もうすぐ、今年の2月24日で丸二年になる、ロシアによるウクライナ侵略。
ロシアは当初、電撃作戦で2~3日で勝利すると考えていたようですが、ウクライナ側の反撃でその目標も目的も達成出来ず、泥沼の膠着状態に陥っているのは貴方も貴女もご承知でしょう。
今年に入り、ロシアの大失態ぶりやロシア国内へのウクライナの反撃、更に厳冬期の今、石油がガス、灯油、ガソリン等の供給不足は変電所等の火災で暖房がとれない、空軍のパイロットですらも寒さで凍え、燃やして暖を採る薪すら無い、など今のロシアは100年以上前のロシアのような為体です。
1月21日に乗りものニュースがwebサイトにて、「ロシア一気に劣勢へ?「早期警戒管制機」撃墜の深刻な影響 “史上初”の大失態」の題で航空評論家の関賢太郎氏の記事を次のように掲載しました。
『(前略)
史上初のAWACS撃墜例か
ロシアによるウクライナ侵略戦争が長期化するなか、2024年1月14日、今後の航空戦に影響を与えるであろう重大な出来事が起きました。ウクライナ軍が、ロシア空軍の早期警戒管制機(AEW&C)であるA-50「メインステイ」を撃墜したと公式に発表したのです。
A-50は機体上部に大型のレーダードームを搭載し、空飛ぶ航空戦司令部として機能します。別名「空中警戒管制機(AWACS)」とも呼ばれ、価格は約400~500億円と高価です。ロシア空軍には9機しかなく、そのうちの1機が失われたことになります。
(中略)
早期警戒管制機は航空戦の趨勢を左右しかねない重要な機体です。最大で400~600kmのレーダー視程を有し、敵の攻撃が及ばない戦線の後方でパトロールしながら航空戦を指揮します。これまで早期警戒管制機が攻撃を受けた事例はなく、今回が史上初めての被撃墜となりました。
本来、困難であるはずの後方に存在する早期警戒管制機に対する攻撃を、ウクライナ軍がどのようにして成功させるに至ったのかは現在のところ不明です。一説によると、ロシア空軍の同士討ちという可能性もあるとか。いずれにせよ、ロシア空軍にとっては海軍の黒海艦隊旗艦「モスクワ」沈没に匹敵する開戦以来の大失態といえるでしょう。
(中略)
2024年春にはウクライナ空軍へF-16「ファイティングファルコン」戦闘機の配備が始まりますが、A-50の後退はF-16の性能を発揮する上で有利になります。F-16は空戦能力だけでなく、対地攻撃や地対空ミサイルの破壊能力にも優れているので、もしF-16による作戦が自由に行えるようになった場合、地上戦へ影響を与えることも十分に考えられるでしょう。
また、低空を飛翔し接近する巡航ミサイルはこれまでにおいてもロシア海軍司令部や潜水艦を撃破するなど戦果を上げていますが、ロシア側はその迎撃も一層困難となる可能性も考えられます。
ロシア側はS-400とA-50の組み合わせでF-16を封殺するつもりだったようですが、A-50を前進させると再び撃墜されるリスクを負うことになります。ちなみに、F-16は射程100km以上あるAIM-120D「アムラーム」空対空ミサイルを使用可能で、これもA-50にとって脅威となります。
いずれにせよロシア空軍はまもなく控えるF-16の実戦投入にそなえ、何らかの手段を用意しなくてはならないでしょう。たとえばA-50の代わりにMiG-31やSu-35といった大型戦闘機にレーダー監視をさせるという方法などが考えられます。
【了】』
このような大失態を続けるロシアなので、例えば1月20日17時50分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「ロシア2大都市に無人機到達 ウクライナ国産、射程5割伸びる」の題で「ウクライナ侵略」の特集・連載項目にて、次のように報じたような防空体制の不備による失態をするのです!!
『(前略)
ウクライナ国防省情報総局は18日、サンクトペテルブルクの石油ターミナルに無人機攻撃を実施した。無人機は迎撃されたとみられ、施設に破片が落下し火災が発生。ウクライナ当局者は共同通信に「特別作戦が成功した」と説明し、同市やその周辺の軍事施設が攻撃範囲にあると認めた。
翌19日には、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州に無人機攻撃があった。ボゴマス州知事によると、石油貯蔵施設で火災が起きた。
英BBC放送は、ウクライナ国境から約900キロ離れたサンクトペテルブルクに無人機が到達したのは初めてと報道した。(共同)』
ちなみに、我が日本はロシアのA-50に相当する役割を担う航空機は、防衛白書の最新版資料では、昨年度末の2023年3月末時点でE767早期警戒管制機4機、E-2C早期警戒機10機、E-2D早期警戒機3機、合計17機です。
ロシアは各種早期警戒機を日本の10倍は保有しなければならないにも関わらず、一体何をやっているのやら。
そのようなデタラメの無計画性や無戦略性が、ロシアを腐らせ、敗北への道を走らせているのです!!
ロシアのウクライナ侵略はA-50の撃墜でロシア敗北へ傾く
1月17日時点でのロシアによるウクライナ侵略の状況
出典:防衛省・自衛隊HP/同SNS発信記事
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今年に入り、ロシアの大失態ぶりやロシア国内へのウクライナの反撃、更に厳冬期の今、石油がガス、灯油、ガソリン等の供給不足は変電所等の火災で暖房がとれない、空軍のパイロットですらも寒さで凍え、燃やして暖を採る薪すら無い、など今のロシアは100年以上前のロシアのような為体です。
1月21日に乗りものニュースがwebサイトにて、「ロシア一気に劣勢へ?「早期警戒管制機」撃墜の深刻な影響 “史上初”の大失態」の題で航空評論家の関賢太郎氏の記事を次のように掲載しました。
『(前略)
史上初のAWACS撃墜例か
ロシアによるウクライナ侵略戦争が長期化するなか、2024年1月14日、今後の航空戦に影響を与えるであろう重大な出来事が起きました。ウクライナ軍が、ロシア空軍の早期警戒管制機(AEW&C)であるA-50「メインステイ」を撃墜したと公式に発表したのです。
A-50は機体上部に大型のレーダードームを搭載し、空飛ぶ航空戦司令部として機能します。別名「空中警戒管制機(AWACS)」とも呼ばれ、価格は約400~500億円と高価です。ロシア空軍には9機しかなく、そのうちの1機が失われたことになります。
(中略)
早期警戒管制機は航空戦の趨勢を左右しかねない重要な機体です。最大で400~600kmのレーダー視程を有し、敵の攻撃が及ばない戦線の後方でパトロールしながら航空戦を指揮します。これまで早期警戒管制機が攻撃を受けた事例はなく、今回が史上初めての被撃墜となりました。
本来、困難であるはずの後方に存在する早期警戒管制機に対する攻撃を、ウクライナ軍がどのようにして成功させるに至ったのかは現在のところ不明です。一説によると、ロシア空軍の同士討ちという可能性もあるとか。いずれにせよ、ロシア空軍にとっては海軍の黒海艦隊旗艦「モスクワ」沈没に匹敵する開戦以来の大失態といえるでしょう。
(中略)
2024年春にはウクライナ空軍へF-16「ファイティングファルコン」戦闘機の配備が始まりますが、A-50の後退はF-16の性能を発揮する上で有利になります。F-16は空戦能力だけでなく、対地攻撃や地対空ミサイルの破壊能力にも優れているので、もしF-16による作戦が自由に行えるようになった場合、地上戦へ影響を与えることも十分に考えられるでしょう。
また、低空を飛翔し接近する巡航ミサイルはこれまでにおいてもロシア海軍司令部や潜水艦を撃破するなど戦果を上げていますが、ロシア側はその迎撃も一層困難となる可能性も考えられます。
ロシア側はS-400とA-50の組み合わせでF-16を封殺するつもりだったようですが、A-50を前進させると再び撃墜されるリスクを負うことになります。ちなみに、F-16は射程100km以上あるAIM-120D「アムラーム」空対空ミサイルを使用可能で、これもA-50にとって脅威となります。
いずれにせよロシア空軍はまもなく控えるF-16の実戦投入にそなえ、何らかの手段を用意しなくてはならないでしょう。たとえばA-50の代わりにMiG-31やSu-35といった大型戦闘機にレーダー監視をさせるという方法などが考えられます。
【了】』
このような大失態を続けるロシアなので、例えば1月20日17時50分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「ロシア2大都市に無人機到達 ウクライナ国産、射程5割伸びる」の題で「ウクライナ侵略」の特集・連載項目にて、次のように報じたような防空体制の不備による失態をするのです!!
『(前略)
ウクライナ国防省情報総局は18日、サンクトペテルブルクの石油ターミナルに無人機攻撃を実施した。無人機は迎撃されたとみられ、施設に破片が落下し火災が発生。ウクライナ当局者は共同通信に「特別作戦が成功した」と説明し、同市やその周辺の軍事施設が攻撃範囲にあると認めた。
翌19日には、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州に無人機攻撃があった。ボゴマス州知事によると、石油貯蔵施設で火災が起きた。
英BBC放送は、ウクライナ国境から約900キロ離れたサンクトペテルブルクに無人機が到達したのは初めてと報道した。(共同)』
ちなみに、我が日本はロシアのA-50に相当する役割を担う航空機は、防衛白書の最新版資料では、昨年度末の2023年3月末時点でE767早期警戒管制機4機、E-2C早期警戒機10機、E-2D早期警戒機3機、合計17機です。
ロシアは各種早期警戒機を日本の10倍は保有しなければならないにも関わらず、一体何をやっているのやら。
そのようなデタラメの無計画性や無戦略性が、ロシアを腐らせ、敗北への道を走らせているのです!!
ロシアのウクライナ侵略はA-50の撃墜でロシア敗北へ傾く
1月17日時点でのロシアによるウクライナ侵略の状況
出典:防衛省・自衛隊HP/同SNS発信記事
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