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ロシアによるウクライナ全面侵略から今月で丸3年になります。
まだまだ、終戦の見通しすら立ちませんが、筆者が読者の皆様に確実に申し上げられる事は、ロシアが大勝利する事はなく、ロシアの子分である中朝韓やイラン、ベラルーシも、ロシアに引き摺られるが如く、ますます落ち目に、転落の道を辿るだろう、という事です。
既に高まるばかりの中国リスクに対して、米国トランプ大統領を以てその対応に動いています。
2月12日22時00分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「「ウクライナはロシアになるかも」 トランプ氏、防衛支援引き換えにレアアース要求強める」の題で「トランプ新政権」「ウクライナ侵略」の特集・連載項目にて、次のように伝えました。
『(前略)
【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領がウクライナへの防衛支援と引き換えに、同国が埋蔵するレアアース(希土類)を供与するよう要求を強めている。米テレビ番組では、ウクライナが「いつかロシア領になるかもしれない」と言及し、ウクライナ側に取引に応じるよう揺さぶりをかけている。
トランプ氏は11日、交流サイト(SNS)への投稿で、近くベセント財務長官がウクライナを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談すると明らかにした。同国へのトランプ政権の閣僚訪問は初めて。
(中略)
トランプ氏は10日放送のFOXテレビのインタビューで、地下資源が豊富なウクライナは「とてつもない価値がある土地を持っている」と指摘。「彼らは取引するかもしれないし、しないかもしれない。いつか彼らはロシア領になるかもしれないし、ならないかもしれない」と語り、防衛支援と資源供与を取引材料として扱う構えを示した。
ウクライナの領土保全を置き去りにして取引を優先する形だが、すでに同国側に5千億ドル(76兆円)分の資源供与を求める要望を伝え、実質的に合意したとも言及した。
トランプ政権はウクライナとの協議を加速させる構えだ。14~16日にドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議に参加するバンス米副大統領は、ゼレンスキー氏と会談する予定。同氏とはトランプ氏自身も近く会談する見通しを示す。
レアアースは蓄電池などのハイテク部品に不可欠な原材料。世界では中国の供給量が大きい。』
中国リスク、いわゆるチャイナリスクは高まる一方で、一部では、中国崩壊やその後の世界の混乱に備えよ、という論調や動きが水面下を含めて活発化しつつあります。
一方で我が日本にとっても、中国にとっても、互いに重要な貿易相手である現実もあります。
しかし、ロシアに対する各種の支援が、北朝鮮ほどではないにしろ中国がロシアを支えている事実があることや、景気低迷や社会の混乱がある以上、中国リスクがお世辞でも高まっているのも事実です。
米国第一主義を唱えるトランプ大統領にとって、レアアースの確保は、資源大国であるロシアや中国等を睨んだ次の世界戦略の一手であるのです!!
我が日本も、レアアースの確保を含めて、備えなければなりません!!
米トランプ大統領がウクライナにレアアース要求は中国リスク
備えよ!!
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子供をホワイトハウスの大統領執務室に連れてきたイーロン・マスク氏(中央)と、その右隣で笑うトランプ大統領
出典:2月13日、イーロン・マスク氏自身のX
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