秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

山里は初夏の装い、新鮮な、気づき、になりて

2018年04月27日 | Weblog


ほんとに小さなことに、気づき、そこで立ち止まって眺めたら
無限の世界が広がってゆく、人生の長い道のりを考えると
できるだけ遠くを眺めながら、目の前の些細なことに目が留まることが
楽しい人生を歩むことに繋がる気がする

スイバの茎が花を付けて茶色くなり、横一列に並んで立っているのをながめて
紅葉した林のなかを母につれられてはしゃぎながら歩いている小さい頃のぼくを見つけた
一瞬のタイムスリップの世界を眺めた
ノイバラの花、雪ノ下の花芽、など見逃しそうな、なんでもないことに
気づき、があってうれしくなる、幼児に帰りつつあるのかな


















































































初夏を想わせるような陽気に蝶を追う楽しさ

2018年04月12日 | Weblog

春が中飛びして初夏になったような陽射しと暑さに、汗が滲んできますね
いまはどこに目を移してもひらひらと舞いながら花から花へ、木々から木々へ、
空から空へ、まるで、魔法使いのように消えては現れる蝶たち、

カメラに収まらず空振りの空や木々の端くればかりに振り回される自分が可笑しくなりますね、
夜の蝶には用事がなくて、自然のなかの蝶を追いかけるアホラシサ、今を生きている楽しさを感じます




































































菜菜子の気ままにエッセイ( やまがら文庫オープンのご報告♪時々ワタシ)

2018年04月02日 | Weblog


三寒四温を繰り返し、祖谷の桜の花も陽当たりの良い場所は、満開になっております。
春のお彼岸を恙無く済ませ、ある晴れた日曜日の午後。

築30年の我が家の客間の床の一部が、以前から気になっていたわたくし。。
踏むと、畳がじわ~と沈む。
不吉な予感がして、思いきって、畳を一枚外してみた。

30年使用した、畳。
マイナスドライバーを差し込んで、畳を持ち上げて、側の壁に立て掛けて、下を覗きこんだ。
「あれ…床…キレイな…なんで畳沈んだん!?」
と思いながら、足を何気なく床板に乗せた瞬間!!

ズボッと言う音と共に、片足が床を突き破って、落ちたっ!すばやく体が反射して、両手で踏ん張ったっ。
その瞬間、立て掛けた畳が、頭上に落ちてきたっ!!
……
……
もう、笑うしかなかった。
ご先祖様のお墓の回りの、掘り起こされた、よそ様の墓穴をチラッと見ながら
絶対に墓穴には転んで落ちない様に、慎重に通っていたわたくしが、
お家の中の床穴に、落ちた。お彼岸の後の悲劇。

そして、先日。
高知で所要を済ませ、市内を走っていると、愛車Nボックスのフロント部分から、今まで聞いたことの無いゴトゴト?音。
このままでは、祖谷に帰れない不吉な予感がして、イエロー○ットに、直行した。

「すみません~変な音がするんです!」
迎えてくれたのは、爽やかな男前。
暫くチェックをしてくれた後で、特に異常はないみたいですと、爽やかに言う。

「停止していたら、音はしないんです。走り始めたら音がするんです」
殆んど蒸発した女子力を必死で奮い起たせ、答えるわたし。
「じゃあ、横に乗って下さい。僕が動かせて、音を聞きます。駐車場をちょっと一周します」
爽やかなに返答して、運転席に座る男前。

カラッカラの女子力を集中させて、助手席に座るわたし。男前の美しい横顔を見る。
この時のワタシの至福のお顔を祖谷弁で言うと、「ウレシゲエナ顔」と表現致します。
「あ~この音ですね。もう一周しますね」
「1周でも、2周でもして下さい~!」
と心の中で、ウキウキで絶叫していた。

「ディーラーさんに見て貰ったほうがいいですね。僕らではちょっと、修理できないです。走らないほうが、良いですね」
と言うことで、レッカー移動で、最寄りの営業所に運ばれた。

走行距離15万キロ
走行年数五年と七ヶ月。
去年の夏に、5年のローンがようやく済み、ほっとしていた矢先に、
中古車が買える位の修理代金の見積り。なんじゃこりゃあ…

帰りはリッチに、タクシーで帰った。こんな日に限って、買っていた物は
ダイソーの大量買い。襖紙。布団叩き。糊。パーティーグッズ。
節約と言う二文字の漢字が、桜の花吹雪みたいに、粉々になって舞い上がっていく。

唯一の救いは、レッカー移動してくれた、ドライバーの若者が、またまた、
爽やかな男前だったから、一瞬でも現実逃避出来た。

なんで、あんな男前が、日常生活に登場しないのかが、無念でなりません。
私の日常生活の回りは、高齢者ばかりでございます。

そんな、本日4月1日、全国に散らばる四百人の祖谷分校卒業生の皆様、如何お過ごしで御座いますか?
廃校になって忘れられていた祖谷分校の校舎が、そのままの姿で活用される、新たな始まりの記念日となりました。
村で唯一の図書館です。

懐かしいレコードを聞きながら、無料のコーヒーが飲める、そんな素敵な場所を、
コツコツと完成させたのは、テラオの兄さんでございます。

無料のコーヒーを頂いて帰るのは、ちょっと心苦しいと思われる方々は
図書館を維持していく為の(電気代等)カンパを宜しくお願い致します。

卓球倉庫もあります。
祖谷に来て、ちょっと休んで帰りたい観光客の方々も、
「勝手に座れソファー」
もありますので、休んで下さいね。
と、本人の代わりに、勝手に書いています。

あの場所で、同窓会も出来ます。
懐かしい場所。
私の宝物みたいな時間でした。

祖谷分校やまがら文庫。
皆様の新たな思い出作りの場所になります様に、
心から願っています。

かしこ

追伸 膝が痛くて石段を利用出来ない方々は、
固い段ボールを潰して、その上に乗って、滑って降りて来て下さい。
あしからず♪