





つるし雛教室が終わると、すぐに次回の準備が始まります。
型紙を取り、布を切り分け、必要な小物を分けていきます。


これは、次回


「こんな赤い色の長じゅばんて、いつ誰が着るものなの?」
アイロンで接着芯を貼り付けながら尋ねたら、
「これはね、七五三の時の長じゅばんなのよ。」との答。

このおめでたい布が、来週は25個のさるぼぼに生まれ変わるというわけです。
最近は和服を着る方を見る機会もすっかり減って、自分や母の着物も
たんすの中でぐっすり眠ったままです。

着古した着物を、布として再生し、思い出と愛情を込めて新たな手作り作品へと
生まれ変わらせていく。
限られた資源を大切にしながらも、その中に楽しみを見つけて・・・。
ずぅ~っと昔から、日本の女性はそんなふうに暮らしていたのかもしれませんね。
地球に優しい日本の母達を、少し見習わなくちゃいけないなぁ。
つるし雛の準備をしながら、そんなことを考えています。
