秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

道後湯の町夏点描 湯の町暮らしに山口晃の道後エトランゼマップを片手に散策

2016年06月30日 | Weblog

いつも散歩している見慣れた道後の風景なのだが、山口晃の独特の感性を持ったエトランゼ的に眺めると
実に面白くて、え!こんなところに、いい風景だ、こんな見方があるんだ、と驚かされて、なんども、なんども
マップと実景を眺めやり、うれしくなった






















































































































































































道後湯の町夏点描 湯の町暮らしに山口晃 DOGO ART 2016に遊ぶ

2016年06月26日 | Weblog

道後湯の町暮らしは梅雨の晴れ間に歩いて20分の湯の町に点在するホテルのロビーに展示されている、山口晃道後アート2016に遊んできた
昨年は蜷川実花道後アート2015が開催されたが、今年は山口晃である


時を超えて過去・現在・未来を行き来して何だかおかしな世界に迷い込んでしまいそうで
日常や空想、実景と虚構が混沌としたような感覚になる
風景がそれぞれの記憶と混ざり、不思議な姿として浮かびあがる








































町なかにひらめくのぼり旗





















最後の晩餐 ホテル葛城






















大和撫子 ホテル椿館本館
























































千躰仏造立乃図 ホテル古湧園


















厩図 ホテル道後館






















































階段遊楽図 ホテル茶玻瑠







































































花図ー青薔薇 道後グランドホテル


















花図ー椿

















花図ー薔薇

奥祖谷夏点描 暮らしの山里にアカショウビンの鳴き声は響いて

2016年06月23日 | Weblog

キョロロロロロロ~、、、、、、キョロロロロロロ~、、、、、、、キョロロロロロロ~、、、、、、、哀愁を帯びて
長~く消え入るように鳴き響いて、姿はほとんど見ることができないアカショウビンを縁側でコーヒーを飲みながら聞く
しずかな雨がポツリポツリと降り出してかすかな風に梅雨の匂いを嗅ぎ「わとうち」庵は静まっている

祖谷の家々はむかしは落葉樹に囲まれていたが、今では杉林の一部に遮られてなかなか展望は得られないが一部分は開けて
かすかに山々を見ることができている「わとうち」庵もそうである
あざやかな緑にかこまれ小鳥のさえずりが絶えない風景、霧の渦巻く遠くの山々、夏でもひんやりとした風が身体を吹き抜けて
アカショウビンの鳴き声に包まれる祖谷、土地のお年寄りとの何気ない会話の一つ一つに物語が絶えないものだ

町では味わえない風景である、湯の町道後に暮らしていてもこのような桃源郷にも似た風景や山里の暮らしにはなかなかお目に罹れない
すばらしい祖谷の自然、山里の暮らしをいつまでも大事にしてゆきたいものだ
自分自身もいつまでもこのような幸せが続くことを願っているが、人生の黄昏期にあり、何時の日か最後が訪れるのであろう
願いが適うなら、山で最後を迎えたいものである

祖谷の自然が何時までも美しくあって欲しいものである、土地のひとたちの今まで以上の努力と慈しみ
祖谷の山々を訪れる人たちがお客の気分ではなく、自分たちの山々であり庭であり
ゴミひとつ落とさない、汚さない、自然の草花を大切にして、楽しんで訪れて欲しいものである



夏野湧け赤翡翠や銀河の音








































































































「わとうち」庵

奥祖谷夏点描 暮らしの山里に老婦は元気に帰りて

2016年06月17日 | Weblog

長年の畑仕事で両膝を傷めて苦しんでいた久保集落最上のT老婦とは昨年の10月初めに訪ねて
ちょうど蕎麦の刈り取りをしているときであったが、膝は痛そうな感じであったが元気に動いていた

その後下旬に訪ねて林道を走っていると、ちょうど徳島に居る息子さんの車で下りてくるのに出くわして
そのときの話では検査を徳島市内の病院で受けるとのことであった

以後ぼくも訪ねる機会もなくて、電話をしてみるが久保にはまだ帰ってないらしく不通であった
そうこうしているうちに冬になる祖谷入りも叶わずじまいになった
どのように過ごされているのか、元気なのか、心配のまま、春も終盤になりかけた4月末にやっと訪ねることが出来たが
未だに帰った無かった

ちょうど近くの家の方が居たので聞いてみると、T老婦は思い切って両膝の手術をしたそうである、いまはリハビリを
しているらしいので、早くとも5月の末か6月始めごろに帰れるらしいとのことであった

で、6月の11日に訪ねると早くも畑でゴミ焼きをして働いている、まあ、じっとしていないT老婦であった
元気になって山に還ってきて畑仕事が出来るよろこびを分かち合いうれしくなった
縁側で祖谷番茶をいただきながら久しい再会を祝して、お互いの近況を語りあった、しばらくの入院で顔つやも
以前より良くなって健康的であった

痛かった両膝もいまは、ぜんぜん痛みの無い膝になり畑仕事も楽で、楽しくなったと笑顔で話していたが
リハビリの痛さとしんどさは年寄りには並大抵のものではなかったらしく、ほかの人たちのなかには
途中で我慢しきれずに退院するひともいたそうである
T老婦は祖谷に還りたい、畑で仕事がしたい、しずかに山の、ふるさとの風景を見たい一心で頑張り通したようだ
まだ、還って3,4日しか経ってないが、さわやかでおだやかな表情をみるとT老婦にとってわが家は幸せの宝であろう































































奥祖谷夏点描 暮らしの山里は梅雨の風景がうつくしい

2016年06月09日 | Weblog


梅雨になり、山里はしずかにしとしとと降る雨と渦巻く霧のうつくしい季節になった
しっとりとした湿気に雨粒がぽつりぽつり落ちて霧が音もなく気ままに左右上下と動いては消えて
また巻き上がる風景を縁側で祖谷番茶を飲みながら眺めている時間をうれしいものである
青々とした樹木、草花も清々しいいのちを燃やしてあっとの間に大きく茂って輝きを感じる
一日中なにもしないでぼーとした時間を持てるのも祖谷ならではの暮らしである


































































道後湯の町夏点描 湯の町暮らしに52番札所 大山寺に憩う

2016年06月03日 | Weblog

松山市の西部、高浜港や與居島を見下ろす径ヶ森の東山麓に立つ大山寺は鬱蒼とした木々が参道を覆うて
長い参道を歩いていると、ひんやりとした冷風が吹き抜けて心地よい
ゆっくり歩いていると身体もこころもさわやかになり、鎌倉時代に再建された仁王門が参拝者を迎えてくれる
嘉元3(1305)年に再建された本堂は圧倒的な風格と威容で聳え立っている