はぁい♪ミス・メリーよ♪
明日は大晦日…2023年もいよいよ終わるわね。
振り返れば悲しい戦争が増えた年だったわ。
どうして人は争うのかしら?
信仰が侵攻の火種になるなんて、笑い話にもならないわ!
今夜紹介するクリスマス・ポエムは、イエス・キリストの生誕場面をモチーフにした伝承詩よ。
「僕が」と、ロバが言いました、もじゃもじゃで茶色のロバでした
「あの子のお母さんを町まで運んだのさ、 丘を登り、丘を下って、運んだのは僕だったのさ」と、そのもじゃもじゃで茶色のロバは言いました
「私が」と、牝牛が言いました、赤い斑の牛でした
「あの子がお頭を休める為の干し草をあげたのよ、 ベッド代わりの馬草桶をあげたのは私だったの」と、その赤い斑の牛は言いました
「私が」と、羊が言いました、くるりと曲がった角を持った羊でした
「 あの子を暖める為の毛糸をあげたのよ、 クリスマスの朝、毛皮をあげたのは私だったの」と、くるりと角の曲がった羊は言いました。
「僕が」と、鳩が言いました、垂木の上から言いました
「くうくう言って子守歌で、あの子を寝かしつけたのさ、 僕と仲間があの子を寝かしつけたんだ、僕だったのさ」と、垂木の上から鳩が言いました。
新約聖書の中のルカやマタイによる福音書に記されたイエス誕生の場面は、絵画や演劇や音楽等あらゆる媒体で再現され、世界中の大勢の人達に知られる事になった。
キリスト教会では小さい子供向けに絵本や紙芝居を用いて伝えたから、子供の頃から頭の中に生誕のシーンが思い浮かぶ人も居るでしょうね。
今風に例えるならメディアミックス手法?
芸術文化面に働きかけて布教した事で、キリスト教は爆発的に信徒の数を伸ばしたの。
何事も絵に描いて物語にすると頭に入って来易いものね。
イエスの母となるマリヤは、救世主イエスを身篭ったと、神から御告げを受けた。
マリヤの許婚のヨセフも同様の御告げを受け、ベツレヘムに向かうも、町の宿はどこも混んでいて、マリヤは馬小屋の片隅で男児を産み、飼い葉桶のベッドにその子を寝かした。
未だ知る人少ない救世主の誕生を動物達は知っていて、幼児の周りに集まって跪き誕生を祝福した――と伝えられるけど、そこに「豚」が居なかったというのは興味深いわね。
居たのはロバ、牛、羊、鳩…どの動物もキリスト教内で神聖視されてるわ。
豚は聖書で忌むべき存在に譬えられてるの、ちなみにイスラム教やユダヤ教でも同じく…元は同じ神様を信仰してるから納得だけど、豚さん可哀想…
その豚(猪)がクリスマスの伝統料理になってるのは不思議…恐らくキリスト教側は禁止したけど、根強く残ってた異教の風習に負けたのね。
それじゃあ9夜目のクリスマスソングを紹介するわ――「Do You Hear What I Hear?」♪
フランス人の作曲家ノエル・レグニーと、グロリア・シャインの共同で、1962年に発表されたクリスマスソング。
歌う時はこちらを参考にね!
今夜のメリーの話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
Said the night wind to the little lamb♪
Do you see what I see♪
Way up in the sky, little lamb♪
Do you see what I see♪
A star, a star dancing in the night♪
With a tail as big as a kite♪
With a tail as big as a kite♪
Said the little lamb to the shepherd boy♪
Do you hear what I hear♪
Ringing in the night, shepherd boy♪
Do you hear what I hear♪
A song, a song high above the tree♪
With a voice as big as the sea♪
With a voice as big as the sea♪
Said the shepherd boy to the mighty king♪
Do you know what I know♪
In you palace warm, mighty king♪
Do you know what I know♪
A child, a child shivers in the cold♪
Let us bring him silver and gold♪
Let us bring him silver and gold♪
Said the king to the people everywhere♪
Listen to what I say♪
Pray for peace, people everywhere♪
Listen to what I say♪
The child, the child sleeping in the night♪
He will bring us goodness and light♪
He will bring us goodness and light♪
【訳】
夜風が小羊に言った
小羊よ、お前に見えるだろうか?
夜、空の高い所で踊る星が
お前に見えるだろうか?
凧の様に大きな尻尾の有る星が
凧の様に大きな尻尾の有る星が
小羊が羊飼いの少年に言った
少年よ、おまえにも聞こえるだろうか?
夜、響き渡る歌が
おまえにも聞こえるだろうか?
木のずっと上の方で聞こえる
海の様に大きな歌声が
海の様に大きな歌声が
羊飼いの少年が王様に言った
貴方様も御存知ですか?
暖かい宮殿にいらっしゃる王様よ
寒さに震える子供を御存知ですか?
金と銀をその子に持って行きましょう
金と銀をその子に持って行きましょう
王様が地上の全ての民に言った
私の言う事を聞きなさい
この地上に生ける全ての民よ、平和の為に祈りなさい
私の言う事を聞きなさい
夜、眠るこの子が
慈愛と光をもたらしてくれるのです
…こんばんは、びょりです。
写真はハウステンボスの、ロバじゃなくて💦オランダ原産の白馬が牽く馬車。
ハウステンボスでは白馬が牽く馬車に乗って結婚式を挙げている――御結婚を考えの貴方は御検討ください。
それにしても聖人の誕生場面に動物達は付き物だね。
伝承詩は社会思想社発行「クリスマス小事典(遠藤紀勝氏・大塚光子氏:共著)」に、「クリストファー・ローエ編」で採用されていたものの、名前で検索してもヒットしない💦
明日は大晦日…2023年もいよいよ終わるわね。
振り返れば悲しい戦争が増えた年だったわ。
どうして人は争うのかしら?
信仰が侵攻の火種になるなんて、笑い話にもならないわ!
今夜紹介するクリスマス・ポエムは、イエス・キリストの生誕場面をモチーフにした伝承詩よ。
「僕が」と、ロバが言いました、もじゃもじゃで茶色のロバでした
「あの子のお母さんを町まで運んだのさ、 丘を登り、丘を下って、運んだのは僕だったのさ」と、そのもじゃもじゃで茶色のロバは言いました
「私が」と、牝牛が言いました、赤い斑の牛でした
「あの子がお頭を休める為の干し草をあげたのよ、 ベッド代わりの馬草桶をあげたのは私だったの」と、その赤い斑の牛は言いました
「私が」と、羊が言いました、くるりと曲がった角を持った羊でした
「 あの子を暖める為の毛糸をあげたのよ、 クリスマスの朝、毛皮をあげたのは私だったの」と、くるりと角の曲がった羊は言いました。
「僕が」と、鳩が言いました、垂木の上から言いました
「くうくう言って子守歌で、あの子を寝かしつけたのさ、 僕と仲間があの子を寝かしつけたんだ、僕だったのさ」と、垂木の上から鳩が言いました。
新約聖書の中のルカやマタイによる福音書に記されたイエス誕生の場面は、絵画や演劇や音楽等あらゆる媒体で再現され、世界中の大勢の人達に知られる事になった。
キリスト教会では小さい子供向けに絵本や紙芝居を用いて伝えたから、子供の頃から頭の中に生誕のシーンが思い浮かぶ人も居るでしょうね。
今風に例えるならメディアミックス手法?
芸術文化面に働きかけて布教した事で、キリスト教は爆発的に信徒の数を伸ばしたの。
何事も絵に描いて物語にすると頭に入って来易いものね。
イエスの母となるマリヤは、救世主イエスを身篭ったと、神から御告げを受けた。
マリヤの許婚のヨセフも同様の御告げを受け、ベツレヘムに向かうも、町の宿はどこも混んでいて、マリヤは馬小屋の片隅で男児を産み、飼い葉桶のベッドにその子を寝かした。
未だ知る人少ない救世主の誕生を動物達は知っていて、幼児の周りに集まって跪き誕生を祝福した――と伝えられるけど、そこに「豚」が居なかったというのは興味深いわね。
居たのはロバ、牛、羊、鳩…どの動物もキリスト教内で神聖視されてるわ。
豚は聖書で忌むべき存在に譬えられてるの、ちなみにイスラム教やユダヤ教でも同じく…元は同じ神様を信仰してるから納得だけど、豚さん可哀想…
その豚(猪)がクリスマスの伝統料理になってるのは不思議…恐らくキリスト教側は禁止したけど、根強く残ってた異教の風習に負けたのね。
それじゃあ9夜目のクリスマスソングを紹介するわ――「Do You Hear What I Hear?」♪
フランス人の作曲家ノエル・レグニーと、グロリア・シャインの共同で、1962年に発表されたクリスマスソング。
歌う時はこちらを参考にね!
今夜のメリーの話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
【Do You Hear What I Hear?】
Said the night wind to the little lamb♪
Do you see what I see♪
Way up in the sky, little lamb♪
Do you see what I see♪
A star, a star dancing in the night♪
With a tail as big as a kite♪
With a tail as big as a kite♪
Said the little lamb to the shepherd boy♪
Do you hear what I hear♪
Ringing in the night, shepherd boy♪
Do you hear what I hear♪
A song, a song high above the tree♪
With a voice as big as the sea♪
With a voice as big as the sea♪
Said the shepherd boy to the mighty king♪
Do you know what I know♪
In you palace warm, mighty king♪
Do you know what I know♪
A child, a child shivers in the cold♪
Let us bring him silver and gold♪
Let us bring him silver and gold♪
Said the king to the people everywhere♪
Listen to what I say♪
Pray for peace, people everywhere♪
Listen to what I say♪
The child, the child sleeping in the night♪
He will bring us goodness and light♪
He will bring us goodness and light♪
【訳】
夜風が小羊に言った
小羊よ、お前に見えるだろうか?
夜、空の高い所で踊る星が
お前に見えるだろうか?
凧の様に大きな尻尾の有る星が
凧の様に大きな尻尾の有る星が
小羊が羊飼いの少年に言った
少年よ、おまえにも聞こえるだろうか?
夜、響き渡る歌が
おまえにも聞こえるだろうか?
木のずっと上の方で聞こえる
海の様に大きな歌声が
海の様に大きな歌声が
羊飼いの少年が王様に言った
貴方様も御存知ですか?
暖かい宮殿にいらっしゃる王様よ
寒さに震える子供を御存知ですか?
金と銀をその子に持って行きましょう
金と銀をその子に持って行きましょう
王様が地上の全ての民に言った
私の言う事を聞きなさい
この地上に生ける全ての民よ、平和の為に祈りなさい
私の言う事を聞きなさい
夜、眠るこの子が
慈愛と光をもたらしてくれるのです
…こんばんは、びょりです。
写真はハウステンボスの、ロバじゃなくて💦オランダ原産の白馬が牽く馬車。
ハウステンボスでは白馬が牽く馬車に乗って結婚式を挙げている――御結婚を考えの貴方は御検討ください。
それにしても聖人の誕生場面に動物達は付き物だね。
伝承詩は社会思想社発行「クリスマス小事典(遠藤紀勝氏・大塚光子氏:共著)」に、「クリストファー・ローエ編」で採用されていたものの、名前で検索してもヒットしない💦