暮 楽 花 人 の 風

  ★暮らし・花とハーブと手作りを楽しむ★手作り工房「暮楽花人の風」のスタッフがお届けします。

つるし雛教室の準備

2008-05-22 08:45:30 | クラフト
        次回のつるし雛教室のお話 

つるし雛教室が終わると、すぐに次回の準備が始まります。

型紙を取り、布を切り分け、必要な小物を分けていきます。


      

これは、次回  さるぼぼ  の体を作る布。骨董市で買ってきた長じゅばんです。

「こんな赤い色の長じゅばんて、いつ誰が着るものなの?」

アイロンで接着芯を貼り付けながら尋ねたら、

「これはね、七五三の時の長じゅばんなのよ。」との答。

なるほど。地模様のある赤い布に、金色の模様まで入っています。

このおめでたい布が、来週は25個のさるぼぼに生まれ変わるというわけです。


最近は和服を着る方を見る機会もすっかり減って、自分や母の着物も

たんすの中でぐっすり眠ったままです。

着古した着物を、布として再生し、思い出と愛情を込めて新たな手作り作品へと

生まれ変わらせていく。

限られた資源を大切にしながらも、その中に楽しみを見つけて・・・。

ずぅ~っと昔から、日本の女性はそんなふうに暮らしていたのかもしれませんね。


地球に優しい日本の母達を、少し見習わなくちゃいけないなぁ。

つるし雛の準備をしながら、そんなことを考えています。