ミス・メリーのクリスマス雑学講座♪

今年もブログ主に代わってクリスマスソングを歌うわよ♪

妖聖夜

2007年10月31日 22時14分53秒 | ただいまおかえり(雑記)
今夜はハロウィーン。
そんな訳で去年に引き続き、SF(少し不思議)な話をひとつ…


スコットランドに伝わる話だと、人間が妖精を見たり、妖精の国に行く事が出来たりする日が在るらしい。

それは「5月祭(5/1)」の頃と「万聖節(11/1)」の頃。

これらの日は、妖精達の活動が、頗る活発になる。
特に黄昏時や、満月が皓々と照る真夜中には、彼等は好んで飛び回るので、人間は遭遇しないように、極力外へ出るのを控えるのだとか。

要は季節の変り目って事で…そういう頃は魔物が徘徊するのだと、世界各地で考えられてる訳ですよ。
風邪を引いたり、体調を崩すのも、魔物のせい。
陰陽五行説にも近い考え方かも知れませんなぁ。


私が小学1年生くらいだったか…


近所の児童館に遊びに行ったら、友人が知らない女の子と遊んでたんですね。
傍行って何してんのか訊いたら、「催眠術をかけて貰ってるんだ」との事。

その子は私らより少しお姉さんぽかった。
けど、あんま年が変らなく思えたんですよ。


んでまぁ…友人がかけられてるトコ、黙って観ていたんです。

目を瞑って立つ友人の右手を取って、左手首にポンポンと当てる。
次に左手を取って、右手首にポンポンと当てる。

それから右手に糸を引っ掛ける様な仕草。
反対の左手にも同様の仕草をして見せた。

最後に友人の体の前で、糸をグルグル巻く様な仕草をしたら…

………なんと両手が上に上がってくんですよ。

さながらキョンシーポーズの如く。


目を開けた友人が言う事にゃ、意識ははっきりした状態で…なのに両手が勝手に上がってったんだとか。


そう言われても、やはり話だけじゃ信じられない。
自分にもかけてくれと頼んだんですね。


友人の時同様、前に立たされ、目を瞑るよう言われた。

黙ってその通りにする。

右手を取られて、左手首の上でポンポン。
左手を取られて、右手首の上でポンポン。

右手に糸を引っ掛けられる様な気配。
左手にも同様の気配を感じる。

それから一拍置いて………

…………驚いた事に、確かに両手が引張り上げられる様、感じられたんです。

全く触れてないのに、本当に両手が上がってくんですよ、キョンシーの如く!

びっくりして思わず目を開けたら、目の前の子はさっきと同じく、両手首をグルグル巻く様な仕草してるんですね。


何しろ催眠術なんて、目にしたの初めてだったから。
友人と2人興奮して、どやってかけるのか教わったんです。


でも後で試してみたら、上手く行かんかった…。
やっぱり何か他にも秘訣が有ったのかも知れない。
しかし…そうだとして、自分らと同じくらいの年齢の女の子が、何でそんな知識を持ってたのか、不思議で仕方ないんですが…。


重ねて不思議な事に、その子が帰ってから、友人に今の子は何処の誰か訊いたんですよ。

したら「知らない」って答えたんですな。

「遊ぼう」って誘われたから、遊んでただけだそうで…。


結局その子に会ったのは、それ1回きり。

一体彼女は何者だったのか?

ひょっとしたら妖精だったのかも知れない。


…そんなよく解らん話でした。(汗)


人生偶に、不思議な人や事件に出くわすもんですな~。




↑はコージーコーナーのハロウィーンケーキ。(記事上も)
クリスマス同様、この可愛さが、広く一般化した理由ですな。
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歌え!!アニソン!!~未来警察ウラシマン~

2007年10月28日 17時02分56秒 | アニソン
――奴が噂のウラシマン♪




チャーーン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

――ズキュウーーーー……ゥゥウン!!!

タララァ~~~~タララァ~~~~♪――チャンチャンチャンチャン♪チャンチャンチャンチャン♪

ときめくここぉろぉ♪ もしも失くしたぁ~らぁ♪(フッフゥ~♪フッフゥ~♪)

見えないのさぁ~♪ 空には何もぉ♪(フッフゥ~♪フッフゥ~♪)

不思議な青いビーィムゥ♪ 輝いてぇ~♪ 君ぃのぉ~♪

体ぁ~♪ フワリとぉ♪ 夜空にぃ…♪

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

耳を澄っまっすのぉっさぁ♪

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

スクリューが回るぅ~~~~~~~♪
               スクリューが回るぅ~~~~~~~♪

(ッハァーーーー♪)

ミッナイッサブ・マリィン♪

君と乗りたいのさぁ~♪

摩天楼♪ 飛越えってぇ♪

遥かな時間の国ぃ~へっとぉ♪

ミッナイッサブ・マリィン♪

君を呼んでるのさぁ~♪

夢より遠ぉい~♪ せかぁ~い~~~~~♪

――チャンチャンチャ~チャチャン♪




1983年1/9~12/24迄フジ系で放映、タツノコプロが制作したTVアニメ。
最初毎日曜18時~だったのが、何故か13話で毎土曜18時30分~と、放送時間帯を変更している。
最終回はタイミング良くクリスマスイブに放送されました。
そんな訳で作中に於いても、クリスマスイベントが取り入れられてたり。
同じくクリスマスに最終回を迎え、作中で効果的に取り入れてたアニメと言えば、『ママは小学4年生』が有名ですが…リアル暦と作中の暦がぴったり合ってると、印象深くって良いよなと思う。

OPタイトルは『ミッドナイト・サブマリン』、作詞は康珍化氏、作曲は鈴木キサブロー氏、編曲&歌ってるのはHARRY…本名は「木村昇」と言う方らしく。
歌、詞、曲、映像、四拍子揃った名OPだと思う。


ときめく心 もしも失くしたら
見えないのさ 空には何も


いや正にその通りで…このフレーズに先ず心持ってかれた。
2番がまた良いんですよ!


自然に涙落ちて 来るけれど 君は
未来 選んだ 冒険者


ちゃんと歌詞内容が、作中にメッセージとして篭められてる。
映像も同じで、「考える人」とか「スフィンクス」とか色々出て来るけど、ただ格好良さ狙ってのイメージじゃなかったらしく。
この辺りは後述するとして…。
兎も角、個人的に80年代前半を代表するアニメOPだと考えてる。


西暦1983年――物語は、1人の青年がパトカー数台に追われている場面から始まる。

隣のシートには1匹の猫が居る。
追われている訳は解らない。
青年の素性も解らない。

視聴者の疑問をそのままに、突如車は光に包まれ、2050年の大都会『ネオトキオ』にタイムスリップ。(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年公開…ひょっとしたら、この作品が案として使われたのかもと…)
その時受けた衝撃で、青年は過去の記憶を一切失くしてしまう。
右も左も解らない世界で、何故か青年は機動メカ分署『マグナポリス38』分署長『権藤警部』に見込まれ、なし崩しに機動刑事『浦島リュウ』となる。

権藤警部の思惑、それは――

「物理法則に逆らい、過去から未来へ転移した影響から、青年は超能力者『ウラシマン』になったと考えられる。
 その力をネオトキオで暗躍する犯罪組織『ネクライム』対抗の策に使いたい」

――というものだった。

かくして青年『浦島リュウ』は、権藤警部、二枚目半の相棒『クロード』、元見習いシスターのブリッコ娘『ソフィア』と共に、ネクライムの野望に立ち向うのであった。

しかし…ネクライム総統『フューラー』は、リュウを倒そうとはせず、頻りに自分の傍に連れて来ようとする。

「一体総統はどうして、あんな男を気にするのか?」

虎視眈々と総統の座を狙うルードヴィッヒは、秘密を突き止めようと探りを入れるのだが…。


とまぁ…こんな感じの粗筋。

・果たしてリュウの素性は?
・リュウとフューラーの関係とは?
・リュウはどんな超能力を秘めているのか?

何時かこれらの謎が、作中の中で少しづつ明かされて行くのだろう…視聴者は誰しもがそう思ってた訳ですが…。

ぶっちゃけ「リュウとフューラーの関係」以外、曖昧なまま終ってしまいまして。(笑)

これには大人の事情が絡んだらしく。

当初考えてた設定では、フューラーの正体は「過去に戻れたリュウの67年後の姿」というものだったそうな。
しかしスポンサーからクレームがついた為に、「別人」設定にするしかなかったらしく。


「ウラシマンの最初のストーリー展開では、リュウとフューラーは同一人物だったんですけど…正義の味方と悪党の親分が同一人物だというのはマズイと却下されまして。
 その設定で何をやりたかったのかと言えば、自分自身との対話なんですよね。
 誰でも何処かに暗い部分を隠している…それを見ちゃった人間が何を選ぶのか…最終回の展開は、それを言いたかった。
 未来に行って自分の悪い姿を見るというのは、凄い地獄だと思うんですよ。
 でもそんなに深刻になるな。
 在るがままに…今の自分が大切で、本当の『自分』なんだと。
 考える人より行動する人になろうよ。
 スフィンクスは人間を罠に嵌めて食おうとするけど、罠に嵌っても食われなければ良い。
 1回や2回の失敗は気にせず、もっと大らかに生きよう。
 …というのをこの作品でやりたかった訳で、OPのイメージにもしたんです。」(真下耕一監督談)


このインタビュー読んでから最終回観ると…成る程な~と思える。
しかし残念ながら設定が許されなかった事で、作品はオチを失くしてしまってるんですよ。(汗)
苦肉の策として「血を分けた兄弟」としてますが、別人で在る事には変り無く。
…もしも許されてたら、アニメ史に傑作として名を刻めたに違いなく…物凄~~く残念に思っちゃうんですよねぇ。

だからと言って面白くなかった訳じゃなく、「未来ポリスアクションもの」と観れば、非常に面白い娯楽作品でした。
巨大ロボットアニメ全盛の時代だったから、巨大ロボットが主役でないSF作品は、かなり新鮮に感じられたし。
正直タイムスリップとか超能力とか、本来主軸で在ったパーツが絡まない方が、面白く感じられたという。(笑)
結果としてタイムスリップなんかせずに、元から未来ポリスマ~ンな設定でやった方が良かったんじゃねぇかと。(苦笑)

キャラの表現が非常に秀逸でした。
強いのか格好良いのか曖昧な主人公のせいか、脇役キャラに自然と目が向きましてな。(笑)
敵役の1人1人も主役張れそうなほど魅力的に感じられたです。

リュウとクロードとソフィア、3人の関係も好きだったな~。
毎回の掛け合いが如何にも仲間してて楽しめました。

33話『フューラーの真実』だったか?
自分とフューラーは同一人物かもしれないと落込むリュウを見て――


ソフィア「私、リュウに体許してきちゃう!」
クロード「寂しくなった時女抱きたくなる様な奴は、本物の男じゃないぜ。」


――この会話には痺れた。

しかし夕方6時台に放送するアニメで、こんな過激な台詞が許されるとは…!

つくづく大らかな時代だったんだなぁと…。(未だビデオが普及してない時代だったしね)(笑)


80年代アニメらしく、好き勝手やってる演出&作画が、観ていて心地好いのです。
悪く言えば行き当たりばったりの「いいかげん」なのですが。(笑)
作画のクオリティで選ぶなら、26話『ネオトキオ発地獄行き』。
『幻魔大戦(1983年上映)』で名を売った「なかむらたかし」氏が作画監督を担当してまして、アクションが非常に巧いのです。
特に岩の砕け散り方の表現が巧く、同業者から「岩石崩しのなかむらたかし」と呼ばれてたそうで…何か武人っぽいネームで格好良いですな。(笑)
演出で選ぶなら、特に32~34話の連作かな~。
チャップリンの無声映画ノリな演出が楽しくて笑った。


今観るとツッコミ所がかなり多い話なのですが(特に終盤)、もしも興味持たれた方は、丁度ヤフー動画11/2迄無料配信されてますんで、この機会に是非!
OPだけでも観てくれいと薦めさせて戴く。
EDもイカシてるぞ!


ネ~オ~ト・キオ♪
奇跡と言う名のパラ~ダ~イス♪


今迄放映されたアニメ中で比較しても、OP&EDの格好良さで、ベスト30内にランクインする気がしますです。


…しかしアレだね~。
2050年の未来社会でも、旧式電話は生き続けてるんだね~。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&月刊OUT&ファンサイト『まぁくつぅ』様。(→http://www10.ocn.ne.jp/~makutsu/tatsunoko/urashiman/index.html)




【私信】

草履虫さん…そんな奇っ怪な妖怪もとい生物が居たとは露知らず。
夢に見そうな姿ですな~。(大笑)
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歌え!!アニソン!!~さすがの猿飛~

2007年10月26日 23時48分45秒 | アニソン
――アナウンスの練習に御利用下さい。




――ズバァーーン!!!――ズバァーーン!! …ゴオォォオ…!

チャチャチャ~~ン♪――ツッチャンツッチャンツッチャンツッチャン♪
                               ――ルルルルルル♪

こ・い・の・呪・もぉんは♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・か・さ・に・読ん・でも♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・す・が・の・溜息♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

こ・い・の・に・ん・じゅ・つぅ♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

心・ウキウキ♪ でもさり気無くぅ♪

貴方の腕にぃ♪ 掴まればぁ♪

肩にこ・ぼぉれるぅ♪ 不思議な・フィーリング♪

キュンと♪ ハートを痛くするぅ…♪

そうねぇ…♪ 女の子ぉ…♪

幾つにぃ…♪ なぁってぇもぉ…♪

恋したぁ~♪ 人のぉ♪ プリティー♪ ベイビィ♪

毎日キスミー♪ 何時でもフルタイム♪

見詰てラ~ヴミ・スゥイ~~~ト♪

――ティロロロロロ…♪

こ・い・の・呪・もぉんは♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・か・さ・に・読ん・でも♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・す・が・の・溜息♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

こ・い・の・に・ん・じゅ・つぅ♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪


こ・い・の・呪・もぉんは♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・か・さ・に・読ん・でも♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

さ・す・が・の・溜息♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

こ・い・の・に・ん・じゅ・つぅ♪ ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪


こ・い・の・に・ん・じゅ・つぅ♪

――ズバァーーーーー……ン!!!…ゴオォォオ…!

ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

ス・キ・ト・キ・メキト・キス♪

ス・キ・ト・キ・メキト・キスッ…♪

――チャン♪




1982年10/17~1984年3/11迄、フジ系で放映されたTVアニメ。
制作は旭通信社&NAS、制作協力は土田プロダクション、他に作画協力として、カナメプロダクション、あにまる屋、アニメアール等、複数のスタジオが関ってたようで。

OPタイトルは『恋の呪文はスキトキメキトキス』、作詞は康珍化氏、作曲&編曲は小林泉美氏、歌ってるのは伊藤さやか氏。

背景で踊ってるペンギンさんが可愛い。
微妙に歌とズレてる「スキトキメキトキス」が微笑ましい。

『忍ノ者(しのびのもの)高校』――それは国が極秘で忍者を養成している学校だ。(表向きは私立だが)
そこに創立者『猿飛八宝斎』の孫、『猿飛肉丸』と言う少年が転入して来た。

所がこの肉丸…忍者には有るまじき肥饅頭なスタイル。
忍術のレベルは最高で、必殺技『神風の術(人工的に台風を作り出す術だそうな)』を会得してるのだが、精々スカート捲りにしか使わない。

しかしそんな彼を、校長の娘で幼馴染の『霧賀魔子』は、ひたすら恋い慕っている。
一方肉丸はと言えば、生来のスケベさから、魔子ちゃん以外の女の子にもチョッカイ出してばかり。
しかし一度彼女がピンチに陥れば、「魔子ちゃん、いじめた…!」と、普段の温厚さが嘘の様に豹変する。

この2人を軸に、その他個性的なキャラ達が次々登場し、無茶苦茶な学園劇が繰り広げられるのであった――


――と此処までの粗筋を読んで、「なんだか『うる星』に似てるな~」と感じた方、多いに違いない。

原作は細野不二彦氏が1980~1984年迄、『増刊少年サンデー』と言う月刊誌で連載していた漫画。
月刊誌と週刊誌の違いは有れど、『うる星』と同じサンデー雑誌で発表してた作品。
つまりは二匹目のドジョウを狙ったって訳で。(笑)


アニメ化の際も、アニメ版『うる星』を目一杯意識し、制作してた様に思えました。
アニメ『うる星』の影に隠れ勝ちだけど、「原作通りにしなかった」点では、このアニメも張っている。
原作には出ない、近代スパイ養成学校『スパイナー高校』をライバルとして登場させ、2つの高校の対決を軸に据えたり。
『00893』、『004989』なる00ナンバーを持った2人の生徒が、毎回敵っつうかやられ役っつうか…兎に角活躍してたのですよ。
ちなみにこの2人の口癖「メカは友達スパイナー!」ってのは、シリーズ構成を担当した首藤剛志氏の代表作『ゴーショーグン』から来てる、言わばセルフパロ。
1話丸々使っての『ミンキーモモ』パロも同様…いや、あれを観た時はマジ驚いた。
違う局で放送したアニメのパロを許すなんて、当時のTV局は寛大だったんだなぁと感心したり。(笑)

「ワープギャグ・スピリッツ」を掲げ、パラレル劇が多かったのもアニメ版の特徴。
八犬伝、少年ケニヤ、大奥、スターウォーズ等々…なんと全体の約1/3がパラレルだったという。
特に最終回間際は、本編からず~~~っと離れて、パラレルばっかやってた印象が有りまする。
まぁ『うる星』同様、キャラ主体の筋書きの無い話だったからね。
それを良い事に、負けず劣らず好き勝手やってたなと。(笑)


うろ覚えなんですが…最終回が特に凄かった。

国家転覆を企む『黒い旅団』の一味が登場。

これに対抗し、忍ノ者高校とスパイナー高校が手を組み、命を賭して戦う訳だけど…。

偉い人の「お国の為に、愛する者の為に、死んでくれ!!」なる言葉を聞き、オールキャラ全員、特攻をかける。(詳しくはウロウロさんのコメントを参照の事)

しかしそこで、「愛する人なら皆此処に居るじゃないか!」と肉丸が止める。

「ああそうか、なら死ぬの止めるべ~!」と皆して逃亡。

――結果、日本は焼け野原。

でも大丈夫、忍法「振り出しに戻る(だったか?)」で、皆元通り~!

かくして何事も無かったかの様に、日本は平和な毎日が続くのでした。

めでたし、めでたし♪


そんな凄まじい結末だったなと。(笑)


ミンキーモモ』の首藤氏ならではの、ブラックなオチと言えましょう。

そんな良くも悪くもインパクト強かった作品なのに、不思議とビデオやDVDがあんま出回ってない。
約1年半も放映続いた人気番組だったのに…恐らくは制作会社(土田プロ&カナメプロ)の倒産が関わってるんじゃないかと。

作画も、いのまたむつみ氏、毛利和昭氏、摩砂雪氏等、今揃えるなら夢のスタッフが担当していて、かなりレベルが高かったです。


アニメ『うる星』の影に隠れて凄い事をやらかす辺り、正しく『忍の者』らしく。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
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歌え!!アニソン!!~ときめきトゥナイト~

2007年10月23日 22時35分27秒 | アニソン
――今夜の月は、妖しく光る。



ドゥンルルドゥンルルドゥン♪

――パッ♪パァーーン♪

ドゥンルルドゥンルルドゥン♪

――ダッダァーーーン♪

ジャッジャンジャジャジャン♪

――ダーン♪ダーン♪

女の子ぉはぁ♪ 恋をした・時・かぁらぁ…♪

――ドゥンルルドゥンルルドゥン♪――チャン♪

超一流のぉ♪ マジシャンに早変ぁ・りぃ~~~♪

知らず知らずぅ…♪ 使ぁってしまう・マジィック♪

――ドゥンルルドゥンルルドゥン♪――チャン♪

恋が覚めぇる♪ 時まで・気付かないのぉ~~~♪

――ドゥンルルドゥンルルドゥン♪
   ――チャン♪ ――チャン♪

光るひ・とぉみとか♪

風に揺ぅれてる髪♪ とぉ♪ かぁ~~~~~♪

シャンプーゥなぁんかの♪ 香りに・は♪

気を付け♪ てぇ♪ ね♪――も~遅いかなぁ♪ フッ♪ フッ♪ フゥッ♪

(スーパーラァブローッショ~~ン♪)マァ~ジックぅよぉ♪

(スーパーラァブローッショ~~ン♪)かぁ~おり・はぁ♪

目に見えない…♪

ラブレェター&ラブ・コ~ォ~~~~ル…♪

――パッ♪パァーーン♪

――ダーンダーンダァ~~~~……ン♪




1982年10/7~1983年9/22迄日本テレビ系で放映されたTVアニメ。
制作は東宝株式会社&グループ・タック。

EDタイトルは『Super Love Lotion(スーパー・ラブ・ローション)』、作詞&作曲は古田喜昭氏、編曲は大村雅朗氏、歌ってるのは加茂晴美氏。

…何故OPじゃなくEDを紹介するのかは後述するとして。


原作は池野恋氏が1982年7~1994年10月号迄、老舗の少女漫画誌『りぼん』で連載した同名の漫画。
なんと12年にも渡って続けられたという。
だけじゃなく、実は2002年~パラレルリメイク版『ときめきミッドナイト』なる漫画を連載しているそうで。(相手役の男2人の設定が入替わっている)
流石は集○社連載、線路の如く続くよ何処までも。


ヒロイン『江藤蘭世(えとう らんぜ)』は、吸血鬼の父親と狼女の母親を持つ魔界人の女の子。
しかし生れ育ちは人間界の、ごくごく普通な女の子。
噛付いた相手の姿に変身出来る能力を除けば…だが。
ちなみにクシャミをすれば元に戻る。

そんなちょっと変った女の子が、転校初日に恋をした。
相手は普通の人間の男の子で、名前を『真壁俊(まかべ しゅん)』と言う。

しかしそれを知った両親は、「人間なんぞに恋をするな」と猛反対。
その上『神谷曜子(かみや ようこ)』と言う、強力なライバルが出現し、蘭世の恋は前途多難…。


――と言うのがアニメ化の際の粗筋。


原作はヒロインが代替りし(蘭世の娘が最終的なヒロイン)、第3部にまで到ったそうで…。


……済みません、告れば自分、原作もアニメも2~3回位しか観た事無いのです。(汗)

んじゃ何で採り上げたかっつうと、アニソン史に残したい程、印象的なEDだったから。(笑)
OPはぶっちゃけ大した事無いんですよ。
しかしEDは後のアニメに影響を及ぼすほど凄いものだった。(アニメ『月詠(2004年放映)』がOPでパロってる…元設定自体が似てたから、そうしたんだろうが…)


ヒロインがバンパイア風の黒マントを着用してるんですが――その下はなの。
オール裸なの。
それでセクシーポーズかますのよ。
動く度にちらりと白い膚が露出するんですわ。
その見えそで見えない演出が並じゃない。(笑)
かりにも少女漫画のEDだってぇのに……凄ぇ。


原作は息が長かったが、アニメは短かった。(まぁそれでも1年近く放映してたようですが)
何でも視聴率1%位しか無かったとか…。
もっとも視聴率=人気をそのまま表してる訳じゃないですが。
リサーチ会社が全国から無作為に選んだ200~300の一般家庭をサンプルに算出してる訳ですから、偶々その200~300家庭に視聴者が居なかったって事も有得なくはない。
とは言っても、アニメとしての人気は今一だったのでしょう。


しかしEDはアニメファンの間で、後々まで伝説として語られたのです。(笑)
どんだけ凄いかは、実際に観て貰うしかない…。


――ってな訳でどうぞ!!→(音が出るんで注意)http://www.youtube.com/watch?v=j2UXUSy3tsA


嘘か真か、当時このEDのファンクラブまで設立されてたらしい。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等。
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歌え!!アニソン!!~超時空要塞マクロス~

2007年10月22日 20時32分17秒 | アニソン
――メカと美少女と三角関係。




――ダ・ダ・ダ・ダ・ダン…♪

パパパパァ~パァ~~~♪――ズズズズズン…♪

パパパパァ~~~~~♪

――ダ・ダ・ダ・ダ・ダン…♪

パパパパァ~パァ~~~♪――ズズズズズン…♪

パパパパァ~パァ~~~♪

――ダ・ダ・ダ・ダ・ダン…♪

マクロのそぉ~~~らを~♪――ジャーン…♪

貫ぅ~いてぇ~~~♪――ズズゥーンズーン…♪

地球を撃~ぅったいっかぁずちぃはぁ~~~~♪

――フィフィッ♪

我等おさぁ~~~ない♪――ジャーン…♪

人るぅ~いにぃ~~~♪――ズズゥーンズーン…♪

目覚めてくぅ~れ・と♪ は・な・たれったぁ~~~~~~♪

マ~~クゥ~~ロス♪――ルルルルルル♪

マ~~クゥ~~ロス♪――ルルルルルルゥ~~♪

雄々しっくう~立ぁったぁ♪ わっかっ者ぉはぁ~~♪

愛するぅ~ひぃとを♪ 庇い~つつぅ♪

旅立つ日ぃ日を~♪ 戦ぁいひぃらくぅ~~~♪

ウィルュラァ~ヴ・ミィ~♪ トゥ~マァ~ロォ~♪

やっみぃを~切ぃ裂き♪ 飛び行ぅくぅ先ぃ~はぁ~~~♪

遠くぅ~♪ 輝くぅ♪

あ~おい星ぃ~~~~~~~♪

マ~~クゥ~~ロス♪――ペ~レレェ~~~♪

マ~~クゥ~~ロス♪――ペェーーーーー♪

――ジャ・ジャ・ジャ・ジャ・ジャン♪

マァ~~~~~♪ クロォ~~~~~~~ス…♪

パパパパァ~パァ~~~~♪

――パパッ♪――ジャジャン…♪




1982年10/3~1983年6/26迄、毎日放送をキーステーションにJNN系で放映されたTVアニメ。
『ヤマト』同様、複数の会社が参画した事で、知的財産権を巡り、かなり揉めてました。
幾度か訴訟が繰返された結果、映画の著作物としての権利は制作費を支出したタツノコプロに…キャラ&メカについてはデザインを担当したビックウエストとスタジオぬえに権利が有るとの判決が出されたそうな。
しかし実際のアニメ制作は、アートランド・アニメフレンド(タツノコの子会社)が主に担当してたそうで。

……真、著作権ってのは厄介ですな。(人気作品の場合、特にね)(汗)

OPタイトルは『マクロス』、作詞は阿佐茜…これは作品のチーフディレクター石黒昇氏・脚本家松崎健一氏・プロデューサー岩田弘氏の共同ペンネームだそうで、OP歌詞はその岩田氏が担当したそうな。
作曲は(故)羽田健太郎氏、歌ってるのは藤原誠氏。


西暦1999年(もう過ぎちまったんだな…)――

突如宇宙から飛来した謎の物体が、太平洋上の南アタリア島に墜落。

それは全長1km超もの、巨大な宇宙戦艦であった。

これにより異星人の実在を知った地球人類社会は、宇宙からの脅威に対処すべく、地球統合政府を樹立。
墜落艦を改修し、『SDF―1マクロス』と命名する。

2009年のマクロス進駐式当日――地球付近に異星人『ゼントラーディ軍』の艦隊が突如出現。
その存在を感知した途端、マクロスの主砲システムは勝手に作動し、異星人の戦艦群を撃破してしまう。

実はマクロスの正体は、ゼントラーディと敵対する陣営が仕掛けた、ブービートラップだったのだ。

こうして地球人類は否応無く宇宙戦争に巻き込まれる形となる。

ゼントラーディ軍の包囲網から逃れる為、マクロスはフォールド航行(要はワープです)を行い月の裏側への待避を図るも制御に失敗、南アタリア島一帯の住民を巻き込んでしまった末、冥王星軌道付近にまで飛ばされてしまう。
その際ワープ位置を設定する為のフォールドシステムが消失。
『マクロス』はロケット推進のみで、地球への長い帰還の旅を強いられる破目に陥る。
そんな中、巻込まれた南アタリア島住民5万8千人は、マクロス艦内に街を再建し、戦争の傍らで逞しくも普段の生活を営むのであった。

アクロバットパイロットだった主人公『一条輝』は、戦火の中出会った少女『リン・ミンメイ』に恋をし、彼女を守る目的から軍に入隊、可変戦闘機『バルキリー』のパイロットとなる。

しかしミンメイは『ミス・マクロス・コンテスト』で優勝し、艦内で人気アイドル歌手となって行くにつれ、輝から離れて行くのであった。(ミンメイ自身は輝に対し、「お友達」くらいの認識しか無かったらしい)
ミンメイの気持ちが読めず、苦悶する輝…何時しか彼の中で、喧嘩相手だった上官『早瀬未沙』の存在が、少しずつ大きくなって行く。

一方、戦いの中で次第に判明するゼントラーディ人の実態。
彼等は遺伝子操作により人種改良された、生まれつき戦う事しか知らない戦闘人種で在り、「文化」を持つ地球人種を『プロトカルチャー』と呼んで極端に恐れていた。

『プロトカルチャー』――それは『ゼントラーディ人』の創造主にして、遥か昔高度な文明を開いたと伝えられる異星人種の呼称。

地球文化との接触は、異星人の攻撃艦隊側に、文字通りのカルチャーショックを与える…。


――大分忘れてるんで、毎度粗筋はウィキ等から大幅に引用。(汗)


『ヤマト』・『ガンダム』に引き続き、アニメブームを起した作品として、アニメ史に記録されてます。(俗に「第3次アニメブーム」と呼ばれる)
2作品同様、やはり映画を切っ掛けに、一般にまで広く存在が認知されました。
んでこれも2作品同様、TV放映時はかなりの迷走を見せてまして。(笑)

放映前から誌上で特集を組まれ、ファンの期待はかなり大きかった。
複数の制作会社がタッグを組み、チーフディレクターはあの『ヤマト』で演出を担当していた石黒昇氏。
これまで目にした事の無い、斬新なメカニックデザイン(担当したのは宮武一貴氏と河森正治氏)
キャラクターデザイン美樹本晴彦氏の、可愛くお洒落な美少女イラスト。

…オタクの萌え心をこれでもかと刺激したのです。(笑)(余談ですが『オタク』と言う呼称は、この作品の主人公の呼び方から来てるとの説が有ります)

しかし蓋を開けてみれば、信じられない作画崩壊続き。

特に動画を間に挟まず原画のみで放送した11話は、アニメファンの間で「紙芝居」と揶揄された程。(原画・動画についての説明は、この章を御覧下さい)
これは海外発注していた動画が凄まじくレベルが低く、とても観賞に堪えうるものじゃなかったからだそうで。
日本の制作スタッフが修正しようにも間に合わず、結局動画を抜いたまま放送する事にしたんだと。

…今でも頻繁に起きてるトラブルだったり。(苦笑)


ちょっと話がズレますが…TVアニメにはさながらワインの如く、「当たり年」や「外れ年」と言うのが存在します。
1990年終り~1992年頃、1998年~2002年頃は、放映された殆どのアニメが作画崩壊を起してるという、魔の年代なのですよ。
嘘だと思うなら、その年代に制作されたアニメのビデオ(DVD)を借りて観ればいい。
高確率で「作画崩壊」を観られるから。(笑)(ビデオ収録時に修正が入れられてる場合も有るけど)

何でこういう事態が起るかと言うと、放送作品数が急激に増加し、アニメーターの手が足りなくなるから。
アニメーターと言うのは特殊な技能を持った職人さんで、腕の良い人なら尚更数が限られる。
各制作会社はその職人さん達を取り合ってる状況な訳ですよ。

以前ちらりと話したけど…現在アニメ業界は深刻な人手(主に作画アニメーター)不足に悩まされてます。
最盛期は5千人居たアニメーターが、今や1千人を切ってしまったそうで…。(恐ろしい事に500人前後だという説も有る…)
今放映されてる全TVアニメは、その約1千人をフルに稼動させ、何とか持ち堪えている状況なのですよ。
仕事がハードな割に給料が少ない(働いても初めは月3万位にしかならないとか…)等の理由から、辞めてく人が多いんですね。
好きな絵を描きたくてもPCで管理される様になってからは難しくなったし。
好きな演出したくても、「原作通りにしろ」と作者&出版社側から、一々チェック入れられるし。
「金無い、自由が無い、名誉も認められない」で、仕事してて「面白くない」んですな。

このまま行くと年間1~2兆円の利益を計上してる、国内に於いて数少ない黒字産業は廃れるかもしれないと、真剣に危機が叫ばれているのです。


…話が大幅にズレそうなんで、一旦止めて作品に戻ります。(汗)


信じられない作画崩壊を引起しつつ、他方で物凄い気合の入った演出&作画を観せる回が流されたりと、TVマクロスは回によって出来がまちまちだった。
板野一郎氏、平野俊弘(現:平野俊貴)氏、庵野秀明氏等、技術の高さからファンの間で注目を浴びるアニメーターも現れた。
特に板野一郎氏の描くメカアクションシーンは、立体的かつリアリティに溢れ、後のアニメーターに多大なる影響を与えたのです。
空中で縦横無尽天地無用に乱れ飛ぶミサイルは圧巻、観たファンはそれを『板野サーカス』・『納豆ミサイル』等と褒め称えました。(OPのバルキリー飛来~戦闘シーンは氏が担当したもの)
後に『ガイナックス』を立ち上げ、エヴァンゲリオンを制作する山賀博之氏・庵野秀明氏は、自主制作アニメの出来をCD石黒氏に認められ、アマチュアながら制作に参加、やはりファンから注目されます。
『うる星』同様、若い血を積極的に導入し、自由に表現させた事で、『マクロス』はアニメ史に名を刻む事が出来たのです。
第27話『愛は流れる』は現在の目で観ても(パワーの点では明らかに現在のアニメより勝ってる)、レベルが高いエピソード。
中盤のメカアクション~ラストには、感動せずに居られない。

…そこで終ってれば良かったんですがね~。(苦笑)

「玩具が売れたから延長しろ!」とスポンサーだった某会社に命令され、急遽9話分延長される事が決定。
結果昼ドラ的な要らんおまけが付きました。
あれは要らない…制作者側でも「真の最終回は27話」って言ってる事だし…今から観る人は27話迄にしといた方が良いですよ。(笑)

すったもんだ続きのTV放送で溜った鬱憤を晴らす様に制作された映画『愛・おぼえていますか(1984年公開)』は、作画&演出レベル最高峰と讃えられる傑作。
TV版とは大分設定変ってるんですが、27話で観せた様な展開を軸にして、見事に纏めてます。
設定が違うのは「戦勝20周年を記念して作られた映画」という、言わば劇中作として作られたからだそうで…だから主役は輝じゃなくミンメイ。
観た人の誰かが、「良く出来た(アイドル)プロモーションアニメだ」なんて皮肉述べてたけど…成る程と納得してしまったり。(笑)
クライマックスシーンだけで申し訳無いが、もしも興味有りましたら観てみて下さい。(音が出ます→http://www.youtube.com/watch?v=TagFZjZYFhw)
CG無くしてこれだけ描ける……人が持つ技術力に驚嘆します。

映画主題歌『愛・おぼえていますか(故:安井かずみ氏作詞、加藤和彦氏作曲)』は、本当に名ソングだと思う。
当時オリコントップ10内に入り、歌っていた飯島真理氏は『ザ・ベストテン』にまで出演したのです。
「アニソンを利用して歌(歌手)を売る」発想はうる星からだけど、実現化させたのはマクロスでして。
今声優さんが作品とは別に、タレントの如く歌ったり写真集出したりするのがブームですが、そのモデルを作ったのは飯島真理氏じゃないかと。
ミンメイ役として劇中で歌い、現実のアイドルとして育って行った彼女が、後の声優アイドルブームを築いたのではなかろうかとね。


放映中、マクロスが注目を浴びた箇所は数有れど、大きく挙げるなら2点――


・斬新なメカデザイン。

…1.2kmもの要塞(その中では人が街を造り居住している)が、戦闘時巨大ロボットに変形するというアイディアも凄まじいけど、なんと言っても『バルキリー』と呼ばれるロボットが革命的だった。
「ファイター(戦闘機)」→「ガウォーク(コンパスに似た形状とでも表現したものか…)」→「バトロイド(人型)」と、三段階に変形する軍用ロボット。
カラーリングも従来のロボとは違い、すっきりとした白色で、女から見ても格好良い。
アニメ通りに変形する玩具が爆発的に売れ、以降のロボットは『バルキリー』を雛形にして進化してく様になったのです。
暫く『バルキリー』的な、腰を中心に、脚が後ろへ行くタイプのロボが続いたもんな~。(笑)


・作中に於けるヒロインの交代。

…初は『うる星』だけど、これは意図して行った訳じゃない。
アニメの場合は当初から「ラム」をヒロインに据えてたし。
所がマクロスの場合、どうやら当初から「ヒロイン交代」を企んでたらしい。(笑)
最初は別の女の子をヒロインの如く派手に描き、真のヒロインは地味目に設定していた。
そうして段々と立場逆転させてく積りだったそうな。
思惑は成功し、ファンはミンメイと未沙、どちらが主人公と結ばれるのか、最後までやきもきして見守る事に。
結果、選ばれたのは……だった訳ですが…かなり反響はデカかったです。(笑)
それを頭に入れてEDの歌詞を見ると…成る程と納得が行く。


良くも悪くも後のアニメに多大なる影響を与えた事から、『うる星』同様未だに賛否両論喧しいですが…「争いを治めるのは『文化』。異文化を受け容れられるかどうかが、戦争終結の鍵を握ってる」という作品の主張は、鋭いトコを突いてると感心してしまったり。

間違い無く80年代を代表するアニメだと思うのですよ。



参考)…マクロス公式サイト(→http://www.macross.co.jp/)&フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

…今TBSで水曜26:57~27:27(木曜の深夜2:57~3:27って事か?)に再放送してるみたいで…へ~~知らんかったな…。
コメント (5)
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歌え!!アニソン!!~The かぼちゃワイン~

2007年10月20日 22時32分54秒 | アニソン
――ハロウィーンに合わせるべきだったか。




――シュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュルルルシュ~~~~~♪
                                                      ――ドッドッドッドドド…♪

エル♪(エル♪)

エルはLOVEのぉL♪(エル♪ エルエルエルエル…♪)

エル♪(エル♪)

エルはLIPのL♪(エル♪ エルエルエルエル…♪)

こぉ~のぉ~~♪ くぅちびるにぃ♪――リロリロリン♪

燃える愛を乗せぇ…てぇ♪

エルは貴方を見・詰ぅめ・てぇ・るぅ~~~~~♪

――リリン♪――リリィン♪

わ・た・しぃ・は・決めますぅ♪

決めたぁ・ん~で・すぅ♪

ま・ぶ・し・い・恋人ぉ♪

あ・なぁ・たぁ・だぁ…けぇ♪

磁石がぁ♪ 自然にぃ♪

引き合うよぉっ・にぃ~~~~~♪
(…フーーーーーー♪ウーーーーーーーー♪)

わ…ったぁし♪ スルスルゥ♪

引き寄せられっるぅ~~~~♪
(フーーーーーー♪ウーーーーーーー♪)

――ジャッジャン♪

ね~~え~~♪ いいでしょ♪
(フッフッフッフッフッフッフッフッフッフッ♪)

傍に…♪ 居・て・もぉ♪
(フッフッフッフッフッフッフッ♪)

ね~~え~~♪ いいでしょ♪
(フッフッフッフッフッフッフッフッフッフッ♪)

キスを…♪ し・て・もぉ~~~~~♪
(フッフッフッフッフッフッフッフッフッフッフッフッ♪)

エル♪(エル♪)

エルはLOVEのぉL♪(エル♪ エルエルエルエル…♪)

エル♪(エル♪)

エルはLIPのL♪(エル♪ エルエルエルエル…♪)

こぉ~のぉ~~♪ くぅちびるにぃ♪――リロリロリン♪

燃える愛を乗せぇ…てぇ♪

エルは貴方を見・詰ぅめ・てぇ・るぅ~~~~~~~~♪




1982年7/5~1984年8/27日迄TV朝日系にて放映、制作は東映。

OPタイトルは『Lはラブリー』、作詞は伊藤アキラ氏、作曲は馬飼野康二氏、編曲はいちひさし氏、歌ってるのはかおりくみこ氏。

歌ってる方、素晴しく澄んだ声で、聞惚れます。
実はテープ買って持ってたり。
バックコーラスは…自分の記憶が確かなら、『ザ・チャープス』と言うグループだったような。


原作は三浦みつる氏が『週刊少年マガジン』にて1981年~連載していた同名の漫画。
何が「かぼちゃ」で「ワイン」なんでしょーね?
ヒロインのイメージが「かぼちゃ」なのかな~とは思えても…「ワイン」は何を表してるのかな~~と…子供の頃から謎なのですが。
作者が言った「かぼちゃは(健康に)良い!」発言が、「かぼちゃワイン」に変換されたっつう、物凄い説を昔友人から聞いたのですが……本当かな~~~?(笑)
何にしろ、かりにも少年誌連載で「酒」をタイトルに入れるとは、かなりマズイように感じられるんすが。
今と比較すると、当時は漫画もアニメも規制が緩やかだったって事でしょう。


アニメも漫画も長期に渡って続いてたんで、御存知な方は多いでしょうが――


主人公『青葉春助』は、女嫌いの硬派を自称する中学2年生。
小学生並にチビながらも、腕っ節と根性は誰にも負けない。
その彼に一目惚れ(アニメではそうとしか思えない)したのが、同じく中学2年生でありながら、身長170㎝の大型Lサイズ美少女『朝丘夏美』こと、『エルちゃん』。
さながら妻か母の様に健気に尽くす彼女だが、生来の意地っ張りから春助は素直になれず。
そんなSLコンビの学園青春ラブコメ。


――というのが大体の粗筋。


『うる星やつら』がブームになって以来、少年漫画誌でもラブコメ作品が多く載るようになりました。
各誌とも必ず2~3作品はラブコメ漫画を揃えてたと記憶している。
未だ青年誌が発行されてない時代でしたから、少年誌には有るまじきストレートな恋愛表現が頻繁に見られた。
キスやらヌードやら、よく出て来たんだな~。

今でも『マガジン』はラブコメ漫画を看板の1つに掲げてますが、恐らくその開祖は『かぼちゃワイン』じゃねーかと。
男に無条件で惚れて、ひたすら尽くしてくれるヒロイン…これは正に男の理想像でしょう。
悪い言い方すれば、「都合の良い女」。
女から見れば「夢見てんじゃねーよ」みたいな。(笑)
まぁでも少女漫画にも「ヒロインに無条件で惚れる都合の良い男」が腐るほど出て来ますから…偉そうな事言えないか。(笑)

そんな「都合の良い女」だったけど、自分はこのエルちゃんが好きでした。
あそこまで「惚れて尽す」姿には、見ていて感動を覚えたよ。
原作最終回、詳しい話は忘れちゃったけど…春助の為なら大事に伸ばしてた髪も切り、彼が来るまで百年でも二百年でも待ち続けると覚悟を告げた彼女は、いっそ漢らしいと感じました。
死んだらきっと地縛霊になるタイプだと思う。
…茶化して申し訳無いが(汗)……あ~いう問答無用に一途なキャラは、自分マジで好きなのです。(比較するとラムはまだまだ甘いと思う)

ただ彼女が春助の何処に惚れてるのかは、正直理解出来なかったな~。
自分の為に謹慎を命じられた彼女を見捨てられない、その情の深さに惚れたのは解るけど…。
「自立するぞ」っつってバイト探す風でもなく、親の送金で独り暮し始めたり…自分には言葉だけの甘ちゃん坊やにしか見えん。(言い過ぎ?)

てゆーかあの2人、思い起すにどっちも金持ちだった。
「大量のチョコ買って来て、2人が互いの像を作る」なんて、忘れられないエピソードが有る。(笑)
漫画なんだからリアリティには目を瞑れと言われそうですが、取敢えずバイトしろ2人ともと感じたもんです。(笑)(連載初期には「実家の甘味店の手伝いをして、春助への誕生日プレゼント代を稼ぐエルちゃん」という描写が見られたが…)

てゆーかあの学園の生徒、皆金持ちに思えた。(有閑倶楽部かよ!?)
毎回毎回旅行に出掛けやがって――中坊のクセに生意気な!!
…と、大人になった今、思い出す度に妬ましさを感じずには居られません。(笑)


こっからはアニメの話――


ヤフー動画で第1話だけなら無料で配信しとります。
観直してみて、やたら気恥ずかしさを覚えた…。(照笑)

寮食堂のおばちゃんが出て来たり、その娘が出て来たり、かなりオリジナル部分の多いアニメでした。
んでも原作が特に筋らしきものを持ってなかった為か、ファンにもそれなりに受け容れられてたと思う。
1度だけエルちゃんが春助に口答えした事が有って、その時は「違う!!そんなのエルちゃんじゃない!!」と思ったりしましたが(笑)…絵も可愛かったし、毎回楽しく観ていた覚えが有る。

演じてた声優さんが、実にイメージぴったりで嬉しかった。
エルちゃんの声は、『ラピュタ』のシータやドラミちゃん、児童番組『にこにこぷん』でぴっころ役を演じた、よこざわ けい子氏と言う方がアテてました。
腰が砕ける様な可愛らしい声で、アニメファンには有名な方です。

春助役は『うる星』で諸星あたる、『ドラゴンボールZ』でピッコロを演じた古川登志夫氏。

――『Wピッコロ』って訳ですね。(としょーもない事を言ってみたり)(笑)

古川氏もよこざわ氏も非常に歌が巧く、お2人がデュエットしてる後期ED『Pumpkin Night』は、機会が有れば是非聴いて欲しい名ソングです。
ハロウィーンも近いし、ちょっと歌ってみましょうか。(テープ持ってないんで適当ですが…)


カボチャが馬車にぃ~なりそうなぁ~♪
ファンタジ…ックなこんな夜ぅ~♪
誰かが誰かを好きになるぅ~~♪
勿論私は貴方が好っきぃよぉ~~♪

パ~ンプキンナ~イト♪
何ぉ処ぉへ~行くのか流れ星ぃ~~♪
3っつ数えて蝋燭点っけってぇ~~♪

パ~ンプキンナ~イト♪
長いお話しましょうかぁ~♪
ちょ…っと澄まして瞳を見っ詰ぅめぇ~~♪

2人でぇ~♪ 2人~ぃ~でぇ~~♪
パ~~~ンプキ~~~ンナ~~~~イト♪

「うっせぇなぁ、何か用かよ…?」
「あはぁ♪春助君だぁ~~~い好きぃ…v」


この最後の台詞が毎回聴いてて照れるの何の。
漫画に負けず劣らず、アニメもラブシーンにヌードに下着がバンバン出て来るもんで、途中から照れて観なくなった。(子供だったし)(照笑)
でも不思議と温かさを感じられたのは、キャラの微笑ましさから来るものだったのかもね~。
まぁ今と比較して、大らかな時代でしたよ。


最後に、某アニメ雑誌に載ってたエルちゃんの身体データを紹介。


身長…170cm
体重…48kg


……身長は納得行くとして、あのスタイルで48kgは大嘘だろう。(笑)
あれで中学2年生……うう~む……『ぬ~べ~』や『タルるート』が可愛く思えますね。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映公式サイト等。




………………いや~~~~~。

読みが外れるにしても、こんなストレート負け喫するとはね……。(苦笑)

こういう短期勝負って本当、スロースターターなチームは弱いなぁ。

しかし失礼ながら私…もしもセで鷹の様なチームが出るとしたら、それは中日だろうと思ってた。(いやホント失礼)(汗)
鷹と同じ悲運の星を、中日からは感じられたもんで…。(日本シリーズ勝った事無いジンクスとか)

……巨人になるとはね~~~~~~。

…まぁ……負けるにしたって…劇的なエラーで終る辺りが、如何にも巨人クオリティ。
お蔭で哀しむより放心してしまった。(苦笑)
しかし流石は日本TV、監督のインタビューの途中で中継打ち切りやがりましたよ。(笑)

ま、機先を制した落合監督の策略勝ちですな。(笑)


ってな訳で中日CS優勝おめでとう御座いました!!


土壇場で発揮した力を忘れずに、日本シリーズでも頑張れ!
去年を観てるから、多少中日に肩入れしちゃうかもしれんです。(笑)
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歌え!!アニソン!!~パタリロ!(後編)~

2007年10月19日 20時53分36秒 | アニソン
――(ヤケクソ気味に)北の大地へ贈る祝福のダンス。




チャンチャラランッチャチャンチャチャンチャチャン・チャン・チャン♪

「さあ皆さん!!お手を拝借ぅ!!」

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

花は爛・漫・咲っきみっだれぇ~♪(アラヨット!!)

のどっかなっごやっかとっこ春のぉ~♪(ア・ドッコイ!!)

マ~リネ~ラァ♪ い~ちぃ~のぉ♪

美ぃ~・少ぉ~~年~~~♪「ア・ヨイヨイヨイ~!!」

それがパッタリッロ天才奇才~♪

何を仰るうっさぎっさん~♪(コリャマッタ!!)

あ~のか~おぉ♪ すぅ~がぁ~た♪

ど~お・見ぃ~~・てもぉ~~~~♪「ア・コォリャ!!」

潰ぅれアンマン♪(ドーシタドーシタァ~イ…!!)

真~ぁっしぃ~~らけぇ~~~~~♪

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)


夢がルン・ルン・咲っきこっぼれぇ~♪(アラヨット!!)

天・下・泰・平・マリネラじゃぁ~♪(ア・ドッコイ!!)

賞ぉ~きぃん~♪ くぅ~らぁ~べ♪

大流~ぅ行ぉ~~~♪「ア・ヨイヨイヨイ~!!」

スーパ・キャァットかタマネギ部っ隊~♪

アフロ18・プラズマかぁ~♪(コリャマッタ!!)

丁~ぉ丁~おぉ♪ 発ぁ~あっ止♪

みぃ~な・必ぃ~~・っ死ぃ~~~~♪「ア・コォリャ!!」

ここぉろハレバレ♪(ドーシタドーシタァ~イ…!!)

真~ぁっしぃ~~らけぇ~~~~~♪

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪「アソーレェ~~~!!!」

チャンチャラランッチャチャンチャチャンチャチャン・チャン・チャン♪



2番目のEDタイトルは『クックロビン音頭』、作詞は田中のぶ氏、作曲&編曲は青木望氏、歌ってるのはスラップスティックの皆さん&パタリロ役の白石冬美氏も主に合いの手で参加。
歌詞中の赤文字台詞は白石冬美氏の合いの手部分を表してます。

能天気な奴等に混じり、楽しげに踊るバンコラン&マライヒの姿に、ファンは一筋の涙を誘われるでしょう。(笑)


『スラップスティック』というのは、1977~1986年に人気を博していた声優が結成したバンド名。
メンバーは野島昭生氏、故)曽我部和恭氏、古川登志夫氏、古谷徹氏、三ツ矢雄二氏の5人。

後に『サムライトルーパー(1988年放映)』の主演声優5人が結成した人気ユニット『NG5(メンバーは草尾毅氏、佐々木望氏、竹村拓氏、中村大樹氏、西村朋紘氏)』の御先祖様に当たる様な存在っつうか。
この頃から声優さんの人気が、キャラから離れて独り歩きするようになったのですね~。

尚、『スラップスティック』のメンバーは、劇中でタマネギ部隊を演じても居られます。(曽我部和恭氏はバンコラン役。)


『タマネギ部隊』とは、パタリロの世話役から国の警護までこなす、マリネラ王国エリート武官部隊の名称。
全員タマネギ風の髪型して眼鏡をかけてる事からそう呼ばれとりまして、このタマネギカツラと眼鏡を取ると皆美形という設定が有る。

『アフロ18』・『プラズマ(X)』は、パタリロが造ったスーパーロボット。
夫婦となり子供2人まで儲けた後(造ったのはパタリロだが)、アフロは金属を腐食する黴「マルスX」のせいで亡くなってしまう。(このエピソードは悲しかった…)

『スーパーキャット』はパタリロの親友の、空飛ぶヒーロー猫。
連載当初はただバックを通り過ぎるだけだったけど、その内本編に絡む様になったという。


ちなみにこの『クックロビン音頭』…元ネタは下記の「マザー・グース(イギリスの伝承童歌)」から来てます。


誰がコマドリ殺したの?

それは私とスズメが言った
私の弓矢で私が殺した

誰がコマドリ死ぬのを見たの?

それは私とハエが言った
私がこの目で死ぬのを見た

誰がその血を受けたのか?

それは私と魚が言った
小さなお皿で私が受けた

誰が経帷子を作るのか?

それは私とカブト虫が言った
針と糸とで私が作る

誰がお墓を掘るのだろう?

それは私とフクロウが言った
鋤とシャベルで私が掘ろう

誰が牧師になるのかね?

それは私とカラスが言った
聖書を持ってる私がなろう

誰がお付をしてくれる?

それは私とヒバリが言った
真っ暗闇でなかったら
私がお付になりましょう

誰が松明持つのだろう?

それは私とベニスズメが言った
おやすい御用だ私が持とう

誰がお悔み受けるのか?

それは私とハトが言った
愛故深いこの嘆き
私がお悔み受けましょう

誰がお棺を運ぶだろう?

それは私とトンビが言った
もしも夜道でないのなら
私がお棺を運びます

誰が覆いを捧げ持つ?

僕らと言ったはミソサザイ
夫婦2人で持ちましょう

誰が賛美歌歌うのか?

それは私とツグミが言った
小枝の上から声がした
私が賛美歌歌いましょう

誰が鐘を撞くのかね?

それは私と雄牛が言った
何故なら私は力持ち
私が鐘を撞いてやる

可哀想なコマドリの為
鳴り渡る鐘を聴いた時
空の小鳥は1羽残らず
溜息吐いてすすり泣いた



(参考)…『マザー・グース4(講談社文庫刊、谷川俊太郎氏訳)』。



…中々不吉かつミステリアスな歌詞で御座いましょう?

余談ですがこの歌詞、アニメうる星の第98話『そして誰もいなくなったっちゃ!?』でも引用された。

『マザー・グース』は好きなんで、何時かまた改めて記事を書かせて戴く積り。

それはさて置き、何故「マザー・グース」かっつうと、少女漫画家の萩尾望都氏が描いて人気を呼んだ『ポーの一族(別冊少女コミック誌上で1972年3月号~1976年6月号迄不定期連載された作品)』のパロディの積りだったらしく。

魔夜峰央氏はこの作品のファンだったらしく、自分の作中でパロる事が多いのです。


アニメ『パタリロ!』はファンから人気を呼びつつも、視聴率的には芳しくなかったらしく、放映時間が2度も変更されまして。
当時はクイズ番組や巨人戦の人気が圧倒的でしたからな~。
「『パタリロ!』ってタイトルじゃ、人名とは解り難い」っつって、『ぼくパタリロ!』なんてタイトルに変更するも、結局打ち切られる事になってしまったのでした。
けどあの漫画、何処で切っても不都合感じられない様な気がしないでもない。(笑)

ふと考えてみたら、魔夜峰央氏の作品で、ちゃんとオチが着いてるのって、『おらが丸』くらいだよな~と…。


時にパタリロ役演じてた白石冬美氏、最近は声聴かなくなったな~~と思ってたら、現在は現場を退き専門学校声優科の講師を務められて居るらしく。
一発で解る独特な声が好きだっただけに、ちょっと残念。
『チョビン』、『怪物くん(1968年放映のモノクロ版の方ね)』、そして『パタリロ』と、何故か人外の王子役が多い方でした。



フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映『パタリロ』サイト等。





日本ハム連覇おめでとう御座います!!

最終戦、投げ合いになるかと思いきや……流石の成瀬もあの雰囲気の中投げるのは辛かったか。
日頃は憎らしいロッテ応援団が、大声援吹き荒ぶ札幌ドームの中に在って、意地らしさを覚えましたよ。(笑)
戦力大幅に落ちての優勝は、地力が有る事の証明で、暫くハムの天下が続くかもな~と思えた。
今回ロッテは2度胴上げを見せられた訳で…来年はまた恐いだろうし。

一方その頃、巨人は地味に負けてた訳ですが……「風が吹いてる」と感じられるのは、中日より巨人なんですよね。(中日ファンには申し訳無いが)
いやファンだから言う訳じゃなく(汗)…読みとしては「巨人VSハム」じゃねーかと。(今日も負けてるけどさ…でもスリーラン出た!)

さて、どうなる…!?(←最早完全に傍観者モード)(苦笑)
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歌え!!アニソン!!~パタリロ!(前編)~

2007年10月19日 20時52分15秒 | アニソン
――少女漫画界の「こち亀」。




――キラリロロン…!

――ポン・ピン・パ~~!!ポッピッペ~~~~…!!

――ジャン・ジャジャッジャーーン♪

――ジャン・ジャジャッジャーーン♪

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン…♪――ズン♪ズン♪
……ヒューーーー…!!――バシューーーー……!

パァ~パパッパァ♪

パァ~パパッパァ♪

パァ~パパパポペピプパァ~~~~~♪

――ヴォ・オン…♪

朝・から・晩・まで・バ・タ・バ・タ♪

悪・戯・成・功・ケ・タ・ケ・タ♪

大・事な・時にはク・タ・ク・タァ…♪

パペ・ピプ・ペポ・パポ・パ・タ・リ・ロ♪

――ジャカジャンジャッジャジャッジャッジャッジャ♪

ジ・ケ・ン・が・起れば・変身っ♪

――ドゴゴォーーーン…!!!

飛ん・でけ・ロケェット・発進っ♪

滑っ…て転んで失神♪

パペ・ピプ・ペポ・パポ・パ・タ・リ・ロっっ♪

(パッパァ~~~~~♪ア~~~~~♪ ア~~~~~~♪ ア~~~~♪)
だぁ~れぇ~もぉ~考えつかないこぉ~~~♪ と・を~~♪

すぅ~るのぉ~がぁ…♪ ダ・イ・好ぅ~・き~~~い~~~~♪
(ア~~~~~~~~~~~♪ ア~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪)

――ジャジャジャンジャッジャッジャッジャ♪

メ~チャリロにぃ♪

たぁ~いしたもんだぜパタリロォ~~~~~~~~~~…♪

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン…♪――ズン♪ズン♪
……ヒューーーー…!!――バシューーーー……!

――ジャッジャン♪




1982年4/8~1983年5/13迄フジ系で放映、制作は東映。

OPタイトルは『パタリロ!』、作詞&作曲は伊藤薫氏、編曲は青木望氏、歌ってるのは藤本房子氏。

ウィンク一発で地球を割るOP映像が凄まじい。


『マリネラ王国』はダイヤモンド鉱脈を豊富に持つ常春の島国。
その王国の国王『パタリロ・ド・マリネール8世』の人知を超えた活躍劇……とでも紹介すればいいものか。(汗)
まんま「筋書きの無いお話」だからな~~。

兎も角も主人公はこの『パタリロ』。
ブラックジョークに己のプライドを懸けていて、愛読書は『人をおちょくる50の方法』。
愛してるのは「自分」、そして「金」。
若干10歳の子供ながら、「人間コンピューター」と称される程の脅威的頭脳を持ち、しばしば途方も無い発明をしてみせる。
特技の「ゴキブリ走法」は、車をも追い越すスピード。
タイムワープまでしてみせるわで、はっきり言って人間じゃない。

そんな彼に絡むのが、世界各国に潜むスパイ達、暗躍する秘密組織、殺し屋、怪盗、等々。
特にイギリス情報局秘密情報部(MI6)所属『ジャック・バルバロッサ・バンコラン』とは最早腐れ縁の仲。
殺人許可証を保持する凄腕エージェントも、パタリロにかかっては形無しおちょくられっ放し。
しかし傍から見てると案外気が合ってる様だとは、バンコラン最愛の美少年『マライヒ・ユスチヌフ』の語る所。


基本はギャグ、偶にシリアス・ハードボイルド・オカルト・ミステリー等を交えて展開するストーリー。
少女漫画にも拘らず、老若男女幅広く読まれてるのは、そんな多ジャンル性有っての事でしょう。
まったく原作者魔夜峰央氏の博学には驚かされるばかり。


原作は1978年末頃~『花とゆめ』で連載されてる同名の漫画。(現在は『別冊花とゆめ』に移行)
発行されたコミックスは遂に80巻を超えたそうで…この記録は少女漫画界第2位だそうな。(ちなみに1位はあさりちゃん
『ガラスの仮面』のが連載開始したの早かったのに…休止ばっかしてるから追い抜かれちゃったよ。(笑)
休まずコンスタントに作品発表し続ける姿勢が益々『こち亀』っぽい。


洒落の効いたギャグは勿論なのですが…魔夜氏の描く魔界の表現が、妖しくて好きです。
当初氏はギャグ漫画でなく、シリアスなオカルト漫画で売ってまして…。
しかし誌上で公開した初のギャグ漫画『ラシャーヌ!』がウケた事から、ギャグ漫画中心で描く様になったのです。(余談ですがこの『ラシャーヌ』も、美少年版『男はつらいよ』ってな趣きで実に面白い)




――タラリララリン…♪

――ピィロロリロリロリロロン………♪

ルゥ~ルゥ~~~♪

ルルルルゥ~~~ルルゥ~~~♪

ラララァ~~~ラララァ~~~ララァ~~~~~…♪

う・つ・く・しぃさは…♪ 罪ぃ~~~♪

ほ・ほ・え・みぃさえ…♪ つぅみぃ~~~~♪

黒い薔ぁ薇のぉ花♪ 棘が有~る様に♪

優しく包み込んで行ぅ~~くぅ~~~~~~♪

わ・た・し・の・ひ・と・み・の・お・く・を・見・て・御ぉ覧♪

き・ぃっと・あ・な・た・は・離れられぇなっくぅなる♪

私を~…♪ 愛さない~♪

人はぁ…♪ 居~・なぁ~・い~~~~♪


ぅ私を~~~♪

愛さなぁ・い~~~♪

人はぁ……♪ 

居~~・なぁ~~・い~~~~~~…♪




EDタイトルは『美しさは罪』、作詞&作曲は伊藤薫氏、編曲は中村暢之氏、歌ってるのは竹田えり氏。

一瞬ワインを揺らす手を止るのが細かい演出。
主人公を他所に、男2人が見せる、耽美な愛の花園。(笑)


11/30迄ヤフー動画で1話のみ無料配信されてます。

TVアニメで初めて同性愛を取り扱った作品じゃねーかと。(てゆーか過去も今も、正面から描いたTVアニメは他に無い気がする)
まったく良くぞアニメ化しようなんて考えたもんだ…。(笑)
もっともマライヒ役を女性の方が演じてたお蔭で、知らなきゃ普通のカップルに見えるんですけどね。
恐らくはTVアニメで初めてベッ○シーンを出した作品じゃないかと…。(よく放送許されたもんだ)

あげな内容に拘らず、かなり原作忠実に作ってましたね…背景からキャラから、漫画そのままでしたもん。
今だったら「原作通り」は珍しくないけど、あの当時は『うる星』の様にオリジナル要素が入れられるのが普通だった。
ひょっとしたら製作者の中に、コアな原作マニアが居たのかもしれない。
アニメ化を決定したのも、誰かは知らんけどそのコアなマニアだったのよ、きっと。(←決め付け)


所で何故『パタリロ』は同性愛をモチーフにしてるかっつうと、作者曰く「女性キャラを描くのが苦手だから」だそうで。
「どうしてもワンパターンなキャラ設定になってしまって面白くない」んだとか。

「決して自分が同性愛者だからではない。
 俺には妻も子も居るんだ」との事で。(笑)

以前その筋の人から同好の士と思われ、それ系の本を貰った際は、御本人曰く「剃刀送られた方が余程マシと思った」とか…。(笑)


少し話逸れますが…少年漫画より少女漫画の方が、性描写の規制がぬるい気がする。
自分から見て少女漫画の方が、内容過激なものが多く思えるんですよ。
多分これは「男性=皆H」なる公式が、広く社会に浸透してるからではと。
実際には「人類=皆H」だろうに。(笑)



…字数制限オーバーしそうな為、前後編に分けさせて戴きます。(汗)
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歌え!!アニソン!!~魔法のプリンセス ミンキーモモ~

2007年10月17日 22時20分15秒 | アニソン
――アニメ史上初、交通事故で死んだヒロイン。




パァ~~~♪パラララァ~~~~♪

――キュルルゥ~~ン!!――キララァ~~ン…!!

パァ~ラララララァ♪パッララァ~~~♪

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪ お願い聞~いてぇ~♪

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪ お願い聞・い・てぇ~~~♪

魔法ぉ~の・プリーン・セェ~ス♪(プリーン・セェ~ス♪)

ときめくよかぁ~ん~何かぁ~がぁ~待ってるぅ~♪(待ってるぅ~♪)

今日のむ・こぉ・にぃ…♪

とぉきぃよぉ回っれぇ~♪(回っれぇ~♪)

夢のおはなっしぃ♪ どぉん~なぁ私にぃ…♪(私にぃ~♪)

出会えるかしぃらぁ~~~♪

お~となになったらぁ…♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

――ピルルルルゥ~~!!――キラリラリラリラ…!

な・ん・にぃ・なるぅ~~♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

お~となになったらぁ…♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

なん~にぃ・なぁ~~るぅ~~~~♪
(ア~~~~~~~~ア~~~~~~~~♪)

ドリィ~~ミィング♪(オー・ドリィーミング♪)

ゆぅ~めぇ~が♪ きっと叶うわぁ~~♪(叶うわ♪)

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪(ラァ~ラッ♪)

お願い聞・い・てぇ~~~♪(ミンキーモモ♪)

パァ~ラララララッラァ~~~~~~…♪




1982年3/18日~1983年5/26日迄、TV東京系で放映された、史上9作目に当たる魔女っ子アニメ。
東映製作『ララベル』以降、制作がストップしていた魔女っ子ジャンルを、蘇らす切っ掛けとなった偉大な作品。
企画・製作は葦プロダクション&読売広告社、制作は葦プロダクション。

OPタイトルは『ラブ・ラブ・ミンキーモモ』、作詞は荒木とよひさ氏、作曲は佐々木勉氏、編曲は高田ひろし氏、歌ってるのは主役のモモを演じた小山茉美氏。


昔々…と言っても、ほんのちょっとだけ昔――

どこかの国の、どこかの町に、子供の居ない夫婦が開いているペットショップが在りました。
所が或る日この夫婦の前に、1人の可愛い女の子がペットを3匹連れて現れ、2人の娘として暮す事になったのです。

実は彼女は「夢の国のプリンセス」でした。

昔々、ずっと昔、未だ地球の人達が夢を信じていた頃…地球の隣には『フェナリナーサ』と言う夢の国が在りました。
所が地球の人達が夢を忘れてしまった為、フェナリナーサは遠い宇宙の彼方まで、離れて行ってしまったのです。
夢の国の王様はこれを寂しく思い、再び地球の隣に戻って来れるよう、娘で在るプリンセスを地球に遣わす事に決めました。

プリンセスの名前は、『ミンキーモモ』と言いました。

モモは持前の「大人に変身出来る魔法」を使って、地球の人達に夢を与えようと頑張ります。
彼女が夢を与える事に成功すれば、その都度フェナリナーサ王宮に安置された王冠には、「ハッピーティア」と呼ばれる宝石が1個嵌りました。
それが12個揃った時、フェナリナーサは再び地球の隣に戻って来れるのです――


子供の頃嵌って観てました。
子供の頃は『うる星』以上に好きだったかも…。

制作会社の葦プロは、モモ以前にロボットアニメを手掛けていまして…その為か会社初のこの魔女っ子アニメは、何処か少女向けらしからぬ作風でした。
何せ『ミンキナーサ』なる巨大合体ロボまで登場しちまいますから。(合体時のBGMは『ゴーショーグン(1981年放映)』)(笑)
キャラも睫毛バリバリ瞳キラキラでなく、男女両方から好まれるデザイン。(モモのキャラデザを担当したのは芦田豊雄氏・みさきのあ氏・服部あゆみ氏の御三方)
結果小さな女の子だけでなく、大っきなお兄ちゃんの間でも、人気が沸騰したのです。(笑)

モモ以降、魔女っ子は呪文を唱えながら踊りを舞い(モモのリボン体操風のソレは、真に綺麗)、変身魔法を使うのが基本になりました。
言わばモモは『サリーちゃん』や『アッコちゃん』の様に、後に続く魔女っ子アニメに新たな「雛形(パターン)」を提供した、モデル的作品という訳ですよ。


モモの毎回のパターンはこう――


・トラブル発生、愛車『グルメポッポ(空飛ぶキャンピングカーと言いますか…)』で駆け付けるモモ。
・「子供じゃ相手してくれない」等の理由から、大人(それも様々な職業のプロフェッショナル)に変身。
・無事解決すると、モモが首から提げてるペンダントが光る。
・それが4回光るとペンダントから光線(?)発射…地球を2回り程した後、光線は宇宙に浮ぶフェナリナーサまで届き、王宮に有る王冠にハッピーティア(誕生石)が嵌る。(つまり一月に1回宝石が嵌るというコンセプトだった…最初は)


――こういう決められたパターンが有ったお蔭で、途中から観出しても直ぐにストーリーを掴む事が出来ました。


ベースはメルヘンでも、モモのストーリーは兎に角破天荒。
大抵1話完結で、ギャグ・SF・怪獣・ホラー(ちっとも恐くなかったけど)・シリアスと何でも御座れ。(この点、うる星に似てる)
主人公モモは恋愛を最重要視する乙女じゃなく、「何とかなるダバないダバサ♪」といったハチャメチャ能天気娘。

ストレートにラブな話が苦手な自分には、共感し易いストーリー&キャラだったのです。(笑)





――リロリロリロリロ…♪――ドンドンドッドドッド♪

ピピルマ・ピピルマ・プリリン・パ♪――ジャーンジャッ♪

パパレホ・パパレホ・ドリミン・パ♪――ジャーンジャッ♪

ドッキンハートに瞬きショットォ~~~~♪

――ジャジャジャジャジャジャジャ♪

天使ぃ…♪ の羽ぁ根は…♪ 無いけぇれど♪

――ペレペレレレェ~~♪

夢がぁ…♪ ここぉろにぃ…♪ 溢れてい~ればぁ~♪

――ペレレレペェ~レレェ~~♪

ミンキーィステッキが…♪ 使えるはぁずねぇ♪

――ペッペッペェ~~~♪

使えるはぁずねぇ~~~~♪

――ダダダダン♪――ズン♪

ピピルマ・ピピルマ・プリリン・パ♪――ジャーンジャッ♪

パパレホ・パパレホ・ドリミン・パ♪――ジャーンジャッ♪

ドッキンハートに瞬きショットォ~~~~…♪




EDタイトルは『ミンキーステッキドリミンパ』、OPと同じく、作詞は荒木とよひさ氏、作曲は佐々木勉氏、編曲は高田ひろし氏、歌ってるのは小山茉美氏。

「ピピルマ」やら「パパレホ」やら言うのは、モモが大人に変身する際の呪文です。


「ピピルマ・ピピルマ・プリリンパ!
 パパレホ・パパレホ・ドリミンパ!
 アダルトタッチで、看護婦さん(←例)になれ~!」


簡略されたりもするけど、ペンダントから取出した『ミンキーステッキ(クリスマスのあのステッキ?に似たデザイン)』を振り回し、こう唱える事で、モモは12歳の少女から、あらゆるプロ技術を持った18歳の大人に変身するのです。

18歳じゃ大人とは言えんだろうってツッコミは多かったに違いなく。(笑)


実はつい最近ヤフー動画で無料配信されてまして、初めて第1話から通して観たんですが……いや~凄いね。
いきなり何の説明も無く、子供の居ない夫婦の元に転り込むっつう始まり方が先ず凄い。(笑)
『メグちゃん』の様に「自分は此処の家の子供である」と家族に暗示をかけたとか…そんな説明一切無いんですよ。
地球に来た目的とか、自分は何者であるかなんて事も、全く喋ってくれないんだよ主人公。(4話目で漸く語る)(笑)
1話では「この子はミンキーモモと言う名前で、犬・猿・鳥とお供3匹連れていて(桃太郎)、大人になれる魔法を持っている」事だけが語られる。
流石80年代前半アニメ、実に型破り極まれり。


しかし最終回はもっと凄い。
何の予告も無く、主人公が車に撥ねられて、死んじゃう。
かりにも夢いっぱいの筈の魔女っ子アニメで、正しく前代未聞の大事件。

当時…観ていて物凄いショックを受けたね…。(子供だったし)
あまりのショックに、撥ねられた瞬間、地震が有った事まで、まざまざと記憶してますよ。(苦笑)
ヤフーで観た時も泣いたよ…イイ年して…と自分でも呆れるが。(恥)

これだけだと「哀しくお終い」に思われそうなんでネタバレしちゃいますが(汗)…モモは生き返ります。
イデオン』よろしく輪廻転生、人間の女の子の赤ん坊になり、フェナリナーサが降りて来る日を夢見て終りっつう…。

……こんだけじゃ全然解らないでしょう…?
解らないに違いない…。(汗)

大人になった今でも、あのラストはよく解らない。(汗)
感動的ではあるけど、どうしてモモが死んで、地球の人間に蘇らなきゃならんのか、根本的な部分で理解出来んのですよ。(汗)


「夢は他人に見せて貰うものじゃない。
 自分で叶えるものだ。」


この壮大なテーマを初めてアニメで語った、哲学的作品だったなと。
ただ…だからってモモを殺す事はないだろうよ、それも夢や希望の欠片も無い交通事故でと考えるのは止められず。(死に方に夢や希望やへったくれも無いだろうが)
幼い女の子向けアニメとは到底信じられず。(笑)

これには大人の事情が有りまして…。


モモは1年間の放映を予定していたのですが、「予想より玩具の売上が伸びなかった」件で、スポンサーで在る某玩具会社から、46話で打ち切りを申し渡されたのだそうな。
その事情を頭に入れて最終回を観ると…モモを撥ねるトラックが玩具を積んでいるのに気が付く。
つまりトラックはそのスポンサーで在る玩具会社を表していると。
夢は現実に負けたんだという、制作者側の痛烈な皮肉を交えたオチだった訳ですよ。(爆笑)
その後モモは、作品のプロデューサーだった読売広告社の大野実氏の尽力により、目出度くも63話迄の放映延長が決りました。

…最早何が何だか解らない。(苦笑)

とは言え一旦決定した内容は覆す事が出来ず、モモは死んで地球人に転生、そこで第1部終了。
総集編を2話挟んで、第2部が新たに始まったのです。

このドタバタ加減に制作現場の混乱が透けて見えるようですね~。(笑)

ちなみに全くの余談ですが…第2部最終回放映時も地震が来た。
モモが最終回を迎える度に、地震に襲われる――これは天地の怒りか、制作者の祟りか。(←多分それだ)(笑)

でもね…ウィキによると、実はもっとブラックな〆方企んでたみたいで…「勘違いから地球人は核戦争おっ始め、ミサイル爆発して地球崩壊」なんて最終回を、当初は考えてたらしい。(このネタは第42話「間違いだらけの大作戦」で活かされてます…核戦争勃発・ミサイル爆発は止めたけどね)(笑)

原案者で在る首藤剛志氏は、色んな意味で只者じゃないなと感じる逸話で御座いましょう。(笑)
ちなみにこの方、現在は『ポケモン』のメイン脚本家として活躍中…『ポケモン』の監督&脚本は、実はミンキーモモの監督&脚本と同じだったり。
任○堂の目が光っててモモほど無茶な話は作れないだろうが、ファンは心得といた方が良いでしょう。(笑)


モモが死ななきゃならなかった理由は解らないけど…フェナリナーサが降りられなかった理由は解る気がする。
現在の地球を考えてみた時、制作者は「降りて来られる訳が無い」と結論出すしかなかったんじゃないかと…。
「モモが皆の夢を叶えてハッピーエンド、最終回は目出度くフェナリナーサが降りて来て、地球は再び夢に包まれる」というラストは…描いたとして嘘になる。
子供相手でも、そんな無責任な嘘は吐きたくなかったんじゃないかなぁと…制作者は。


その他、細かい部分ではありますが、モモは予告も独特で面白い。
(噂では)首藤氏が毎回約30秒で書上げた予告文を、モモ役の小山茉美氏が基本アダルトタッチでDJ風に読上げる。

一例を挙げると――


「エンジン全開飛ばせ飛ばせぇ!!…は良いんだけど、最近スピードの出し過ぎで、流石の私も目が回りそう!
 そこで、高いお山の天辺で、ゆっくりのんびりお昼寝でもしようかと思ってたら…なななんとそこでも列車が大暴走!
 次回、魔法のプリンセス・ミンキーモモ――『暴走列車が止らない』!
 神様…!
 私はスピードの世界から逃れられない運命なのでしょうか…!?
 嗚呼…!!
 なぞと言いつつ止められない止らない、もう、やっちゃうのみじゃv(笑)」


――こ~んな感じ。(細かいトコ違ってたら御免)

あんまり評判呼んだもんで、特集本に予告文全部載せられたという。(笑)


シナリオの面白さだけでなく、小山茉美氏の演技が半端無く巧い!
アラレちゃんや『うる星』の了子ちゃん役をやった方ですが…両方のキャラの声を知ってる人なら解る筈。
正しく七色の声を持ったスーパー声優。
全く声が違うもんで、最初大人モモと子供モモは、声優さんが違うんだと思ってましたよ…。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』、等々。





野球…ついに『2大怪獣、世紀の大激突!!』となるか。(笑)
最初鷹が負けたショックから、どーでもいいモードに入ってたけど、結局観てたり…。
チーム対決だけでなく、両軍の監督が「どちらが名監督か」を、意地になって争ってる風で微笑ましい。
どっちが勝っても微妙~に嫌なんですが…。(苦笑)
ヒ○マンさんに勝ち逃げられるのは何か嫌だし、バ○ンタインさんが勝つと1年ずっとTVに出ずっぱりそうで、やっぱり嫌なのです。(苦笑)

好き嫌いで比較するとこんな感じ。↓

監督対決)    ハム>ロッテ…バ○ンタインさん、普段は嫌いじゃないけど、調子に乗ってる時はちょっと嫌い。(笑)
お調子者対決)  ハム>ロッテ…里○よりは、ひ○ょりのが好き。
エース対決)   ハム<ロッテ…ダ○より成○のが好き。
抑え対決)    ハム<ロッテ…マ○ケルより幕張の破壊神のがインパクトで勝ってる。(←微妙に応援になってない)

…それにしてもロッテってチームは強い。
敵陣に在ってもあれだけ打てるんだから…。
鷹だったら雰囲気に呑まれて貧打になってると思う。(苦笑)
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歌え!!アニソン!!~逆転イッパツマン~

2007年10月15日 19時55分20秒 | アニソン
――逆転また逆転、ゲームは終盤まで縺れ込み、現在12回裏!!引き分けか、ともサヨナラか、果たして勝利の女神はどちらに微笑む!?(と実況風に)





…ッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ…!!――キュイ~ン!!――ビュウ~~ン!!

――ジャジャン♪

パッパパッパァ~パパパパァ~~♪

――ダダダダン♪――ヒュルル♪

パパパパァ~パッパパァ~~~~♪
――ジャーン♪ジャーン♪ジャーン♪

――ドドンドドンドン♪

パパパパァ~~~~♪

パッ♪ パッ♪ パッパッパッパッパッパッパッパッパッ!!!

――ドドン♪

イッパァ~ツマァ~~~~ン♪

――チャララッチャッチャ~~♪

好きだっ♪ 好きだっ♪ あの笑顔♪

――プァー♪

夢をっ♪ 夢をっ♪ 抱締めて♪

――チャラ♪

呼べばっ♪ 呼べばっ♪ 現れる♪

――プァー♪

時をっ♪ 時をっ♪ 飛んで来る♪

――チャラ♪

何処からぁ~~~~♪ それは謎めいてぇ~~~~♪

どうしてぇ~~~~♪ それは愛・故にぃ~~~~♪

風ぇ~~よりも速い・つぅばさぁ♪ 炎~~より熱い・こぉこぉろ♪

さあ!!さあ!! さあ!!さあ!!

ぎゃ・く・て・ん~~~~♪

此ぉ処からぁ~~悪は通さなぁ~い♪

さあ!!さあ!! さあ!!さあ!!

ぎゃ・く・て・ん~~~~♪

こぉれから正~義・の花道ぃ~♪

パッパッパッパッパッパッパッパッパッ!!!

――ドドン♪

イッパァ~ツマァ~~~~ン♪

――ドゥン…♪

「何時か逆転してやるからな~あ!!」――カァーーン!!!
チャチャッチャチャッチャチャッチャ~チャッチャッチャッチャア♪

「い…やァ~ん…v」




OPタイトルは『逆転イッパツマン』、作詞&作曲は山本正之氏、編曲は神保正明氏、黒歌詞部分は山本正之氏、赤歌詞部分はピンク・ピッギーズの皆さん、青歌詞部分は両方で歌ってます。

今丁度ヤフー動画で配信しとります。
OP映像を担当したのは高橋資祐氏…『うる星』の章で紹介しましたが、絵をスムーズに動かすと評判を呼んだアニメーターです。
特に飛行シーンの素晴しさは、是非御覧になって戴きたい。

最後の「逆転してやるからな」という台詞は、クリーン悪トリオの頭脳担当『コスイネン』が喋ったもの。
「い…やァ~ん…v」はクリーン悪トリオのお色気担当『ムンムン』…但しこの台詞、流されたのは何故か第31話のみ。(教育倫理上の問題から?)


フジ系で1982年2/13~1983年3/26迄放映された、タツノコプロ制作の『タイムボカンシリーズ』第6作目。

場所だけでなく時空まで飛越え荷物を届ける仕事で、常に業界TOPの業績を誇る『タイムリース社』。
その隣りには、常に業績不振を誇る『シャレコーベリース・オストアンデル北部支社』が建っていた。
シャレコーベリース社会長『コン・コルドー』からの命令を受け、北部支社長『ムンムン』・部長『コスイネン』・課長『キョカンチン』ら3人は、「クリーン悪トリオ」を名乗り、ライバルで在るタイムリース社の営業妨害を企む。
しかしそんな3悪の前に、立塞がる正義の味方。
その名は『イッパツマン』――果たして彼は何者か!?
毎回彼に助けられる少女『放夢ラン(ホームラン)』は、同じ会社に勤務する憧れの青年『豪速九(ごうそっきゅう)』が、その正体ではないかと怪しむのだが――


タイトル通り『逆転』、そして『謎』がコンセプトのアニメでした。

・イッパツマンの正体は『豪速九』なのか!?
・会長コン・コルドーの正体、真の目的とは!?
・イッパツマンのライバル『隠球四郎(かくれたましろう)』の正体とは!?
・謎の美女『星ハルカ』と『イッパツマン』は、何か関係してるのか!?
・『豪速九』は『放夢ラン』と『星ハルカ』のどちらを選ぶのか!?
・ムンムンの憧れの人、『ミスターX』は誰なのか!?

…とまぁ、思い付くだけでもこんだけ有った。
毎回視聴者に推理させ、それを大きく外す事で、評判を呼びましてな。

ぶっちゃけイッパツマンの正体は、(前半は)主人公『豪速九』ではない。

OP冒頭からして、もうトリッキー。(笑)


ちょっと横道逸れる様だけど…80年代前半のアニメには、70年代アニメが作った「お約束」を壊す事で、自己主張するものが多かった気がする。
主役メカが交代したり、主人公が実は正義じゃなかったり、誰が主人公か判らなかったり、主人公が交通事故で死んじゃったり(『タッチ』じゃないです)、ヒロインが交代したり、ヒロインが何人も居たり、云々。

今迄制作者の中だけで燻ってたものが、一気に噴出し破壊に転じたみたいな…そんな潮流を80年代前半アニメからは感じられた。
アニメ史を見ると、「お約束」通り(~70年代)→破壊(80年代前半)→混迷、原点回帰(80年代後半)→「お約束」通り(90年代前半)→破壊(90年代後半)→混迷、原点回帰?(2000年~)…とこんな風に繰返されてるのがよく解りまして。


このイッパツマンも、シリーズの「お約束を破る」作品でした。

なんと三悪が主役を倒して勝つという回を放送したのですよ。

実際には裏で画策したキャラ在って成し得た事でも…これ以上の「掟破り」は無いでしょう。
今迄「マンネリ」で売ってたアニメですから、世間に走った衝撃はかなりデカかったですよ。
一躍注目を浴び視聴率もUPしたのか、『ヤッターマン』以来久方となる放映延長までされた。

ただね…破壊した後って、大抵混迷期に入るんですよ。
それ以上にデカいインパクト見せたくても、残ってるもの何も無くて見せられなくなるっつか。
視聴者側としても、『マンネリ』ってのは飽きるけど、安心感を抱かせてくれるものでして。(今で言えば『名探偵コナン』)

その証拠に『イッパツマン』の後に放映された『イタダキマン(1983年放映)』は、短命で終わってしまってる。(時間枠を移動したのが大きかったらしいけど)
長らく続いたタイムボカンシリーズでしたが、この『イタダキマン』を最後に、一旦幕を引かれる事になるのでした。


破壊は悪い事じゃないと思う。
停滞してる界隈に、一時的でも活力を与えるし。(ドーピング?)
ただ己自身の首を締める、危険なカードだよな~とも感じたのでした。





シビビ~ン♪シビビ~ン♪シビビ~ン♪
ベンベンベンベンベンベンベンベンベンベンベンベン♪
            …ポンポンポンポンポンポンポン♪

う~らの畑にビルが建つ♪(ペンペン♪)

ひょ~んな事でも腹が立つ♪(ペンペン♪)

そぉ~らの真中に虹が立つ♪(ペンペン♪)

オ~ソレ入谷の鬼子母ブタ♪(ペンペン♪)

課っ長部っ長偉い♪ 社っ長会長偉い♪

偉きゃ黒でも白になるぅ~♪(ペンペン♪)

タ・イム・レ・コーダーァがっちゃんがっちゃん押せばっ♪

フニャ~~とめげてる場合じゃない♪(ペンペン♪)

シビビ~ンシビビ~ンとやるしかない♪

――フィ・フィ~♪

シビビ~ンシビビ~ンと・行く・しか・ない♪

――フォ・フォ~♪

シビビ~~~・ン・ラプ・ソディ~~~~♪(ペンペン♪)

パァ~~パパッパッパッパッパッパカパッパッパァ~♪

パッパカパッパカパッパカパッパカパァ~~~~~♪

――プォッ♪




EDタイトルは『シビビーン・ラプソディ』、OP同様、作詞&作曲は山本正之氏、編曲は神保正明氏、歌ってるのは山本正之氏本人とピンク・ピッギーズの皆さん。
「偉きゃ黒でも白になる」っつうのが凄い…実に毒が効いてるかと。(笑)


キャラ達をサラリーマンに設定し、裏の生活まで細かく設定する等、シリーズ中最もリアリティに拘った作りでした。
ギャグなんだけど、底に流れてるのはかなりシビアな現実で、思い起すに深い話だったな~と。

ただ終盤は提示した「謎」を回収するのに苦労してた印象を持った。
ちょっとトリッキーに作り過ぎたんじゃないかと…何より三悪がどっかに飛んじゃってたし。
あのラストも…正直後味悪い。(汗)
面白かっただけに残念。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&タツノコプロ公式サイト。
コメント (5)
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