晩秋の祖谷に祈る 2006年11月29日 | Weblog 下る人 残る紅葉に 祈りけり 晩秋の祖谷は神秘的でさえある、静かに燃え尽きる木々 土地の人たちも自然の凄さをそっと見つめて祈る。 下に帰る人々は畏敬の念を持って自然を称えて 来年も素晴らしい晩秋であることを願って祈り山を後にする。
冬枯れの山々 2006年11月28日 | Weblog 寒空や 人声閉ざす 山の道 山里は晩秋が終わりに近づいているが、山は初冬の装い 雲は厚く,重く、冬の空。 木々は葉を落として冬枯れの風景に落ち葉を踏む音がかさこそと 口数は少なくなり、物音のみを聴く。
晩秋 祖谷の集落 2006年11月27日 | Weblog 冬紅葉 山家の軒に 下りけり 祖谷街道は晩秋の最後の輝きを見せてくれる あちらこちらに散らばる集落に冬紅葉が迫りくる。 雪の季節の前に木々が燃え尽きようとする風景に 人々は少しの収穫と幸せを喜び、祈り、冬支度をする。
山小屋仕舞い 2006年11月27日 | Weblog 山小屋を 閉めて下山の 冬構 11月25日 初冬の風景を楽しむ 三嶺を眺める、雲海が棚引いて重そうな 山頂は濃霧、草霧氷がしずかな山頂を包むように初冬 頂上ヒュッテに寄れば新居さん あめ湯を注文して身体を温める 話せば、いま電話を切断したばかり、昼からヘリで荷下げするが この天候ではどうかなと、明日で山小屋仕舞い。
晩秋の落合集落 2006年11月26日 | Weblog 祖谷も晩秋は終わりに近づいてきました、そろそろモノトーンの世界 厳しい冬を迎える事になりますが、祖谷の人たちは普通の事として 受け入れます。 今日は京上で落合集落の重要伝統的建造物群保存地区選定で今後取り組むべき 事柄についてシンポジュムが開催された。 これからじっくり腰を据えて一歩一歩前進してくれることを願うものである。
京柱の茅刈り場 2006年11月26日 | Weblog 茅刈りや 英語飛び交う 枯野かな 例年どおり 11月に入って茅刈りが京柱峠の茅場で始まっている 「ちいおり」に滞在している外人さん、地元の人達、ボランチアなど 多彩な人達との交流の場でもある。 この日はシンガーソングライターの三上寛さんが来訪して茅刈りを体験していた お得意の即興で祖谷茅刈り歌を披露する茅場に素晴らしい風景を添えた。
京柱の茅刈り場 2006年11月24日 | Weblog 11月24日 京柱峠の茅刈り場は素晴らしい風景に感動の渦が周囲を 包んだ。 手前に牛の背、背後に天狗塚 雲海が花を添えて真っ赤に焼けた ときに午後4時45分であった。 シンガーソングライター 三上寛、NHKの取材班、ちいおりの外人みんなが 感動の渦に。 わずかに10分余の自然のまばたき。
祖谷の山々に思う 2006年11月22日 | Weblog 街中に居ることが長引いてくるとやはり祖谷の山々が恋しくなる これから雪山の季節になり、剣山頂上ヒュッテも11月26日に山小屋を 閉めるらしい。 つい先日ヒュッテ発のブログを見つけて貪るように拝見した それはパソコンが使えないので携帯電話で苦労して発信している新居さんの 家族の方のブログである。 この一瞬の頂上からの風景や出来事が見れるなんて感動であり 26日には下山されるが来年に向けてがんばってほしいものである。 URL http://tsurugisan.exblog.jp/ である またホームページ 剣山頂上ヒュッテ のなかにリンクされている。
祖谷の山々に思う 2006年11月11日 | Weblog 冬めくや 老婆いそぎて 野良仕事 先日 久保集落最上の時谷のおばあちゃんを久しぶりに訪ねる 庭には干大根、あずきが干してあり、軒に干しいもが吊るしてあった 蕎麦叩きで少し蕎麦が干してあったが大部分はまだハデ木に吊るしていた。 おばあちゃんは畑でたまねぎの苗を大急ぎで植えていた 雪が来るまでに根付かせて春を待つのである。 しばらく話をしていとまを告げると、大根畑で引いてきて持って帰れと云う 山の大根は格別美味しいと。 二三本 老婆の手には 土大根
祖谷の山々に思う 2006年11月10日 | Weblog 庭先に 日向集めて 蕎麦たたき ハデ木で充分に乾いた蕎麦の実を庭先で叩き棒で落としている 老夫婦に会う。 話を聞けば、「時間はたっぷりあるで昔ながらの叩き棒で落としている 蕎麦の実は容易く落ちるでのう、新そばが楽しみじゃて」と。
祖谷の山々に思う 2006年11月09日 | Weblog 雪だより われ関せずと 冬紅葉 朝晩冷え込み、各地からちらほらと雪だよりが届く昨今 大方散ってしまった紅葉のなか、色を深くしていく紅葉。 散りゆく間際の美しさであろう、、、、、、、、、
祖谷の山々に思う 2006年11月08日 | Weblog 暮の秋 木々冬ごもり 告げにけり 縦走路の木々に葉はすでになく、木々は冬篭りに入りますよと 告げていた。 長い冬眠の先に春が来て目覚めることが出来ると信じて。
祖谷の山々 暮の秋 2006年11月07日 | Weblog 幾夜とて 露霜かぶり 暮の秋 三嶺山頂周辺のコメツツジとクマザサの風景はいいものだ 晩秋にふさわしいものだ。 厳しい自然に生きて幾夜にもわたって露霜と寒さに晒され暮の秋に ふさわしい風景となった、一瞬のかがやき、もやがては雪に埋もれる。 移ろいゆく自然の風景に心奪われた時も過ぎて。
祖谷の山々 暮の秋 2006年11月06日 | Weblog 暮の秋 岩場くだりて 道遠し 11月4日 姫路から若き岳友を迎えて 名頃登山口ー三嶺ーカヤハゲの頭ー高ノ瀬ー丸石分岐ー奥祖谷かずら橋下山 の縦走登山となる。 刻一刻と移り変わる風景が身体のなかを吹き抜けてゆき透明感となってゆく感性 古希にして若き岳友と語らいながらの稜線歩きも、また楽しからずや!であった。
祖谷の山々 暮の秋 2006年11月05日 | Weblog ふと見上げる青空と山の天辺、青々とした木々を背に 白骨樹が立っていた。 じっと見ていると両手を差し伸べている山の神のような感じだ。 暮の秋 寂しからずや 山ノ神