秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( 紅葉のお時間です♪④)

2016年10月31日 | Weblog

本日も、奥祖谷を散策して参りました。
まだ、イマイチみたいな染め加減でございます。

「ファンヒーターの壊れた部屋で、大丈夫なん?」
「テレビの映らない部屋で、退屈じゃないの~?」
と 心配のラインが、バンバン入るっ!

みたいな ことは絶対にありません。
……何故なら
まだ ガラケーだから。

あのガラケーさえ、殆んど使えなかった高知の従姉が、
スマートフォンを 使っている。
「菜菜子もスマホにしなや~ラインにしなや~」
「ガラケーの人からくるメールはねぇ、見るのが手間がかかるがでぇ~ここと、ここを押さな、見えんがでぇ~」
「相手がね、メール見てなかったら、わかるしね~便利なが~」

ガラケーの漢字変換さえ完璧に出来なかった従姉のドヤ顔。とても、同一人物とは、思えない。
病院のドクターが、パソコン画面ばかり見る様に、
周りの人がスマホに 操られているみたいに 見える時がある。

冬のタイヤ
テレビ
ファンヒーター
そして、まさに今。ちょっと調子が悪い触れ方の、ガラケーPー01F。

コンビニで 七百円のお買い物をして 店員さんが クジの箱を出し忘れた時に、
『くじは、ひけないんですか?』と聞いたり
お釣りをお確め下さいと 言われる度に 小銭の多い時には、一度 トレイにお釣りの小銭を広げて
一枚一枚数えて、店員をむっとさせたり、
コンビニのボーナスポイントが加算されているか 必ず確認したり、
ワタシにとっては 当たり前の事が、一般的には変わって見えるのかも 知れない。

……そんな 自分にケチなわたくしが、
さっさと 新品を購入する筈もなく、ファンヒーターは娘が数年前に 『壊れたー』と言って持って帰った物があり
それをチマチマと少し分解し、掃除して、灯油を入れ替え、使っています。
最初は少し怪しい音がしましたが、ファンヒーターも少し慣れたのか?落ち着いて働いております。

我が家は 娘達の
『とりあえず、置いといて』
の衣類や物の仮置場となっております。
故郷が、古里になっております。

本日の一句
過去に長女の呟いた一句
『すれ違う・車はみんな・高齢者』
草 々































































菜菜子の気ままにエッセイ( 紅葉狩りのお時間です♪③)

2016年10月30日 | Weblog


じわりじわりと 紅葉が始まったおります。祖谷街道~。あと少々でございます。
気温は10度くらいかな?詳しくはおとべえさんに、聞いて下さい。あしからず。

そんな寒くなった室内で、ストライプカラー混ぜ混ぜの画面を見ながら、早い話が、映らなくなる度に
いちいち立ち上がることも面倒くさくなり、手も痛くなり、そんなこんなで、結構、このストライプカラー混ぜ混ぜ画面が、面白くなってきた。
見たい番組を見ながら、『そろそろ、画面は勝手に切り替わる……プチ紅葉になる…… 』
と予想してみたり、スムーズに映り続けていると、めちゃくちゃ、特した気分になる。

そんな 私の背後で昨夜、聞き慣れない アラーム音。
今まで聞いたことのない、不規則な、ピーぴぴーピー
どこで!?鳴っているのかも、すぐには解らなくて、暫くすると、判った。

……
……
金メダルをとられた彼の名言が 頭をよぎった。
私も、思わず くちに出た。アラーム音のあと、背後で、ピタリと制御不能になった、ファンヒーター!!

『なんも・いえんわ』
独り言が室内に響いた。視界には、ストライプカラーバージョンの、ざわめくテレビ。美しい色マッサカリ~
後方には 動かなくなったファンヒーター。

冬のタイヤ
テレビ
ファンヒーター

貴方はどの商品が、欲しいですか?
本日中に ご注文下さった方には、わとうちの 宿泊券が付いてきます~♪
みたいな感じ。

どうしょう? ワタシ

『働けど・働けど・我が暮らし楽にはならんぞ・強くファンヒーターをタタイテみた』

かしこ
























































菜菜子の気ままにエッセイ( 紅葉狩りのお時間です♪②)

2016年10月28日 | Weblog


前略・今年の紅葉は
遅れています。
適当に 申し上げれば、早い話が、既に色づかないまま、枯れている木があり、生き残った葉っぱも、
しばし、次の雨と冷え込みを、待っております。
我が家の紅葉は、巨大な雑音と共にマッサカリ~!!

色って こんなに沢山、あるんですね。
あいだで、ボヤけた巨大文字もみえかくれ?
まるで リビングは ホラー映画の世界になっております。
手のひらが痛むので、握りこぶしに代えて、叩いております。

で、一年前から
掃除機も、ストライキを起こしていました。
掃除だけをしていたら、気分上々な、わたくしが
『さあ、やるぞ~』
と気合いをいれて、掃除機を出して、テンションマックスになると、10秒くらいで、突然掃除機が、止まる。

暫くすると、スイッチが入る。
ゴミが見えているのに、吸えない。
再び 動き始めると、1分間くらいは止まらない。
ごみがある時はすぐに止まり、どうでも良いときは中々、止まらない。
掃除機の、性格が悪い。

そうだっ!!テレビと同じ様に、叩いてみようと、閃いたわたくしは、掃除機の本体が固いことに気が付いて
掃除機を持ち上げて、フローリングの床に、叩きつけてみた。
……ブログの主様が 某温泉で スッてんコロリンした時の身体への衝撃って、多分 こんな感じだったのかと
ふいに 今頃になって 心配してあげてみた。

掃除機は、テレビとは 異なる構造みたいだ。
びくとも しなかった。
大好きな掃除が、別の意味でストレスになっていた。
先日、家電販売店を、三ヶ所はしごして、遂に掃除機を 購入した。

『七千円~なり~』

過去に新品の掃除機を購入したのは、一回くらいだったから、ちょっと嬉しかった。
本当は、ジャパネットのあの掃除機が 欲しくてタマラナカッタんだ。
あれだけの小さな埃を取れたら、どんなに掃除が楽しくなるだろう。
でも、わたくしは、我慢致しました。

掃除機はゴミが取れたら、上等だ。冷蔵庫は、冷えたら上等だし、洗濯機は、洗えるだけで、有難い。それ以上の 期待はしない。
我が家の家電が、次々と昇天しております。
テレビは昇天したいのに、無理やり叩かれて呼び戻され、フラフラになっておりまする。多分……

次は 冬のタイヤが 危ない。
『働けど働けど我が暮らし楽にはならん・じっと拳を撫でる』
電気屋のドラえもん~
掃除機、しもの店で買いました~ごめんなさーい

草 々













































菜菜子の気ままにエッセイ( 紅葉狩りのお時間です♪①)

2016年10月26日 | Weblog


朱色
黄色
藍色
赤紫
薄紅色
千紅万紫の世界。

君はいつから 息を潜めていたの…
季節を記憶しながら
ずっと この瞬間を 待っていたの
沈黙の中
突然 訪れた 世界に
私は 何を 言葉にすればいいのか、途方に暮れた
ただ 静かに 電話をした

……
……
『もし、も~し、電気屋のドラえもんさーん!!
テレビ、映らんようになった!!ストライプの変な色が、ずっと出る!?
壊れたかも』

「テレビを横から叩いてみて」

ブラウン管の本体を 手のひらで、数回 叩いた

お~画面が映った
芸能人の 顔が普通に映った
懐かしい この感触
昔 子供の頃。テレビが映らなくなった時に こんな感じで バンバンと 叩いたことが ある。

あれから、2週間が経過し
手のひらが 痛い
テレビのスイッチを切ったり入れたり
手のひらの痛みと共に
ストレスが 加速している
ドキュメンタリー番組の一番いい場面で
突然に 画面が 勝手に
ストライプカラーバージョンに 切り替わる
『ぐあぁ~マジかぁ』
と雄叫びをあげ
立ち上がり ブラウン管のテレビを叩く
映りだす
座る
また ストライプになる
立ち上がる
叩く
手のひらが 痛い
ココロも痛い
『働けど働けど我が暮らし楽にはならん・じっと手を見る』


とりあえず 落合峠に行ってきます。
草 々
































































道後湯の町秋点描 湯の町暮らしに名峰皿ガ嶺の秋を訪ねて

2016年10月19日 | Weblog

歳とともに山歩きもしんどくなった、ちょっと休んで間が開くとすぐに筋力が萎えてくる
普段の瀬戸風峠越えの7,5kの散歩だけでは山歩きの筋力はなかなか付かないものである

先月の打撲もすっかり良くなってきているので、先週は近くの城山の急坂をリハビリ兼ねてあるいたが
続けて近くの皿ガ峰の急坂まじりの登山道を秋風に吹かれながら歩いてきた

石鎚連峰の西に位置して松山市から近いこともあってよく登られる花の名峰である、
登山口の風穴からブナの自然林の中を秋のさわやかな陽射しを浴び、涼しい
風が吹き抜けて、なんとも、心地よい

通常の登山道から逸れて、急坂をヒイコラ、ヒイコラ云いながら十字峠の分岐まで
登り竜神平に下りずにまっすぐ山頂への登山道を行くが、このあたりからはなだらかな
登りになり、やがて、皿ガ嶺山頂(1278)に着いた

木々が大きくなって展望はあまり良くない、少し下がった三角点からは石鎚山を眺望する
ことが出来るくらいである、しばらく休憩して別の登山道から龍神平へとブナ林のなかを下っていく

龍神平(1145)は広大な湿地であるが、近年、乾燥化が進んで、乾燥に強い草の進入が著しい、
龍神平には「愛大小屋」という無人の避難小屋がる

ベンチがそこそこあり、広大な湿地と樹林と秋空を眺めながら、昼食を取り、コーヒー
タイムにお菓子を頂きながら秋の爽やかな山を満喫した
















































































































道後湯の町秋点描 湯の町暮らしに中世の山城の秋を訪ねて

2016年10月14日 | Weblog

先月17日に丸笹山に登ったあと、一風呂浴びてさっぱりしたのは、よかったのだが、その直後にアクシデントがあり
転んでしりもちをついた
大したことはないと思っていたが、(実際骨に異常はなかった)打撲が酷くて筋を傷めたようで、内出血もかなりあり
日にち薬でしか、治らない、で、座ることが出来ない、車の運転が難しいなど普段の暮らしに難儀した
ようやく、ここにきてやっと完治したようである、近いうちに、祖谷入りして、紅葉を楽しもうと思っている


わが家から車で6,7、分のところに奥道後湧ガ淵公園遊歩道が整備されている
公園の広場に駐車して、標高100m弱の遊歩道に入り、しばらくして遊歩道から逸れて登山道を歩き出す

鬱蒼とした針葉樹林に覆われた登山道は、クヌギ、ナラ、タブノキアカマツやコジイ、ヤブツバキ、エビネ等約180種の植物が自生している他
ヤマモモやヤマザクラ、など多種多様の生物に囲まれて、静かに秋風が吹き抜けていく

約40分ほどで標高260のところにある展望台に着く、ここまでは近くのひとたちが毎日のように散歩している
展望台からは急坂をヒイコラ、ヒイコラ、云いながら城山(じょうのやま)目指して登り、30分あまりで山頂に着いた

城山、四等三角点。標高は、419.87m 三角点は祠の左後方にあり、杉の大木やその他の木々に覆われて展望は良くない
わずかに木々を通して周囲の山並みを望める程度である

奥之城という中世の城があった山頂は、なかなか難攻不落だったそうですが、北尾根から攻められて落城したそうです。落城から650年も経ってる
落ちのびようとした城主得能通友一族を乗せた首なし馬が走るだの、怖い話も残る
福見川町では、奥之城城主得能通友とその一族の慰霊のため、8月15日の夜、「提婆踊り」と呼ばれる念仏踊りが奉納されます。




























































































道後湯の町秋点描 湯の町暮らしに里山で秋の気色を感じて

2016年10月10日 | Weblog


ただただ、わずかに、洩れ来る無心のこもれびにしずかに目を閉じて佇んでいた
かすかに吹き抜ける秋風に木々の葉がささやき、ぽつりと落ちる雨粒が草木を恍惚とさせた

樹林のそこ、ここに咲き乱れるサラシマショウマにアサギマダラの蝶たちが乱舞して蜜を吸い
南の島へと長旅の準備をしている
ブナの樹林はわずかに秋色になりかけているが、暖かい日々が続いている今年は随分と遅れている
これからの気温の低下に期待して、例年道理につややかな、紅葉の姿を眺められるだろうか

キバナアキギリが、ハガクレツリフネソウが、遺伝子を次の世代につなげていくべき
けなげに、咲き誇っていた、里山の秋風景である










































































































































道後湯の町秋点描 湯の町暮らしに山口晃DOGOアート2016「見晴らし小屋」を眺めて

2016年10月08日 | Weblog


山口晃DOGOアート2016第2弾作品は「見晴らし小屋」であり温泉本館に続く道路を隔てて本館の緑青の屋根の
続きと看做して同じ緑青の屋根を装い冠山への上がり下りの階段に設置、湯が流れていくイメージを
白い玉砂利を敷いて表現している

途中の「見晴らし小屋」で周囲の風景楽しむようにしているが、目の前にある電柱に屋根を飾り付けて意表を付くなどは
山口アートの面白さを如実に表現している
さすがに、異才の日本美術家の面目躍如であり、エトランゼ湯の町を見せてくれるのである


湯籠さげ見晴らし小屋に秋の雨




































































































道後湯の町秋点描 湯の町暮らしにコスモス 秋風に包まれて

2016年10月01日 | Weblog


秋雨前線に居座れて秋空を眺められない日々が続いて気持ちが沈むがち、道端に咲く4,5輪のコスモスに気持ちなごみ、
小さな秋がすーと風が通り過ぎて

「花を知ること。先づ仮令、花の咲くを見て、万に花とたとへ始めしことわりきまふべし。
そもそも、花と言うに、万木千草において、四季折節に咲くものなれば、その時を得て珍しき故にもてあそぶなり。
花と、おもしろきと、珍しきと、これ三つは同じ心なり。いづれの花か散らで残るべき。
散る故によりて、咲く頃あれば珍しきなり。」世阿弥


白雲を突き抜けてなほ秋ざくら