秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(祝・てんご新聞あれやこれやで300号〜!)

2022年06月26日 | Weblog
空梅雨が続きます。
読者の皆様、お変わりございませんか。
昨夜、いつものいつものメンバーによります、お祝いの会が催されました。
タイトルにございます、テラオのアニさんのてんご新聞300号をお祝いする食事会でございます。

食事会をしたいから、お祝いの会をするのか、
手作り料理の新作を、それぞれが振る舞いたいだけなのか?
お祝いの会に、食事がくっ付いているのか?
理由を何かしらこしらえて、お前達は唯、個々に喋りたいだけなのか?
そんな野暮な質問はしないでおくんなまし。

故郷祖谷にUターンし30年。25年前から手作り新聞を発行している、
市岡日出夫様の継続力を心から讃え、それを素直に悦び、お祝いしてあげましょう!
と心優しい優しいメンバー達が、それぞれに手間暇掛かる手作り料理を持ち寄り、
あれこれと準備してあげた、究極の無償のご奉仕!

心優しい心優しい、メンバー一同!
凄いでしょ、今回のケーキ!
ち○み女史が、1時間半のマイカー移動も考慮して吟味したケーキ素材にデザイン(乗るは華麗なるステップワゴン!)
全く崩れていない、ケーキのカタチ。
家庭では食べられないみたいな、何層にも重なるオシャレな味覚を楽しめました。

ショーンさんも、アメリカン風ナンとかカンとかという、スープを作ってきてくれました。
なんか、カフェでしか、味わえないオシャンティなピリ辛感で、食べた後で、どこか垢抜けた気分になりました。
日本三大秘境の点の様な場所で、アメリカの方の手料理を頂戴できる、何という贅沢さ。

つむじんこちゃんのパンは、言うまでもなく、完璧な美味しさ。
手作りおかずも美味しくて、取りすぎると他の方に悪いので遠慮しながら、頂きました。
本日の為だけに、豪華なくす玉を作ったり、あれこれ演出したり、忙しかったとと虫様。
全てがパーフェクト!あんたは、偉いっ!

遠く松山からブログの主様。
帽子にマスク姿で登場したので、道に迷って辿り着いた不審な?観光客かと、一瞬たじろぎました。
愛媛の唐揚げその他諸々を持参して、帰省して下さいました。
何故か、唐揚げを食べ損ねたことが、無念でございます。

私は、お花見で納得のいくスープが出来なかったので、リベンジをこめて、
『今回はラーメン一本!でつっ!』 
と公言し、スープに1時間。チャーシューに3時間を費やし、途中でやっぱり、
イモの田楽もやりたくなって、バタバタしながら芋の皮を剥き、山椒の葉を慌ててとって、
棘とケンカしたり、全てのものを車に詰め込み、準備万端!
『つむちゃん、じんくん、リベンジラーメン行くよー!待っててねー!』
そうです!私はラーメンが、作りたかっただけの、腹黒い奴でございますっ。

現地に着くと、イワッチが(※無口そうに見えてよく喋る管理人)
テーブルを出して、イスを並べてくれていました。
『ありがとよー!イワッチ!世話になるのぉー!ほんまにほんまに、ありがとよー!』
と心でいっぱい吠えながら、
『今日はお世話になります』
とご挨拶しました。私も大人になりました。

キッチリと時間通りに集まり、4時間余りが賑やかに過ぎ、楽しい楽しいひと時でした。
テラオのアニさんは、祖谷弁で表現すると、
うれしげえな 顔をして、ずっと笑いよったです。
ブログの主様も、目尻が口角に付くんじゃないか?くらいに、笑っていました。
私は美味しいものを、一度に沢山頂けて、この上なく、満足でございました。

300号。25年。継続はチカラだねー。
てんご新聞も、今では、海外に郵送しているみたいです。
故郷から離れた人。故郷に帰れない人。祖谷を第二の故郷として大切に思う人。
てんご新聞が届けられる環境や場所は、千差万別だけど、手書きの新聞を300枚以上コピーし、
折って封筒に入れる本人の思いはひとつ。
『故郷の今を伝えたい』
その想いは、25年前と何一つ変わらないと思います。

変わらない想いがあるから、継続力になる。継続力とは、ブレない自分自身の姿かも知れない。
私もたまには、良いことを書く。
徳○新聞にも、掲載されるみたい。
SATOー!ありがとねー!
以上、300回記念に於いて、8割の会話が、てんご新聞とは関係ない雑談だったことを、
現地から報告し、本日のお開きの言葉と致します。

    ありがとう イワッチ

          草草































































東祖谷トピック

2022年06月14日 | Weblog
東祖谷トピック
東祖谷在住のショーンーラムジーさんの取材&写真で、三好市のWebページの
特集、コラム欄に、東祖谷の友人である市岡日出夫さんが取材を受けて載っている。

地域おこしの先輩、市岡日出夫さん、パート1 都会から秘境へUターン
同上               パート2 「てんご新聞25周年」独立 活彩祖谷村
同上               パート3 山の図書館 やまがら文庫

三好市Webページ   https://miyoshi-city.jp/2022/06/15001/












紅葉イチゴ(キイチゴ)の初夏

2022年06月03日 | Weblog
もう、あのキイチゴが美味しい頃だろうな、そうだ、
と思い立った6月、山へ確かめに行くことにした、
4月下旬ごろに花を咲かせているのを、山歩き中によく目にした、
なにげに覚えておいたあの場所へ向かった。

ぼく以外にも狙っている動物がいるにちがいない、サルの軍団だ、
早い者勝ちだから、うかうかできないよな、キイチゴは葉の下に並んでつく、
あの美しく光るオレンジの実を想像しながら、、、、、、、

近くまできたところで、あったが、あれ!光るオレンジの実が無い
そんな馬鹿な、近づいてよく見ると、まだ、実が青いままだ、
それにあまり生っていないし、小粒だな、今年は不作なのだろうか

仕方ない、がっくりしながら、まだ歩いてない道に入り、俯いて考えを纏めながら
しばらく歩いて、顔を上げて山際に目を移すと、なんと、キラキラと輝く
美しい光るオレンジの実が飛び込んできた、あった! 

さっそく夢中で、いくつか集めてまとめて口に入れると、
プチプチとはじけて甘酸っぱい夏の匂いが来た
言うまでもないが、山で採れるもののなかでも、
とくに熟れたキイチゴの果実を見つけて食するというのは、
身体中の細胞が唸るのである、

今年は少なくて物足りなかったけれど、季節のおいしいものを
ちょっといただくということに、こころが満たされた。