年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

JR山手線神田駅:『神田うな正』    カウンター席でいただく鰻はリーズナブルでありながらも本物

2016-11-08 22:03:58 | 関東
PB083980.JPG

外苑前で行われたイベントに参加したあとは神田
神田にはおいしいお寿司や鰻をリーズナブルに提供してくれるお気に入りのお店があって…
今日はそのどちらをいただくことにしようかと迷うことを楽しみのひとつなのであります



PB083969.JPG
お昼はイベントで試食した「フィッシュ&チップス」だけだったのでお腹がペコペコだけど、まだ夜の営業は始まってないだろうなぁと思いながらも目的のお店へとやって来ますと…
何とこちらのお店、14:00にランチの営業を終えると、15:00には夜の部が始まっているんですね



PB083977.JPG
ということで、1階にある10席ほどのカウンター席が埋まることも無く…
いつもは両脇にお客さまがいらっしゃるなか肩を細めるように座ることになるのですが、常連と思われるご夫婦の他、通りがかりに立ち寄ったと思われるお一人様がふたりほどということで、今日はゆっくりと鰻を楽しめそうです


PB083985.JPG
静岡産のうなぎをお店で捌き、それを背開きした関東風の焼き
それはふっくらとしていて柔らかく…
タレはサラッとしていてくどさも無くて、鰻が持つ旨みを邪魔することがありません
そんな上質なものでありますが、カウンターでサッといただくと言ったファストフード的なお店であるために、ちょっと敷居が高いお店の半額ほどでいただける満足度は最高ですね



うなぎ半尾を程が乗せられた「うな丼」は980円いただくことが出来ますから、フッと鰻が食べたくなったときに気軽に立ち寄ることができる貴重なお店
これからも大切にしていきたいと思います



【神田うな正】
東京都千代田区内神田3-11-1 三恵ビル1・2F
03-3256-9288

ワタシたち日本人の宝である“海の幸”に限りがあるってご存知ですか?

2016-11-08 19:35:15 | Weblog
PB083956.JPG

いきなりですが、ワタシたち日本人の食卓に欠かすことが出来ない海の幸に限りがあるってご存知ですか?
最近では、ウナギやクロマグロが絶滅危惧種にしていされたとかのニュースが流れることも増えてきましたので、うすうす感じてはいても他人事と思っていませんか?



p_061b.jpg
いま世界的に取り組まれているのが水産資源を守る「水産物のエコラベル」という活動で、これに関しては海に囲まれた島国であるにもかかわらず日本はとっても遅れているのであります
と言いながらも、徐々にではありますがこのようなラベルが貼られた商品をスーパーでも見かけられるようになりました
これこそが、いつまでも魚を食べ続けることができるように海洋の自然環境や水産資源を守って獲られた水産物に与えられる認証エコラベルなのです


PB083950.JPG
そして今日、そんな海のエコラベルの協会である『「MSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)」』の主催で行われたイベントへ参加して参りました

英国フィッシュ&チップス協会よりUK No.1の味として表彰された『フィッシュ&チップス専門店 THE BAY』は、環境に配慮したMSC認証の魚にこだわりMSCのCoC認証を取得したレストランでもあるのです
そんなお店のオーナーシェフであるカラム・リチャードソン氏が来日され、自らが調理実演したUK No.1のフィッシュ&チップスを試食させていただくことが出来ましたし、その実演の中で彼がこだわるいくつかのポイントも説明して下さり…
2時間足らずではありましたが、とっても有意義な時間を過ごすことが出来ました



「水産物のエコラベル」
一般の消費者だけでなくワタシたち外食に関わる人間もこのことにこだわり、目先の集客のために安く売ることだけを考えるのではなく、大切な海の資源を後世にまで残す努力が必要ですね
漁獲から流通、卸しと、トレサビリティがハッキリとしている食材を使うことで、お客さまからの信頼を得るお店造りにも役立ちそうですね

https://www.wwf.or.jp/