前略。
どこもかしこも、地方は人口減少高齢化。空き家を取り囲むのは、巨大な茅や雑木。
政治家が真面目に仕事をしてこなかった結果、結婚しない若者、
子供を持たない夫婦が、普通になってしまったような、そんな感じが致します。
で、そんな高齢者の住む集落で、四年ぶりに東山節句祭りが開催されました。
家庭で飾らなくなった雛人形や、五月人形を持ち寄り、有志の方々が、
設置して来場者に無料で楽しんで頂く、素敵なイベントです。
イベント初日は生憎の雨でしたが、バザーもでて、沢山の方々がどこからともなく、訪れておりました。
メインの会場は、体育館です。
体育館の天井近くまで、巨大ピラミッド並みに、雛人形が展示されています。中高年の方々の、苦労に脱帽致します。
閉校になった教室には、五月人形が飾られていたり、閉校当時のままの教室が、そのまま開放されていました。
黒板に残った卒業メッセージ。
音楽室には、バッハに、モーツァルト、シューベルトの肖像画。
職員室?には、歴代校長のお写真が遺影並みに、飾られておりました。ご存命なら、お許しを!
私はそのスタッフの方が、職場の大好きな先輩ヘルパーさんなので、初日に来場しました。
糖尿病予備軍昔女子と、一緒に行きました。糖尿病予備軍昔女子は、今は同じ職場で働く、同僚です。
C子ちゃんは、生憎のお仕事でした。C子ちゃんは、あの山うさぎとユルユルシローとの鴨鍋の夜、
そのまま寝ないまま、徳島市内に移動して、そのままベトナム旅行に出掛けました。フットワークが、軽いっ!
近所に行くみたいなノリで、『今からベトナムに行ってくるわな』
と言いました。
べ、べ、ベトナム〜〜〜私が叫んだのは、想像がつくと思います。
話はもとに戻りまして、私と糖尿病元女子は、雛飾りを見に行ったのです。
雛飾りを見ることが、メインの目的と、地元の方の打ったお蕎麦が、食べたかったのです。
雛飾りの会場は、沢山の人が集まっていたので、人の少ないスペースから、先に回ろうと、
廃校の教室に上がって行きました。
五月人形がビッシリと飾られていました。
『凄いなあ、これ全部飾っとんよなあ。大変な作業じゃない』
と私が言うと、女子は言いました。
『これ、そのまま飾って、ホコリつかんように、何か被せて、ずっとここに飾っとんじゃないん?』
『そうか、それが正解かもね』
理科室らしき教室に、入りました。
人体模型が、置かれていました。
真夜中に見たら、ドキッとしそうな、あの懐かしい人体解剖の模型マネキン!
私達は、雛飾りを見に来たのです。
元女子が言いました。
『これ、落ちとんのどこに戻したらええん?』
見ると、どこかの内臓のパーツが、無惨にも床に落ちていました。
『肺?の位置じゃない?』
と私が言うと、
『ここかぁ?ここでええか?』
そう言いながら、元に戻していました。元女子は私と話す時は、100%祖谷弁です。
元女子は、何かの金属で出来た、使い方の分からない物を、両手でレバーを握り、
『これ、なにするんだろ?乗ってひっぱるんか?』
と言いながら、固定されている、レバーを上に引っ張りながら、思い切り力を込めて引き上げていました。
元が固定されていたので、それは無理じゃよ!と、無謀な行為を止めてあげました。
私達は、雛飾りを見に来たのです。
しばらくすると、窓の外の駐車場で、車のセキュリティアラーム音が、響いていました。
私達は、2階の窓から見ていました。
『あー、あのひと、焦っとるわー』
元女子が言いました。
そして、しばらく駐車場を眺めて、私に言いました。
『あんたの車の横に、パトカーとまっとるわ』
パトカーが、横に止まっていても、私のせいではありません。
しばらく、外をみて、雛飾りの会場に降りました。
雛飾りを見ていたら、知らないオバサンに声をかけられました。
『この雛飾りの丸いのは何の木?』
何の木と聞かれても、私はお恥ずかしいことに、雛飾りのその木の名前を知らないまま、
オバサンに進化しているので、今調べますからね、と言ってスマホで、検索しました。
『それは橘の木で、邪気を祓う縁起の良い木なんですって』と教えてあげると、
『まあ、その小さい字、メガネ無しで見えるんで!』と、酷く驚かれていました。
化けて出てきそうな、日本人形も飾っていました。
化けて出てきそうな気がしたので、撮りませんでした。あれは、多分、念がキツイ人形です。
無事に雛飾りを見てまわり、カンパのお金も箱にいれ、念願のお蕎麦を頂き、
先輩にお土産まで頂き、テーブルに置いていた漬物が、本当に絶妙に美味しかったです。
腰の曲がったお年寄りが、駐車場で車の誘導をしていました。
帰り際、お年寄りのオッちゃんに、
『ありがとうございました。楽しかったです』とお礼を言って帰りました。
オッちゃん達は、コンクリートの段にそれぞれに座り、顔を引き攣りながら、
適当にお辞儀していました。かなり、疲れておりました。
オッちゃんに達の明日の体調を心配しながら、満足満足で、帰路に着きました。
以上、ベトナムとは、全くスケールの違う、私のささやかな休日が、終わりました。
中途半端な貧困生活!
でも、何故か、楽しい!
友達は 居るだけで 宝物だ。
お菓子女史と、大阪に住むイケイケギャルAちゃんの目標、
『一日限りの復活オープンカフェ』を、近く実現したいっ!
皆様、しばし、お待ちください。
必ず実現致しますっ!
なぜなら、ワタシは、誰よりも、誰よりも 暇だから〜〜〜🎵
草草
お菓子女史と盛り上がって深夜3時まで、あーでもないこーでもないと激論しました。
是非是非オープンカフェ、第6回開催!
第5回から10年を経て、1日限りで復活〜٩( 'ω' )و
絶対やろーね!!!
杖をつきながら、カフェをするのは、お客様の目の公害になるので、なるべく、要介護になる前に、カフェを実現しましょう!
さっきもお菓子女史様から、LINEが届いていました
年寄りは寝るのが早いので、ウトウトしながら、何回もまつがえて、打ち直しました。辰年だ!今年こそ実行しましょう!