臨時冬エッセイ
真っ暗な、冬空に不規則に散りばめられた、名もない無数の星。
真っ暗な山々の稜線の中で、純粋に、鮮やかな光を、凜として放ってる。
外の気温 -0度
外灯以外、明かりなし。音もなし。匂いもなく、自然界は深い眠りにつこうとしている。キーンと頬をつく風。
両手で指を合わせて、即席の望遠鏡を真似ながら、暫くその無数の星のシグナルを、じっと 見つめていた。
二年前なら、
『父さーん、でてきてみなー、星きれいよー』
などと言ってダーリンを呼んでいたんだけど
仕方ない。相手は今や、老犬柴犬!
『ゴン、星、キレイナヨ』
ゴンは、餌の追加と勘違いして、餌鉢の回りをうろうろしたあとで、私の顔を見て
『ワン!』『グアン!』
センチメンタルな感傷は、一瞬で蒸発した。
芸術の解らない犬なんて、ヘルペスの治療中の犬なんて!
ゴン、もっと
『首の筋肉つけて、空見んかーい』
記憶に残らないような、真っ白な二年が終わろうとしている。
世間の様々な変動に、気がツイていく事は、平凡で幸福な事なんだと、実感した。
祖谷を愛する、
多くの皆さん、
時に日々の暮らしに、心がギリギリになった時は、いつでもここを、訪れて下さい。
祖谷は、いつも、平静に、黙ったまま、あなたを包んでくれます。それは、自然界からの、永い永い慈悲の重なりのように、永遠と続いているのです。
新しい一年、
新たな、あなたの時間に向けて、
あなたの心が、
『愛』から始まりますように。
祖谷の寒風の空より、、お祈りします。
SAーNE
真っ暗な、冬空に不規則に散りばめられた、名もない無数の星。
真っ暗な山々の稜線の中で、純粋に、鮮やかな光を、凜として放ってる。
外の気温 -0度
外灯以外、明かりなし。音もなし。匂いもなく、自然界は深い眠りにつこうとしている。キーンと頬をつく風。
両手で指を合わせて、即席の望遠鏡を真似ながら、暫くその無数の星のシグナルを、じっと 見つめていた。
二年前なら、
『父さーん、でてきてみなー、星きれいよー』
などと言ってダーリンを呼んでいたんだけど
仕方ない。相手は今や、老犬柴犬!
『ゴン、星、キレイナヨ』
ゴンは、餌の追加と勘違いして、餌鉢の回りをうろうろしたあとで、私の顔を見て
『ワン!』『グアン!』
センチメンタルな感傷は、一瞬で蒸発した。
芸術の解らない犬なんて、ヘルペスの治療中の犬なんて!
ゴン、もっと
『首の筋肉つけて、空見んかーい』
記憶に残らないような、真っ白な二年が終わろうとしている。
世間の様々な変動に、気がツイていく事は、平凡で幸福な事なんだと、実感した。
祖谷を愛する、
多くの皆さん、
時に日々の暮らしに、心がギリギリになった時は、いつでもここを、訪れて下さい。
祖谷は、いつも、平静に、黙ったまま、あなたを包んでくれます。それは、自然界からの、永い永い慈悲の重なりのように、永遠と続いているのです。
新しい一年、
新たな、あなたの時間に向けて、
あなたの心が、
『愛』から始まりますように。
祖谷の寒風の空より、、お祈りします。
SAーNE