秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( 愛しさにヴヴヴと従姉と・時々ワタシ)

2014年10月28日 | Weblog

高知で暮らす、叔母さんの(ヴヴヴ星人)が また入院した。
入院する前に、亡くなった父親や夫の話ばかりを、繰り返していたと言う。
マンションから見える、工事中のレッカー車を指差しながら、娘に言う。
『じいさんの、墓あそこにしよんぞよ』
『じいさんの葬式、みな、来てくれとったか』
『みなに、お茶だしてくれたか』

娘は必死になって、説明する。
「じいやんは、とうに、死んどろ~母ちゃん!しっかりしなや~」

叔母さんは、また部屋に、引き込もって、ベッドで横になる。

幻視も 増えた。
見えない誰かと 大きな声で話してる。
そうかと 思えば いつもの叔母さんに 戻る。

私がある日、一晩中 嫌な夢を見た朝、従姉に電話をかけた。
叔母さんは 夕べ突然、調子が悪くなって、夜中 ずっと起きてて、
従姉も その夜は、叔母さんが逝ってしまいそうな、不安にかられたと言った。

九十一才。
その叔母さんの 脳裏を占めているのは、孫でも娘でもなく、
『生まれ育った生家』
だった。
ある日、娘にポツリと言ったと言う。

『母ちゃん、帰るわ…樫尾に帰るわ…』

叔母さんの生家には、だれも残っていない。
甥の方も 数年前 若くこの世を去り、そのお嫁さんも身体を壊されて
香川の息子さん夫婦の家から、通院されている。

『母ちゃん、帰るわ…樫尾に帰るわ…』
その話を従姉から 電話で聞いた時、
涙が 止まらなかった。

幼少期、両親の愛に抱かれて 過ごした生家での時間が、80年以上の時を駆け抜け
ふいに 甦ってきたのだ。

覚悟は出来ている。
もう 永くは ないだろう。叔母さんの手を握りながら、ただ 涙が溢れてくる。
マンションに駆けつけた時、叔母さんは往診の点滴の管に繋がれて、眠っていた。
「キビシイなあ…目を醒ましてくれるかなあ?」
看護師の姪に 尋ねた。

姪は 大きな声をかけながら、叔母さんを起こした。
「ばあちゃん、わかる~菜菜子ネエが来てくれとるよー!」

『おおー菜菜子か~いつ来たんなら~』
そう言うと、また ウトウトと眠った。

叔母さんは、半日位 寝ていた

従姉は、お刺身なら もしかして 大好きだから、食べるかもしれないと言って
夕方、お刺身を夕飯に 準備した。

叔母さんを起こして、ベッドに座らせて、
お刺身を差し出して上げた
……
……
食った
ご飯も
食った
……
ついでに 焼き鳥も
一本 完食した

そして また 横になった

「三年寝太郎」の
昔話が ふと 頭をヨギッタ。

叔母さんは 明くる日、
無事に 入院した
命 いのち イノチ
今 温もりが ある命
今 一緒に笑える 時間
今 この世に ある命

もう少しだけ
一緒に 居たいと思う
もう 誰一人
見送りたくは ないから。もう 惜別の涙は
流したくないから

我が家の親戚の全ての仏様
叔母さんを連れていかないで。
三年寝太郎 三年寝ヴヴヴで 良いから
ワタシを 泣かさないで下さい。

合 掌







































































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奥祖谷晩秋点描 山里の晩秋 ふぉと俳句

2014年10月27日 | Weblog




紅葉してこの森林や憩はんか




























深秋や屏風立てたり美山かな
























露霜に山靴濡らす山気かな



























末枯るる木の葉落つるや美しく
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奥祖谷晩秋点描 山里の晩秋 ふぉと俳句

2014年10月25日 | Weblog






秋深し祖谷の名峰三嶺かな

























説話聞き錦のなかを野山かな
























深秋の只中に座し彼の山ぞ


























笹原や寝転んで待つ秋の雲
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菜菜子の気ままにエッセイ( 紅葉とカフェに焼き鳥・報連相~♪)

2014年10月22日 | Weblog

例年なら このあたりで 紅葉情報を 伝えたいところで ありんすが、
まだ 少し早いのか、それとも枯れているのか、肉眼では断言出来ませんので
見の越の民宿のM浦さんに、直接お聞きしました。
見の越よりO塚製薬の辺りが、今、見頃らしいです。

と言うことは、標高1200メートル位が、見頃となりますので
各自で 自己責任のもと 行ってらっしゃいませ。

で 10月11月は、イベントが ガンガンに、ひしめいております。
地元で頑張っている、老人クラブの皆様が、とても元気です。
『みんな?脚や腰、痛くないのか~?』
『みんな?なんで素面でもテンションマックスなん?』
と観察しながら、思うのは、ワタシだけ?

この前まで、オバチャンと信じていたのに、久しぶりにお会いすると
偽りのない、立派なオバアチャンに、成長している。
ワンセグのテレビを見ながら、トンネルに入ると、画面の顔が崩れて、溶けだすように?
オバアチャンになっている。
『これは、とりあえず自害しない限り、絶対に訪れる未来のワタシの姿』


きっと 老人クラブのおっちゃん達は、自分の事は 老人だとは、思っていないのでは、ないかしら。
ワタシ達が、オバチャンになっているのに、イマイチ自覚に欠けるように、
歳を上手に重ねると 言うことは、至難の技に近い。
ワタシは、オバチャンになったと自覚してから、自粛している事がある。
オープンカフェの時に、ひたすら 裏方に徹すると言うポリシー。

そう、つまりは、キッチンから なるべく 出ないっ!
なるべく 出ないから、お客様の姿を 確認しないまま、終わっているのだけど、
そんな オープンカフェ
11月9日
今回は、めちゃくちゃ 力が入っているのだよ。
(※適当なワタシ以外は)
ワンプレートの中に、祖谷の地産地消を全て盛り込み、ジビエ料理もピカッと置き食ったお客様が
『なんで~なんで~こんなに美味しいの~』
と 号泣する?くらいの 味の追及をしながら、
日々 オープンカフェのメニューの改良を重ね、試行錯誤を繰り返し、自問自答を繰り返し
報連相を繰り返し、頑張っているのだっ!

頑張っているのだよ。
つむじんこちゃんと、ち○み女子。時々イケイケギャルのアドバイス

…ワタシは
ワタシは、早い話が、当日のスタッフに、昔の親父の焼いていた、焼き鳥を再現して
食べて貰いたくて、焼き鳥のタレを 完成させているみたいな?

祖谷から、地域興しを発信したいって 熱く語るち○み女史
※10月末も、とりあえず独身
安心安全な、食の追及を実践する、つむじんこちゃん。地域福祉に奮闘する
イケイケギャルA子ちゃん若いチカラが、君臨している、安心感。
益々、余裕でオバチャンで居られる、わたくしで ありました。

祖谷の紅葉狩り。
お泊まりは、『民宿・祖谷八景』
お勧めですよ~
地元の方々も、親類の方の泊まる部屋とお布団に悩んだら、気軽に利用してね。
きっと 快適な時間を、お届けできますって、
断りもなく、勝手に宣伝しております、相変わらずのオバチャンで ありんした。
かしこ



























































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奥祖谷秋点描 山里の秋 ふぉと俳句

2014年10月21日 | Weblog






祖谷谷を妻恋ふ鹿を聞きし庵


いつも思うことだが、わが庵「わとうち」は林道から小径を下ったところにあり、しずかな庵であり

なによりも心しずかに過ごせるお気に入りである

縁側に座っていると、小鳥の囀りを聞きながら本を開けば行間に瞑想の夢が広がる思いである

時折、秋の日差しや風に運ばれて、祖谷谷を流れて聞こえる鹿鳴きを聞くにつけても、物悲しく

哀れに、じっと、耳を傾ける





















居間に座し見守る老婦蕎麦の秋



集落を歩いていると、ある家の居間で、ひとり老婦が座っていた、秋の穏かなで、暖かい日差しに

気持ちよさそうである、じっと見つめる目の先を追うと、蕎麦畑で蕎麦刈りに精を出している

じいさんを優しく見守っていた

















秋入り日落合富士や土地の星



もう、かれこれ7,8年まえに中上集落のお年寄りから聞いた話によると、むかしの畑仕事は

朝早くから夜遅くまで働いたものだそうだ

目の前に聳える落合富士は、畑仕事を終える目安になったそうな、薄暗くなって落合富士の山頂に

星が煌めきだすと、もう、そろそろお仕舞いにするかと鍬を担いで家路に着いたそうだ
















暮の秋庵訪ねば裂けにけり


10月初めにはまだ、赤みが少し付いただけで、摘んでみても硬くて、まだまだ、先のことだろうと

思い、こんど、逢えることが出来るかな、待っててくれよと願っていた

で、前の金曜日に帰ってくると、なんと、裂けかけている、もう、裂けて落ちたものもありだった
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奥祖谷秋点描 山里の秋 ふぉと俳句

2014年10月19日 | Weblog






庵の庭花に戯れ温め酒





















椿実や裂けそめしこと逢へる日に





















朝寒や苦手苦手に断ち切れぬ





















嬉々として庵に持ち込むにごり酒
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奥祖谷秋点描 山里の秋 ふぉと俳句

2014年10月16日 | Weblog





断崖を雪崩れて降り野菊かな























祖谷川や雑木紅葉に映へにけり


アサキマダラから雪虫へ、季節は移り変わってゆく、何もなかったように今年もまた

























いびつ顔画に生りしこと花梨かな




















黄葉や我も我もと競ひけり
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奥祖谷秋点描 山里の秋 ふぉと短歌&俳句

2014年10月15日 | Weblog






西熊や跳ねし潜血修羅の山狂乱の渦沸騰せしか

























山径やそっと覗き見通草さけ
























奥山や心の景色実むらさき

























落ちし首惨殺の果てうなだれし泰然自若不可解な笑
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奥祖谷秋点描 山里の秋 ふぉと俳句

2014年10月13日 | Weblog





秋声を意に介せずや唯我なり


10月初旬祖谷は秋色に染まりかけて、草花も秋草が咲いているにも関わらず

一輪だけ紫陽花の花が薄青色にひとり咲いていた

周囲のアジサイはすでに茶色に変身しているもの、枯れているものだらけである

季節など我関せずの花顔の頑固さに感心したものだ



















茶の花や祖谷の細道暮れにけり
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奥祖谷秋点描 山里の秋 ふぉと短歌

2014年10月11日 | Weblog





寂寥を友にして立つ無造作に頑固なあなた愛しき憤怒





台風19号が迫っているようだ、災害列島に住んでいるものとして

自分の身は自分で守ることに心がけねばならない、地球環境の変化によって

ひと頃ののほほんとした気持ちで居られるわけにはいかないようだ

地震の活動期に入り、寒冷期に入りながら、経済活動一辺倒による文明に

邁進する愚かな我ら人間は温暖を作り出して大気の寒暖を乱してしまう

「天を向いて唾するものはその報いを受ける」のことわざがあるように

その災害を我らは甘んじて受けることになるのであろう


















虚しさを微笑むあなた一茎に命を託す高貴なままに
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菜菜子の気ままにエッセイ( 絨毯と寿命と大根・菜菜みさん♪ )

2014年10月08日 | Weblog


山の上で非日常生活を過ごす、ヴヴヴ星人のお友達を訪ねた。
愛車の助手席には、じゅうたん一枚。(少し使用洗濯済み)
先月も指令を受け、二度訪ねている。

『菜菜みさんよ~、入り口のまに※部屋に敷くの、なんぞ、安いのでええきん
しもで見てきて、くれまいか~』

「あ~、この部屋の広さなら、ワタシ、いらんの持っとるよ。今度持ってくるわ~」
『気の毒なわ~銭払うわ~』
「イランよ~娘の引っ越しの後の不要のがあるけん、あげるわ~」

『ほんなら、今日芋持っていぬか?』
「芋なら、ちょっと売ってもらいたいんよ~」
ナスとキュウリは頂き、その日に、土佐のヴヴヴに送ってあげた。

そして今日
じゅうたんを届けた。
『すまんの~はや持ってきてくれたん、これはしゃんとキレイなけん、奥の間に敷くわ~
入り口には、もうちょっと、サラサラしたやつで、よかったんじゃわ、よかったんじゃわって
ただで貰うのに、こんな婆さんは、まっこと、わやくなのうや~』
「い草の敷物は持ってないわ~また、安いのあったら、覚えておくな、」

そして、二人で大根を取りに、畑に下りる

『菜菜みさんよ~、大根にいそげえな、黒い筋できとんぞよ。
いそげえな病気だろうか?食うてみたけど、死にはせなんだわ
(※死んでないのは、わかります)
何、悪いんだろ~土か?
肥料、悪いんだろうか?
(※農業の相談を私にするな、私は花壇でネギさえ、枯らしたわ)

あのの、
作※農業ばっかりしよったら、いそげえなもん、出来たら、頭、ミョウになるんぞよ~
いそげえな大根出来たきん、オラは今年、死ぬんじゃないかと思て、気持ち悪いんぞよ~
○○のネエサンにそう言うたら、ネエサンやこし、返事もせんのぞよ~
※大根と寿命を結びつけること事態が、気持ちが悪い。

そして、
帰ろうとした ワタシを、オバチャンは 呼びとめた。
『菜菜みさんよー、あれよ、あれよ、足拭くのあろが、』
「お風呂から出た時?」

『風呂びゃあじゃあないわ~ちょこちょこ置いとく、敷くやつよ』

「あ~お風呂マットで、ええわな」

『しもに安いのあるか?』
「ワタシの家に、イッパイあるわ、今度持ってくるわ~」

『ほんなら、その時、今より太った大根持って帰れよ』

そして、いつも、トイレの汲み取りの電話をワタシに頼んでいるオバチャンは、
『見てみてくれるか?まだ、貯まってないか?』
勇気をだし、息を止め、トイレの槽を 覗いてみた。
大丈夫よ、来月でいけるよ~と 言いながら、
思い切り、外の空気を吸いなおした。

こんどこそ
帰るぞ~!呼び止めるなよ~
「また今度、上がってくるわな~、ありがとう、オバチャン、風邪ひかれんよ~」
オバチャンは
自分のことを
オラと 言われておりました。
大根の黒い筋が、よほどショックだったのでしょう。甘くて 美味しかったです。
食べても 私も死にませんでした。
かしこ











































































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菜菜子の気ままにエッセイ(jazz フェスタを熱く振り返れば♪)

2014年10月06日 | Weblog


24回目のjazzフェスタ祖谷も無事終了することが、出来ました。
これも ひとえに、デキルゾ~シロー夫妻をとりあえず、斜めに置いといて
以下の皆様のお陰でございます。

○遠方や、地元から来て下さった大勢のお客様
○前日から料理を手伝わされる、おばちゃん達
○前日から料理を手伝わされる、イケイケギャル、つむじんこちゃん、ち○み女子
○舞台の装飾を、手伝わされるテラオの兄さんと、スーやんっ!
○毎年、何かしら手伝わされる、とと虫と、エ○ジィ~
○今年、ビデオカメラを担当させられていた、オトベエ~
○毎年、美味しいジャガイモの田楽を作ってくれる、ばあば連のT本のおばちゃん
○地元の議員さんではないのに、必ず来場して下さる某市議ちゃま

○当日は昼の準備しか、手伝いできんわ~夜はせこいけん、武家屋敷の手伝いは、こらえてやの~
と訴えていたのに、『おばちゃん~夜のししなべ、炊ける人おらんけん、助けて~』
と○ちゃんに無理やり頼まれて、深夜12時までワタシと一緒にお皿を洗っていた
N村のおばちゃん
あれ以上、働かされたら、別の意味で、シンデレラ~になる。

皆さん、本当に本当に
お疲れさまでした。
デキルゾ~シロー夫妻に、成り代わりまして、本日1日中、布団虫だった
わたくしが、心より
お礼を申し上げます。

※追伸
高齢化の現実は、
jazzフェスタ実行委員会の裏方にも、確実に押し寄せていた
それは以下の会話?で 把握出来た。
『○○さん、足痛いん?だろか?』
『どっこいしょ』の連呼
『おばちゃん、石段転んだら、危ないよ~』
『疲れたよ~』
『メガネないけん、見えん~』

来年は どうなる…
とりあえず スタッフの皆様のご健康を、お祈り申し上げます

かしこ























































































































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奥祖谷秋点描 山里の秋 ふぉと短歌

2014年10月04日 | Weblog







つぶらなり赤きマユミは漂ひて意志頑なに切なを生きし



わが庵の庭にはいろいろな木々が植えられ、数多くの花々が季節ごとに咲いて

こころを和ませてくれる

なかでも、マユミの木、棗の木や紫式部の木はぼくのお気に入りである

あかくなったマユミの実が下から見上げると宙に漂っているようで、何時までも

眺めていたりするのである

わが庵は屋号を「わとうち」云う、祖谷地方には、むかしから家を苗字で呼ばず

屋号で呼び合う慣習があるのだそうだ

また、山名なんかも、いまとは違っていたようである、例えばいまは三嶺と呼ばれる山は

聖嶺(ヒジリミネ)と云われて、山伏たちの修験の山であった、三嶺の山名は元々横に並ぶ

この聖嶺と西熊とイザリ禿(イザリの塔と呼ばれる天狗塚は除く)の三つの山の総称である

らしい、で、あるからいまの三嶺は聖嶺とするのが本来の姿であろうか

この三山が大枝方面から眺めると何れも家の棟形をしていることから三山を総称して三嶺と

称していたようである


























白銀に揺れる薄の祖谷原野ただ起ちつくす時空の果てに
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奥祖谷秋点描 山里の秋 ふぉと短歌

2014年10月02日 | Weblog









老ひとり丹精こめて蕎麦畑美味しそば粉を夢見て咲きぬ




御嶽山の噴火は悲惨なものになってしまった、多くの人たちが亡くなってしまった

紅葉の真っ盛りであり、お昼時と重なってしまったのは残念としか、云いようがない

今更ながら、自然現象の予測の難しさを思うとともに自然現象の計り知れない奥深さと

自然について、何一つ判っていないことを思い知らされた

多くの若い人たちが命を落とした、生きと生かされしもの、生物にとって、死は順序を

待ってくれない、突然に前触れも無くやってくる、実に不都合なことであるが、これが

自然界に生かされているものとして、受け入れざるを得ない現実であろう

いまを切に生きる以外にないのであろう

あらためて、亡くなられた方々のご冥福を祈りたい




















茅葺の廃家かざりしコスモスに愛しき祖谷を去りし杣人
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