秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

山村の生活

2005年12月31日 | Weblog
連れ合いが秘境祖谷新年を迎えたいと
云うので大晦日の今日午前に松山を出て
昼過ぎ祖谷久保の我が家に到着。

早速庭の駐車場を雪かきするし、洗面所や風呂場
便所への通路を雪かきして確保する。
ここ2,3日の天気のよさと暖かさで大分融けてはいるが
屋根からの落雪などで庭の一部に堆く積もっている。

一段落した頃、連れ合いが積もっている所を利用して
1m余りのカマクラを作った。

ローソクはテント泊まりに使用する大きいのを利用
雪かきとカマクラつくりの大晦日。

山村の生活

2005年12月27日 | Weblog
年末の雑用をするため祖谷を後に
松山に帰省しているのだが、祖谷地方の
大雪が気がかりである。

祖谷の友人、市岡さんと電話でやり取りしているが
余りの大雪に悲痛にも似た声を聞くにつけ、我が家が
心配である。

聞くところによれば、お年寄りが立て続けに何人か
亡くなられたようである。
何時もなら12月は身体を寒さに慣らしてゆく月であるのに
突然の寒波と大雪に身体が付いてゆけず病気になられるらしい。

厳しい自然に翻弄される土地の方たちを思うと心が痛み
素晴らしい雪景色などと云って居れない複雑な気持ちである。

山村の生活

2005年12月18日 | Weblog
毎週水曜日の夕方7時前後に音楽を
鳴らしながら車が横の林道を通り少し
上にある3軒ほどの民家の広場に駐車。

移動店舗の車である、両横、後部を開け
電灯を明々と点け店開き、動くコンビニ。

今頃の季節は真っ暗闇だ、懐中電灯を
ぶら下げてのこのこと出かける。

すでに奥さん、お年寄り、子供たちなど
食料品をより出している。
大抵のものは揃っているのでありがたい
前もって注文しておけば取り寄せて持って来てくれる。

寒い冬に一時のあいだ暖かい空気が一帯を包み
賑やかな会話が飛び交い、ほっとする。



山村の生活

2005年12月16日 | Weblog
幸いにして我が家の台所は
家のなかにある。

普通の台所だが、違っているのは
水が出しっぱなしの状態であることだ。

慣れない頃は蛇口を閉めては、はっとして
開けたものだ。

湧き水を引いているので開けていないと
凍ってしまう。
村営の水道はないので、村民は皆湧き水である。

山村の生活

2005年12月14日 | Weblog
我が家の風呂場は庭の片隅に別棟で
立っている。
普通のタイル張りの風呂だが蛇口が
面白い、天然洗面所のホースを風呂場に
引っぱってきて水を溜める。

湧き水なので少しずつしか出ないから
40分ほどかかる。
焚き口は灯油と薪の併用だが、昨今の
灯油高でむやみに使うわけにもいかず
薪を多用する。

一番の注意は沸きすぎである、風呂に
入って無いときは未だしも、入っている時の
沸きすぎは難儀する。

裸で外からホースを引っ張り込み埋めるのだが
時間がかかる、また裸でウロウロするので
人の訪問があると慌てふためくのである。

季節のいいときは良いが、冬は大変だ
暖めたり冷やしたりで滑稽である。

山村の雪風景

2005年12月07日 | Weblog
空が明るくなってきた、天候が
回復するのだろうか期待したい。

山はガスが掛かって判らないが
かなりの積雪であろう。

人、車の動きもまばらで静かな
雪の山村。

我が家の天然洗面所はホースで湧き水を
ドラム缶に溜める。
洗面器を下のコンクリートに置いて洗顔
気候のいい季節は爽快である。

がこれからの朝は大儀になる、顔、手は
痺れて痛い、とりわけ雪の日は辛い
これが山村の生活風景である。

山村の雪風景

2005年12月06日 | Weblog
本格的な冬に向かって東祖谷は
厳しい生活を強いられる。

朝一番の雪かきに始まり、車の
フロントガラス凍結の解除にエンジン始動
時には水の凍結あり、慌てる事も。

この雪風景のなかで繰り広げられる
厳しい生活、やがて来る春をじっと待つ。

山村の雪風景

2005年12月05日 | Weblog
今朝 久保集落の林道歩きしながら
大雪の風景を楽しむ。

林道上部になると雪深く40センチで
途中から轍の跡なし、風強く時々吹雪く
長靴ツボ足で1時間15分かけて
最上の時谷のおばあちゃんを訪ねる。

おばあちゃんの話では近年12月初めに
こんな大雪はなかったそうである。
息子さんが帰っていたが、勤務があるから
大阪に帰らないといけないと言っていたが
車が林道を下りれるか心配していた。



故郷に帰る方の家

2005年12月03日 | Weblog
今朝 天狗峠、三嶺1806峰は雪と吹きつけ(霧氷)
が来ていた、天狗塚に登りたいが用事があり断念。

昼から西山林道歩きをして風景を楽しんだ
途中西山集落上部の林道下で金槌の音がトントン
近くのおばちゃんに聞くと徳島市で勤めている方が
定年後帰ってくるので改造している、ご近所が
増えるので嬉しいと云っていた。

村外に出てゆく人が多いなか、定年後ではあるが
故郷に帰ってくる方がいるのは良いことであろう。