秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷秋点描 暮らしの秋 山里に歩いて

2011年09月29日 | Weblog
いまの世の欲望多き常なれど山のくらしに足るを知るなり

さを鹿のあはれに鳴きし祖谷のさと猟師に追はれ生きるすべなし

み山にも木々の色づく秋なれど色なす木々の無きはかなしき

山のべにつけたる道のあはれにも嵐らしの雨にあへなく漬へり

物売りの車の音を聞きつれば里びと寄りし秋の夕ぐれ

いにしへにまなこを患ひ里びとが泉の水に癒されしかな







かや背負ひ農婦歩きて曼珠沙華

水澄みし風も澄みをり庵を立ち

辛口の話しする手に唐辛子

里人に世間話やねこじゃらし

うま酒に紫蘇の実添へり庵主かな








ようやく暑さも収まり、朝晩の気温も下がり始めて山々の木々や里の風景も
秋モードに切り替わって、過ごしよい季節となった。
テラオの兄さんも山歩きに、仕事に忙しい毎日であるが、じっとかごの鳥の僕に
いまの東祖谷の風景や花の写真、絵手紙を送ってくれ、嬉しいかぎりである。


テラオ兄さん携帯写真


















絵手紙













































花の泉 眼の神様 いにしえに眼を患っていた少女がこの泉で眼を洗ったところ、眼病が
良くなったと言い伝えられ、大事に守られている。
いまも、隣のお家の方がよく掃除をして綺麗にされているのを見かける。



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奥祖谷秋点描 暮らしの秋 山里に歩いて

2011年09月26日 | Weblog
藪わけてみ山の奥に来たりなば秋の草花みだれ咲くなり

秋なれば栗の委が落ち実もこぼれ今宵の食にうま酒添ゑり

秋風のわたる山のべかへり来し庵にひとけの無きはさびしき

秋風にゆらゆらなびく花すすきさとの夜更けに宿立つるかも

さとびとの月日のすぎし面影に山のくらしの祈りありけり



秋へんろ眼差し澄みて児と遊ぶ

鳥かぶと舞楽を舞ひし山舞台

宿に居てうま酒食し秋桜

山さとに農婦手にする新生姜

鬼灯を鳴らして祖谷の宿を立ち




テラオの兄さん携帯写真













アケビを召し上がれ















散策して、里人と縁側で祖谷番茶を頂きながら世間話を楽しみ、畑で野良仕事しながら
立ち話をする、四季折おりの暮らしの一端をいまも、楽しんでいる。

山里の秋奥祖谷の暮らし


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奥祖谷秋点描 暮らしの仲秋 山里に歩いて

2011年09月23日 | Weblog
秋雨とあらしに更けし山さとはおそろしげなり祖谷川の音

山さとに七日にいちど物売りの車に秋の果実あるかも

葺きかへしかやぶきの庵あたらしき古き面影なきはかなしき

さ夜ふけて秋雨の音なりやまぬ庭の秋蟲なきつくしけり

山のべにこぼるる露たま分け入りて秋の草花わが身染めけり





秋へんろ結願近し気力あり

唐突にとんぼ飛び来て静かなり

草蜻蛉風の力で跳び立ちぬ

軒下に黍束つるし農婦居り









 テラオの兄さん携帯写真 夜明けの一瞬(今井)

















今日の三嶺から天狗塚を遠望









テラオ兄さんの詠歌

あの鹿を天敵にしてしまい我の生き様昨日とおなじ

季節くれば出逢える花に喜ぶも 齢を重ねる自分は寂し

宇宙へと飛びだす時代に生きてても台風ひとつに難儀する

み山にコーヒーブレイクしてみれば独り飲むのも良いやら悪いやら 

青空にくっきり浮かべナナカマド我がこころはさにあらづ 



















登山道途中から塔の丸を望む
















 秋草の花

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菜菜子の気ままにエッセイ(お彼岸のつぶやき)

2011年09月22日 | Weblog
人一倍 父に依存していた母は、とても臆病だった。
その上、父を失くしてからは、被害妄想にますます、拍車がかかった。
だから 父が逝ってしまってから、
わたしは 中学一年生から、父の代役になった…

あの頃も、
大型台風は、バンバン上陸した

母は、びくびくと、ただ怯えるばかり。
トタン屋根に当たる、雨の音は、強力だった。
当時、わたしの部屋は、階下にあったので、母は、台風の夜は、わたしの部屋で、必ず寝ていた。

『風、吹きよるか…?』
「吹きよるかも~」

『マーコは風の音、怖いことないんか…?』
「全然~なんともないよ~~」

『台風、明日は抜けるの…』

「明日はどっかに、いくだろう~母ちゃんは、早く寝なよ~」

『マーコは寝んのか?』

「まだまだ、寝んよ~カセットテープ聞く~カセットテープ聞いてから、しわしわ寝るわ~~」

わたしの声を、聞きながら、母はいつも安心しながら、眠っていた。
私は 台風も 雷も
大嫌いだったんだよ…
でも…
私がびくびくしていたら、母はもっと 不安になるから…
私は いつも オオボラを吹いていたんだ。

娘に騙され続けたまま、父の傍に行けた、母さん。
私は、孝行娘だったかな?

家の前の 川が増水して 夜中に目が覚める。流されたドラム缶が
岩に何度も当たりながら、その音も、響いてくる


…が
正直…

ちっとも 怖くはない。
娘達のアパートに、避難するのは
家の裏の 最悪の土砂崩れから、身を守る為…
そして、
何より娘達に 心配をかけない為…

私は あの少女の頃から、比べたら
随分と たくましい
オッサンに 成長した…

たまには、
黄色い甲高い声で
『風~イヤ~ン~コワーイィ~』
などと 言ってみたい…
※死語に 近い……

『なるようになる、死ぬ時は死ぬっ!』
ワタシの モットー!

何よりも
何に対しても
私は自分に、正直に生きてきたから、
後悔して いない。
一度 特養に入所させた母を、退所させ、自宅に連れ帰った事も、
今 振り返れば
よかったんだと 想う。
様々な方々の
終焉を垣間見る度、
母は 幸せだったと想う。
この答が でたのは、
最近のことだけど…

うし女から
有り難い メールが届いた…

『宿泊代はいりません~』
宿泊代を、負けてくれるのなら…
食費と掃除代を請求するのも…
負けてやろうかな?

世の中 もちつもたれつ!

様々な 災害が
容赦なく 襲い掛かっています。

家屋の被害に遭われた
方々に対し、祈ってます!

『愛する者を失った哀しみに比べたら』

大丈夫だからね!
毎日 毎日
頑張って 踏ん張って
再生して下さい。

気温 16度
祖谷(イヤ)からのメッセージでした


















































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奥祖谷秋点描 暮らしの仲秋 山里に歩いて

2011年09月21日 | Weblog
秋風になびきみだれる刈萱は廃家の庭をうめて咲きけり

秋山に色なす木々の映ゆるなり笹にかくれしりんだうの花

山のべは廃家の多し里なれど小萩の露にしづむ夕ぐれ

山さとにさがし求めしをみなへし廃家の庭にひとり居るなり

祖谷村の秋の夜更けのしづかなり山のけものの夢おだやかに


岩稜に咲きて竜胆の気高き

ひと知れず咲きて輪廻の曼珠沙華

曼珠沙華茎真っ直ぐにして安堵せり

露草や路傍に咲きて我を魅し

宵闇に祖谷の宿立つ心澄み








テラオの兄さん絵手紙



















テラオの兄さん携帯写真

































































アキレス切断その後

6日にアキレス切断してギブスを巻いてから20日で2週間になりギブスの巻き直しを
した、整形でグラインダーに小ぶりの丸鋸のようなものが付いていて電気を入れてギブスを
切るのだが、刃はなく、回転もせずに振動を起こしてギブスを二箇所パックリと切る。

診察では、順調にくっ付き始めているとのことで一安心する
また二回目のギブスを巻き直したが、指先を少し開けて、足首の角度を少し直す。
(いっぺんに角度を直すとまた切れるので徐々に直すらしい)
これからリハビリの要領で、あけた指先を地面につけて、力を少し掛けるようにして
慣らしていくようにと云われた。日にち薬、うーん、先はまだ遠い。



















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菜菜子の気ままにエッセイ〈玄米とあしながさんと東北と〉

2011年09月19日 | Weblog
自然災害の条件は百パーセント揃っている祖谷山の暮らし。
地盤が緩くなっている…
小石が落ちている…
至る場所から、水が溢れております

…で
再び避難した、娘達のアパート
…で
迎えた 日曜日の朝

ここで 話しは、さかのぼり、
我が家には、家庭用精米器がある。
昔、主人の食事療法の為に、購入したものだ。
一家で玄米食の月日は、かなり続いたが、早い話しが主人の肝機能を、安定させたのは
いかなる健康食品でも、自然療法でもなく
気の合った友達と、毎晩のように続いた
『麻雀』だった。

だから 今でも 主人とワイワイ賑やかに、麻雀を楽しんで下さった、友人達に、私は感謝、感謝!
ありがとうを、何回言っても、足らないくらいなんだ。

また、また
話しが、脱線しました。お彼岸ということで、お許し下さいね。

…で 話しは
日曜日の朝。
敬老会のあくる日で、疲労困憊の母。
隣では、うし女の長女が眠っていた。

朝方、何度も、起こされた…
眠りたいのに
起こされた…
腹が立つ程、
起こされた…

長女の携帯電話の、
目覚まし機能!
入れたまま、Offにしてない!
目覚まし機能!!!

うし女も、
目を醒ました。

布団の中から
頭が ぐにょぐにょと 動き出す…

長女は
隣の母親に、アラーム音を謝ってから
ふと 聞いてきた。

母親は 再び寝ようと、布団を被り、その声を、背中で聞いていた。

……
……

『なあなあ~母ちゃん~!』

「…ん?」

『あのな~』

「ん…?」

『家に、昔、使いよった小さい精米機あっただろ~!』

「…うん…今もあるよ」

『ここに今度、持ってきて~使うけん』

「わかった~今度持ってくるわ~使うんじゃな~?」

『うんっ!玄米、身体にええって聞いたけん、玄米食べてみるわ~!!!』

「へ…?」

思わず、寝返りをうつ母親!
完全に、目が覚めた…

「玄米を食べるんだろ?」

『うんっ♪げんまい♪』

「玄米をそのまま、食べるんだろ?」

『うんっ♪玄米よ♪げんまい♪』

「精米機は、玄米を七分つきにしたり、五分つきにしたりする、機械なんでよ?
玄米食べるんなら、精米機は、必要ないだろ…?」

『母ちゃん!
玄米って、あの茶色いのが、全部玄米なん???
あの茶色を、精米して玄米じゃないん~???』


お彼岸な 天国か?
どこかに 行ったままの、透明人間遠距離生活な、貴方…

ワタシ達の、娘の
貧乏なうし女は、
26年間……

『玄米』
の真実な、姿を知らないままに
テキトーに解釈して
育ってました…

全国
明るい玄米食を目指し、心も身体も元気三昧イケイケ実行委員会な、組合会員の皆様方~!
ゴメンください。

…で
次女は 同じように、育ち
キチンと玄米を、七分つきにしていたのを
理解していたみたいだった。
次女いわく、教えて貰ってはいないけど、幼い頃から、見て理解していた様子。
だから…子育てはオモシロイ…

誰かのあしながさんで、いる為に
コツコツと 朝の缶紅茶を、辞めたワタシ…
一日120円
二十日で 2400円~!

なんか、達成感~!
ワタシの 今 出来る事~!

そして
そして

東北に向かう
イケイケギャル
Aちゃん!
自腹で10日間!
現地の福祉の実態を勉強する為に
自腹で 向かうのです。
めちゃくちゃ、行動派!!!
体もデカイが
根性も デカイっ!!!

待っててね
東北の某町の皆様!
今、声とカラダと
根性のデカイ女子が、祖谷の山奧から そちらに行くからね~~~
前線より
強敵かも~?


いってらっしゃい~
Aちゃん!♪
あなたは
エライっ!














































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奥祖谷秋点描 暮らしの仲秋 山里に歩いて

2011年09月17日 | Weblog
かへりみる祖谷の山なみはるかなり秋色はゆる時はせまれり

あき月のさ庭に出ればこほろぎのほそぼそ鳴きて侘びしかるらん

入りかかるあきの夕日に祈りけりあれゆく山にわが身かさねつ


刈萱にさと人の笑み春を待つ

女郎花見る影もなし希少なり

絵手紙を待ちかねて居り秋の宵

がちゃがちゃと庭一面を占拠せり

世を拗ねて気ままに放つ放屁虫


















































テラオの兄さんから携帯写真 シモバシラの花

















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奥祖谷秋点描 暮らしの初秋 山里に歩いて

2011年09月16日 | Weblog
秋の夜に虫のなく音に誘はれし野べをさまよひ憂ひを晴らさん

奥山のいのち果つらん老木にうき世の別れしばし留めん

奥祖谷のともの書きつる絵手紙にあき花のせて舞ひをり来たり






絵手紙に温もり溢る秋灯下

病得て今宵も虫の秋なりし

奥祖谷に一跳びせよといとどかな(竈馬)

落人の壊れし墓に虫の宿

野辺の宿ひとり侘しき露しぐれ




































































テラオの兄さんから絵手紙を頂いた、ありがとう。思えば、6年前の早春のある日雪の谷道を
一緒に散歩した折、絵手紙をはじめたと休憩中に書き出したのだが、お世辞にも上手いとは
云えなかったが、今では素晴らしいものだ。秋がにじみ出る絵手紙は心に残る一枚である。


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奥祖谷秋点描 暮らしの初秋 山里に歩いて

2011年09月14日 | Weblog
思ふこと秋のいのちの果つるまでともに生きるとねがふ我なり

移りゆく祖谷の山にぞ秋来ればわびしき庵に忍びつるかな

秋蟲の遅々にみだれて鳴く音にも月のあかりに流れさるかな



荒れ山に一声鳴きし虫の秋

祖谷山の高嶺を目指せ花すすき

山のべに里人恋し萩の宿

立待の月に焦がれし三嶺かな




「ひとは死を考えるとき、意識するとき、命を深く生きようとする」

傷つき荒れてゆく自然、山を伴侶のように共に歩むとき、深く愛して理解して
深く寄り添い、生を深く生きようとしたい。

生の根底に哲学をもち、自然、山の哲学に溶け込んで生きたい。

薄っぺらな美しい、綺麗、かっこいい自然、山ではなくて奥に隠された美しさ
綺麗、かっこ良さの自然、山であり、お客さん的、物見遊山的な歩きでは
得られない奥に潜んでいる「善なるもの」に帰依し、同化して溶け込み
生の昇華と共感を見届けたいものである。



























































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奥祖谷秋点描 暮らしの初秋 山里に歩いて

2011年09月12日 | Weblog

思もふことあさ霧みればいまの世の明日をも知らぬ秋となるかも

山さとのすすき野わたる秋風にこの世のうき事ふき流しけれ

秋来れば祖谷のさとにぞ刈萱のかやぐろ見れば思ひみだるる

秋風にみだれてなびく花すすき祖谷の山やま恋しかるらん

花萩のさきにこぼるるはかなさよ心かなしき秋の夕ぐれ




隈なくも冴え渡りけり月の秋

黒雲に奪われ許せ宿の月

分け入りて一本芒散る薄

花野行く起伏に続き花野あり

祖谷山にさ霧沈みて宿を立つ




奥祖谷の山々を歩き出して十数年の歳月が流れた、地元愛媛の山々を歩き終えて
さてと考えていた時に、秘境の奥祖谷の山を歩いてみたいと思って通いだした。

その頃は中高年の登山ブームはまだはしりののようなもので、山中でもあまり
登山者に出会うことも少なかったものである、黒笠山などは土日でさえ滅多に
会わなかったくらいである。

そのような状況であったから、自然も荒れることなく、ただただ、純粋に
山歩きの楽しさ、自然の美しさ、花の美しさを味わったものである。

状況が変わったのはそれから間もなくのことで、登山ブームが急激に来襲して
ネット社会になり、あらゆる情報が瞬時に手にすることになり、山は、自然は
荒れるに任されるようになった。

荒れてゆく山や自然を目のあたりにして、自分は今までの考えを変えざるを得なかった
むかしのような誰しもが持っていたただただ山を歩けば良い、地元の山はもちろん
他県の山にしろ癒されに登るお客さんとして、楽しめばそれで良いとの考えを
改めなければならないと意識改革していこうとしたものである。

どのような山でも、自然でも、お客さんではなくて自分の大切な持ち物、宝物として
伴侶のような気持ちで接していけば、ゴミの一つでも拾い、綺麗にして下山すれば
との想いからであり、これからの山歩きは基本的にいままでの考えを意識的に変えて
いこうとする山登りを根底に置かなければならないように思われる
その考えからじぶんは奥祖谷の山々、自然、山里の人たちと交流を深めている。












































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菜菜子の気ままにエッセイ〈雑草なお時間です〉

2011年09月10日 | Weblog
乾いた服を、無造作に着る…オッサン化した習慣が、仇となった。
お彼岸も近い
主が留守のお家に、お墓の掃除に出掛けた、相変わらず…ワタシええ奴…

ほんの数ヶ月、留守をしているだけなのに、雑草が陣取っていた。
お盆の前に、めちゃくちゃ頑張って、退治した雑草は、
どんな スペシャルドリンクを飲んでいるのか?
再び 復活を遂げていた…

『ワタシらは、歳じゃけん、次第おとりよ~長いことはないわ~先は短いわの~~』
と 言いながら、なぜか毎年元気になっていく、バアサン達に思えた…
バアサンは、ジイサンより…?なぜか、元気だ。
ジイサンは、一人になると、どんどん、ジイサンになっていくが
バアサンは、一人になると、どんどん、元気になっていく…?
この現象は なんなんだ…
男は、女が存在し、男でいられて、
女は、男の存在が、消えてから、妻と言う名の手錠が外され、
女を 謳歌出来るのか…?
それなら、
オッサン化した、女はどうすれば、
謳歌?出来るのだろう。
乾いた ジーパンと、黒いTシャツを無造作に、着るから、早い話しが、首と腕に
〈ヤブ蚊〉
の襲来を受けた。

この雑草に、占拠せられた、畑を見たら、
ヴヴヴ星人は、何と言って、悲鳴をあげるだろう…
悲鳴をあげる、元気があればまだマシで
多分…黙って畑を上から、見下ろし、ぽつんと呟くんだ…

『畑も人間と一緒じゃ…やわらいくわの…』
草だらけ…
茅だらけ…
の中心で、黙っているのは、並ぶ仏様達

仏様なのか
骨なのか?
墓石屋さんの、稼ぎの象徴なのか?
相変わらず、ワカラナイ わたし…

考えることは、大好きだから、ついでに、ふと、思い付いた、事がある。

あのね…
この先…
あなたが、壊れていって、記憶が全部、失くなっていくとして
神様が、あなたに、ひとつだけ、プレゼントしてくれるのよ。

『あなたが壊れてしまっても、一人の名前と顔だけ、あなたの脳に刻印してあげます』
って。

……
……

ね…
今、誰が浮かんだかな?
多分、今、浮かんだ人が、あなたの大切な、人なんだと、思うよ。
家族みんなの顔って、答えたい人が、ほとんどでは、ないだろうか?
そんな人達は、
ひとつのシーンだけに、絞ってみて下さい。
毎日、認知症の現場で、人間を見詰めながら、ふと、思い付いた
わたしの気まぐれな、お話でした。

本音を言うとね、
女性が、安心して、子供を産み、育てられる、
教育に、お金のかからない、理想の社会に、なぜ、ならないのか?なぜ
女の声に、国は鈍感なのか?
はたまた、女を馬鹿にしたままで、
女の意見に、蓋をしてないか?
と つくづく、思う私です。

女は、オッサン化出来ても、
男は、味噌汁の塩加減と、女の意図は、ヨメナイ…みたいな…

人間の尊厳と
未来への提言と
相変わらず、脳みその中は、ジレンマと言うヤブ蚊に、振り回されている
わたしで、ありました。
本日の二句

〈草刈りは
油断大敵 ケガのもと〉

〈羽ほしい
マジで飛びたい 主 泣く 〉

草 々













































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奥祖谷秋点描 暮らしの初秋 山里に歩いて

2011年09月08日 | Weblog

穂の出づる野べのすすきを分けて行くしげき道とはなりけるものを

ながむればすすきの花に覆はれぬ祖谷の山べの秋の夕ぐれ

あき霧にわびしかりけり野べのさと庵に聞きつるさを鹿のこゑ

祖谷山に端より出づる秋の月のべにこぼるる露に宿らん






秋蟲やそろりそろりと庵の庭

山野べにさを鹿なきて三嶺かな

秋灯下手あかの辞書にうま酒に














台風12号は四国を串刺しの形で中国地方から日本海へ抜けた、徳島は祖谷地方を
直撃のようであったが、今井のテラオの兄さんはその最中にあったのに
窓を開けて雨を眺めながら台風が過ぎ去るのを待っていたそうな。

他の地方が大雨で災害が出ているので直撃ではかなりの被害を心配したが
雨も大した降りではなかったし、軒下に出していた洗濯物も揺れることなく
何処に台風がいるの?状態で、雨読三昧の一日だったそうである。


当ブログの主様は無様にも先日松山は自宅近くにある小さな畑の草刈に
精出していて、刈り草に隠れていた溝に右足を取られてアキレス腱を切る
怪我をしてギブスでダンゴ蟲状態です。
2ヶ月あまりは大好きな奥祖谷に遊ぶことが出来ない、ブログは細々更新
しますが、添付の写真は以前に撮りためたものです、悪しからず。
此れに懲りずに遊びに来てください。






















































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菜菜子の気ままにエッセイ  〈お泊りな・お時間です〉

2011年09月04日 | Weblog
避難を兼ねて、娘達のアパートに、泊まらせて頂いた。
宿泊料金の代わりに、チャーハンをお昼に
夕食にすき焼きを作らせて頂いた。
炒飯は、賞味期限のとっくに過ぎた、シャウエ〇センと、
これまた、賞味期限の過ぎた、卵を使用したが…
夕食のすき焼き材料は、雨の中、買い出しに、出かけた。
一家三人が、久しぶりに囲む夕食だ…
和牛すき焼き肉っ!
マイタケ~!
お金は、なんとかなるっ!
今は、夕食のすき焼きを、豪華に囲むことが、目標なのだ。
美人薄命!
ケチケチしないっ!いざっ、お肉のコーナーに!

和牛すき焼き肉~
おお~ 少ない量に、豪華な 価格!
高級な薄い…薄い肉が、
微妙に並べられている。

まずは、2パックをカゴに入れる

チラリと隣を見る。

お手頃価格の、ウシニクさんが、グジャグジャにトレーに容れられている。

豪華な高級和牛は、
小綺麗に、着飾った性悪女子で…
グジャグジャに容れられているのは、
性格はええけど、モテない引立て役の、女子に見えた…

なんでもええ~
誰でも ええ~
嫁さんに来てくれたら、贅沢言わん~!
けど、なるべく綺麗な人がええ~連れて歩いて、格好よい嫁さんがええ~!
の男子が、高級和牛を、購入するような…?
そんな 感じがした。

一瞬…
ケチな神様が、ワタシに話しかけた…

『混ぜなさい…
混ぜたら…味は分散され…バレマセン…』

「神様~!それって、数年前の食肉偽造のシャチョウサンと、おんなじ選択では
ありませんか~!ダメっダメっ~!和牛は和牛!ブサイクはブサイクでしょう!!!」

とお返事をして、
ふと、我に返れば
安いウシニクさんを、3パック、カゴに容れていた。
再び、我に返ると…
高級和牛を、1パック元の場所に、戻していた…

1パックを、残したのが、母親としての、思いやり…
全部返したら、なんか、後ろめたい感じ?がした。
ワタシって、ええ奴っ!

マイタケは、椎茸に代わり…
結果…その分で
タマゴを、1パック、購入した。
すき焼きの生卵…
今の季節の、一ヶ月賞味期限切れは、ちとコワイ…

醤油には、こだわり、そこは、譲れない!
譲れないから、神様は、何も囁かなかった。
そんなこんなで
美味しい夕食を三人で囲み…
伸びすぎた髪も、カットして頂き


和牛は、冷凍室にプレゼントして
駅前のビジネスホテルに、二泊したくらいの、支出となった。

で…幼い頃、
台風の時は、近所のN石土建の事務所に、近所の人が、全員で避難した。
大人も、子供も、
ギュウギュウになった、事務所の中から、
荒れ狂うような、外の風を見ていた。
10キロのガスボンベが、風に飛ばされていた。
トタン屋根が、剥がされていた。
あの頃の台風は
風の質さえ、今とは、比較にならない位、違っていた。
台風がくれば、大人達に紛れながら、
大人気分を、味わっては、どこか楽しんでいた…
昭和のオカッパ頭の、わたしがいた。

うし女の 長女が
すき焼きを、必死で食べながら、わたしに言った。

『台風でもなんでも、心配せんな!家族一緒だったら、安心なわ~』

うちわ女も、頷きながら、
モグモグと…食べていた。

家族一緒か…
それも いいかな…

などと 想った
母で ありました。

※追伸
ブサイク肉は
とても 美味しかったです
世の中の 一般男子よ!
見た目に 騙されないように!
女は魔物です!
女子が言うのだから、間違いないっ!
ガンバレ 嫁探し~♪
















































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奥祖谷秋点描 暮らしの初秋 山里に歩いて

2011年09月01日 | Weblog
さよ更けて庵にもれ来る鹿のこゑわびしきことよ祖谷の山さと

秋蟲のあはれに鳴きて夜も更けぬうま酒食しゆめを結ばん







先だって5月に久保集落のトキばあばの家で突然トキばあばから菅生集落の
ある場所にツチノコが居るらしい、で一緒に生け捕りにいかんかえ
¥300万円で売れるから、ええ稼ぎになると誘われたのだが
考えておくわなといい加減な返事をしたのを忘れていた。

ところがである、つい先ごろ、テラオの兄さんが言うには、山城町の山の中で
土地のひと二人が休憩中に頭の上からツチノコが目の前に跳んできて逃げていった
らしいとの情報がきた。
こりゃあー、本気でトキばあばと生け捕りに行ってもと考え出したのである。

ツチノコは、日本に生息すると言い伝えられている未確認動物のひとつ
鎚に似た形態の、胴が太いヘビとされる。

2メートルほどのジャンプ力を持つ高さ5メートル、前方2メートル以上との説
日本酒が好き、「チー」などと鳴き声をあげる
非常に素早い、尺取虫のよう体を屈伸させて進む
尾をくわえて体を輪にして転がるなどの手段で移動する
いびきをかく、味噌、スルメ、頭髪を焼く臭いが好き
猛毒を持っているとされることもある。



井出道貞『信濃奇勝録』に描かれた「野槌」





昭和50、60年頃、日本各地のツチノコ騒動で掛けられたツチノコ捕獲の懸賞金。

奈良県下北山村 ツチノコ生け捕り賞金1,000,000円
岐阜県東白川村 ツチノコ生け捕り賞金1,000,000円 
        平成元年以降年に10,000円ずつUP
広島県上下町  平成元年ツチノコ生け捕り賞金3,000,000円
兵庫県美方町  ツチノコ生け捕り別荘地100坪
兵庫県千種町  ツチノコ生け捕り賞金300,000,000円
和歌山県すさみ町ツチノコ生け捕り賞金1,000,000円と副賞イノブタ1頭
岡山県吉井町  ツチノコ生け捕り賞金20,000,000円


最近ではまたぞろ日本の各地方でツチノコブームが起きているようである


2011年06月08日  ツチノコ捕まえたら賞金1億円

新潟県糸魚川市の市民有志らによる団体 「つちのこ探検隊」が企画したイベントで
6月11日、12日、同市内でツチノコの捕獲 捕まえた場合、なんと賞金1億円。
しかし今回も誰も生け捕り出来なかった。
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