秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷冬点描

2010年01月17日 | Weblog
心に沁みる雪の風景
ふと見上げると、ふんわりと雪の綿から覗いている椿に、わたしは丁寧に
挨拶をしたくなった。



寒椿 雪をかぶりし 山家かな






避寒した 山家のあかり 寂しかり



避寒せし 老婦の便り 届くなり







林道の雪をスパイク付きの長靴で歩いていると、道脇の屋根の雪が大量に落ちているのに
出くわしたが、きっと大音響の地響きを立てながら落ちたのに違いなかろうと思った
それというのも寝ていて夜中にドタンと大きな音に何事かとよく吃驚したものである。

いっぺんに目が覚めてしまい、寒さに震いながら外に出ると軒下に大きな塊となった
雪が落ちているのである。
おかげさまで翌朝は雪かきの仕事が出来るのであるが、時には雪だるまやかまくらに
興じることもある。

地響きを 立て落つ雪の 凄まじき















寒中に動物のえさが乏しくなるころ、野道、畑のあぜ道などに食べものを置いて
施す習いがある。 なんとなく、温もりを感じてほっとする心優しい野施行。

野施行 ひとの温もり 伝いけり









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 奥祖谷冬点描 | トップ | 奥祖谷冬点描 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事