暮 楽 花 人 の 風

  ★暮らし・花とハーブと手作りを楽しむ★手作り工房「暮楽花人の風」のスタッフがお届けします。

梅干し

2009-06-18 12:36:26 | 料理
毎年頼んでいる曽我梅林の梅農家から、梅干用の梅が届きました。

       

もうだいぶ色が付いているので、さっそく梅干し漬けにしました。

梅雨明けの晴天が続く日を待って天日干しするまで、美味しくなぁ~れ!と祈りながら

じっと待つことにしましょう。



梅を漬けながら、ハーブとアロマの教室の時に、参加者のみなさまに伺ったお話を思い出しました。

その中に、こんなお話がありました。


 小さい頃、母やおばあちゃんは、季節になると蕗を煮ていました。

自分もスジを取ったりするのは手伝った記憶がありますが、細かいことは覚えていません。

そんなことを身に付けることなく歳を重ね、食べた経験があるのに、

自分で蕗を採って来て煮るという事ができません。

そんなふうに、季節を、暮らしを上手に楽しむことを覚えたいのです。

そして、それを子や孫に伝えられる存在になりたいのです。


そう思った事が、 初めてのハーブとアロマ  に参加した動機だそうです。


私達工房の名前は、 暮楽花人    暮らしを楽しむ花の人。

ハーブと花を通して、暮らしを楽しみ豊かにする事をコンセプトに活動しています。

そしてお話頂いた方のように、同じ思いを持つみなさまに、情報と体験を提供していきたいと思っています。


また、このブログの中でも、実際に行っているさまざまな暮らしの出来事を

ご紹介していければ・・・とも考えています。



大好きな吉田拓郎も、最新のアルバムの中で、こんな歌を歌っています。


       フキの歌

日々の暮らしの中で
ふっと息を吸い込むと
人間は果てしの無い欲張りで
足りない物がある
そこが我慢できなくて
何もかも手に入れたいと思ってる

中略

僕はフキが大好きです
毎日でも食べたくなる
フキは茎だけでなく
葉っぱもとても美味しくて
ぼくは竹の子も好きです
毎日飽きることは無く
柔らかいとこだけでなく
かたい根っこのあたりも
大好きです

短い旬の味は
その季節まで待てばいい
人の世は常に満たされなくていい
何かが足りないからと
それが今ここに無くても
大丈夫 心が貧しくならなけりゃ

・・・・・



いつでも、どこでも、なんでも手に入る便利さを求めてきたけれど、

代わりに失ってしまった物も大きいのかもしれませんね。

四季のあるに日本に生まれ、そこで暮らしているのだから、その豊かさを大切にしたい・・・

梅の甘酸っぱい香りに包まれながら、いろいろ思い出したひと時でした。