瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん74

2013年05月26日 17時26分58秒 | 漫画&アニメ
今週の金曜はホークス野球中継であにめぞんは1回休み、待ちに待ってたお休み万歳!!…ってファンに有るまじき反応で済みません。(汗)
前回の続きで御座います。


・第74回「就職戦線異状あり!五代サヨナラ大逆転」脚本:金子裕 コンテ:小島多美子 演出:鈴木行 作画監督:中島敦子

…今回も粗方原作通りだったんすが、元の漫画版があくまでコメディだったのに対し、アニメ版は微妙にシリアス調に描かれていた。
特にラストシーンの表現が原作とは異なってる。
原作では色々有ったけど終り良ければ全て良し、祝!五代就職と読者に安心させたところで、会社倒産という急転直下の大悲劇をギャグに描いてしまうんだから超鬼畜。(笑)
普通なら悲劇になるところを喜劇に描くのが、留美子先生の常人ならざる表現力である。
それがアニメでは普通にシリアスに、声も出ない程ショックを受けてる五代の暗い顔で終った。
いや実際、自分がこんな目に遭ったら笑いごっちゃないですけど、そこを敢えて笑わす逞しさこそがギャグ。
そういう悲劇中の喜劇をアニメでも表現して欲しかったのだが…と、ちょい残念に感じた。

他に原作とは異なる表現――誤解を解いた八神パパから「今迄娘が迷惑かけた詫び」に就職先を紹介され、五代が後ろめたい表情を浮かべるシーン、ここはアニメ第77回に繋がる伏線になってまして、察するにアニメは今回の就職編で、五代の成長と言うか自立を描こうとしたのかなと。
また第77回レビュー時に詳しく触れる積りです。

「そ…そんな…!あたし…五代先生に旬の秋刀魚を食べさせてあげたくて…それなのに出て行けなんて…酷いお言葉…!」

小火騒ぎを起したり何だと今回も八神は大活躍で笑わせて貰った。

「五代先生を邪魔する人は私が許さない!!!――本っ当に困った人達だわ!!毎晩毎晩押し掛けて来て…この部屋を何だと思ってるのかしら!?常識が無さ過ぎるのよ!!」

なんて見事な弧を描くブーメラン。(笑)
五代を護ってる積りが真相は最も彼に迷惑を懸けてる事に、八神自身は気が付いてないのが誠に楽しいのです。(彼女の言葉を聞いてる五代が複雑そうな顔してるのがミソ)

一方、響子さんはというと、五代に就職祝いのネクタイをプレゼントした際に、

五「…な、なんかこれ締めてると出世できそうだなあv」
響「ふふふvそんな事有りませんよ!…あ、いえ!今のは出世できないって意味じゃなくて…」

原作では「そんな事有りませんよ」と「いえ、今のは出世できないって意味じゃなくて…」の間に、絶妙な空白が有って爆笑を禁じえなかったんすが、アニメではそこを上手く表現出来てなくて残念でした。
個人的には回で最大の笑い所と期待してたんだけど。
前半に時間を割き過ぎた為に、後半皺寄せ来た気がします。

五「管理人さんて…貧乏に強いんじゃないだろうか」

坂「あのな、何処の世界に貧乏が好きな女が居ると言うんだ?」
五「好きだとは言ってないさ!…ただ…彼女ってなんとなく慎ましくて、
  遣り繰りだって上手そうだし、
  最初は…六畳一間のアパートでも……」

  ――…妄想劇場、開始…――

五「悪いなー響子、僕の稼ぎが少なくて。」
響「あら、私ささやかな生活って好きですわ。
  部屋が狭いお陰で、こうして何時もあなたの近くに居られるし…」
五「有難う…響子…!君って本当に優しいんだな…!!」

五「…響子…!!」(←猫のキョウコちゃんを抱き締め未だ妄想中)
坂「…お前の脳ミソって、きっとバラ色なんだろうな!」

↑の会話シーンは間を入れるタイミングも良く、演出にも文句無い。
しかし文字に書き起こすと、原作版とは微妙に台詞が異なってるのに気付かされる。
アニメでは第76回を過ぎるまで、五代は響子さんの事を妄想シーン以外では「管理人さん」と呼ぶ。
そういう設定に決めていたと、後にスタッフがアニメ雑誌で語っていたのを思い出す。
てかアニメで久々の五代妄想シーンでしたな。

小島コンテという事で響子さんと五代が終始夫婦の様な雰囲気。(笑)
ラストの管理人室での2人なんか、まるで新婚さんであてられる。
それだけに最後の五代の痛々しい表情が、シリアスに迫って来るなぁ。
原作ではここから就職浪人編がスタート、しかしアニメでは少々違う展開を見せるのであった。
という事で続きは次回レビューにて。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …次回予告は四谷さん、朱美さん、一の瀬さん、タイトル読みは響子さんといった、お馴染のメンバー、プラス八神でした。何処まで続く?八神の活躍。


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あにめぞん感想、ざっくばらん73

2013年05月23日 22時40分10秒 | 漫画&アニメ
宿題消化まで後2回…でもまた明日、放送有って溜まるんですけどね。(汗)
野球中継による中断が待たれる、そんな事より前回の続きのレビューです。


・第73回「一刻館人質騒動!八神の大きなお世話様」脚本:小西川博 コンテ・演出:近藤英輔 作画監督:河南正昭

…今回も元の原作が手を入れる必要無い傑作だからか大体原作通り。
それでも絵が動いてキャラに声が付くと、ドラマがより活き活きして感じられる。
特に八神というキャラは芯からアニメ向きで、他キャラについては正直アニメより原作の方が上に感じるところ、この娘だけはアニメ化した事で魅力が増した様に思う。
周囲に目もくれず己の愛一筋に生きる少女って、つくづくアニメヒロイン向きなんですよ、例えばラムとかシャンプーとか、シャンプーはヒロインじゃないし、めぞんのヒロインは響子さんだし、ラムも最初は1回切りのゲストキャラ予定だったけど。

夜にパパから五代が面接をすっぽかした事を聞いた八神。
驚いた彼女は家を飛び出して、五代に事情を訊こうと一刻館へ駆け込む。
その頃、彼女の想い人である五代は、自室に引篭もって落ち込んでいた。
他住人達や響子さんが声をかけても全然応答が無い。
そこへやって来た八神は、他住人達と響子さんに、五代が面接に来なかった事を明かす。
落ち込んでるから面接で何かヘマでもやらかしたかと心配してたが、よもや面接自体をすっぽかしてたとは…!
仰天した響子さんは八神と一緒に5号室の扉を叩いて、面接に行かなかった理由を詰問する。
女2人の声で「開けて開けて開けて!!」と責められ、扉をドンドン叩かれる五代はたまったもんじゃない。

五代「…もう!…まったく煩くて…ゆっくり自己嫌悪にも浸れんなぁ…!」

朱美「…やけに(部屋の中が)静かねぇ」
響子「そ…そうですわね…」
八神「…まさか…五代先生…自殺!!」

五代「するか…!」

響子「八神さん!!…滅多な事を言うもんじゃありません!!」
四谷「止むを得ません。こうなったらドアをぶち破りましょう!!!」
朱美「賛成ーー!!」

「「せーっのぉ!!!!」」
五代「ま、待ってください…!!!」

――慌ててドアを開け、飛び出す五代。

四谷「ほら!お出ましになられましたよぉ」
朱美「単純だからねぇ~」

この流れには笑わせて貰った。
第1話の天岩戸事件を思い出させます。(笑)
確かにこーいう環境だと自殺なんて考えられず、或る意味理想的住いかもしれない。(笑)

一方、八神の家では娘が何時までも帰って来ない事をパパが心配していた。
八神が飛び出した時こそ、ママに「放っておきなさい!!」と言ったものの、娘可愛いパパは耐えられず迎えに行く。
ところがパパと顔を会わせた娘は怒って窓から物を投げ付ける。
「パパ帰れ!!」とヒステリックに叫ぶ八神を、騒ぎを耳にし部屋から飛び出した五代が取押える。
それを見たパパは益々五代と娘の関係を誤解、怒り狂って五代を罵るのを聞いて、今度は響子さんが腹を立てる。
「五代さんを良く知りもしないで馬鹿にしないでください!!五代さんも黙ってないで言い返したらどうですか!!馬鹿にされてるのは貴方なのよ!!」
五代を巡って殺伐とする一刻館に、神の救いが菓子折り持って現れる――助けた妊婦さんの旦那が、お礼を言いに来たのだ。
明かされた真相にパパは五代への誤解を解き、彼の取った行動を褒めちぎるが、しかしもう自分が推薦する枠は今日の面接で使い切ったと話す。
だが、それを聞いた八神はぶち切れて五代の部屋に篭城してしまう――というのが粗筋。

五代を思って動いてる積りが、悉く裏目に出てる八神が面白い。
八神に自室を奪われた為に、五代は3号室に仮住まいする破目になって有難迷惑。
アニメでは3号室に最近まで入居者が居たから、割と綺麗に片付いてて助かったろう。(笑)
逞しくも八神は友人達にカンパを募り、五代の三友商事入社が叶うまでは、篭城し続ける覚悟を決める。
若い娘が着替えも無く、風呂無トイレ共同のアパートで3日間過すのは、蒸し暑い夏という事も手伝い、結構きつかったんではなかろうか?
買い物してる所で響子さんに出くわし、下着専門店の所在を訊いてたが、最初の3日間どうしてたんでしょうね?まさかノーパ……。
当初の目的を飛越え、このまま一刻館に居座り、五代との生活を夢見る八神に、響子さんは頭を痛める。
でも実は若い頃の響子さんも、両親の反対押し切って、惣一郎さんと結婚したんだけどね。
周囲が見えず自己中だった少女の自分を思い起すから、響子さんは余計に八神に対しムキになるのだろうなと。
もっとも原作には在る八神と響子さんとのバトルは、アニメでは大分省略されていた。
アニメではキャラの心情は控え目に、光の表現等のリアルな描写に拘ってた。
外灯の下を通る際に八神の髪の色が明るく変化したり、八神の歩く速度に合せ窓から姿が覗けたり等、実写映画を観ているようなリアルさ。
こういった物のリアルさに拘る演出は自分好きです。

(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画△ …次回予告は四谷さん、朱美さん、一の瀬さん、タイトル読みは響子さんといった、お馴染のメンバー。そういえば今回、一の瀬さんが大人しくて意外。


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あにめぞん感想、ざっくばらん72

2013年05月19日 17時20分14秒 | 漫画&アニメ
気が付けば最近あにめぞんレビューしか更新しておらず。(汗)
だって1週休んだだけで溜まるし(汗)、宿題消化するまではお付き合い宜しくです。
というわけで本日も前回に引き続き、あにめぞんレビューで御座います。


・第72回「赤ちゃん誕生?五代の泣き笑い人生!」脚本:金子裕 コンテ・演出:山本智史 作画監督:鈴木俊二

…五代の一流会社就職への苦難は続く。
そんな彼に降って湧いた僥倖、実は八神のパパは五代の狙う一流会社の1つ、三友商事の人事部長だったのである。
卒業しても五代との縁を切りたくない八神は、この機会に彼をパパへ売り込もうと企む。
気分が悪くなった(フリの)自分を家まで送らせ、パパに好印象を植付ける事に成功!――した筈が、五代と出会った時パパは泥酔しており、明くる朝には綺麗さっぱり記憶を失くしてたのです。(ここまで前回のお話)
しかも八神のしつこいプッシュが仇となり、「入社目的で大事な娘を誑かすとは狡猾な奴め!」と、逆に五代への悪印象を植え付けてしまう。
「おのれ五代!!我が社に面接来ようものなら、目に物見せてくれるわ…!!」と八神のパパがてぐすね引いてる事を、五代は不幸にも知らないまま、脳内で響子さんとの薔薇色の人生を描くのだった。

元の原作話が味付けの余地無く完成されてる為か、今回の話はほぼ原作通り。
重箱の隅を穿って違いを探すなら、原作以上に八神が健気なトコロですか。
滅多にしない神頼みに千円札はたき(登校時と下校時にお参りしてるって事は計2千円?)、御守りまで買って渡す彼女は意地らしくて可愛い。
その甲斐有って母体共々健やか、目出度く安産に終りましたよ、お父さん!!
え?面接?就職??――いやぁ~~…。(笑)
ちなみに原作でのタイトルは第95話「案ずるより産むが易し」、第96話「産後の腹立ち」、実に留美子先生らしく洒落てて巧い。(笑)
大事な面接に向う途中だってのに、道端に倒れてた妊婦さんを捨て置けず、御守りを渡す五代は腹の底から優しい男だよ。
八神が渡してくれた御守り、それは何故か安産を祈願する物で、結果としてこういう運命に五代を導き、或る意味彼を守ったのでした。
だって無事面接に間に合ったところで、娘可愛さのあまり勘違いした八神のパパに、虐められて終ったわけですから。

今回は展開上アクション大人しめだった為、その分背景やBGMに目と耳が行く。

アニメめぞんの背景絵を担当してるのは朝倉千登勢さんと言う方で、他には「天地無用!」・「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」といった作品を手掛けてる。
この回、八神がお参りするシーンの背景なんか、しっとり情緒に溢れていて美しい。
日本の湿度とか樹々の瑞々しさを感じる絵だなと。
まだ先だがアニメめぞん最終回の感動は、背景の桜並木の美しさを欠いては伝わらなかったろう。

BGMは川井憲次さん作曲のものが使用されており、こちらもシーンを良く盛上げていた。
余談だが自分はめぞんで知って以降、川井憲次さんが作曲する音楽の大ファンになり、氏の関る音楽CDは作品を観てなくとも買うようになった。
自分みたいなファン他にも居るに違いない。
つーかウィキ見ると携わってる作品多過ぎ。(→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E4%BA%95%E6%86%B2%E6%AC%A1)
怖ろしく器用肌な人である。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …今回の予告は五代、八神、四谷さん、タイトル読みは響子さん。アニメとは脚本・演出・動画・背景・声優の演技・音楽、等々を総合しての芸術作品なんだなと今更。


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あにめぞん感想、ざっくばらん71

2013年05月12日 15時56分25秒 | 漫画&アニメ
頭が焦げる位に暑い。
買い物中に近所で無料配布してたアイス珈琲を貰った、有難うドトールさん!!
暑さにめげず、あにめぞんレビュー更新、前回の続きで御座います。


・第71回「真夏の夜の夢?五代早くも就職決定か?!」脚本:小西川博 コンテ:吉永尚之 演出:鈴木行 作画監督:中嶋敦子

…これも原作の2話以上を元ネタに使い、作られた合体回。
原作で言えば94話「振り袖コネクション」と118話「犬詣」、更に37話「祭りの暗い片すみ」を冒頭に持って来てる。
連続しない原作を合体させた場合、前半と後半で話が分断しがち。
この回も例に漏れず、前半は「犬詣」、後半は「振り袖コネクション」と、間のCM後は別の話に移ってた。
ただ元ネタは2つ使っていても五代の就職を軸に据えている為、アニメの第69回プール話の様に破綻するまで行ってないのは良かった。
その代償で三鷹さんが犬恐怖症克服した話は印象薄い。
てか克服してない内から草野球だのプールだので、三鷹さん出ずっぱりだったじゃん。
「秘密の修行を終えたライバルが、更なるパワーをつけて帰って来た!!!」という、少年漫画的なアオリ文を出せない。
いや、めぞんは青年漫画だけどさ。
三鷹さんが唯一の弱点を克服し帰って来たのに、盛上らない理由はそれである。
まー原作でも時既に遅しで、弱点克服した甲斐無かったね、てな風に描かれてたけどさ。(笑)
八神のお父さんもアニメでは既に登場してしまってるので、「五代の就職に立ち塞がる難敵」という印象は、原作回よりも薄れてしまったなと。

原作では「振り袖コネクション」も「犬詣」も正月初詣での話、しかしアニメでは夏祭を舞台に変更してる。
なので八神も響子さんも振袖ではなく浴衣を着用。
八神は原作と同じく帯がきつくて具合を悪くするのだが、振袖ではなく浴衣の為あまり説得力を感じられなかった。
「前日まで部活の合宿で疲れた」と理由を追加してはいるけど、疲労が有るなら家帰って直ぐに元気になるのはおかしい、いっそ「最初から具合が悪くなったふり」で、アニメは通しても良かったかも。
五代におぶって貰う陰で舌を出す八神は小悪魔可愛い。
出るだけでテンポが良くなるキャラ故に、アニメスタッフにも好かれてただろうな。

作画監督が中嶋さんという事で、絵がとっても美しい回でした。
絵の美しさで全てが許せてしまうんだから、中嶋さんの作監回に当った脚本・演出家は得である。
特に蛍舞う草叢で2人の浴衣美女(響子さんと八神)が話すシーンの美しさよ。

それと一の瀬さんが夏祭で遊び疲れた息子、賢太郎を心配しての台詞が地味に良い。
原作と比較し、アニメの一の瀬さんは、母親らしい気遣いを多く見せる。
TV版パトレイバー等で観られるように、吉永さんはこういう人情劇を好む方だよなと。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …今回の予告は一の瀬さん、朱美さん、五代、タイトル読みは響子さん。四谷役の千葉さんはアフレコお休みだったんだろうか?


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あにめぞん感想、ざっくばらん70

2013年05月07日 20時36分25秒 | 漫画&アニメ
今年も楽しいGWが終ってしまった…仕事行くの欝だなぁ~~~。
明日の事は一旦忘れて(現実逃避)前回に引き続き、あにめぞんレビューで御座います。
気付けば70話まで来ちゃったよ。


・第70回「さらば婆ちゃん!上野駅は宴会パニック」脚本:高屋敷英夫 コンテ:小島多美子 演出:茂木智里 作画監督:河南正昭

…今回の元ネタは原作単行本で示すと、第59話「梅酒婆あ」に第64話「別れの18番ホーム」。
前回と同じく繋がり無い2話を合体させ1本の話にしてるけど、どちらも婆さんが騒動の発端になってる事から、くっ付けても破綻せずに収まってる。
冒頭で婆ちゃんが響子さんに今日帰る旨を告げ、お世話になったお礼を言うシーンを入れたのも、話に繋がりを持たせる工夫になってますね。
その後、五代と響子さんが仲良く婆ちゃんへの贈り物を買いに行くシーンも、作品の主軸であるラブストーリーを演出する意味で良かった様に思う。
響子さんが贈り物のバッグを選んでる間、五代は響子さんとの結婚を頭に浮かべて指輪を見ている、というのは如何にも女性らしいシーン作り。
小島さんが絵コンテ切る回は原作とは違って響子さんがツンツンしてない、響子さんが菩薩の様に優しくて五代と仲良くしてるシーンが多いのだな。(笑)
原作はテンポの速いギャグ主体だけど、アニメはほのぼのラブストーリーって感じ。
けど響子さんと五代が一緒に出かけたのは今回初でなくね?
婆ちゃんがセッティングしたデートの回も在る事だし。

それにしても響子さんは何気に酒強いな。
一刻館住人を酒の強さでランク付けると、1位が響子さん、2位が朱美さん、3位が四谷氏or一の瀬さん、ドベが五代になるんでないかと。
五代、今回はひたすら悪酔いしてるだけ…安定の情けなさだったね。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画△ …今回の予告は一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、次回タイトル読みは響子さんという、定番メンバーでした。


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あにめぞん感想、ざっくばらん69

2013年05月06日 16時04分22秒 | 漫画&アニメ
東京MX局で「めぞん」の30分前に「ウラシマン」を放送しており、「めぞん」同様に毎回懐かしく観てます。(ちなみにその30分前に放送してる「ポール」も観てたり…大人になってもアニメ漬け;汗)
面白いと思ったのは今のところ、第12回「空飛ぶ真っ赤な天使」と、第23回「戦利品に手を出すな!」の2話。
昭和のアニメは絵に統一感無く、各回はっきりとアニメーターの個性が出る為、手描きの温か味を感じられるのが良い。
なんて事をしみじみと語りつつ、本日も懐かしのあにめぞんレビュー、前回の続きで御座います。


・第69回「水中大乱闘!五代に疑惑のキスマーク!!」脚本:金子裕 コンテ:山本智史 演出:鈴木行 作画監督:中嶋敦子

…前回に引き続き箸休め的な「お遊び編」。
夏と言えば水着!→そう言えば原作にプール行く話が在った!しかも2本!!→よし!この2本をくっ付けて1話にしちゃえ!!――という安易な発想で作ったんだろうか?
原作のタイトル名で言うと、第60話「プールサイドのキスマーク」と、第86話「見栄リクルート」に当るこの2話、話数が離れてる事から解る通り繋がりは全く無い。
それなのに無理矢理合体させたもんだから、2つの話が融合しないまま破綻して終ってる。

五代は周囲に就活で毎日忙しいと見栄張った手前、プールでアルバイトしてるのを隠そうとしたんでは?
あっさり皆の前に水着姿で現れたら、就活と見栄張った意味無いじゃん。
何時の間にか現れ、何時の間にか去った五代について、誰も不審を口にしない不自然。
会員制のセレブなプールに貧乏な五代が独りで来てれば、朱美さん辺り「あんた一体どーやって来たのよ?」と、追求しそうなもんですが。

三鷹さんは犬克服の為に特訓中で、暫く響子さんの前に姿を現さない積りだったんじゃ?
克服してないのに前回は草野球に参加、今回はプールへ誘いに来たりと、なんて意志薄弱な。(笑)
で、登場した割には、婆ちゃんに活躍食われて影が薄いという。

寝惚けて五代の肩にキスマーク付けた事を、恥だっつって口止めしときながら、お喋りな一の瀬さんにバラす坂本も変。
広角スピーカーな一の瀬さんに喋ったら、明日を迎えぬ内に街中へ恥ばら撒かれますぜ旦那!

繋がり無い2話を無理に合体させず、「見栄リクルート」のみを膨らませば良かった。
原作で「プールサイドのキスマーク」は次の話に続くもの。
1話で終らすには無理が有るのに、ましてや別のプール話加える余裕なぞ…。
アニメうる星の時も思ったけど、舞台が同じってだけで、強引に合体させてはならない。
絵が綺麗な事だけが救いでした、水着姿の響子さんがせくすぃー、カメラもっと下向けて!!

(個人的評価)脚本× 演出× 作画○ …今回の予告は五代を除く一刻館住人達と婆ちゃん。婆ちゃんが予告に登場するのは今回で最後かも。


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5月5日は、

2013年05月05日 23時33分48秒 | ワンピース
ルフィの誕生日。
ハッピーバースデールフィ~~♪♪
5(ゴ)月6(ム)日でも良かったとは以前にも言ってるけど、ゴールデン・ウィーク真っ只中かつ子供の日というのは、全国的にイベント多く賑々しい日で、お祭り騒ぎ好きな彼にぴったりだなあなんて思ったりする。

天高く昇る鯉の様に、雄々しくあれ。(写真、反射で白っぽくなっちゃってイマイチ…)
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小田原では…

2013年05月04日 17時42分29秒 | ただいまおかえり(雑記)
本日、勇壮な山車を曳く祭を行っていた。
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小田原には…

2013年05月04日 16時25分13秒 | ただいまおかえり(雑記)
でっかい提灯が有る。
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あにめぞん感想、ざっくばらん68

2013年05月03日 20時53分53秒 | 漫画&アニメ
怒涛の宿題消化、前回の続きのあにめぞんレビューです。
大変な思いするの嫌だから溜めたくないんだけど…。(汗)


・第68回「闘魂ゆかり婆ちゃん、これぞ熱血草野球!」脚本:小西川博 コンテ・演出:近藤英輔 作画監督:小川博司

…夏に打ち切りを囁かれたあにめぞんが、ここに来て視聴率上昇し、打ち切り回避を果たしたらしい。
それを祝っての(?)遊び編が夏を迎えてポツポツと。
原作でもまだ作者が終り見据えて描いてなかった頃の話な為、特に主筋に関ってなく肩の力を抜いて楽しめるコメディ。
アニメで自由に動かせそうな素材なんだが、残念ながらこういう回に限って、脚本・演出・作画と3拍子揃って××と来た。
三鷹さんは犬恐怖症を克服するまで、響子さんの前に出ないんじゃなかったのか?

試合展開が横浜VS広島かっつう程のノーガードぐだぐだ乱打戦。(笑)(いや、かつてのオリックスVSダイエーか…)
しかしこの回の見所は八神とこずえちゃんの初顔合せですか。
原作では特に無かった為、2人がもしもバッタリ会ったら、どんな空気になるだろな~とは想像してた。
特に八神が、どんなリアクション見せるか楽しみだったんすが、原作に描かれてない為当り障り無く終った感じ。
確かにこずえちゃんなら、八神相手でも自分のペース崩しそうにないけど、空気読まずに「五代さんの彼女ですv」発言して、八神を存分にいきり立たせて欲しかった。
てか、こずえちゃんなら、するでしょ?

婆ちゃんも八神もこずえちゃんも原作では登場しない為、出したは良いけど活かし切れず、話のテンポを阻害しただけで終った。
別の原作を持って来るか、アニメオリジナルで新たに話を考えるべきだったと思う。

作画監督が小川博司さんという事も有り、絵もパッとしなかった。
実は小川博司さん作監回としては最後、失礼ながらこの引退はファンにとって朗報だったという。
あにめぞんでは唯一絵がいまいちな作監さんだったもんで。(でもこの回は最後という事も有ってか、今迄の小川博司さん作監回の中では出来良かったと思う…どのみち失礼に変わりない言い様だね;汗)
しかし残る作監さんは3人だけ、現場は当時大変だったろうな~。

(個人的評価)脚本× 演出× 作画× …前回予想してた通り、予告は一刻館住人達+婆ちゃんでした。


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