秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

暮らしの山里 早春の集落に煙が棚引かず

2014年02月27日 | Weblog

低気温の日々が続いたのであろうか雪解けがなかなか進まず何時までも集落の

畑に残って畑仕事に取り掛かれないお年寄りたちをやきもきさせた

だいたい、今頃から、畑で残材の枯れ草や畦の枯れ草などを焼いている人たちを

見かけるのだが、今年はまだ雪を被っている畑がたくさんある

畑や畦から一筋の煙が立ち上がって早春の淡い空色に棚引いているのを遠めに見かけると

ああ、とうとう春だよな、やっと始まったかとよく深呼吸したものである








代々の畑大事に畦を焼く

雨上がり末黒の芒力見し

芝焼や守人走り火も走る

土割りて力を見せし蕗の董

祖谷にゐし想はれ橋や春時雨


















































































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暮らしの山里 寒波ドカ雪に困惑気味の奥祖谷2

2014年02月19日 | Weblog

先日来の南岸低気圧の北上による寒波でドカ雪となり、低気温が続いており

積雪量も多いことも手伝ってなかなか融けにくい状態になっている

国道沿いは除雪しており、また、林道、農道も人家のあるところまでは出来うる限り

除雪している、が、林道、農道は道幅が狭いために、除雪した雪が両側に

うず高く溜まっている、そのために車の離合場所が限られ、一車線状態で、土曜 日曜は

動く車も少ないから良いようなものの、平日の通勤時間帯などに会うと悲惨である

低気温のため、林道などはアイスバーンがほとんどであるから慣れないものには

大変に苦労する

15日に降りしきる雪に構わず久保集落の上がり口のちょっとしたスペースに車を置いて

標高800ぐらいのT老婦の家に1時間ほど掛けて歩いて行った、年末に町に居る子供さん宅に

降りていたが、1月末から2月初めに暖かかったから、畑の準備にと帰って来たらしい

寒波来襲で苦労しているかもと思い時間が空いたので訪ねた、元気な笑顔で迎えてくれ

一安心であった

林道は2,3日前に除雪していたが、その後も降り積もる雪で所によっては20cmぐらいある

何よりも両側に除雪した雪があり、一車線しかないので、車は諦めた

T家あたりで50cmの積雪であった、久しぶりで合ったので積もる話をして、お土産まで貰った

T老婦特製のお餅であるが、年末に作り、瓶の器に入れて、市販の鬼からしの袋を入れると

カビも生えず、柔らかくて美味しく食べられる、毎年今頃何時も頂いて帰るのだが

ほんとに美味しいのである

天気がぐずついているのと低気温のせいか、17日夕方から降りだした雪は翌日には

20cmの積雪となった、しばらくは早春の息吹はお預けになりそうな気がしないでもない





降りつもる雪に埋もれ道失せしひとり老婦の冬ごもりかな

老の身も雪掻き終へて休息も振り向きて見しつもる雪かな

あわれなる春立ち咲きし福寿草再びみ雪被りて春待つ


















15,6日の降りしきる深雪に埋もれる奥祖谷集落 久保、大枝、落合、中上






















































































































































































































































































































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菜菜子の気ままにエッセイ(月夜と氷とサプライズ♪)

2014年02月16日 | Weblog
全国津々浦々
アイスバーンな事情、寒中お見舞い申し上げます。

『ばあば連も 一人 二人といなくなって、寂しくなったわね…』

と 言う声を聞いたのは、去年のジャズの時の話
…で今年
正確に申せば
平成26年2月15日
…まさに 氷 氷の東祖谷 とと虫と つむじんこちゃま宅にて サプライズな
パーティーが 催されました。
サプライズの連絡は、先月に、一斉メールで、送られてきたのでした。

《皆さま寒い日が続きますがいかがお過ごしですか?〓
てんご新聞200号を記念して『祝200号&市岡さんお疲れ様会』を開きたいと思います。
2月15日(日)16:30~
〇〇、とと虫宅にて

お手数ですが出欠をお知らせ下さい。
この会はサプライズです。市岡さんには『新年会』18時~ということで招待していますので
皆さまそのつもりでよろしくお願いいたします》

つむじんこちゃん、きちんと、しているでしょ~
キチンと要点を伝えるメールです。

……あくる日
再びメールが 届いた
曜日 間違えました
土曜日です。ごめんなさい~

…と 言うことで
新年会と 称して テラオの兄さんへの
『千葉の郵便局をちょっと早めに退職して祖谷の今井に、もんてきて
祖谷をなんとかしていかな、故郷はどうにもこうにもならんようになるけん
オラは今の偉い市議みたいな人徳はないけんど、どうにかするその前に
なんとなく書いた手書きの新聞で、このなんとかせんかえ~を伝えよう~』
のてんご新聞200号の
お祝いパーティーが、開催されました。

…で
冒頭の ばあば連の話。
減っていた ばあば連の数が? 元に 戻っていた。
※まさか…生き返ったんか~?みたいな話では ない…

早い話が
早い話が
今まで おばちゃんだった人が
《ばあば》に 化身していた

まだ なりたてだから
ピンと こないけど
《老人》の定義はないように、
《ばあば》の定義もない。

…そんなこんなで、
仕事を終えて 駆け付けた パーティー会場は、大勢で 賑わっておりました

テキトーシロー夫婦
ラムジー夫婦
このブログの主様といよかん一箱
偽カメラマン改め、「なんちゃってカメラマン」
キレイ系なのに、嫁に行かない?女史一名
※もしかして…もっしかして…?運命の相手は、これまた赤ちゃんの時?
はやり風邪が原因で、既にこの世に、おらぬとか?
お~まい~がっと!

そして、来月定年退職し、その退職金を地域興し代に 遣うぞ~!!!と、
きっと思っていてくれる筈の Hさん
そして、まだ 懲りてない? 大きな大きな イケイケギャル。空気を栄養にするな~~!

そして 新たなばあば二名と
前からばあば連だけど、超超マイペースだから
気の向いた時にだけ来てくれるばあばと
ばあば連の神の手みたいな、T本のおばちゃん
おはぎに お煮しめ持参して 下さっておりました。

テーブルの上には
多分 豪華だったんだろうなあ~~~みたいな プレートの残骸が
少し 残って おりました。
ワタシの食料も 残して頂けてました

手作りケーキ
沢山の手作り料理
沢山のお祝いの言葉
サプライズなアイテム
きっと、きっと
テラオの兄さんも胸を、熱くさせたと 思います。
泣いているのか~!と思ったら、元々目尻が 下がっているただのお顔でした

とと虫様
つむじんこちゃま
イケイケギャル様
イカない女史様
ありがとうございました。
楽しく食し、 過ごさせて頂きました。
割る前のくす玉を 触ろうとして
とと虫にシバかれた チビとと虫~
その痛みを 忘れないようにね~!
それが
《必死で作ったくす玉の紐を本番前に引っ張られかけて、逆上した父親》
の児童虐待の真実と言うのだよ~!

以上
昨夜の蒼い月夜と、雪の集落の灯と
霧の様に流れる雲に
感極まって オオカミ女に 変身?したかった わたくしの
サプライズ情報でした
ウォーン
ウォーン
かしこ♪



























































































































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暮らしの山里 寒波ドカ雪に早春の息吹も困惑して

2014年02月14日 | Weblog

このところ、2週続けての寒波によるドカ雪と厳しい寒さに早春の息吹も

困惑気味である、なによりも集落のお年寄りたちは2月始の暖かい陽気と春風

春時雨に早春の息吹を感じ取り、山を下りていた年寄りも山里にぼつぼつと

畑の準備や畦焼きをしなければと帰ってきた人たちもいるのだが、このドカ雪に

困惑しきっているのは気の毒でもある

大抵は今時分にドカ雪になることは珍しくはないが、今年は気温が低い感じで

推移している、みたいである

幹線沿いは除雪してくれているが、一歩林道、農道に入ると除雪が間に合わないことも

あって、かなりの積雪に苦しむことになる、友も今日は下に降りれなかったようだ

























































































































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菜菜子の気ままにエッセイ(奥祖谷と・ピッピッと冬のご挨拶~♪)

2014年02月11日 | Weblog

久しぶりに 一日を祖谷でまったりと過ごせた、休日でございました。
今日は 友人のお義父さんのお悔やみに、冬の名頃集落に 向かいました。
そして わたしは つくづく 悟ったのです。
わたしの住む集落は、祖谷の 銀座通りみたいな 位置?だと。

雪の質が 違う
雪の量が 違う
風が 違う
第一 気温が 低い

菅生集落までは 路面の雪も 溶けていて、所々 凍っている路面だけを 気にしながら
走って おりましたが、菅生を通過すると、一面 路面は 固い雪に変わっていて
選びようのない 一面凍結した雪の上を ただ ひたすら進むのみっ!

『名頃の人って…偉い…根性あるわな…』
などと 感無量で 走りながら、キレイな場所があったので、普通に道路で停止して
車から降りて、写メを撮る。

後方から、一台の軽四。
慌てて 車を避けようとしていたら、軽四の運転手さん、笑いながら
ピッピッと ホーンを鳴らし、横をスレスレで 通って下さった。
※昔は めちゃくちゃ男前だった人
今も ソコソコ男前だけど、トキメカナイのは?わたしが オバサンに変化した為なのか?
向こうが オッサン化して 男前オーラを無くした為なのか?

祖谷には、昔は男前だった人が 沢山いる。
祖谷美人は 女性
祖谷の男前は 祖谷美男?

で ふと 思い出した。
祖谷の人々は、車のホーンで 話をする。
しもの人々には、絶対に 出来ない?特技、いやっ、伝統に値するものかも?

数年前、剣山に 向かう途中で、一人で歩くイケメン外国人を 拾ったことが あった。
ワタシは 祖谷弁以外 話せない癖に やたらと 外国人を 乗せたがる。
…で 対向車が 避けていてくれる度に、
ピッピッと ホーンを鳴らす。
知り合いだと、愛想マックスで 手を振る
ピッピッ
ピッピッ
を 繰り返していたら、助手席のイケメン男子が イングリッシュ語で 聞いてきた。
身振り手振りで、聞きたいことは 理解できた

『サッキカラ、アナタがナラシテいるのは、ナゼですかァ???
ピッピッはナンデスカァ???』
みたいな 問いかけだった。

ワタシは 車を 一旦停止して
右手と左手をハンドルの上に乗せ、人差し指を二本 並べて(映画のE.Tの、あのメイン)
交互に交差しながら、
『ストップ~!ストップ!サンキューサンキュー~♪』を ひたすら 繰り返した

…伝わった。
イケメンは
「ソウイウ意味ネ~」
みたいな 顔をして 嬉しそうに頷いたから
多分 伝わった

祖谷の人々は
対向する度、避けていると
「ありがとう、スマンスマン」
を ピッピッに 代えて
まだ 後に すぐに 来るけん そのまま 避けとってよ~を
人差し指を 立てて
ピッと 鳴らして 笑い
「おはようさん」
は 力強く ピッピッと鳴らし
※ワタシは嫌いな人には、無視をする、

ホーンだけで
おしゃべりする
この 癖を 高知の土手で、やりそうになり
助手席の娘が 慌てて叫んだ~

『町では、鳴らしたらいかんよ~!!!』

ありがとうを
伝えにくい? 街暮らの皆様方
慣れない雪、 気をつけて 下さいね。
祖谷山は
まさに 冬の旬で ございます
かしこ

































































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暮らしの山里 早春の息吹は寒波に包まれて

2014年02月10日 | Weblog

予報どおりの厳しい寒波に見舞われた奥祖谷ではあるが、降雪は大したことでは

なかった、そのかわりに寒さは厳しいものであった

しかしその寒さも朝晩のことで、日中は寒さもかなり和らいでいたから積もった雪は

日当たりの良いところは融けている

やはり早春の息吹はしぶとく息づいていたわけである、雪にならず春の時雨に奥祖谷は

しっとりとした風情に包まれて春を感じていたのである

集落の木々には夜に冷え込んで雨が雨氷となって朝日にきらきらと光っている風情を

醸し出していた






残照の引く山襞や残る雪

春寒や旅の続きを残されし

老の身や春の時雨に庵出でず

薄氷や虹色引きて弾きをり

旅の宿留まりてゐし春の風邪

寒波来し余寒の如く為らざりし































































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暮らしの早春 山里は春立ちて

2014年02月06日 | Weblog

暦の上では立春過ぎである、早春の息吹を感じているこの頃である

今週は寒波が予報どうり来た、かなりの寒波のようで今夜は雪の予報のようだ

万が一ドカ雪になったところで、蓄えた地熱と春風が直ぐに溶かせてくれるだろう

まだまだ、寒さが残っているのであるが、そんななかでも、木々の佇まいや

空の気配、風の匂いなどいたるところに早春の訪れを肌で感じられる



雪解けや今日を逃さず寺参り

老の庵風吹きぬけて村の春

気紛れに凍返りをり山里は

朝空に石笑ひをり雪解川

野辺遠し黒と云ふ字や雪間かな

二ン月や机上飾りし句集かな

春立つや山辺緩みて旅ごころ

寒明の山家めぐりて句作かな


友より早春とてんご新聞200号の感想を寄せる

初春に 小雪舞い散る 祖谷の里

福寿草 出した顔を またちじめ

春便り 身をちじめて 読み終わる初春に 200号 迎えけり

お祝いの 言葉身にしむ 200号
































































































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菜菜子の気ままにエッセイ(てんご新聞200 号半面そのままパクル!)

2014年02月04日 | Weblog

勝手気ままに書きつらね、その時、その月の事の祖谷の一面を書き
ほとんど押しつけの様に配ってきましたが、二〇〇号を迎えて
ちょっと過去に目を向けみましたが、自分でも驚く程
その当時何に熱中していたが、伝わってくるのです。

月一回の日記の様な感じ。ですが、私的な事は書いていませんが
私的な印象を書きつらねています。

こんなに長期に続け様ともなく、ただその時々、発行し続けいつとはなく
月一回の発行となり今では、当然、義務の様で、発行しないと、どこかが欠けている様で
忘れ物をした感じになってきています。

一日、一日の積み重さねで二〇〇号になっていたという事です。
振り返えれば長いのですが、私の中では、長い印象はありません。
むしろ、今月は何を書こうかということだけがあるだけ。
二十年位の間には、祖谷も大きく変わってきました。

今では、ドアツードアで、家まで車で行くことが出来る家がほとんど。
道路もトンネルがいくつも完成し、曲りくねった祖谷の道も、大きく変わりました。

人も変わりました。学校もただ一校になってしまいました。だから
悪くなっただけとはおもいませんが、それでも、喜こんでばかりでもありません。
各号に目を通していると、そうでもありませんが、それでどうなったの…
と問いたい様な気がします。

「想い出」だけを語る様にはなりたくないので、この変でおきますが、二〇一号は、三月です。
今までの様に、気ままに、勝手に書いて、配りますので、読んで頂ければ嬉しい限りです。

いつまでという目標はありませんので、突然やめるかも知れませんが
祖谷の一面を伝え続けていきたいとおもいます。

第1号 1997年 5月
第10号 1998年 7月
第20号 1999年 4月
カラー化

第30号 2000年 4月
第100号 2005年 9月
第98号より両面になる
第150号 2009年 11月
第200号 2014年 2月


……
……
40分 かかった
目 疲れた
語尾の間違い 多い
ひらがな 多い
ほんまに 勝手気ままなわ…
語尾の間違いと
人生は 比例するとか?
そりゃあ ないか?
ワタシって
わざわざ 写してあげて
ええ奴…でしょ
うんっ!ええ奴~!
でしょ~
でしょ~

と言うことで
てんご新聞 200号の半面を 紹介しました

気候がコロコロ変わり
体調が崩れますが、
皆様 自分の体調はしっかりと 管理して下さいね。
ココロの管理は
ありと あらゆるものに 頼って
とことん 叫び
とことん 暴れ
とことん 闘い
自分だけが 知っている
自分自身の
《魂》
だけは
自分で 守っていこう
やがて
守れなくなるから
今だけでも
守って 行こう
生きる 活きる
息きる(生ききる)とは
そういう ことだと
わたしは 想う

かしこ〆





























































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