秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷 初冬

2009年11月25日 | Weblog
暗雲が立ち込めていて見通しが効かない世相を気疎いと常々思うにつけても
わが身も漸く老いの身なれば、物の見かたというよりは沈黙は不在のしるしか
存在のしるしかと埒もないことを思うのも気疎いものである。

祖谷の山々の登山道を思うのも気疎いが、はやりの藪こぎで獣道が荒れるに
従い、こんな筈ではなかったと動物たちは密かに呟いてみたところで如何にも
なるものでもないと気疎い。

落ち葉を敷き詰めたような自然の道でさえもっと安全に歩きやすくなるからと
緊急雇用対策のお金で人工物を埋めてしまうのであるが、なんともけうとい
ものである。

自然との共生を考える最近の人たちのいかにも手馴れた立ち回りは舌を巻く
上手さであり、文句の付けようさえ無い隙間無さをけうといものである。




剣山を歩いて 石鎚山系、赤石山系を遠望




久保集落クヌギ林 菜菜子さんの携帯写真




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