秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

冬点描

2007年01月28日 | Weblog
赤道を 下る在所や 日脚のぶ

集落から集落へ、また集落の昔の道である赤道
いたるところに素晴らしい自然の林。

冬点描

2007年01月28日 | Weblog
冬日和 昔日おもひ 笑いけり

栗枝渡最上 西尾のおっちゃん、いい笑顔してる

「今は住吉神社の所から寒峰に登っているが昔は此処から道があった
今でも登れると思うがもう30年近く行ってない。
寒峰には昔お大師さんがお祭りしてあって大祭がある折に道の途中に
ふなくぼという地名のところで近在から大勢来て大相撲をしてからお大師さんにお参りしたそうだ、それで別名を土俵場とも呼ばれている。
今度機会があったら案内したい、自分ももう一度行ってみたい」

まえは病人が出ると隣の落合峠を越えて三加茂まで運んだことなど苦労話を
してくれた。
素朴で、いい笑顔のおっちゃんと再会を約して暇した。

冬点描

2007年01月27日 | Weblog
子供らの 弾む答えや 日脚のぶ

和田小学校は龍宮崖公園、前の国道で難所であったマンプなどがある
和田集落をはじめ小島、釣井など近辺の集落から通学している。

現在児童数は6年生がいなくて1年ー5年生で11名の複式学級
素朴で元気な山村の学校である。

冬点描

2007年01月26日 | Weblog
無き雪に 畑仕事の 安ど顔

久保東最上の長岡のおばあちゃんは80歳、元気である
毎冬中雪が深くてもここでがんばっている。

今年のように雪が無いと過ごしやすいので畑仕事に出ていると
安堵の笑顔で話してくれた。

冬点描

2007年01月25日 | Weblog
茅葺きの 軒を並べて 日脚のぶ

冬至の頃から比べれば昼が大分長くなってきた

久保蔭 今中のおばあちゃんは厳しい冬を思って山を下りたのだろうか
茅葺き家の雨戸が閉じられている、下の子供さん家に元気で居ればいいのだが。

下にくだる

2007年01月23日 | Weblog
大寒に 在所を下る さびしさも

山を登り、集落をめぐりて在所の人達と話を交わした
暖冬でお年よりも過ごしやすいのか、畑仕事をする方
周囲の片付けのあと焚き火をする方などと立ち話。

ゆっくりと流れる日々を楽しみて、在所を後にした。

暖冬異変

2007年01月20日 | Weblog
縦走路 嶺の深雪 たずねおり

雪晴れの光に耀ける雪はいっそう白さを増す
縦走路の嶺みねは耀き遠く天狗塚は端整。

暖冬の今年は積雪もいま一つだが、歩いてくる人がいれば
雪の深さを尋ねてみたい。

暖冬異変

2007年01月19日 | Weblog
雪晴れや 空に三嶺の 雪見たり

今日 名頃より三嶺に登るが積雪少なく、暖冬の影響か
快晴であり、霧氷、雪質感がくっきり浮かんで綺麗。

山頂は風無く、ぽかぽか陽気であった。

暖冬異変

2007年01月18日 | Weblog
冬がれや 春を待つなる 野猿かな

人影無くひっそりと静寂のなかに身をゆだねひと時を過ごす
賑やかに両岸を行き来した野猿もいまは手持ち無沙汰の表情で春を待つ。


野猿(やえん)   
両岸から川の上に張られたワイヤーロープで吊り下げられた
「やかた」に乗り、自力で引き綱を手繰り寄せて進む。

猿が木のつるを伝って行く様子に似ている事から名づけられた
いわゆる「人力ロープウエイ」。

暖冬異変

2007年01月17日 | Weblog
冬ざれや 落ち武者の翳 かずら橋

昨夜からの雨は朝方に止み、曇り、、、思いつくままに
奥祖谷かずら橋。

いつもなら雪化粧の華麗な二重かずら橋だが、雪無し
冬枯れ、静寂のみが漂う、、、、、、、

平家落ち武者の伝説が蘇る気配に、、、、心を巡らす。

暖冬異変

2007年01月16日 | Weblog
寒の内 日向ぼこりや 老いの笑み

龍宮崖の旧道マンプの近くで元井、釣井両集落のかしまし娘が
散歩中に休憩しているのに出くわした。

さすが話題豊富で次々と話が飛び出す、寒の内の暖かな日差しを浴びて
楽しい時間を過ごした。