瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん28

2012年03月31日 18時56分19秒 | 漫画&アニメ
近所の桜が漸く開花致しました。
まだ一部咲きにもならん具合っすが…満開になるのは今から約1週間後と思われ。
今年の入学式は満開の桜の下、迎えられる事でしょう。
季節の挨拶を終えたところで前回の続きで御座います。


・第28回「響子さんもビックリ、私が賢太郎の父です」 脚本:小西川博 コンテ・演出:鈴木行 作画監督:服部圭子

…何がビックリって、タイトルに「!」が付いてない!!――確かに初の衝撃だ!!
皮肉はさて置き前回同様、今回も地に足の着いたカメラアングル、キャラ目線での構図が続く為、アニメというより実写ドラマ感覚。
それでなくても今回、話が非常にホームドラマしてました。

28回目にして初めて登場した一の瀬さんちのパパ。
噂には上れど実際に居たんですね~って、UMAじゃあるまいし。
この「存在するけど、なかなか現れないキャラ」が漫画ファンに受けて、以後他漫画にも頻繁に登場するようなった。
高橋留美子漫画は当時のトレンディー、最先端トップモードだったのだ。

ところで何故これまで存在が確認されなかったのか?
原作での話だと、他住人とは生活パターンが違うからだそうです。
しかしそれでも響子さんとは顔を合せてそうなもんだけど。
結局は影が激薄かったって事なのね。

一の瀬さん夫婦が息子の賢太郎の為に、運動会の父兄参加レースに出てハッスルという、話としては有りがち単純なもの。
ただし原作ではこの回一の瀬さん一家は脇で、何だかんだ響子さん&五代君のラブコメが主軸になってた。
だがアニメでは徹頭徹尾一の瀬さん一家の話に改変してあるから、原作での五代と響子さんの絡みを期待してたファンはガッカリしたんじゃないかと。
当時の自分も五代の妄想たくましい響子さんとの練習風景が観れなくて頗るガッカリだった。(笑)

また前回以上にキャラの改変も目立つ。
酒に咽る五代の背中を優しく擦る等、アニメの響子さんはさながら菩薩。
人間らしい欠点を併せ持つ原作での彼女が好きなファンには受容れ辛いものだろう。

しかし原作を忘れて観るなら、上手く纏まってる印象を持てた。
アニメは一の瀬さん一家の話を進めつつ、同時に一刻館の朝から夜までを追っている。
朝に始まり日が落ちて夜になる、そういう1日の時間経過が丁寧に描写されてるのですよ。
一の瀬さん宅に西日が射すシーンでは、キャラの顔に窓枠の影が描き込まれてる!しかもそれが動くのには驚いた。
2期になってから陰影をより意識して演出するようなったなと。

とはいえ今回の作画については、正直あんまり…。(×を付けるまではいかないけど)
服部さん担当回は1期から野暮ったい絵だったけど、それでも響子さんのアップは可愛かった。
この暫く後、服部さんは作画監督を降板されるのだけど、理由は新しくなったキャラデザに合わなかったからじゃないか~なんて、あくまで個人的な推理。

(個人的評価) 脚本△ 演出△ 作画△ …会社が潰れて無職となった旦那をヒステリックに責めない、一の瀬さんは案外良妻かもしれないが、それでもテニスクラブと酒を止めないとこ見るに、やっぱり悪妻なのかもしれない。(止めてやれよ、生活苦しいんだから)(笑)


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あにめぞん感想、ざっくばらん27

2012年03月30日 22時18分38秒 | 漫画&アニメ
2週ぶりどころか3週ぶりのあにめぞん感想、なんと27回目にして傑作マークを表す★を付ける事になろうとは…!
ちなみにMX局での再放送は次回から曜日と時間が変るらしい。
今後はプロ野球中継も始まるし、お休み増えるかも…それはさて置き前回の続きで御座います。

★第27回「消えた惣一郎!?思い出は焼き鳥の香り」 脚本:伊藤和典 コンテ:安濃高志 演出:片山一良 作画監督:河南正昭

…この回からCD(チーフディレクター、つまり監督)が安濃高志氏に、シリーズ構成は伊藤和典氏に、キャラクターデザインは高田明美女史に変更となりました。
あのクリィミーマミ~マジカルエミと続く、ぴえろ魔女っ子シリーズの名演出家、安濃高志が監督!
しかもニルス、クリィミーマミ、うる星やつら、きまぐれオレンジロードと、手掛けた作品全てがヒットしてる伊藤和典が脚本!
加えてクリィミーマミ、きまぐれオレンジロード、うる星やつらと、当時の萌えアニメファンには売れっ子の、キャラクターデザイナー高田明美!
何れ劣らぬビッグネームが制作陣に加わるという事で、アニメ雑誌もファンも大いに沸き立ったのです。
ちなみにBGM作曲等の音楽スタッフに川井憲次氏が新加入。
この頃はまだ駆け出しだったけど、その後らんまやパトレイバー等を経て、業界1、2を争う人気作曲家になってくんだな。

しかし製作会社のキティフィルムは、一体何故、安濃氏と伊藤氏と高田女史を抜擢したのか?
この3人の共通点はアニメうる星やつら(ぴえろ版)の制作スタッフだった事。
或いはアニメうる星の様な再ヒットを期待し、抜擢したのかもしれない。
ルーミック・オブ・ルネッサンス=ルミッサンス(うる星に帰れ)、なんちゃって。

では実際に本編を観て、変ったかと問われれば――物凄く変った!
今迄とは別のアニメを観てるようだった。
先ず絵が違うし、朱美さんのベビードールは透けてないし(クレーム有った?)、五代君イケメン化してるし。
響子さんと五代の髪に、ぴえろ魔女っ子アニメのヒロインの様な、ハイライト(テカリ)が入れられてるし。(笑)
Gパンからスカートに普段着をチェンジした事で、響子さんのマドンナイメージが更に増した。
でも作画監督名を見て解る通り、描いてるアニメーターさんはほぼ変更無。
土器手さんが降板したくらいだったり。
この回の作画監督は、1期の第1回と同じ河南さんで、パッと見は信じられない。
キャラクターデザインの変更に合せて絵を変えられるとは流石プロ。
「アニメ美味しんぼにキャラが似てる」と思った人は鋭い、河南さんは後にそのアニメ美味しんぼのキャラデザを手掛けた方なのです。

絵だけじゃなく、演出の仕方も、今迄とは全く違う。
丘の上から見下ろしてる様な俯瞰アングルが殆ど無くなり、地に足を下ろしたカメラアングルが増えたなと。
窓外から覗く様なカメラアングルも、これ迄は見られなかったもの。
まるでキャラの前でカメラ構えて撮影してる様で、実写ドラマを観ている様な気分になる。

季節の風物への拘りも強く見られます。
今回からリアル暦に作中の季節を合せるようになったのだけど、木に生ってる熟柿や風にそよぐ秋桜をカット繋ぎに使用する事で、秋を強く印象付けるのに成功している。
夜、五代の部屋で一刻館の住人達が、居なくなった惣一郎について話し合うシーンに挿入されてるのは、アニメで汎用されてる機械的な効果音でなく虫の声。
窓を叩く秋の夜の雨など季節の事物を用いて、キャラの心情をも描写しようという意欲を感じた。
電気の消えた真っ暗なTVが、鏡の様に顔を映すシーンも印象深い。
夜中にふと目覚めて、目の前にTVや鏡が有ると、視線を逸らしてしまうよね。
響子さんの回想→バケツの水が溢れる→弾ける様に外へ出て行く響子さん→坂道での五代のシルエット、という流れは圧巻。
バケツから溢れる水は、溢れ出た響子さんの心情を暗喩している。
そこまで(原作の描写に比べ)淡々としてる分、クライマックスが自然と引き立つのです。

坂道で五代が振り返る。
そのシルエットが、響子さんの記憶の中の、惣一郎さんのシルエットに重なる。
驚いて立ち止まる響子さん、背後の外灯がぽつり、ぽつりと点って行く。
響子さんが反射的に惣一郎の名前を叫びかけるが、五代の横の外灯が点り、彼(と犬の惣一郎さん)の顔が浮き上がる。

「…ご……だい、さん…………!」

放心した響子さんの髪を、秋の風が嬲って行く。

このシーンはあにめぞんの中でもベスト5に入るんじゃないかと。
明らかに演出のクオリティは1期より遥か上で、今後への期待が非常に持てました。
ぶっちゃけこの回については、原作すら凌いでるよう感じたです。

脚本も今回良かったかと。
今迄はアニメオリジナルの会話パートになると、テンポも洒落っ気も失われた。
今回の一刻館の住人達の会話は、殆どアニメオリジナルでも、テンポが滑らかでナチュラルだった。
四谷さんが「帰巣本能」の意味について訊かれ、朱美さんに辞書を渡す所の掛け合いが楽しい。

ただ問題は、前回と全く繋がりが無い事…!
前回の響子さんのヤキモチ大爆発は、如何ようにして決着したのか!?――続けて観ている視聴者は気になったに違いない。(笑)
季節も前回は初夏だったのが、秋にワープしてる。
これぞミッシングリンク、果たしてこの間何が有ったのか!?
アニメ雑誌でのスタッフの説明によると、前回の件で一旦響子さんは男に幻滅し、五代・三鷹への気持ちが0に戻ったんだそうな。
しかしそれはちょっと納得し辛いものがあるなぁ~。(笑)

一刻館の住人達が、原作の彼らより親身な点も、原作ファンには気になったかも。
代わりの犬を探した朱美さんを囲む茶々丸でのシーンは、個人的には良いものに感じたけど、原作の彼ららしくはないなとも同時に思った。
五代も原作の彼らしからぬ逞しさ見せてるし。(笑)

(個人的評価) 脚本○ 演出○ 作画○ …ラストに流れるアローン・アゲインは、曲調的には雰囲気ぴったりだが、歌詞を考えると複雑だ。(自殺ソング…)


】  
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光る王国、燃える王国16

2012年03月25日 14時13分35秒 | ハウステンボス冬の旅行記
本日ハウステンボスは開園から20周年を迎えました!
おめでとうハウステンボス!!成人だね!!
今後もしぶとく残ってくれと願を篭めつつ、前回の続きで御座います。



最終日の朝食会場はアンカーズラウンジか吉翠亭の内から選べた。
アンカーズラウンジならビュッフェ、吉翠亭なら和の朝食膳という食事スタイル。
ビュッフェも嫌いじゃないけど、折角ホテル・ヨーロッパに宿泊してんだもの、やはり他ホテルでは味わえない方を取りたい。
母も同意見という事で、この日の朝食は吉翠亭一択。
NHKの朝ドラ観る為先に帰った母と、吉翠亭前で落ち合う約束をしていた私は、朝散歩から帰った足で現地に直行したのです。

    

2人揃って案内されたのは窓際、硝子張りの向うに石庭を臨む席。
自分ら以外の客は数人、家族客はアンカーズラウンジのビュッフェを選んだもよう。

    

卓に着いて一息入れてる所に、着物姿の店員が熱いお茶と、満載の盆を運んで来た。
箱膳に詰められた色取り取りのおかずは、食器も相まって、さながらキンデルダイクのチューリップ畑。
お品書き貰ったんで、1つ1つ紹介致しましょう。
寝惚けた頭を覚醒させてくれる、野菜とフルーツの冷たいミックスジュース。
海草に湯葉等の具が入った赤出汁の味噌汁。

    

箱膳上段右から、自家製おぼろ豆富、上に乗ってるのは芥子茄子。
真ん中は酢味噌和え、左は季節野菜炊き合せ。
ガンモを噛締めた瞬間、上品なだしがジュワッと滲み出て感動、煮しめ方にプロの技を見た。
自家製おぼろ豆富のほんのりした甘さと、とろりとした食感を、辛い小茄子がピリッと引き立てる。

箱膳下段右から、焼き魚、酢蓮根、明太子、だし巻き、平天、猪口三種盛り。
九州の名物が1皿に勢揃い、平天と言うのは薩摩揚げ、本場の物は素材の魚の味を強く感じられる。
チューリップの様に可愛らしいお猪口に入れられてたのは、雌株とおろし和えと金平ゴボウだった。

漬物三種と、デザートは初日にも頂いたホワイトコーヒープリン、但し上に載ってたのは苺ではなく、黒豆のふっくら甘煮。
朝からデザート付とは何たる贅沢♪

    

ご飯は白飯かお粥か選べる、私はお粥、母は(お粥が苦手なんで)白飯にした。
お粥には鼈甲餡が付いて来て、お好みで加える。
米は福井県産こしひかりですってよ!
他には醤油等の調味料横に備え付けられてた梅干やちりめん雑魚等。
梅干が絶品の甘酸っぱさで感動した。
朝から贅沢を堪能させて頂き満足、満足♪
どれを取っても素材を殺さぬだし加減、やはり吉翠亭はハウステンボスきっての名店である。
多少値段は高いけど、和食が嫌いじゃなければ、1度は寄るべし。
メニュー等の詳細はまったりさんのブログを御覧下さい。

食べ終って風寒い外へ出たら、店の前に観光バスが何台も停車してた。(吉翠亭は本館から少し離れた所に在る為、一旦外に出る事になる。)
やはり土曜日だからか?
初日は閑古鳥の大合唱状態だったけど、金土日はやはりお客さんが多い。
近在の人にもっと遊びに来て貰いたい。

チェックアウトは(ファミリエ会員特典で)13時だったんで、食後は部屋で荷物を片付けながらゆっくり過した。
母は土壇場まで買い物に出かけたけど、私はベッドで寝転がりながら、場内イベントを紹介するケーブルTVを観てた。
内海側の部屋は場内の喧騒が届かず静か、うとうと眠っていたそこへ、ドアをいきなり叩く音。
母に頼まれ宅急便で送る荷物を運びに来たスタッフだった。
そういう事は電話で先に連絡してくれ、母よ、何事かと焦ったじゃないか。(汗)
ていうか仕事の速いスタッフが、頼んだ後のんびり寄り道してた母を追い越し、先に部屋に到着したらしい。
大サイズの段ボールをいっぱいにする土産の多さ、ハウステンボスの収益増に大いに貢献した母だった。(笑)

その後再び母は外に出かけ(まだ買うか)、部屋は再び私独りきりになった、ので安心してまたベッドに寝転んだ。
ギリギリまで名残を惜しむのが自分流の最終日の過し方である。


窓の下に広がる内海、ポンツーン(船着場)に停船するカナルクルーザー。


ホテル・ヨーロッパの中庭には運河の水が引き入れられている、その運河には大村湾の海水が引き入れられている、だから「内海」。
通常のチェックアウトタイムの11時に合せ、ホテルの内海~出入国口の在るブルーケレンを結ぶ、カナルクルーザーが運行を開始。

    

暇潰しに窓辺に座って様子を眺めてたら、船着場を出航するカナルクルーザーは、反転してから内海を出てくんだなと。

    

狭い内海内でもぶつからず操縦してみせる船長のテクニックは凄い。
パークで見られる日常風景の中での何気ないショーであった。


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光る王国、燃える王国15

2012年03月20日 14時33分36秒 | ハウステンボス冬の旅行記
彼岸なんで墓参りに行って来ました。
今年はいつまでも寒さが退かず、桜の開花が遅れそうですね。

なかなか終らない冬に合せてか、ハウステンボス「光の王国」も、結局今週日曜迄延長してたとか。
ロングランに次ぐロングラン、開花が遅れてるチューリップまでの繋ぎでしょう。
「花の王国」に変身するのは何時の日か?
何時も通りの前置きから始まり、前回の続きで御座います。



旅の最終日の朝6時半、珍しくも早起きした母が、ガサゴソ立てる音に起された。
天気は生憎の曇りだったけど、最終日という事で散歩に出かける。
エレベーターで1階に降りたら既にレストランは営業中、朝食バイキングに詰め掛けてる客の横を過ぎ、正月の雰囲気を残した正面玄関から外へ。
空は夕暮れかと錯覚するほど暗かった。
長崎の冬の朝は遅い、加えて朝靄がたちこめてて、益々冬枯れてる趣だった。

無料ゾーンと有料ゾーンとを分けるゲートに人の姿は無く、通行フリーパス状態。
冬季は朝10時開園で、それまでは場内宿泊者限定で、好きに園内を廻れるのが嬉しい。
石畳の道を時折スタッフの車が過ぎて行く。
踏切り横で何となく見ていたら、一旦停車→下車→遮断機を上げる→渡る→遮断機を下ろす、なんて事をしていて、スタッフにとってもゲートはかなり邪魔くさい物なんだろうなと。(笑)



人通りの無いハーフェン橋を渡って、海岸沿いの道を歩く。

    

↑ホテル・アムステルダム裏には2本の小路が在る。
石畳が敷かれた緑の間を行く小路と、ヨットハーバーを脇に眺めるデッキロード。(↑)
どちらも散歩するには気持ち良い。
冬の海風に煽られたヨットが、擦れ合って奏でる音は物悲しい。
視線を港町に投げれば、静かに佇むデ・リーフデ号の姿。
見晴台ウォーターゲート「スネーク」まで歩いての散歩コースがお勧め。
晴れていれば朝焼けを反射して赤く染まる海面を、中のベンチに座って美しく眺められる。

残念ながらこの日は曇っていたので、Uターンして再び港町に戻った。

    

デ・リーフデ号前のチョッパーマンもクマも、朝という事でグダ~~ッとお休み中。
空気抜けてます。(笑)

    

ワンピースの3Dシアターが出来たり、新しい飲食店が入ったりと、港町も大分様変わりしました。
外部から色んなテナントが入り込んでる為、パッチワークの様に纏まり無い印象、元の姿を知ってる者にとっては複雑である。
個人的には海岸沿いと奥のエリアこそ有料ゾーンに設定し、ハウステンボス側で管理して欲しかったなと。(そうすりゃ無料側に在りながら何故か有料のパレスに違和感持つ事も無かった)
ブルーケレン、キンデルダイク、ニュースタッド、フリースラント、ユトレヒトにテナント誘致した方が、エリアのカラー的に相応しく思う。
で、それより奥に行きたい人には入場料払って貰う、サニー号有るなら来場客望めるでしょ。
今更言っても仕方ない事だけど、「海」こそハウステンボスの主題で、そこを大事に守って欲しい。

    

なんて考えながら、マリンターミナルの在る通りを過ぎ、サニー号が浮ぶ港まで歩いて来たら、奇跡的にも朝日が顔を出していた!


曇りで諦めてたのに、厚ぼったい雲の隙間から朝日が!!

    

波間に架かる輝きの橋、旅の間中の天気は曇りだったのに、2日とも朝日を望めたのは幸運でした!

    

先端に小さな灯台が建つデ・ラウター桟橋、朝日を眺めるならここがベストスポット。
駆け足で端まで辿り着く頃には、雲に隠され見えなくなってしまった。
本当に一瞬だけの、天からのサプライズだったもよう。


海に突き出した桟橋の上に立ってると、海面に浮んでる様な気持ちになる。

沖を走る漁船、魚目当てに上空を飛ぶ海鳥、岸辺を打つ波音と、魚の跳ねる音。(飛び魚が沢山泳いでる海なのです)
静かに眠る街には、自然の音が良く響く。

    

朝日が隠れたところで母は先にホテルへ、自分もゆっくりと桟橋を戻った。
雲の向うで姿は見えねど、朝日が昇った空は次第に明るくなって行く。

    

出張中の観光丸に代り、留守番をしている大碇、しかし沢山有るなぁ。


↑桟橋前に新しく出来たパーキング。

港町で最もショッキングな変化は個人的にこれ…道路もだが、せめてもちっと周囲の景観に合せたデザインにして欲しかった。(涙)


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3/14はスモーカーさんの誕生日!

2012年03月14日 23時03分54秒 | ワンピース
ヒ「スモーカー君、今日が誕生日ですって?――おめでとう、魚座の生れね。魚座の男性は夢見がちで縫ぐるみ等の可愛い物が大好きで喧嘩が大嫌いな優しい気質と言われてるわ。気に入らなければ海軍本部にも楯突くスモーカー君の内面がそんな風だったなんてヒナ意外。」
ス「星占いなんかで人を決め付けんな!!!!――『黒檻のヒナ』の異名で呼ばれる女傑が、んな乙女チックな占いを本気にしてるとは、こちらこそ意外でせせら笑っちまうね!!」
ヒ「だってわたくしも魚座よ。夢見がちで縫ぐるみ等の可愛い物が大好きで喧嘩が大嫌いな優しい性分」
ス「………………………………マジか?」
ヒ「プライベートな時間はフワフワでピンク色の物に囲まれて過すの」
ス「…止めてくれ、悪い夢に魘されちまう」

ス=スモーカーさん、ヒ=ヒナさんの台詞って事で。

写真は花の展覧会に展示されてたサボテン雪だるま。
魚座生れのスモーカーさんの趣味に合うよう、白くてフワフワの可愛い物――あ!スモーカーさん殴らないで!!
魚座と乙女座の男性って、星占い嫌いな気がするよ。(笑)
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あれから1年

2012年03月11日 20時45分46秒 | ただいまおかえり(雑記)
1年目にあたる今日が日曜日というのも何か運命的な…14:40~14:50はTVの視聴率さぞや高かったに違いない。
そんな日でも通常通りの番組を放送するTV東京は天晴れと褒めるしかない。(笑)
自分も見習って通常通りにハウステンボスレポ上げる積りだったけど…う~ん…今一そんな気分になれねぇ。(汗)

実は今日は亡くなった母方の祖父の誕生日だったり。
その祖父は元東京電力の社員で、生きてる頃は誇りを胸に働いてたそうな。
よりにもよって、そんな祖父の誕生日に、東京電力が大失態をやらかそうとは何たる皮肉、今頃祖父は草葉の陰で泣いてる事だろう。
東京電力に勤めてる人達が、再び誇りを持って勤め先を口に出来る日が来ると良い。
その為にはやはり脱・原発へシフトしてくしかないんじゃないかなぁ、例え遠い道であろうとも。

写真はいつもの如く花の展覧会での写真。
他の花の前には大勢のギャラリーが出来てたのに、この白菊の前には人だかりが全く無かった。
恐らく「白菊」=「葬儀」というイメージから、無意識に忌避されたのかもしれん。
人間側の勝手なイメージ付けなのに、避けられた花が可哀想。
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あにめぞん感想、ざっくばらん26

2012年03月10日 22時52分10秒 | 漫画&アニメ
遂に前期が終了するあにめぞん、来週はMXでの再放送お休みするそうで(映画プリキュアやるらしい)、ここのあにめぞん感想もお休みとなりまする。
予告したところで前回の続きですよ~。


・第26回「五代ボー然!響子のヤキモチ大爆発!!」 脚本:島田満 コンテ・演出:やまざきかずお 作画監督:音無竜之介(高橋ナオヒト)

…前期の最終回という事で、コンテ&演出をチーフディレクター(総監督)のやまざき氏が担当。
ちょくちょく書いてるが、やまざき演出の特徴は俯瞰、高所から見下ろす構図が多いんですよ。
アニメうる星時代も丘の上から友引町を見下ろす構図が頻繁に出て来た。

初夏を表すのに紫陽花を用いたのは月並みだが成功している。
てぇか紫陽花以上に初夏を表すのに効果的な素材は無いだろう。

元学友の既婚の友人に呼び出され、街で久々会った響子さん。
その時のフリフリ乙女なファッションが凄まじい!
「全然変ってないね~」――皮肉か!?友よ!?(笑)
いやまぁ当時お嬢様ファッションは確かに流行ってましたよ。
しかし響子さん…二十歳を過ぎてその服は流石に(汗)…言ってしまえば、前期キャラデザのもりやま氏は、ファッションセンスあんまり無かったなと。
余談だがアニメらんまのキャラデザ、中嶋女史は更に微妙なセンスをお持ちだった、センス以前に季節感まるで無い服着せてたし…。(汗)
あにめぞん中期~キャラデザを高田女史に変更、この方の絵を嫌う人も多かろうが(まず留美子先生の絵と全く違うし)、女性キャラのファッションはセンス悪くなく感じる。

小さな子供を連れて来た友人を羨ましく思う響子さん。
そんな彼女に友人が言う、「でも再婚する時に障害になるわよ」。
「再婚なんて…」と笑う響子さん、友人は「何時までも思い出引き摺って生きてはいけないわよ」と、まるで響子さんの母親の様な口調で諭す。
原作では友人から「響子なら、言い寄って来る男の1人や2人、居るんでしょ?」と訊かれ、響子さんが五代と三鷹の顔をポッと思い浮べるんですよ。
ここ、アニメでも映像化して欲しかった。(坂でポッと思い浮べてるからって、削ってはいかんかったと思う)
この時点での響子さんは五代と三鷹を天秤にかけ、三角関係を楽しんですらいる。
計算高くてズルイ女な響子さんを、赤裸々に描いてこその回だったと思うよ。(笑)
響子さんみたいな女キャラを、同じ女である原作者が描いてるのが凄い。
並の女流漫画家ならヒロインに己の理想像を重ねたがるもんだが、留美子先生はそんな真似しないから偉いのです。
ここまでの響子さんは五代にも三鷹にも等しく嫉妬する、それは2人に好意を抱いてるせいというより、「愛したからには忠誠を誓いなさい!」という女王様気質からだと思えるのな。

「再婚なんてまだまだ。2人とも待っててくれるわ!」なんて呑気に構える響子さん。
そこへ五代が自分の部屋にこずえちゃんを連れて来た――途端にメラメラ燃え盛るジェラシーの炎。(笑)
当てつけで三鷹からのデートの誘いを受ける響子さん。
今迄は「一緒に遊びに行くだけ」だったのが、五代や一の瀬さんを前に、「デート」だときっぱり告げるのです。
いやはや女の嫉妬は恐ろしい、でも男側にとっては無反応よりも、嫉妬してくれる方が嬉しいんでしょうな。(笑)

タイトル通り今回の響子さんは、視聴者が呆然とさせられるほど、メチャクチャ恐い嫉妬ぶり。
上品でありながら、超底冷えする声で演技する、島本さんマジ名(声)優。
ヒス声で罵られるより、余程ゾッとしますですよ。
しかしこずえちゃんの件では五代が悪い、御飯作って貰ったりしといて、「付き合ってませ~ん」て言い訳は通用しないだろう。
今も見られる「意志薄弱男に多数の美女が群がるハーレム設定」ってのは、系譜を辿るとめぞんが流行らしたものかもしれんね。
よく「うる星からじゃあ?」なんて説も聞くけど、あの漫画の男主人公はハーレムが夢なのであって、モテモテハーレム設定は無いんだよ実は。

閑話休題、ちゃっかり二又かけてる五代(演じてる声優が「二又」氏だけに)にムカムカ度急上昇中の響子さん。
「ヒモみたいな五代さんより、三鷹さんの方が頼り甲斐有るし、見た目と違って誠実よ!」
だがそんなモノローグを裏切るショックな光景が窓の向うに――待合い場所に指定した茶店下のペットショップで、三鷹が見知らぬ女性と抱き合っていたのだ。
ここでめぞんファンなら犬嫌いの三鷹が、迫る犬の恐怖で店員に縋り付いた事を覚るだろうが、生憎響子さんは三鷹が犬嫌いである事を知らない。
すっかり誤解した響子さんは、やさぐれきってパチンコ屋へゴー。
周囲の客が遠巻きにする程、出玉放出フィーバーするのだった。
ここも原作だとモノローグが入るんだけどね…無言で女パチプロしてる響子さんは恐ろしい迫力だったけど(笑)、ついでに指摘するならBGMが合ってなく感じられた。
ぶっちゃけ原作通りにモノローグ入れれば、BGMは要らなかった気がする。
そういや、うる星もめぞんもらんまもパチが出されて、残るは犬夜叉・人魚・1ポンドの福音?(既に出てる?)
実はパチ大好きな留美子先生だから、出るのは必然だったかもしれない。

日が暮れて、こずえちゃん宅から一刻館への帰り道、五代は紙袋を抱えた響子さんと出くわす。
三鷹とデートを楽しんだ筈の響子さんは、何故か缶詰いっぱいの紙袋を抱えていた。
「重そうだから持ちましょうか?」と声をかければ、血も凍る様な声で「結構です。男の方の世話にはなりません」と断られる。
…慇懃無礼な台詞を早口で喋る島本さんマジ神演技、正しい意味で鳥肌が立った。(コワイヨコワイヨコワイヨ…)
「変ったデートですね、缶詰そんなに大量に抱えて…」、五代のこの空気読まない言葉が致命的だった――響子さん…大きく振り被って缶詰を――投げた~~~~~!!!!当ったぁ~~~~!!!!――カキーーーーン!!!!とこれは大きい~~~~!!!!――と何故かここでTVのプロ野球中継映像が挟まれるのには笑った、響子さん乱心モードを和らげる狙いのイメージ映像すか?(笑)
痛みに悶絶し頭を抱える五代、紙袋の破れ目から止め処なく坂道に溢れて転がる缶詰、缶詰、缶詰…!!!――四次元紙袋!!?(爆笑)
つかこれもイメージ映像ってやつで、涸れる事無く溢れる缶詰は、更迭されたCDやまざき氏の悔し涙…を例える物だったのかもしれない。(超解読)
その頃三鷹さんは店で待ちぼうけをくらっており、理由が解らず首を傾げるのだが、ぶっちゃけラストシーンのシュールなインパクトが全てを攫ってった。(笑)

前期終了という事で纏め。
ここまでの「あにめぞん」の出来は、正直に言って凡庸。
一言で表現するなら前期あにめぞんは「模写絵」、原作を見たまんまトレースするだけのアニメ。
写す段階で時折肝心の線を拾い忘れ、全体のバランスを崩す事も頻繁だった。
初期は特にトレース自体が下手くそで、広範囲に残った余白(放送時間)に、余計な物(シーン)を描き加えたりな。
でも終盤に近付くにつれ写し慣れた事により、原作の雰囲気を再現するまで上達したと思う。
それでも、このままCD変更せずに続いたとしても、原作を超える事は無かったろうなと。
ただ原作ファンにとって原作は聖典同様の絶対的存在、超える必要なんて無いと考える人が大半だったろう。
なのにCD変更した理由は何かと問われれば、「原作ファンに不評だった」為。
製作会社の発言から推理するに、恐らく1クール(13話)過ぎた辺りで、既にCD交替を決めてたかと。
やまざき氏の場合、映画うる星4の失敗が、更なる逆風となって吹いたのかもしれない。
あの映画がファンの間での氏の評判を、著しく下げた遠因になったと自分は考えている。
で、前期あにめぞんの具体的に不評だった点を挙げると、ラストだけを変えるとか、話の中で大事な台詞やシーンを削るとか、不必要な長い前置きを追加するとか。
アニメから作品を知った一般の視聴者からも、「実際の季節と作中の季節が合ってない」と、批判する声が寄せられてたらしい。
前番組のうる星ノリを引き摺ってるのも、ファンから批難されてたな。
メガネとしのぶとあたるそっくりの園児が、第1回~この最終回迄モブとして出続けたのは、一体何の意図有っての事だったのでしょうねぇ?
自分自身、必要以上にギャグテイストな前期は、あまり好きにはなれんかった。
失礼ながら前期スタッフには、原作を解読する力が足りなかったと思う。
スタッフ更迭も止むを得なしと納得出来なくもなかった。

さてそれじゃあ新CDが就任した「あにめぞん」は、一体どんな風に変ったのか…?
その回答は次回までお待ち下さい。

(個人的評価) 脚本△ 演出△ 作画○ …次回から予告もさり気にモデルチェ~ンジ!(←御免、嘘、第37回からだった。(汗))


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3月9日はシャンクス&フランキーの誕生日!

2012年03月09日 22時59分55秒 | ワンピース
2人ともおめでと~~♪♪――って事で春の花チューリップ写真を上げる。

A「お頭ァ!!!今日はハッピーバースデーだってなァ!!」
B「めでてェじゃねェか!お頭ァァ!!」
C「めでてェ!めでてェ!今夜は祝い酒が呑めるな♪」
D「祝ってやるぜェお頭ァァ!!」
シ「おう!!有難うよ!!!3月9日生れだけにサンキューなんてな♪だっはっはっはっはァ~~~♪♪」
ヤ「………まったくウチのお頭には重みがねェなァ」
ラ「ハフハフ!!…ムシャッハフッ!!!…ひぃんひゃねェの?軽い方が船沈まねェ!」
ベ「そうだな、おめェも船底に穴開けねェよう痩せやがれ、ラッキー・ルゥ」

       ※    ※    ※    ※    ※    

フ「アウッ!!!頭なんざ空っぽでいいじゃねェか!!!その方が夢詰め込めらァァ!!!むしろ男は腰がどっかり据わってねェとな!!!」
ル「いきなりどっち方面に言ってんだァ?フランキー??」
ブ「良い事言いますねェ~フランキーさん!!頭空っぽの私、何だか勇気付けられました!!!」
チ「脳味噌無いブルックは一体どの器官で物を考えたりしてるんだろう……謎だ」
サ「開頭してみろよチョッパー、飼料でも詰めてあんのかもしれねェ」
ロ「偉大な魔法使いにお願いしたのね」
ナ「その割には思慮深さに欠けるけど」

A=下っ端A、B=下っ端B、C=下っ端C、シ=シャンクス(お頭)、ヤ=ヤソップ(ウソップの親父)、ラ=ラッキー・ルゥ、ベ=ベン・ベックマン

フ=フランキー、ル=ルフィ、ブ=ブルック、チ=チョッパー、サ=サンジ、ロ=ロビン、ナ=ナミの台詞って事で…いかん、小話化して来た。(汗)
同じ頃ウソップは工場で何か製作途中爆発5秒前、ゾロは芝生甲板でお昼寝中です。
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光る王国、燃える王国14

2012年03月05日 20時49分57秒 | ハウステンボス冬の旅行記
今年のチューリップ祭は3/17~4/8迄開催。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/tulip2012/)
小中学校の春休みに合せたんだろうけど日数的には短い。
開園20周年記念でもある事だし、せめて1ヶ月位開催すれば良いのに…今年は春の訪れが遅くて、多分見頃は4月の中旬位にズレ込みそうだしさ。
まだまだ寒い日が続いてますが、頑張って参りましょう、前回の続きで御座います。


パレス・ハウステンボスのイルミネーションを堪能した後は、坂道を下り港町の停留所からバスに乗って、アートガーデンの観覧車を乗りに行った。
今回の冬からオープンした観覧車は、夜に観るとまるで打上げ花火の様。
想像したよりは街の景観に溶け込んでる。
ただイルミネーションの季節が終了したら、夜間どんな風に観えるのかな~って不安も未だ有り…。
個人的にイルミネーションの色は白か青で統一して欲しかった。

それはさて置き、乗りに行ったら凄い人気でした。
閑散期でありながら、ここだけは行列が出来ていた、回転速い為直ぐに順番来たけど。
で、乗る前にトイレに寄ろうと思ったものの、周囲にそれらしき建物が見えない。
橋渡って対岸のニュースタッドまで行くしかないと諦めかけて思い出した――観覧車が出来る以前、ルフティーバルーン(気球)がここに在った頃、隣の花屋ブルームウィンケルでトイレを貸して貰った記憶を。
店員さんに尋ねたら以前のままに在りました!
いや~我ながら記憶力ハンパない。(笑)
現在場内トイレの大半は自動洗浄式に変ってるが、ブルームウィンケル内のは手動式のままだった。
個人的には流すのくらい手動で良いと考えてるから不満無い。
てゆーか全自動に慣れ過ぎると、手動式に当たった時、流すの忘れそうで恐い…汚い話で御免。(汗)
しかし自分の周囲に在るトイレも、何時の間にやら全自動に変ってて、何時の間にやらそれに慣れつつある己が恐い。
多少不便な生活の方が馬鹿にならなくて良い気がする。

ルフィティーバルーンは良かったよな~。(写真こちら
日常的に強い海風が吹いてるハウステンボスには、向いてないアミューズメントだったけど(笑)、気球のデザインが街の景観に良く馴染んでいた。
流石一流イラストレーターと唸らされるカラーセンス。
観覧車も白にしたのは正解だったと思う、昼間は青空に映えて美しい。

    

観覧車の乗降口はブルームウィンケル隣の奥に在る。
自動券売機で買ったチケットを係員に渡して乗車、中は暖房が利いてて暖かかった。
電車の座席よろしく椅子の下から温風が出るんよ。
まだ新しいから窓硝子も綺麗で、景色を良く見晴らせた。

ゆっくりと上昇してく観覧車、次第にラビリンスの全貌が現れる。
蒼く輝く光の迷路は神秘的。

    

最高地点まで上るとアートガーデンの全景が見晴らせる。
実に素晴しい眺め、さながらモルフォ蝶の様な艶やかさ。
眼下に広がる光の絨毯は、目まぐるしく色を変えて行く。

    

アートガーデンだけでなく、光の運河に光の教会に光の宮殿…同じ高所でもドムトールンと違って、四方が硝子張りだから、園外まで見晴らせるという。
その為ハウステンボスとは対照的に、周囲はほぼ真っ暗な事が良く解った。(笑)
本当にハウステンボスだけが光に包まれてるのだなと。

    

最高地点を過ぎ、再び地上へゆっくり降りてく観覧車。
数分の空の旅、降りるのが惜しい程に楽しかった。

今年のアートガーデンのイルミネーションは、正しく宝石箱の様な美しさ。
けどあまりにカラフル過ぎて、全体のバランスから言うと、アートガーデン付近だけ浮いている。
金を基調に街のイルミネーションを纏めた昔の方が、カラーセンスは良かったかなと本音の話。
それと昔は星明りに配慮する照明を考えてたのに、現在はあんま考えてないようなのが少なからず残念。
光在る所に闇在り、暗さも必要、世の中はバランスが大事です。(と前も同じ事書いたような…)
今でも海の側へ行けば星がいっぱい見える、アートガーデンからも金星みたいな明るい星は見えるんだけどさ。

19:20~は昨夜同様アレキサンダー広場の教会前で「3Dプロジェクションマッピング」を観賞した。
観ていて、以前ここで行ったショーイベント、「ラブ・サンステラ」の進化版とも言えるかなと。
当時あのショーは革新的に感じられたけど、高尚が過ぎて一般には理解し辛いものだった。(笑)
新しくなったハウステンボスは観せ方が上手い。
一見して解るもんじゃなければ、多数の客に支持されない事を、現社長は良く理解してるのだろうと思う。
ちなみにこのショーと「光と闇の王国」は、好評により5/6迄延長決定したそうな…もういっそずっとやってれば良い。(笑)
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/light_extension/)

アレキサンダー広場にも、パレス同様にかがり火が焚かれていた。
観てないから解らないけど、パレードの時に使うらしい。
火の管理大変そうだが、キャンプファイヤーみたいで良いね♪
ちなみにナイアンローデ城前でも焚いていた、探せばもっとあちこちで見付かったかも。

この夜は疲れたんでホテルに戻り、コンビニのおにぎり等で夕食にした。(また…)
タフな母は21時~アンカーズラウンジのコンサートを聴きに行ったけど、私は諦めて先に風呂入って寝てしまった。(汗)
帰って来た母が話すにはハンガリーの演奏者で、素晴しく演奏が巧かったそうな。
ヴァイオリン・ピアノ・コントラバスの三重奏を、グラスシャンパン付2千円で楽しめる、ホテルのプライベートコンサート。
…以前と比べ若干値段が上ってますが(笑)、母曰くシャンパンも最高に美味しくて、2千円じゃ安過ぎると感じたそうな。
母が持ち帰ったプログラムによると、前半は「美しく青きドナウ」、「リベルタンゴ」、ショパンの「グランドワルツ」、交響詩「モルダウ」、「チャルダッシュ」と、ポピュラーなクラシック曲を演奏。
後半はマトス・ロドリゲスの「ラ・クンパルシータ」を弾いた後、お客から希望曲を募るリクエストタイムが設けられたとか。
母は「シンドラーのリスト」をリクエストしたらしい。
ブラームスの「ハンガリー舞曲第五番」を演奏して終了、約1時間近く優雅な調べに聴き惚れたそうな。
復活したアンカーズラウンジの呼び物、疲れてなかったら私も聴きに行きたかった…窓開けてたから音楽は微かに流れて来たけど。
面と向って演奏を聴くのは恥ずかしいという人は、同ロビー内に在るバー「シェヘラザード」で聴く手も有る。
ロビーに佇み無料で聴いてるちゃっかり者も居たそうだが。(笑)
詳しくは公式HPのこちらを御覧下さい。(→http://hotels.huistenbosch.co.jp/he/concert/)
デ・アドミラル、シェヘラザードでも別時間にコンサートを開催してる。
チェックインタイムは無料で演奏を楽しむ事が出来るよ。




昨日NHK7時に上海⇔ハウステンボス便のニュースをやっていた。
中国からお客さん沢山くれば良いな~。
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光る王国、燃える王国13

2012年03月04日 15時10分30秒 | ハウステンボス冬の旅行記
前回の記事を書いて直ぐに、季刊のハウステンボス会員誌「ファミリエ」春号が届きました。
それによるとサニー号の船内カフェは1階にオープンとか。
という事は、やはり1階のサンジキッチンとチョッパーの保健室が、原作通りに2階へ引越だろうか?
更に麦わらの一味のダイニングルームは船内3階と有。
新たに客が立入出来る船室を造ったんだろうか??
全ての謎は今年3/3に明かされる。(つまり昨日明かされた)
(→http://www.huistenbosch.co.jp/onepiece/topics7.html)
春の宣伝をし終えたところで前回の続きで御座います。



次なる目当ては16時~ワールドバザールステージで行われるミニマジックシアター。
しかしまだ30分近く余裕が有った為、途中のポルセレインミュージアムに寄ってく。
帆船博物館の隣に在るここは磁器の美術館。
17~18世紀にかけ、ヨーロッパに輸出された伊万里焼を中心に展示している。
中でも約3,000点の磁器が壁を埋める、通称「磁器の間」は必見。
鏡を効果的に用いて、より圧巻の眺めを作り出している。
さながら「黄金の間」。
他、マイセン作、磁器のシャンデリア等も見物。
私らが訪ねた時、ここでは辰年に因んで、「龍探し」イベントを行っていた。
展示品の中の龍を2つ以上探す事が出来たら、記念に磁器の間のポストカードが貰える。
時間いっぱい粘って3つ探し出したけど、受付で訊いたら全部で13有るそうな。
いや~難問だった…。(汗)
余裕がもっと有る時に再チャレンジしたいので、今後も続けて欲しいイベントです。
龍以外の図柄を問題にしても良さ気だし。

    

館を出た後、港町のバス停に丁度来たバスに乗り、ホテル・アムステルダム前で下車、大急ぎでワールドバザールに向う。
既にマジックショーは始まっていた。
現在、深夜スポットのアムステルフェーン内「ムーンシャワー」では、「Burning Magic」なる火を用いたマジックステージを開催中。(有料)
(→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/topics/001312.html)
その宣伝にステージ出演するマジシャンが、ここで無料のマジックショーを観せてくれるのだ。
安全の為ここでは火を用いず、手品アイテムを使っての簡単マジック。
紐をステッキに早変りさせたり、

    

絡み合った2つのリングを外して観せたり、
観客に手錠ならぬ「指錠」を嵌めて貰い、見事に脱出して観せた瞬間拍手喝采。
スプーンマジックも実演、観客の中から選ばれた子供がスプーンを振ってみせる、するとあら不思議、(スプーンの)頭が取れて飛んでってしまった。
勿論ショーの前には、使うスプーンに種も仕掛けも無い事を、観客に忘れず確認させている。

    

最後はロープを観客に引っ張らせて、縄抜けを観せて下さった。
無料で観るのを申し訳無く思うくらいの好イベント。
財布の中身に余裕が有ったなら、有料ステージも観たかった。(汗)
てゆーかあまり遅くの開催だと、疲れて観に行く気が無くなっちゃうのよね…。

16:30~オークション開催するって事で、50円の焼餅入れた無料の汁粉を頂きつつ、そのままステージ席で待機。
しかし前日のオークションでの買い過ぎが祟り、母にとっては目ぼしい物がまるで無い状況。
初日から張り切り過ぎですがな。(汗)
結局この日のオークションでは何も買わずに終ったという。

    

日が落ちて空が紫色に染まる頃、今度はドムトールン下の船着場より、カナルクルーザーに乗って場内周遊。
いや、往路も復路も同じルートに変更したので、周遊にはならんか。
キンデルダイクに着いた所で、乗客は一旦降ろされる。
そうしてユトレヒト行を希望する乗客と一緒に乗り込んで、再びドムトールン下の船着場に戻ったという…ちと面倒。
日暮れ時のクルーズは最もロマンチック、特に「光の運河」が観られる冬は尚の事。
岸にかかる光のカーテンが水面を煌かせて、黄金の河に変身するのです。

    

船着場を降りて港町に戻る頃には、建物や並木に目映い光が点っていました。
イルミネーションが点った夜のホテル・ヨーロッパはまるで宮殿の様。
そしてPC画面で観て右側の写真…赤丸で囲んだ箇所に注目――猫が横切ってます。
海が近いせいか、ハウステンボスでは猫を頻繁に見かける。
過去にも何度か見かけた。(証拠物件その1その2
ペット同伴可になったとはいえ、写真に捉えた猫達に同伴者は居ないだろう。
残念ながらこの時は足早に過ぎ去ってしまったので親睦は図れず。

    

ところで前回冬はスリラーエリアの並木が青色だったんだけど、今年は港町の並木が青色に輝いていた。
港町=海=青(蒼)のイメージから、その様に変更したんだろうか?
んで今年のスリラーエリアの並木の色はピンクだったっけな…。
本音を言えば並木のイルミネーションカラーは、シャンパンゴールドで全部統一して欲しい…今の様な色の洪水は下品に感じなくもない。(汗)
パレス参道の並木は例年通り金色でホッと安堵。
写真の通りパレス参道と港町との境い目で、金と青とに色が綺麗に分かれてるのが笑える。

    

しかもその境い目に、本当だったら青い筈の木が、1本だけ金色だった。(笑)
他とは違う自分で居たかったのかもしれん。

    

金の並木を潜り抜けた先に現れるのは黄金色の宮殿。
中へ入るのは有料、正門右横の自動券売場でチケットを購入し、受付に渡す。

    

今年も変らず美しい光のパレス、星屑を鏤めた様な前庭。
1月は光と炎の王国という事でか、宮殿への正道脇にかがり火が燃えていた。
宮殿正面には見覚えの有るハートやらペガサス、前回はアートガーデンと入国ゲート前に飾ってあったなと。(笑)
カップル客が記念撮影する用に置いたんだろうけど、正直安っぽいんでこれは止めて欲しかった。
昼間観ると益々安っぽくて惨め。
完成されたパレスに過剰なトッピングは不要かと。

    

パレスハウステンボスのイルミネーションは2000年に照明普及賞を受賞している。
それ以前にもドムトールンのイルミネーションが1998年に同賞を受賞。
2003年にはビネンスタッドに建つスタッドハウスが同じく受賞。
2004年には「光の運河」が優秀照明施設九州支部長賞を受賞。

広く評価されてるハウステンボスイルミネーションの中で、自分はこの光のパレスが最も素晴しく美しいと思う。
他観光地では観られない、光の街のシンボルと呼ぶに相応しい。

宮殿の中に入って外へ出れば、その思いは一層強まる。
庭一面に描かれた光の刺繍絵。
U字型に周りを囲むトンネルを潜れば、星空に吸込まれる様な感覚を覚える。
後庭の中心を走る噴水脇には椅子とテーブルが置いてあった。
外で腰掛けたら寒いだろって?――大丈夫!ストーブ建てられてるし、中でブランケットやクッションを無料で貸し出してくれる。
中に在るカフェで温かいドリンクを買う事も出来るしね。

しかし多くの人は階段上って2階テラスから観ていた。
後庭のイルミネーションは10分毎にかかる音楽に合せて変化する。
その名も「ジュエル・イルミネーション・ショー」。
今年は前回の反省からか(笑)、穏やかな音楽を使っての2バージョンだった。
パレスでかけるなら、今回の様な曲主体の方が合ってる気がします。
しかし10分毎に始まる為、庭を1周する間も無く次曲が始まり、何となく忙しなく思う。(笑)


庭から眺める光のパレス。

1番目の曲も優雅だったけど、段々と盛り上がる曲調の2番目が好きだった。
冬の間820万級もの光を灯してた「光の街」も今日でサヨナラ。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/hikari2011/)
続く春には「花の街」が開幕致します。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/tulip2012/)


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