AWA@TELL まいにち

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想像力

2017年09月13日 | どーでもいいこと
韓国で、クレーマー対策に導入されたのが、電話の保留時間に、

「今から、うちの娘が対応します」

のような、オペレーターに人格を与えるということ。

相手の人格をおもんばかること、想像することで、暴力的なクレームの電話が減ったというから、すばらしい。


自分の身の回りのいろいろなところに、見えない人の手がある、ということにどのくらい想像がいきわたるか、というのが、

もしかしたら、その人の、人となり、品性というものが見えるのかもしれません。


いや、えらそうなことを書きましたが、先日お邪魔したところのトイレの張り紙。

普段男性トイレだと、五七調の警句が書かれていたり、「もう一歩前へ」という標語があったり、

「きれいに使ってくださってありがとうございます」という、指示では無く感謝を示すようにした張り紙を目にしますが、

冒頭のもののように、

見えない人を想像させる、という手法を取っているものを見つけ、思わず写真を撮りました。

はたから見たら、近寄りたくない人間に見えたと思います。


用を足しているときに、「へえ」と声を上げて、終わったらスマホで写真を撮ってぶつぶつ言っているわけですから。


もう一枚撮影したと思ったのですが、それが撮影できていませんでした。

もう一枚は、「きれいに使ってくださってありがとうございます」のような感謝の言葉に「担当者65歳」みたいな年齢を添えた担当者が書かれていて、自分の親世代の方が個々の掃除をしてくださっているんだなあと想像させるものでした。


よく、ホテルや空港のトイレなどは、担当者の名前や顔写真が置いてあったりしますが、それも同じなんでしょうね。


自分の身の回り、ベンチがあればベンチを置いた人がいて、汚れていなければ掃除をしている人がいて、と、そんなことを思って生活できると、もっと人にやさしくなれるかもしれない。


そんなことを思いました。

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