前略。
下書きしていたウサギのイラスト。
用紙いっぱいのスペースを使い、耳と目と鼻をアップにした、
かわいいイラスト。本人は大満足!
文句の付けようが、無い!
作成日前夜、娘達に、自信満々で、写メして、ラインで送った!
『母ちゃん、これはかわいいわー』
『ウシトラマンより、ずっと良いわー!』
と返信が来る筈だと、思っていた。
すぐに、直接電話が、かかってきた。
『アッハッハー、ちょっとまって、笑いすぎてせこい〜母ちゃん、ちょっと待ってー』
スピーカーから流れてくる、長女の下品な笑い声!
まだ、笑っている。
その下品な笑いを、旦那様と共有したいのか、
『ちょっと見て、これ、母ちゃんが、ウサギの顔って!なあなあ、はよう、見てー』
と言いながら、まだ、笑っている。
『母ちゃん、これは、ウサギじゃないわ!犬じゃよ。
ウサギは、もっと耳が長いし、耳と耳の間が、狭くてまるいんよー』
と言いながら、まだ、ひきつりながら笑っている。
『母ちゃん、よかった、送ってくれて、そのままこれを明日書いとったら、やばかったわ!』
「え〜、母さんはウサギのつもりだったけどなぁー。
また、考えないかん、また、寝れんようになる」
で、本日土曜日。
いつもの場所で、いつもの作業。真っ白なシートを広げて、とりあえず、コーヒーを飲む。
「これは、どんな?ウサギが、駆けていく、それの下に小さいウサギ描いたら、ええんじゃないん?」
テラオが何か言いながら、紙に下絵を描いていた。
丸を描いて、その下に短い何か、シャッシャッと、描いていた。
チラッと見た。
『お地蔵さん書っきょん?』
「なんでやー!これは、まるじゃわの!」
力いっぱい、反撃していた。
とりあえず、まん丸をシートの中心にかかなければならない。
大きな○を、正確に書かなければ始まらない。
原始的なやり方で、○を書く。
道具は、シートを包んでいた、ビニール紐一本。そして、マジック一本。人間コンパスだ。
シートの中心に紐の先端を持って、普通に立つテラオのあにさん。
私はマジックを紐の先端に結び、左膝の痛みに耐えながら、
丸い○を書く為に、必死で円を書いていく。
「ひも、ゆるんみょるぞ!引っ張らないかんぞ!」
汚い祖谷弁が、ホールに響く。
泣きそうになりながら、必死で耐えた。必死で耐えて、キレイな○が完成した。
次はウサギのカタチ。このバランスが一番難しい。
ずっとシートの中心を見ながら、じっとバランスを考える。
テラオは、お菓子を食べていた。
コーヒーも、飲んでいた。
毎年、この最初の一筆が、一番オソロシイ!これまでの悪夢が、走馬灯のように蘇る。
エイヤー!とココロに気合を入れて、一筆を進めていく!
テラオは、何やら段ボールを取り出して、切っていた。
することがないから、切り絵でも始めたのか?とチラッと見ていたら、
ウサギのカタチの様な物を、段ボールを切っていた。
くり抜いた部分に、スプレーで吹き付けていくんだと、判った。
途中でブログの主様が電話をかけてくれた。順調に進んでいますか?
と心配してくださり、有難い電話。
テラオは、汚い祖谷弁で、何かしら憎たらしい言い方で、返事をしていた。
主様が、ウサギに突き飛ばされたらええわーと、言っていた。
『途中で引っかかって、落ちんわ』
と、主様と共感した。
ペンキの乾きが、悪くて、全てを終わらせるのは、明日になる。
制作に2日を要したのは、初めてのことだ。暇だから出来る、なんて贅沢。
東京の出稼ぎから11年ぶりに、故郷に帰ってきてくれたC子ちゃんも寄ってくれた。
それぞれに歳を重ねながらの11年。積み重ねた時間を活かせた、
楽しい時間をつくれたら、残りの人生も、クスッと笑える。
なんか、ちょっと細やかにワクワクする。
テラオのアニさんの辞世の句も書いて貰った。
書道甲子園ならぬ、書道高支援!
黄色と青を全面に押し出し、色にメッセージを込めている。
どうだ、娘達!母ちゃんは、たまには良い仕事をするんだよー!
一晩で豪雪に見舞われた、祖谷地方。幹線道路でも、除雪車フル回転!
こんな大雪は、数年ぶりでございます。今年も無事に終わり、本当に安堵致しました。
追伸・下の方で泳いでいるのは、ちりめんじゃこでも、メダカでもありません。ウサギでございます。
草草
下書きしていたウサギのイラスト。
用紙いっぱいのスペースを使い、耳と目と鼻をアップにした、
かわいいイラスト。本人は大満足!
文句の付けようが、無い!
作成日前夜、娘達に、自信満々で、写メして、ラインで送った!
『母ちゃん、これはかわいいわー』
『ウシトラマンより、ずっと良いわー!』
と返信が来る筈だと、思っていた。
すぐに、直接電話が、かかってきた。
『アッハッハー、ちょっとまって、笑いすぎてせこい〜母ちゃん、ちょっと待ってー』
スピーカーから流れてくる、長女の下品な笑い声!
まだ、笑っている。
その下品な笑いを、旦那様と共有したいのか、
『ちょっと見て、これ、母ちゃんが、ウサギの顔って!なあなあ、はよう、見てー』
と言いながら、まだ、笑っている。
『母ちゃん、これは、ウサギじゃないわ!犬じゃよ。
ウサギは、もっと耳が長いし、耳と耳の間が、狭くてまるいんよー』
と言いながら、まだ、ひきつりながら笑っている。
『母ちゃん、よかった、送ってくれて、そのままこれを明日書いとったら、やばかったわ!』
「え〜、母さんはウサギのつもりだったけどなぁー。
また、考えないかん、また、寝れんようになる」
で、本日土曜日。
いつもの場所で、いつもの作業。真っ白なシートを広げて、とりあえず、コーヒーを飲む。
「これは、どんな?ウサギが、駆けていく、それの下に小さいウサギ描いたら、ええんじゃないん?」
テラオが何か言いながら、紙に下絵を描いていた。
丸を描いて、その下に短い何か、シャッシャッと、描いていた。
チラッと見た。
『お地蔵さん書っきょん?』
「なんでやー!これは、まるじゃわの!」
力いっぱい、反撃していた。
とりあえず、まん丸をシートの中心にかかなければならない。
大きな○を、正確に書かなければ始まらない。
原始的なやり方で、○を書く。
道具は、シートを包んでいた、ビニール紐一本。そして、マジック一本。人間コンパスだ。
シートの中心に紐の先端を持って、普通に立つテラオのあにさん。
私はマジックを紐の先端に結び、左膝の痛みに耐えながら、
丸い○を書く為に、必死で円を書いていく。
「ひも、ゆるんみょるぞ!引っ張らないかんぞ!」
汚い祖谷弁が、ホールに響く。
泣きそうになりながら、必死で耐えた。必死で耐えて、キレイな○が完成した。
次はウサギのカタチ。このバランスが一番難しい。
ずっとシートの中心を見ながら、じっとバランスを考える。
テラオは、お菓子を食べていた。
コーヒーも、飲んでいた。
毎年、この最初の一筆が、一番オソロシイ!これまでの悪夢が、走馬灯のように蘇る。
エイヤー!とココロに気合を入れて、一筆を進めていく!
テラオは、何やら段ボールを取り出して、切っていた。
することがないから、切り絵でも始めたのか?とチラッと見ていたら、
ウサギのカタチの様な物を、段ボールを切っていた。
くり抜いた部分に、スプレーで吹き付けていくんだと、判った。
途中でブログの主様が電話をかけてくれた。順調に進んでいますか?
と心配してくださり、有難い電話。
テラオは、汚い祖谷弁で、何かしら憎たらしい言い方で、返事をしていた。
主様が、ウサギに突き飛ばされたらええわーと、言っていた。
『途中で引っかかって、落ちんわ』
と、主様と共感した。
ペンキの乾きが、悪くて、全てを終わらせるのは、明日になる。
制作に2日を要したのは、初めてのことだ。暇だから出来る、なんて贅沢。
東京の出稼ぎから11年ぶりに、故郷に帰ってきてくれたC子ちゃんも寄ってくれた。
それぞれに歳を重ねながらの11年。積み重ねた時間を活かせた、
楽しい時間をつくれたら、残りの人生も、クスッと笑える。
なんか、ちょっと細やかにワクワクする。
テラオのアニさんの辞世の句も書いて貰った。
書道甲子園ならぬ、書道高支援!
黄色と青を全面に押し出し、色にメッセージを込めている。
どうだ、娘達!母ちゃんは、たまには良い仕事をするんだよー!
一晩で豪雪に見舞われた、祖谷地方。幹線道路でも、除雪車フル回転!
こんな大雪は、数年ぶりでございます。今年も無事に終わり、本当に安堵致しました。
追伸・下の方で泳いでいるのは、ちりめんじゃこでも、メダカでもありません。ウサギでございます。
草草
今回はテラオの兄さんが大奮闘して、見事な干支、お疲れ様です。
何時も苦労される菜菜子さんも安堵されたことでしょう、お疲れ様でした。
このまま悪天候が続けば、凧の設置が、心配されます。
愛媛より晴れることを、お祈り下さい。
いつも優しい心遣い、沁みます。主様の爪の垢をテラオに送付して下さいませ。