天空を過ぎ去り、忘却の彼方に風の奏でる音楽を聴きたいものだと
望んでいた人が、ある日突然聞こえてきたと云って消えてしまった。
五年の月日があっという間に飛んで、何時しかその事も忘れた頃
記憶を手繰り寄せて、天空の彼方を弄り、覗き込んだ。
六月の新緑は殊のほか、赤茶けて草臥れた悪ふざけか、死んでいた
その翌朝、感性を取り戻すには死んだ心地に慣れることだ。
静かさに騙されるな、耳を凝らせて解体の音を聴き取れ、地面の底から
じわりじわりと、悪臭の音楽となって沁み込んで来る。
忘却の彼方に消えたものの、仕業に違いないが、手を突っ込んでも
天空の音楽では身体をすり抜けて埒も無い。
六月の新緑は殊のほか脆い、何時、何時、目の前から天空の風と消え去るかも。
望んでいた人が、ある日突然聞こえてきたと云って消えてしまった。
五年の月日があっという間に飛んで、何時しかその事も忘れた頃
記憶を手繰り寄せて、天空の彼方を弄り、覗き込んだ。
六月の新緑は殊のほか、赤茶けて草臥れた悪ふざけか、死んでいた
その翌朝、感性を取り戻すには死んだ心地に慣れることだ。
静かさに騙されるな、耳を凝らせて解体の音を聴き取れ、地面の底から
じわりじわりと、悪臭の音楽となって沁み込んで来る。
忘却の彼方に消えたものの、仕業に違いないが、手を突っ込んでも
天空の音楽では身体をすり抜けて埒も無い。
六月の新緑は殊のほか脆い、何時、何時、目の前から天空の風と消え去るかも。
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