秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

山中に溺れる

2009年10月28日 | Weblog
闇からじかの生まれた表情でひかり山の端が一際黒く聳えたち
尾根をはばたくように疎らになり、点々と散って山かげ、谷かげに
溺れた。

山々を這うように目を凝らして眺めていた宮の内和尚は唸るように
「おおー、いいもんだなあ」とyoriyanに声を発したものだ。

しばし、うっとりと眺めていた二人はどちらともなく、行こうかと
腰をあげて歩き出した。

山中に溺れた、山と紅葉と風に戯れて、自然の行く末を、
人生をしずかに語ったものである。



















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2 コメント

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Unknown (M.iya)
2009-11-04 20:30:53
ろくべえさん お久しぶりです

そうですか、メジャーな山もいいですが
やはり地元が恋しいでしょう、気に入った
山域は特にね。

晩秋から初冬に入りましたね、しずかに
山を歩く事が出来る季節ですね
どこかでお会いすることでしょう、そのときは
よろしくです。
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静かな登山 (ろくべえ)
2009-11-03 16:07:02
高い樹木のあいだから太陽の光を受け、
樹の上の風の音に耳を澄ませると
笹の葉がゆれる音や
鳥たちの鳴き声が聴こえてきます…
いつの間にか、
樹林の深い香りに身を
包まれていることに気づきます。

M.iyaさん、お久しぶりです。
晩秋ですね。
ここのところ、
majorな山域を歩いていましたが、
お気に入りの山域に戻ってきました。
お会いできる日を楽しみにしています。
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