秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

大晦日に紅葉を嗜む

2023年12月31日 | Weblog
雨上がりの今朝、ぶらぶら歩いてみると意外と木々に残っている
紅葉を目にすることがあるものだ。

2023年最後の紅葉を楽しんで、新年を迎えたい

































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葉ボタンと不思議に長いもの

2023年12月30日 | Weblog
















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祖谷の懐かしい風景

2023年12月25日 | Weblog

菜菜子さんの祖谷だより


















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菜菜子の気ままにエッセイ(もんてきたかえ・2024)

2023年12月21日 | Weblog
祖谷山に今年も師走が、訪れました。
お爺さんとお婆さんは、今年も健在です。庭の南天の実は、少しだけ雪化粧をしています。
池の水は、薄く氷を張っております。

お爺さんは囲炉裏の前で、しめ縄を編んでおりました。
お婆さんは、傍でお餅を丸めておりました。
『婆さんよ、今年はジョージとヒデオは、もどるんこ?なんぞ、びんあったこ?』
「明日、もんてくるってイヨッタわ」
『嫁さんらは戻らんのこ?』

「嫁さんは、冬は戻らんと。布団冷たいきん、ねれんのじゃと」
『布団冷たいって、何をくそごじゃ、言よんぞ、いそげえな電気毛布やこし使いよるきん、
体がどなまくれになっとんじゃわ』
「しよないわの、嫁さんの言うとおりにしよらな、ワタシらも、世話かけて迷惑かけるんじゃけんの、爺さんみたいに、きたなしげえに言よったら、まっこと、だれっちゃあ、寄り付かんわ」

『婆さんよ、世話かけるって言うけんど、あれぞ、ジョージにも、ヒデオにも、山残しとるけんの、
あれぞ、おららが死んだら、あのしらは、山売ったらガイに息できるぞ、
あとあと、なんちゃあ、よわらんわ。嫁さんも孫もよろこぶぞ』
「爺さんは、そんつらこと思いよんこ、隣のフルデラの山、ナンボで売れたか、聞いてないかえ」
『フルデラのしは、山売ったんこ?そんつら話は聞いてないぞ』

「フルデラの隣のしもに出とるしの、空き家あろがえ、どこぞ大阪ってイヨッタわ、
その若いしが、あとに子供もおらんけん、山のしまいつけるきん、てんでに売らんかえって、言われたんじゃと。
いだぁ、フルデラのしも、隣のしから、水をもらいよるきん、断れなんだと。
しよないわの、機嫌そこねて、水やらんって言われたら、よわるわの」

『婆さんよ、水は一回やるって言うたら、親子3代はもろて飲めるんぞ、まだ、3代はきてなかろうが』
「フルデラの息子で、3代じゃわの。息子らがもんたときに、水なかったら弱るけん、言うようにしたんじゃわ。
爺さんみたいに、わがだけ良かったら

ええしには、わかるまい。爺さんは、昔から、我がの酒だけあてごおとったら、
機嫌ええけん、まっこと、長生きするわ、爺さんは』
「はがげえに言うのうや、オラは山の仕事して、たいがいに銭はもうけて、みなを、やしのうたぞ。
オラが仕事できんようになったら、婆さんらは、エラげえになって、オラがしらんまに、
なんでも決めて、たいがいに、きやいくそ悪かったけんど、オラは言わなんだ。ちったあ、ありがたいと思えよ」

『だれっちゃあ、有難うないやこし、いよらんわの、まっことたいがいに憎まれくち、言えろよ、
しらんしが、聞きよったら、あのしらは、こつごもりきて、何を言よんだろって呆れるぞよ』
「おらは、なんちゃあ、いよらんのに、婆さんがきやいくそ悪いこと言うきん、腹たつんじゃわ。
おなごしの、口には勝てんって、死んだフルデラのじさまも、イヨッタわ。
言いがちばっかりしよる、おなごしのくちは、ひんまがっとるわ!ひん曲がって、ひたいばちに、つかえとるわ」

お婆さんは、手拭いを取り、お茶の支度をしながら、手鏡を見ました。
そして、呟きました。
「ひたいばちには、付いてないけん、まだ ことないわ‥」

あくる日。
庭先で、車の音がしました。
白いホンダステップワゴンが、止まりました。
「まあ、みな、もんてきたんかー」
庭先には、ジョージとヒデオ、そして、その妻と子供達。
妻の手には、しっかりと、電気毛布が握られていました。
お爺さんお婆さんの笑顔が、くしゃくしゃです。
賑やかに、大晦日の夜は過ぎていきました。

愛する人と
想う人と
心を結び合い
良き年の瀬を お迎えください。

『もんてきたかえ』
『もんてきたよ』

            かしこ














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菜菜子の気ままにエッセイ(大凧と救世主達と・時々ワタシ)

2023年12月17日 | Weblog
前略。
あっと言う間に、凧の季節。
今年こそ、今年こそ!ちゃんとした絵、書くぞー!
アイデアの図案を1ヶ月かけて、丹念な時間をかけて、頑張ろうー!
‥‥‥と、思っていたのに、ノートに書いたのは、昨夜。

大昔、夏休みの宿題は、前半の一週間でやり切っていたオカッパ頭は、
半世紀を生き、こんなに適当な大人になってしまった。

天気予報は見事に当たり、今年も雪が舞っている。寒そうな雪だ。
今年は若者達から、この厳しいご時世なのに、カンパを頂いて、
その気持ちが有り難くて、ジーンと沁みております。
その若者達は、本日の制作作業にも、参加してくれました。
ヤーと、チーくん。

祖谷の地域住民が少しでも不安なく暮らせるようにと、
ボランティア活動を始めた3人組だ。
チーム名は、なんちゃらかんちゃらと言っていたが、ごめんなさい。
オバサンは忘れました。

本当に本当に、今年は楽チンで、作業は終わりました。
私は早い話しが、殆ど身体を使いませんでした。
くちだけを、使いました。
出来ない癖に、くちだけは出す。
年寄りの典型的なパターンです。

『君たちは、ペンキ塗りの職歴があるんじゃないん?』
並の、筆遣いです。普通素人さんは、油性ペンキを上手に塗れませんが、
スッスッと、塗っておりました。
楽しいー楽しいーと、連呼していました。
彼等は、娘の同級生です。
私もとりあえずは、子を持つ親。

だらし無い姿を、見せてしまったら、娘達に申し訳ない。
そんな親心が、強く働きました。
だから、必死で我慢したのです。 
11時になって、お腹が空いて、いつもならテラオの兄さん相手に、
『なあなあ、お腹空いて死ぬわ!昼にしよう!昼食べてから、もんてきたかえを書こうや!』
と、ダラダラとした口調で言うのですが、本日はそんなだらし無い風情は見せられません。
彼等が休みそうなタイミングを、観察しておりました。 
12時を過ぎても、なかなか筆を置きません。

ヤーは、ひたすら塗っては全体を見てバランスを考えていました。
性格が判りやすいです。チーくんは手慣れた手つきで次のペンキの缶をあけてます。
彼等が頑張っているのに、私だけがジーとしていては、申し訳ない。
とりあえず、現場の写真を撮りました。

定年間近の役職を持つオッサンが、仕事をしない訳が、初めて判りました。
くちだけを挟む理由が、初めてわかりました。
『おばちゃん、言うてくれたら、僕らが動くけん』
と、ヤッくんが言ってくれました。
「おばちゃんは、今はまだ、身体障害者じゃないから、大丈夫〜」
と心で呟きながら、楽を覚えていく感覚に、目覚めました。

こんな風にして、楽を快感にして、杖を身体の一部にして、膝を這う為のアイテムにして、
要介護になっていくのか。なんか、納得。
作業は、本当にスムーズに終わり、久しぶりにテラオの兄さんと馬耳雑言?を言うこともなく、終了しました。
なぜか、やっくんが最近ハマっている、モルックというゲームを、4人で楽しみました。

数字が書いてある積み木を、合計点を目指し上手に倒して、二人一組で対戦するゲームです。
数字を見ただけで、競艇しか浮かばない私は、現金を掛けないで楽しむゲームと言うものに、興味が湧きません。
しかし、そこは、人の親。
ぐっと、我慢して、一緒に楽しみました。やっくんが、
また、一緒にしような!と、誘ってくれました。
『お金を掛けんの?』
と心で呟いて、決して口にしませんでした。1日で、おばちゃん、おばちゃんと何度も言われて
、一瞬で5年は歳をとった気分になりました。聴覚から、人は歳を再確認し、試着室の鏡で現実に突き落とされます。

こんな不穏な、世界だから。
色んな願いを込めて。
病気と闘う人。
現実と闘う人。
老いと闘う人。
自分と闘う人。
無力な自分に、愛想を尽かしながら、
私は伸ばした手の幅でしか、何も出来ない。

出来ることを、焦らないで、自分風に生きて行こう。
故郷は、とても古びておりますが、
何色にも染まらないままに、
祖谷は、じっと年月を重ねています。
心 穏やかに
今年も もんてきたかえを、
私達は 届けます。

           草草
































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冬枯れの風景2

2023年12月09日 | Weblog
降りしきる冬の鈍い太陽の光が、落ち葉を無くした木々を通して寒風が
冷え冷えと冬のおとずれを告げる、生き物はじっと気をひそめてひそひそと、
した息遣いが聞こえてきます。

季節が通り過ぎてゆく音です。
通り過ぎてゆく時を、佇んで聞きながら、言葉をなくしています



















































































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冬枯れの風景

2023年12月01日 | Weblog
初冬の冬枯れの森の木々は葉を落としている木が多くあり
寒々とした空気や強風が吹き抜けて身体に堪える
しずかな道の木々の間を冬鳥が飛び交いながら囀るのを聞きながら
歩いているとわずかに残る紅葉の木が目に入ると何故かほっとする,へばね




















































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