秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

春の日

2007年03月29日 | Weblog
春の日や 山の暮らしに 技見つつ

集落の方が口に蔓を銜えて引き裂いているのに出くわす
聞けば 紐を作っていると材料は葛かずら。

紐が手に入らない昔から山の暮らしでは蔓を引き裂いて作っていた
裂き口の片方を口に銜え、もう一方を片方の手で裂きながら余った手の指を
裂けるところに添えて同じ太さに裂けるように指で操縦しながら裂いてゆく
技は手馴れたものであった。

此処の年寄りは今でもみんな上手だそうだ
この蔓紐で切りもし大根、干しいも、などを結わえて吊るしたり
カヤを束ねたりと便利に使うのだそうだ。

活彩 祖谷村

2007年03月20日 | Weblog
熱気むんむんの会場では今治の山本さんご夫妻と矢野さんがデザインした
村旗が披露されて、やんやの喝采。

山城町の町おこしグループの下大寺さんの講演と南国市のコカリナ奏者
猪俣さんの演奏もあり、また一の森の管理人さん、三嶺を守る会の
暮石さんなど多士済々の方が集まり熱い思いを語り合った。

活彩 祖谷村

2007年03月19日 | Weblog
祖谷村の 集い盛り上げ 春の風

3月18日 活彩 祖谷村の一周年の集いがあり多くの村民が熱い思いを
語り合いました。
地元の小学校児童の作品や大人たちの作品が展示され、会場を盛り上げた
なかでも落合小学校のでんけんカルタと集落の保存活動、菅生小学校の
菅生ジャパンが雪合戦全国大会で3位の活躍、善徳小学校児童の生き物を
大切にする活動などが表彰され感動を呼んだ。

また名頃集落から特別村民名頃人を招待、名頃人は大変喜んで笑顔で
交流を楽しんでいた。



春に一進

2007年03月11日 | Weblog
植えつけて 取り入れ時を 語るひと

祖谷ゴウシモ(じゃがいも)は彼岸の前後に夫々の判断で植えつける
これからの天候を見極めての植え付けは自然相手だけに不安定。

芽吹きの頃の降霜が一番怖いそうである、一回目の霜は次も芽吹きで助かるが
二回目の霜に遭うとその年のゴウシモは諦めざるを得ないそうである。

集落の畑に次々と植え付けが広がっている。

春に一進

2007年03月11日 | Weblog
雨降れば 庇にいでて 春の山

2,3日前には戻り雪であった、土地の方たちも慌てたらしいが
直ぐに融けてしまった。
山里は畑打ち、ゴーシモ植えつけに忙しい日々が続く、彼岸の前後に
いもの植え付けをする。
昨夜からの雨で春らしい朝であるが、また冷え込むようだ、なんとも
目まぐるしい日々である。