェ・デリ・プリュ」で販売する予定だそうで、他チョコについても(販売を)検討中だとか。
ええ、どれも食べてみたいので、是非販売して貰いたいです。
といったところで前回の続き、漸く出国編で御座います。(汗)






↑ランチを食べた後は再び母と別れ、私は土産を買いにドムトールン下の、「カフェ・デリ・プリュ」に寄りました。
以前パティスリーと言う名の、テイクアウト可なケーキ屋さんが在った場所に新しく入った店でして、ケーキに限らずサラダやサンドウィッチといった軽食類までを、ホテルクオリティの味で提供してくれるのだとか。
新しく出来た、と言うより、リニューアルオープン。
引き続きテイクアウト可だから、場内宿泊者にとって特に嬉しいお店。
場内宿泊してなくても、天気が好ければ買ってって、野外で頂くのも楽しいもの。
360度絵になるハウステンボスは、ピクニックするのに絶好の場所です。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/tulip/map/)



↑クリスマスシーズン中って事で、お店の前には可愛いスノーマンとジンジャーマン、クリスマスツリーが飾ってありました。



↑扉の取っ手にはベルが巻き付けられ、金色の天使の姿が。



↑窓を飾る、品の良い白薔薇と金のリボンのリース。
強風に弄られて、リボンが吹流しの如く、物凄い状態になっちゃってますが。(汗)



↑ベルを鳴らして店内に入ります、窓の側にはお菓子の家が飾られていました。
この店のパティシェが丹精込めて作られたのだそうな。
ヨーロッパのロビーに飾られてた物に負けず劣らず、メルヘンドリームに満ち溢れたデザインですな♪

この店に私が来るのは、この日が初めて。
リニューアルオープンの話を聞き、販売してる商品の写真を見て、絶対に寄りたい店に数えてたのです。
特にハウステンボスで採れた蜂蜜を使用したマドレーヌには惹かれましてな。
時季によっては売ってない可能性も有ると聞き、あまり期待せずに入店したのですが、幸いにも販売していて手に入れる事が出来ました。
(ハウステンボスのみつばちプロジェクトについてはこちら→http://www.huistenbosch.co.jp/event/blog/staff/?itemid=449&catid=6)
蜜蜂が減って来てると言われる昨今、年中花咲き乱れナチュラルな美しさを湛えるハウステンボスでは、蜜蜂が元気に飛び回っている。
ならば養蜂に活かそうと始められたプロジェクト、長く続けて行く事を期待してます。

マドレーヌの紹介については次回。
本当は荷物を送る前の、前日に寄りたかったんだけど、生憎定休日に当たってたんですよ。(汗)
まぁマドレーヌくらいなら大して鞄も重くならない。
手ぶらよりも何か持って帰った方が、留守番してる家族には喜ばれるだろうし…事実喜ばれた。

パティスリー時代の優雅な内装が気に入っていたので、リニューアルオープン後の変化が不安だったんですが、あんまり変ってなくて安堵しました。
席数の少なさも変らず(笑)、中でお茶を飲むより、テイクアウトしてって、ホテルか野外でお茶した方がゆったり出来るかと。
けどお客さん結構入ってたよ、土曜だからというのは有ろうが、注目していた人は多かったんだろうなと。
カフェデリ・プリュについて、メニュー等の詳しい情報は、(何時もの事ながら)まったりさんの記事を参考にされて下さい。



↑店を出た後はあっちこっちを散歩、海に沿って歩いてマリーナを眺めたり。
厚ぼったく空を覆う雲の間から、眩しい光が降りて来る光景に出会い、感動。
天国への階段っつうの?こういうのって。



↑午前中は晴れたり曇ったり、どっちに転ぶか判らない空模様だったけど、14時を過ぎる頃には今にも雨が降りそうな曇天となった。
次第に強まる風に、帰りの高速船への心配が募って行く…また欠航に見舞われるのは嫌だな。(汗)
念の為マリンターミナルに確認しに行ったら、私らが予約した前の便までは、予定通り運航しますよって話だった。
しかし前の便までの運航を約束されたって意味が無い。(汗)
私らが乗る便についてはどうなのか突っ込んで尋ねたら、15時半近くにならないと判らないらしい。
母と電話で相談して、いっそ前の便で帰ろうかとも考えたのですが…

実はこの日の16時頃、ウロウロさん、ありすさんと会う約束をしていたのです。
ウロウロさん、ありすさんは、私とは入れ違いに、この日にハウステンボスに到着する予定でして。
折角の機会だし、お会いしたいと考えるのは人情。
悩んでたところへ、タイミング良くウロウロさんから連絡が。

「なんなら面会の時間を早めましょうか?」

親切にそう仰って頂いたものの、急いた気持ちで会うのも何となく嫌だなぁと。
結局16時に会う予定は崩さず、15時半頃のターミナル側の決定を待つ事にした。
もしも欠航が決まった場合は、1便早いので帰る為、残念ながら今回は諦めるという事に…と、ウロウロさんには伝えたのです。
その節はこちらの事情で振り回してしまい、済みませんでした。(汗)



↑話は変るけど、今回行った時、陶磁器ショップ「フェルメール」が営業してて、懐かしかった。
空き店舗を利用しての仮営業っぽい様子だったけどね。
有田焼の携帯ストラップ、カップ、スプーン等で飾ったリースがお洒落だ。



↑15時に、ワールドバザールで開催される、オークションを観に行きました。
ハウステンボス名物、オランダ式競り下げオークション。
定価より安くお土産を手に入れられる事から、人気の高いイベントです。
元はスパーケンブルグ地区に在った「ランガダイク」館で、日に数回開催していたのですが、現在跡地には「MEGA3D360」なるアミューズメントが入っております。
何もランガダイク潰さなくても…と思ったけど、マルシェ・ド・パラディが出来た事により、立場を食われて寂れる心配が無くもなかったワールドバザールにとっては、客の注目を集めるイベントが来てくれて良かったかもしれん。
日に1回じゃなく、以前の様に数回開催して貰えれば、尚良し。



↑リニューアルしたオークションには、ちゅーりーちゃんも登場。
肩から提げたバッグから、クリスマスベア、キャンドルホルダー等のお勧め品を取り出すという役所。



↑値段は捲り札を使って掲示してました。
昔のままのBGMに乗って、司会のお姉さんが捲って行くという。
自分が買っても良い金額まで下がったら手を挙げる。
ライバルが多い場合はジャンケン勝負となります。
後ろから観てたら、母がしっかり参加してるのを発見。
何度かジャンケン勝負になって、悉く負けていた。(笑)
この日は土曜でライバルが多かったから、手に入れるのは難しかったろう。
それでも5千円以上の品を3,700円でゲットしてた人が居た。
基本売れ残り品が賭けられるんだけど、新発売の豆乳ロールケーキが出品されたりもした。
そういう物は人気が高く、200円下がったところで手が挙がってましたが。
定価より安く手に入れられるのは間違い無く、安心してオークションに参加出来るのが良い。

15時半になったところでターミナルに問い合わせたら、有難い事に欠航しないと返答頂いた。
ホッとしてウロウロさんに連絡、待ち合わせ場所のアンカーズラウンジに向う事に。
ホテル館内はチェックインを待つ客でごった返していた。
どうやら結婚式も行われるらしく、スタッフにベールを抱えられた花嫁さんが、目の前を通り過ぎたり。
前々日、前日の閑古鳥が嘘の様に、物凄い混雑振りでしたよ。
なんか某旅行会社のサービスデーだったか、ファミリエ会員のサービスデーだったかに、当たっていたらしい。
それにしても土日にあんだけ人が来るって事は、人気が無い場所って訳じゃあないんだよなぁ。
自分を含めてハウステンボス好きな人は、遠方に住んでる場合が多い。
自分を含めてハウステンボス好きな人が、全て近所に移住したら、ハウステンボスは救われるかもしれない…難しいけど。(汗)

サックス奏者が演奏しているロビーで、ウロウロさん、ありすさんが来るのを待つ。
勿論サックスを演奏されていたのは、数々のショーを盛上げていたあの方、大車輪の大活躍である。
大勢の客でごった返してるフロントには、サンタ帽を被ったスタッフの方々が。
正装にサンタ帽というギャップがおかしくて、微笑ましく感じられたです。
クリスマスは大人のサービス力をサイヤ人並にレベルアップさせる魔法の季節だ。

16時、ホテル・ヨーロッパ名物大輪の花の前でウロウロさんと出会い、少し遅れてありすさんとも会いました。
少し遅れた理由は2人揃って初めて会う方だったから。
無事会えて良かった良かった。

3人揃ったところでアンカーズラウンジへ、前日行ったばかりの自分は、店員さんと顔を合わせるのが少し恥ずかしかった。
私はそこでダージリンミルクティー、ありすさんはキーマン、ウロウロさんはクリスマスプディングセットを注文。
食べたウロウロさんの感想は、「いや~、大人のデザートですね~」だった。(笑)

会話等詳しい内容はプライバシーに関るんで控えますが、この後飛び入りでhtbfanさんと言う方もいらっしゃいまして。
その正にファン!という武勇伝の数々には恐れ入りました。
30分位しか喋る間が有りませんでしたが、当日は楽しかったです。
お付き合い下さった皆さん、有難う御座いました。
また何時かお会い致しましょう!

17時、マリンターミナルから高速船に乗って出国、波は恐れていたほど荒れてなかった。
長崎空港に着く頃小雨が降り出し、19時頃の飛行機でフライト。
「飛行機揺れましたよ~!(笑)」とウロウロさん、ありすさんから脅かされ、内心蒼くなってましたが、予想を超えるほどの揺れには遭遇しなかったです。(笑)
東京戻ったら雨も止んでて、結局用意していた傘は使わずに済み、非常に天気運に恵まれた旅だったな~というのが感想。

これにて【完】…と言いたいトコだけど、後1回土産編までお付き合い下さい。



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フランキー、誕生日おめでとう!

2010年03月09日 19時56分11秒 | ワンピース
3/9はフランキーの誕生日~。
ハッピーバースデー超兄貴~♪
彼と言えばやはりコーラ、という訳で祝いに瓶コーラをプレゼントに…と思ったけど見付からなかったんで缶コーラ。
なんか妙にシュールな写真になったな。(汗)

以前ニュースで流れたんで御存知な方も多いでしょうが、今コーラをエネルギーに変える研究が何処かでなされてるらしい。
実際にコーラでプロペラが回転する様を見て驚いた。
漫画の中とはいえ、最初にエネルギー源として着目した鳥山明先生は凄いな。(笑)
そして研究を引き継ぐようにコーラエネルギーを(漫画に)採り入れた尾田栄一郎先生も凄い。
時として漫画や小説のアイディアは科学の発展に貢献する。
素晴しきかなフィクションワールド!
そういえば昔缶コーラを冷凍して列車の中で開け、大惨事を引き起こした経験が有る。
あの時の噴出すマグマの様なエネルギーを思い出すに、そりゃあマシンだって動かせますよと納得してしまう。
しかし考えるにコーラに限らず、炭酸飲料なら何でも良いんじゃなかろうか?
スプライトや三ツ矢サイダーやファンタじゃ駄目なんだろうか?
発泡酒じゃ駄目なのか?まぁお高いシャンパンなんかを使うのは勿体無さ過ぎだけど。
てか炭酸飲料って、どれもあんま味変らない気がする。
目隠しされて、「これはコーラかスプライトか三ツ矢サイダーか当ててみろ」って順に飲まされたとして、全部当てられる自信は無い。
話大分逸れるけどコカ・コーラ会社って、タブ・クリアとかサスケとか、偶にとんでもない飲料出すよなあと。
サスケなんて「コーラを横切る凄い奴」って派手なキャッチコピーで世に出されたのに、発売後1ヶ月もたず在庫安売り→何処かへ消えてったっつう。
あの醤油に炭酸混ぜた様な味じゃあ、然もありなん。
正にサスケ、コーラを横切り闇に消えてった代物だった。

…結局ワンピースの話から外れて、よく解らん炭酸飲料話で終ってしまい、済みません。(汗)
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09年冬、ハウステンボスが灯す光12

2010年03月06日 22時09分05秒 | ハウステンボス冬の旅行記
ハウステンボスでチューリップ祭が華やかに開催されている現在、未だに去年のクリスマスシーズンの旅レポを続けてたこのブログですが、今回含めて後3回で終る目処が付きました。(汗)
という訳で前回の続き…今回は写真が多目なんで、文章少なく参ります。



随分長い旅をしていたようで、実はたった2泊3日の冬の旅。
漸く迎えた最終日の朝、私の眠りを覚ましたのは母の携帯のアラームだった。
時計を見たら6時半…最後の日くらい朝寝坊したいと考えていたのに。
寝惚けも加わり多少不機嫌モードになって、起きた母に訳を尋ねたところ、朝市に行きたくてこの時刻に目覚ましを設定したらしい。

朝市、モーニングマーケットは、毎週土~月の朝7時半~9時に、ホテル・ヨーロッパ前の総合土産店「シーブリーズ」で開催される。
年中開催されてるかは知らんけど、自分が今迄行った限りでは、土~月の早朝必ず開催していた。
出品されるのはチーズにお菓子に海産物加工品、それにホテルメイドの焼き立てパン。
店舗自体がオープンするので、他飲物から縫ぐるみ等のグッズまで、買う事が出来る。
これは当日出国する予定の人にとっちゃ、買い残しを手に入れられて、有難いに違いない。
土~月の早朝を選んで行うのは、そういう理由からなのだろう。
尚、焼き立てパンが店に到着するのは7時45分頃、到着して直ぐに無くなるほど人気なので、買いたい人は遅くてもこの時間には店に居るように。

んでまぁ起きたは良いけど確か前夜のTVでは、今日は雨が降って荒れるとか何とか言ってたような…不安に怯えつつカーテンを開けて外を確認する。
すると未だ夜明けてない紺色の空は晴れていた。
ホッとして出掛ける仕度を整える。
母と「朝食は朝市で買ったパンにしよう」なんて、和やかに会話しながらお茶を飲み、出掛ける前にもう1度外を確認したら、あらビックリ雪が降ってるじゃないですか!
いやいや実はそれ、風に舞う枯れ葉だったり!
枯れ葉が凄まじい風に吹き上げられて、雪かあられの様に窓を叩き付けてるんですよ!
空がどんより何時の間にか真っ暗、いやこれ絶対確実に雨降るよってな塩梅。
前夜の天気予報は大当たりだった…しかしまぁ此処の朝市は店ん中で開催するから、雨天中止の心配は無い。
という訳で母と一緒に傘差して、予定通りに朝市へ出掛けたのです。



↑ところが不思議な事に、土砂降りだった雨が、私らが1歩外へ出た途端、嘘の様にピタリと止んでしまった。



↑みるみる晴れてく雲。



↑後には抜けるような青空が広がっていました。
海の側に在る街だから、霧やら雪やら今迄も不思議な光景を目にして来たけれど、この日の朝の目まぐるしい空の移り変わりも、記憶に焼き付いて忘れられない。
抜けるような青空と言ったけど、丁度空の半分とこで雲が分断されてまして、一方が曇り、一方が晴れたんです。
この写真は朝市から帰って来て、窓から写した物だけど…見ての通り晴れてて曇ってるでしょ?
曇天の下、教会を照らす陽の光に御注目下さい。
例えるなら映画の十戒に出て来る、あの海が割れるシーン、空の神秘をまざまざと見せ付けられました。



↑此処が朝市が開催される「シーブリーズ」。



↑オープンが遅い店舗ばかりの中、この店の貴重度は頗る高い。



↑ホテル・ヨーロッパの前に建っていて、場内宿泊者にとってはコンビニ的存在なのです。
母が店内で買い物してる間、ヨーロッパの玄関前に場内観光馬車が到着、宿泊者の数人が乗って行った。
雨が上がって良かった、この朝馬車に乗った人にとっては、清々しい思い出になった事だろう。
(観光馬車についてはこちら→http://www.huistenbosch.co.jp/transport/topics/horse.html)

買い物好きな母は、しこたま買っていた。
特にパン、朝食用だけでなく、土産としても買ってました。



↑買った内から朝食に選んだクロワッサンダマンド(左)とレモンパイ(右)。
クロワッサンダマンドにはアーモンドクリーム、レモンパイにはレモンクリームが練り込まれていて、甘いんだけどしつこくない絶品でした。
特にクロワッサンダマンドはお薦め、朝市以外にも「カフェデリ・プリュ」等で販売してます。
「カフェデリ・プリュ」についての紹介は次回。



↑可愛い物好きな弟へのお土産に買ってったミッフィーパン。
焼き上がって店に到着後、瞬く内に売れてしまった1番人気。
食べた弟の話では中にクリームが入ってたとか。
しかしチョコで書いてあった顔は熱で溶けてしまい、家に着いた時には無残に変わり果てていた。(哀)

ホテルに帰った後、宅急便で送るよう、母と共に荷物を纏める。
何せ母の買った土産が凄まじい量だから、フロントで箱を貰い、詰めるしかなかった。
なのにこの後更に母は土産を買いに外へ出掛けたのでした。
もう充分じゃん、そんなに買って何処に配る積りか訊く自分に、「いやあね、これまで買った物は家用よv」と笑う母。
家用って……旅行後1ヶ月はおやつに困らなかった、というのは余談。(汗)

部屋に独り残った私は、名残を惜しむ積りで寝てました。
寝ながらTVで天気予報を確認、雨は降ってなくても、段々と崩れる気配を感じたもので。
したら長崎佐世保は強風雷波浪注意報が出てるじゃないですか。(汗)
頭の中に蘇る高速船欠航、乱気流に遭った時の記憶。
寝てる間に予報を裏切って、好い天気に変ってますように…しかし祈りは通じず、起きて窓から見た空は、益々どんより曇っていたのでした…。

11時50分頃、母もホテルに戻って来て、スタッフに荷物の入った箱を運んで貰った後、チェックアウトをして、ランチを食べに行きました。
場内連泊者の特典として、朝食を昼食に替える事が出来る。
だからこの日朝食券は使わずに置いたのだ。
私らの泊ったホテル・アムステルダムのメインレストラン、「ア・クールヴェール」はバイキング形式。
地元長崎の食材をメインに作られた質の良い料理を、好きに選んで食べられるのが魅力の店なのです。



↑ランチに案内されたのはアレキサンダー広場を眺める席。
朝にホテル・ヨーロッパ前で見た観光馬車が、目の前に停まって客待ちしてました。
そもそもこのアレキサンダー広場こそが馬車のターミナルだったし。



↑さてこの日の昼に私が食べた料理を紹介しましょう。
先ずはお目覚めしゃっきり、キャロット&フルーツジュース、人参の風味を残しつつ、飲み易いフルーツの味。
手前の皿には種類色々サラダ、ドレッシングは毎度ながら柚子味を選びました。
左の皿に盛ったのは長崎ヒラスのタルトレットとカナッペ盛り合せ、長崎コショウダイと佐賀産青梗菜の油淋汁ソースがけ、長崎マトウダイのポアレのノイリーソースがけ、冬野菜のマリネ香草風味。
右の皿には長崎アマダイの唐揚ポン酢おろし、鯛が好きなんだなって事がバレバレですな。
右端の小皿は寒鯖の雲和え、どれも上品な薄味仕立てで、流石のホテル・クオリティだと感じられまする。



↑左はオニオンスープ、パルメザンチーズを振って、カリカリのラスクを浮かべれば、スープとパンに蕩けるチーズが絡んで、風味が一層増します。
右は表面に芥子の実が塗された米粉のパン、モチモチの食感が堪らない。
此処のパンって見た目以上に食べた気になる、朝市で買ったパンなんか、手に持ってズシリと重たく感じたもの。



↑長崎で水揚げされたハマチの刺身、海の街で食べる魚は新鮮さが違います。



↑此処の売りと言えばステーキ、今回は牛ステーキは無く、長崎雲仙スーパーポークのみ。
味付けはオニオンソース、ガーリックソース、香草塩の中から、オニオンを選択、粒マスタードを添えて頂きました。
焼いて下さったコックさん曰く、「牛より(地元特産の)スーパーポークの方がお薦めですよ~」との事、実際大変美味しかったです。



↑メインを食べ終わったらデザートタイムって事で、フルーツヨーグルトに長崎特産の甘~い蜜柑。



↑左の硝子の器に盛られたのは焼き林檎雲龍、練り切り餡で焼き林檎が包んである洋風の和菓子。
秋に来た時には甘栗が包んであったっけ。
他、カスタードプリン、黒豆のゼリー寄せ、胡桃のブラウニー、木苺のムース。
どれも美味しいんだけど、特にプリンが最高で、此処に来たからには是非食べて欲しい一品。
後、冷たい物苦手なんであまり選ばないんだけど、アイスクリームがメチャ美味しいのです。
バニラとストロベリーを大抵揃えてるもよう。



↑お終いは何時も通りミルクティーで、母は珈琲で〆ました。
正午に来店して、店を出る頃には14時近く…2時間もの優雅な昼食。
旅をしてる時じゃなきゃ味わえない贅沢ですな。
クリスマスシーズンに合わせて窓に吊るされた、ツリーや星等のデコレーションが可愛かったです。

ア・クールヴェールのランチバイキングについてはまったりさんの記事が詳しいので、是非参考になさって下さい。
次回は遂に出国するまで…書けたら良いなぁ。(汗)



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ヒナさん、誕生日おめでとう!

2010年03月03日 19時43分49秒 | ワンピース
3/3の雛祭はヒナさんの誕生日~♪
ヒナさん、ハッピーバースデー♪♪
お祝いに桃の花…は用意出来なかったんで、チューリップを贈らせて頂こう。

気が付けば十二月全てにキャラの誕生日が設定されてるという。


1月…エース、尾田先生、アイスバーグさん
2月…ビビ、ロビンちゃん
3月…サンジ、ヒナさん、フランキー、スモーカーさん
4月…ウソップ、ブルックさん、カリファさん
5月…ルフィ、コビー
6月…ルッチ
7月…ナミさん、パウリー、ヘルメッポ
8月…カク
9月…ハンコック様
10月…たしぎ
11月…ゾロ
12月…チョッパー


…1人漫画のキャラ以外の方もいらっしゃいますが、見事コンプリートで御座いますよ。
しかし此処まで設定されていながら、シャンクスの誕生日がはっきりしていない。
私ね~、シャン(3)ク(9)スで、3/9になると思ってたんすよ。
けどその日はフランキーの誕生日に充てられちゃったんで…いや別に不服ってわけじゃないけど。(汗)
果たしてこの後シャンクスの誕生日は決まるのか否か!?
設定されない方が彼らしいですよってな理由で、敢えて作者が決めないのかもしれない。

もう1人、決まりそうで決まらないキャラが居る。
それはくいな。
く(9)いな(17)で、9/17にあっさり決まるかと思ったんだけど…今迄誰も投稿してないのか?投稿は来てるけど作者が採り上げないだけなのか?
謎は深まるばかりで御座います。
てゆーか此処で挙げた他にも誕生日はっきりしてるキャラ居るだろうか?
ひょっとして採り上げ忘れてるキャラが居たら……御免なさい。(汗)
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サンジ君、誕生日おめでとう!

2010年03月02日 21時23分55秒 | ワンピース
3/2はサンジの誕生日~♪
サンジ君、ハッピーバースデー♪
戦争編クライマックスな一方、彼の現状が気になります。
多少カマ言葉が残るくらいで、元の女好きな彼に戻れれば良いなぁと願ってる。
てか新作映画がルフィ17歳最後の冒険で、大戦争の後に来るもんだってなら、ウソップもサンジもちゃんと元に戻れるって事ですか?
ルフィもその頃までは元気を取り戻してるって事ですか?
あのエンディングに出て来る2人は、こうなると○影の意味だったんですかねぇ……。

新作映画の感想については今年の7月大々的に語らせて頂く積りです。
つか今年のナミ誕企画は新作映画の感想スペシャルと、今書いてる連載の続きを書くと既に決まってますんで。(汗)
本編の感想は今は無理、色々とはっきりするまで何も言う事浮ばないっす。

んで女好きのサンジ君の誕生日って事で…ちょっと前にgooランキングでやってたんすけどね。

アニメ『ONE PIECE』「彼女にしたいキャラクター」ランキング

(→http://ranking.goo.ne.jp/ranking/026/girlfriend_onepiece_male/)

自分にとってはかなり嬉しい結果が出たんで紹介しちゃいます。(笑)
もったいぶって30位から――


30位 ジュエリー・ボニー
25位 サディちゃん、シャルリア宮、アピス、シャクヤク、ミス・マンデー
21位 ラキ、アルベル、シンドリー、ミスダブルフィンガー
19位 ポルチェ、ベルメール
18位 ミス・ゴールデンウィーク
17位 ミス・バレンタイン
16位 アルビダ(減量後)
14位 ノジコ、コニス
12位 ペローナ、マーガレット
11位 マキノ


「21位のアルベルって誰よ?」と思ったら、アニメオリジナルのアッチーノファミリー編で出て来たキャラですか。
それじゃあ解らんわ。(笑)
しかし「アニメ『ONE PIECE』のキャラ」ってタイトルながら、恐らく「漫画『ONE PIECE』のキャラ」ってタイトルで投票させても、結果は殆ど変んなかったと思うよ。(笑)
続いて10位から――


10位 カリファ
8位 ヒナ、くいな
7位 カヤ
6位 ケイミー
5位 たしぎ
4位 ビビ


故人ながら8位にランクインしてる、くいなが凄い。
私も彼女は好きだ。
もしも生きてたら、ナミさんの人気を脅かす存在になっていたんじゃなかろうか。
といったところでベスト3の発表!(ジャン!!ダダダダダダダダダ…!!)


3位 ハンコック様!

2位 ロビンちゃん!

そして1位は――ナミさんです!!


やりました!!
おめでとう御座いますナミさん!!
賞金はベリー金貨50枚…は無理なので、コインチョコ50枚その内買って来て地味にお祝いします。
いや~最近ハンコック様の人気が赤丸急上昇だったもんで、こういう結果はファンとしちゃすっげー嬉しかったり。(笑)
皆何だかんだ言って、ナミさん好きなんじゃんv
実際リアルに居ても、人気集めてる気がしますよ。
尾田先生自身の理想の女性像なわけだし。

本日の写真はババガンプ・シュリンプのビッグショートケーキ。(正式なデザート名忘れた…)
映画フォレスト・ガンプをイメージしたテーマレストランで、美味いのは結構だけど何でもアメリカンサイズで、1皿でも1人じゃ食い切れない。(汗)
日本と違ってスポンジじゃない、ビスケットを重ねて作ってあるショートケーキ。
元々ショートケーキっつうのは「手早くイージーに作る」意味から名付けられたらしく、苺の載ったスポンジショートケーキは日本考案のオリジナルらしい。

間にはアイスクリームが挟んであり、生クリームは天高く。
友人と2人、さながら砂崩しの如く下の方から掘って食べて、結局生クリームの山は残しました。(汗)
んでも本当味は良い…但し食べる時は胃薬の用意を。(汗)
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