太公望 上 (文春文庫)昌光, 宮城谷文藝春秋
ここに出てくる太公望は、イメージしていた老年の人物ではなく、若い。そう描くことで、人との繋がりが鮮やかに脳裏に浮かんでくる。若いからこその悩みなども描かれているので親しみ深い。 . . . 本文を読む
子産(上) (講談社文庫)宮城谷昌光講談社
子産という人、ほとんど知らなかったんだけど、興味深い生き方だと思った。
小国の悲しさの中で育ったことが、国を守るとはどういうことなのかを考え実行していく姿が印象深い。
宮城谷さんの一連の作品に通じるのは、徳を積んでいくこと、自らを律すること、他者の気持ちを慮ること。
なかなかできないことだよなあ、と。胆知という言葉も頭を巡るね。 . . . 本文を読む