30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

凶作のソラマメ、わずかに食べられたし、タネも採れた

2024-05-29 | ソラマメ


ソラマメのタネ採り。サヤを乾燥させているところ

今年のソラマメは、5月17日付の記事に書いたようにかつてないほどの凶作に見舞われた。

収穫直前まで順調に育っていただけにかなり落胆した。全滅かと覚悟した。周辺の農家のソラマメはもっとひどかった。

それでも3キロを収穫できた。昨年の10分の1である。これで食べる分はすべてとして、残りはタネを採るためにまわした。

枯れた株を引き抜いて処分し、残った健全な株をざっと見る。まだ少ならず食べるだけの量が残っている。そこで1キロをとることができた。豊作はうれしいがありがたみは薄い。不作は落胆するが収穫物のありがたみを感じる。

あとはタネにした。ことしの採種はだいぶ少ない。サヤが黒ずんできてたらもぎ取り、持ち帰りさらに乾燥させる。カラカラにサヤが乾燥したら中の豆を取り出す。
これをさらに乾燥させて保存する。このタネは今年10月末にまくタネとして使う。

農家はサヤ付きのまま保存するところがあるようだが、我が家はサヤ付きだとかさばるので豆を取り出してから保存している。ソラマメのタネの寿命は長い。3,4年は間違いなく発芽する。

タネは不作に備えて多めに保存している。かりにことしタネが採れない事態になっても、在庫のタネでこれからも対応できるだけの量がある。

タネはこれでもかと乾燥させてから保存する。昨年は豊作で大量のタネを採ることができた。ところが春先に見たらカビがはえていた。こうなるとタネとしては使えない。すべてを廃棄した。原因は乾燥不足だ。せっかちはいいときとそうでないときがあるが、後者の例になった。

てっきりソラマメ栽培の最悪の年になるものと思い込んでいた。それが思いのほか食べることができたし、わずかだがタネも採れた。ほんのちょっぴり胸をなでおろしている。


2024年の読書

2024年5月の読書
・なれのはて(加藤シゲアキ著・講談社)

・イラク水滸伝(高野秀行著・文藝春秋)

2024年4月の読書
・それは誠(乗代雄介著・文藝春秋)
・星を継ぐもの(ジェイムズ・P・ホーガン著・東京創元社)
・独裁者の学校(エーリヒ・ケストナー作・岩波書店)

2024年3月の読書
・北海道犬旅サバイバル(服部文祥著・みすず書房)

・宙わたる教室(伊与原新著・文藝春秋)
・江戸川乱歩(ちくま日本文学全集・筑摩書房)
・文豪、社長になる(門井慶喜著・文藝春秋)

2024年2月の読書
・ムッシュ・クラタ、死亡記事、晴着(山崎豊子全集5,9・新潮社)

・1947(長浦京著・光文社)
・八月の御所グラウンド(万城目学著・文藝春秋)
・極楽とんぼ(里見弴著・岩波書店)
・三人書房(柳川一著・東京創元社)
・15の街道からよむ日本史(安藤優一郎著・日経BP日本経済新聞出版)

2024年1月の読書
・藩邸差配役日日控(砂原浩太朗著・文藝春秋)

・霜月記(砂原浩太朗著・講談社)
・海と毒薬(遠藤周作著・角川書店)
・ラウリ・クースクを探して(宮内悠介著・朝日新聞出版)
・襷がけの二人(嶋津輝著・文藝春秋)
・硫黄島上陸(酒井聡平著・講談社)

⇒2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


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ソラマメの凶作にショック、昨年の豊作が夢のよう

2024-05-17 | ソラマメ

畑全体がこのありさま。これほどの被害ははじめてだ

なんとか3キロを早めに収穫したが、昨年の10分の1以下に

当地でのソラマメの収穫時期は5月の中下旬になる。さあこれから収穫という直前に大異変が待っていた。なんと、全滅にちかいほどの凶作である。ついこの間まで順調に育っていたのに、急転直下のこのありさま。なんでだと空を仰ぐ。

昨16日にウォーキングがてら周辺農家のソラマメ畑をのぞいてみた。どこの畑でもますます被害が日ごとにすすんで悪くなっている。

栽培を始めたころはアブラムシとの戦いに苦労した。まともなソラマメを育てることができなかった。それがいまや周辺農家からも褒めらるほどの腕前になった。2022年のソラマメの不作のときも我が菜園だけが豊作であった。農家から不思議がられるほどだった。

今年は2022年を上回る凶作といえる。しかもわが菜園もそうなった。これでは食べるどころかタネさえもろくに採ることができないのではと危惧している。仮にそうなっても、不作に備えてタネは十分の量を保存してあるので安心だが、ことしはそのように心配するほどの状態である。

困った、困ったといったところでどうしよもないことはわかっているのだが、なぜこうなったか、それがまったくわからない。

ソラマメ栽培は経験上4月がポイントになる。4月にはいると生育旺盛になり、花が咲いてくる。ころあいを見てアブラムシの駆除、土寄せ、整枝と摘心を行う。ここまでは毎年順調だ。

問題はこれから先。サヤをつけ始めたのを見て、今年もいい出来になりそうだと安心する。ところが4月下旬ごろからあれほど元気に育っていたのに、あれよあれよという間に様子が違ってきた。

株全体が黄色くなり生育不足になる。葉が落ちて茎は黒ずんでくる。立ち枯れ病だろう。立ち枯れ病は毎年ある。問題はその割合だ。ことしはほとんどの株がやられている。収穫の期待に心を弾ませていたのに、またたくまに奈落の底に落とされた。大げさではなく。

日々悪くなっていくのを見て、13日に早めに収穫することにした。病気に罹らずまともに生育している株から、3キロばかり取れた。昨年が30キロを超える大豊作だっただけに、これでは10分の1ほど。雀の涙だが、深刻な状況の農家に比べたらましなほうだ。

わたくしの口に入ったのはこれだけ。茹で上がりだ。

ことしはざるいっぱいに盛ってむしゃむしゃと食べることはできない。わずかに口に入れただけで我慢するしかない。

病気の株は8割以上で、すべて引き抜いて処理した。残った株は10株ほど。そこには充実したサヤがある。食べたいが我慢する。すべてをタネを採ることに回すことにした。

手を抜かず真面目に取り組んでいても、病気になると対処ができずにお手上げだ。収穫目前だっただけにさすがにショックだった。


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4月2日からソラマメのアブラムシを退治、情け容赦なく

2024-04-03 | ソラマメ

ソラマメにびっしりと付着したアブラムシ(4月2日)

3月下旬から花が咲き、だいぶ大きく生長したソラマメ(4月2日)


この春もソラマメにアブラムシがやってきた。やっぱりやってきたか。これからしばらくはアブラムシとの戦いの日々になる。

ソラマメは3月下旬にもなると見違えるほどにぐんぐん生長し、花が咲き始めている。そうなると憂鬱なアブラムシの季節だ。

3月下旬から菜園に行くたびにソラマメをチェック。すると4月1日にびっしりとアブラムシが付着している株を発見。これまで見過ごしてきたのか。こうなるとすべてを見回る。まだソラマメ畑全体には蔓延していなく、いまのところせいぜい3、4株ぐらいだ。

ソラマメのアブラムシはとにかく早期駆除がいちばん。これぐらいならまだと放置しておくとえらいことになる。見つけたら即、殺虫剤散布だ。これまでさんざんな目に遭ってきたから、情け容赦なく殺す。そうしないとソラマメは全滅の憂き目に遭う。けっしておおげさではない。

4月2日は天気がいいので朝と夕の2回殺虫剤をまいた。朝にスミチオン乳剤を、夕にマラソン乳剤を。日に2回散布するのは、薬剤を浴びずに生き残ることがないようにするためで、まんべんなく散布する。アブラムシが付着している株だけでなく、全体に散布する。

1回まいただけでは安心できない。2日ぐらい過ぎると付着したアブラムシは死んで落ちる。観察してまだ生き残りがあるようなら再度散布する。

アブラムシはしつこい。結局は5月中旬の収穫直前まで、様子を見ながら退治していくことになる、長い戦いになる。

ソラマメ栽培に重要な作業が3つある。アブラムシの駆除、土寄せ、整枝と摘心。この時期に集中する。あとの2つは1週間後にやる予定でいる。


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5月の収穫に向けて冬を越すソラマメ

2024-01-25 | ソラマメ

寒さに強いソラマメ、防寒対策はしないで冬の間はほったらかし(1月22日)

わが菜園で春の収穫に向けて冬を越している野菜。春キャベツ、キヌサヤエンドウに続いておしまいはソラマメ。

タネまきは10月下旬。直まきではなく畑の隅に苗床をつくり、苗づくりをしてから11月中旬に定植している。キヌサヤエンドウと同じく大きな苗は寒害に遭いやすいから幼苗の状態で定植する。低温の中でも生育しているのがわかる。

ソラマメは幼苗だと耐寒性がある。防寒対策はいっさいしない。それで冬を無事に乗り切ってきた。霜が降りた朝は寒さでしょげ返っているが日が差すと元気を取り戻す。厳しいい寒波に遭うと葉の一部が茶色に傷むがそれだって平気だ。

そのため冬の間は手間いらず。ほったらかし。あえてやることといったら、気が向いたときに軽く土寄せをするぐらいなもの。

本格的な作業は4月からで、ここできちんと対応しないとまともなソラマメができない。是が非でもこれだけはやる。枝の剪定、土寄せ、アブラムシ駆除の3つ。早め早めが肝要で後手に回るとアウトだ。泣きを見る。

とくにこれまではアブラムシの駆除に振り回されてきた。ここ2,3年はその被害が減った。これに越したことはないのだが、なぜそうなるのかわからない。突然今年あたり甚大な被害ということにもなりかねない。4月に入るとアブラムシ対策は臨戦態勢にある。


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ソラマメー11月11日に苗60本を定植

2023-11-12 | ソラマメ

11月11日、苗床で発芽してきたソラマメ。これを移植した

ソラマメの苗60本を、11月11日に定植した。10月25日に畑の隅に苗床をつくりタネをまいて育ててきた。10日ほどで発芽。本葉が2枚ぐらいになったところでいつもは定植するのだが、年々高じるせっかちさに勝てず「もういいか」と、畝間100センチ、株間40センチで植えつけた。



今年は思わぬ失敗があった。タネは自家採取して毎年保存している。今年6月に採取したタネを取り出したところ乾燥が不十分でカビがはえていたのである。すぐに水洗いしてさいど乾燥させたのだがこの状態で発芽するのか。とにかく試験的に一応まいて結果を見ることにし、今年は安全策として昨年採取したタネを主にまいた。こんなことがあるから、タネは毎年かなり多めに採取している。

やはりカビがはえたタネは発芽しなかった。腐ってしまっていた。昨年採取したタネをまいていてよかったとひと安心、予定数の苗を得ることができた。


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10月25日にソラマメのタネまきー思わぬ事態が

2023-10-26 | ソラマメ

(上)2022年6月に採取した種

(下)2023年6月に採取した種

ソラマメのタネまきはいつも10月下旬におこなっている。タネは、毎年自家採取し乾燥のうえ瓶に入れて保存しているものを使う。

準備しようと、ことし6月に採取したタネの保存瓶を取り出すと、ああ、なんとカビが瓶の中に真っ白に蔓延していた。よもやこんな事態になるとは思ってもいなかった。乾燥が十分ではなかったのだ。すぐにカビを水で洗い流して乾燥させた。このタネで発芽してくるか。たぶん大丈夫だろうと思うのだがこればかりはわからない。

こんな思わぬ事態に備えてタネは十分すぎるほど保存してある。不作でタネを採取できない年があるから、豊作のときはタネとして多くを“備蓄“している。2019年から2023年までの5年間のタネがある。ソラマメのタネの寿命は長い。採取してから3、4年は発芽してくる。発芽率もいい。

そこでことしは2022年に採取したタネを主に使うことにした。2023年採取のタネももちろん使う。これが無事に発芽するなら、来年以降に使えるからだ。

ソラマメも他と同じく年々栽培本数を減らし、ここ数年は60本ほど植えつけている。60本ほどの苗を得るため90粒ほどまく。発芽率がいいからこれほどまくこともないのだが、タネが余っているからつい多くまいてしまう。

直まきはしない。苗床にタネをまいて、本葉が2、3枚になったところで定植している。狭い菜園だから欠株は目立つし、それを嫌うからだ。

昨年は10月26日にタネをまき、11月21日に定植した。


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ソラマメのタネは豊作のときほど多く採取

2023-06-05 | ソラマメ

サヤが黒くなったらもぎ取って乾燥させる
豆を取り出しさらに天日干し

後期高齢者がいまさらスキンケアとは、いい年をしてなにを考えているんだ。新聞の折り込み広告にサントリーのスキンケア「VARON」がお試し価格、ワンコインで買えるというから申し込んでみた。若いころは頭や顔にその類を使ったことがあったが、それも遠い昔のこと。アウトドアが好きだから年中日焼けしている。肌の手当てなんて、床屋でひげを剃った後にクリームをつけるぐらいなもので、ひさしくなにもしていない。朝起きたら一番先にやることは電気カミソリでひげをそること。毎朝、寝起きの自分の顔を見ることになる。いつのまにかじじいになったもんだ。肌が荒れているとわかる。いい機会だから試しにと。広告に乗せられた、いや乗った。10日間体験だという。10日後の自分の顔に期待していいのか。

同じ時期の収穫で明暗を分けた。ソラマメは豊作でタマネギは不作だった。栽培が難しいソラマメがうまくいき、苗作りはむずかしいが植えつけたら簡単このうえないタマネギが不作だった。

ソラマメの賞味期間は短い。あっという間もなく収穫適期を過ぎた。1週間も毎日食べ続けているとさすがにあきる。それがわかっているものだから、大かたを早々に冷凍してしまった。

つぎは自家採種。収穫を終えたカブはすぐに引き抜いて始末し、タネを採るためのカブはそのまま残し、サヤが黒くなるまで待つ。といっても1週間ほどで黒くなる。

タネは豊作のときほど多めに採取しておく。ソラマメはこれまでの経験からいつ不作になるかもしれないという不安がある。そのときは採種ができないから、豊作のときにタネをこれでもかと思うくらい取っておく。

サヤが黒くなったらもぎ取って2日ほど天日に干す。サヤが乾いたら豆を取り出す。大きな粒だけを選んで瓶に詰めて保存する。これで採種の作業はおしまいだ。

瓶に入れておいても虫に食われる。それを防ぐため一緒にトウガラシを詰めておく。これは農家から教わった。効果あり。

ソラマメのタネの寿命は長い。わたくしの経験では4年前に採取したタネでも問題なく発芽する。このところ豊作が続いているから、前年までのタネを保存している瓶がずらりと並んでいる。


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豊作のソラマメを5月22、24の両日に一気に収穫ー収量は30キロを超えた

2023-05-26 | ソラマメ

サヤから取り出したばかりのソラマメ。翡翠色が美しい

5月22、24の両日にソラマメを収穫した。ありがたいことに今年も豊作、いや大豊作といっていいほど。大車輪で一気にもぎ取った。

収穫の22日は、前日の登山の疲れがかなり残っていた。やる気が起こらない。だが取り遅れ気味だったので収穫に精出したものの日差しが強くてさすがにまいった。

収量はサヤつきで30キロを超えた。家庭菜園でこんなに取れて食べきれるの、とだれも思うのだろうが、もちろん食べきれない。半分ほどはその日のうちに知り合いに宅急便で送り、残り半分を自家消費する。



収穫の半分ほどは知り合いに宅急便で送る



大変なのは、サヤから豆を取り出す作業。根気よくやるしかないのだが、なかなか減らない。途中で投げ出したくなるのだが、鮮度が落ちるといけないからじっとこらえてその日のうちに済ます。

豆はやはり収穫してすぐのものがうまい。食べきれないからといっていつまでも冷蔵庫に入れておくわけにもいかない。そこで大部分を冷凍してしまう。これでソラマメの収穫から冷凍保存までの一連の作業が終わる。

ことしのソラマメ栽培で特筆すべきは、アブラムシの発生が極端に少なかったこと。ソラマメといえばアブラムシ、そのアブラムシがほとんど見当たらない。わたくしのソラマメ栽培の歴史はソラマメとの戦いの連続であったのに。

ある年など殺虫剤で繰り返し防除をしても一向に減らなく、根負けして栽培をあきらめたこともあった。

こちしも3月から戦闘モードに入っていた。それが見当たらない。こうなるとかえって心配してしまう。殺虫剤を散布したのは結局一回だけで済んだ。防除作業で忙殺されることもなく、すんなりと収穫できた年であった。

もうひとつ不思議なことがある。わが菜園では豊作が続いている。昨年は、知り合いの農家によると周辺のソラマメ栽培は気候のためか全滅だった。わが菜園だけがなんと豊作だった。ことしも周囲を見ると様子がおかしい。不作といっていい。今年もわが家だけが豊作といった感じである。

なにが原因なのか全くわからない。ソラマメはかなり試行錯誤した。そのおかげとしか言いようがないのだが、とりたてて自慢するほどの秘策はない。それだけに周囲がなぜ不作なのか首をかしげるばかりだ。

豊作のため、タネも存分に採ることができる。タネにするものは畑に残し、サヤが黒くなるのを待つ。

毎晩毎晩、ソラマメを食べ続けている。


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1月と2月の 防寒対策ーソラマメ、タマネギ、キヌサヤ、根深ネギ

2023-01-06 | ソラマメ



上からソラマメ、タマネギ、キヌサヤインゲン、根深ネギ(1月5日のすがた)

暮れから正月に向けてなにかとあわただしかった。それが過ぎてしまえばいつもの日常にもどった。いまは手作りおせちをいかに食べつくすか。さすがに飽きてきたが、捨てるわけにはいかない。少々作りすぎたかなと思いながら食べている。

厳寒期がやってきた。この地では、野菜だって1月と2月は寒さ対策をしなけれならない。

その中でわが菜園で育成する野菜は、ソラマメ、タマネギ、キヌサヤインゲン、根深ネギの4種。タネまきは、タマネギが昨年9月、ほかの3種は昨年10月。

これらは苗の状態で、1月と2月の厳寒期を乗り越えないといけない。寒害に遭って枯れ死しないようにと気を使う。

ソラマメは防寒対策をしていない。これまでの経験から“無防備”でも枯れ死することなく、なんとか冬を越してくれる。

タマネギも同じく防寒対策をしない。というかこれまでまったくしたことがない。

キヌサヤインゲンは防寒対策が悩ましい。いまは寒冷紗をトンネル掛けしている。寒冷紗にするかそれとも最初からビニールにするか。防寒効果はもちろんビニールが上になる。毎年寒冷紗をトンネル掛けして、これで間に合っている。寒さがきびしいと寒冷紗では対応できず少ならからず枯らしてしまうことがある。そのため強い寒波が来るとの予報があると一時期ビニールを使う。それは一番寒さが厳しい1月下旬から2月上旬となる。

根深ネギは寒冷紗だと心もとない。こちらはビニールをトンネル掛けしている。

平年並みの気温なら問題はない。だが、時に厳しい寒波がやってくる。その時は要注意だ。とくにキヌサヤインゲンと根深ネギは手を抜くと痛い目に遭う。


      
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11月21日にソラマメの苗、58本を定植

2022-11-24 | ソラマメ

(上)苗床で発芽してきたソラマメ。移植するにはこれぐらいの幼苗のうちに

(下)すぐに定植、畝間100センチ、株間40~45センチ、1カ所2本植え

<10月26日にソラマメの種まきから続く

10月26日に苗床にタネをまいたソラマメ。11月21日に定植した。昨年と同じく58本になった。昨年から菜園を縮小した。その関係でソラマメも昨年から半分に減らした。これで十分な量が得られた。そこで今年も同じようにした。

幼苗を、いつものように畝間100センチ、株間40~45センチ、1カ所に2本植えつけた。豆類は移植に強い。安心して移すことができる。わずかな本数だから作業はすぐに終わった。

発芽してくるのはいつもは2週間後ぐらいだが、今年はやや遅れた。それになんの根拠もないのだが、なんとなく発芽率もよくないように思われた。

そこで1回目の発芽率を見ないまま、10日後の11月5日に、念のためとまたタネをまいた。結局2回タネをまいたことになる。

結果はというと、なんのことはない。1回目のタネまきで目的の苗の数を得ることができた。2回目のタネから発芽した苗はそのまま残ってしまった。

あいかわらずせっかちだ。死んでも治らない。しかしタネはありあまるほどあるのだから、ここは一応念のためにとまくしかなかった。

残った苗は50本ほど。知り合いの農家にすべて引き取ってもらった。これで今年の植えつけはすべて終わった。タネまきのほうは12月にまくコマツナを残すだけとなった。


      
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10月26日にソラマメのタネを苗床にまく

2022-10-26 | ソラマメ

タネは自家採取し保存している。左が昨年採取したもの、右がそれ以前のもの

タネは苗床にまいて、発芽したら定植している

10月26日にソラマメのタネをまいた。いつも10月末と決めている。タネまきから帰ってこの記事を書いている。

菜園の縮小とともにソラマメの栽培面積も小さくせざるを得ない。昨年は60本ほどの苗を植えた。ことしも同じくらいの規模となる。

タネは自家採取したもの。かなりの数が保存してある。タネの寿命は4年ほどか。そのため無駄にしないよう古いものから順次使っているのだが、これまでの経験でいうと、やっはり新しいもの、前年に採取したものの発芽率がいい。

大した数を育てるのでもなく、それに欠株を嫌うから、苗床にタネをまき、発芽したら定植している。定植はタネまきから約2週間、11月10日過ぎになる。ソラマメの苗は移植に強い。

タネはオハグロを斜め下に向けて押し込む。タネ全体を土の中に入れないで、頭部が見えるくらいに浅まきする。

60本の苗を得るために、昨年採取のものを60粒、それ以前のものを90粒まいた。発芽率がいいのでこれでは多すぎる。かなりの数の苗が余る。残りは昨年もそうだが知り合いの農家に使ってもらう。無駄にタネをまいているつもりはないのだが、こうでもしないと保存のタネがなかなか減らないのである。

このところわが菜園のソラマメは豊作続き。昨年もそうだった。ところが地域全体が不作だった。農家でも家庭菜園でも軒並み、サヤが大きくならないで全滅状態であった。知り合いの農家がいうには、このあたりではわが菜園だけが豊作だったというのだからたまげた。わたしも以前に経験している。それまで順調に生育し、さあこれからサヤをつけるぞという段階で、あれよあれよという間に全滅した。あっけにとられたものだ。

収穫は来年の5月。栽培のポイントは土寄せと整枝とアブラムシの駆除。4月が正念場となる。


      
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ソラマメの仕上げは自家採種と冷凍保存

2022-06-08 | ソラマメ

ソラマメの自家採種ー黒くなったさやを乾かし、豆を取り出して保存

6月6日に関東甲信は梅雨入り。6月は梅仕事。わが菜園のある周囲の農家にはどこにも梅の木がある。ことしはまったくといっていいほど軒並み実がならない。わが家も昨年は狂ってしまったのかと思ったほど鈴なりの実をつけたのに今年は一粒もならない。農家の一軒に豊後梅がある。大きな実がなる。これをいつも拾ってきてジャムにしているのだが、ことしはあきらめた。梅仕事は、この6月に1キロの梅を買って、恒例の梅干しづくりだけになる。

この異変は4月1日の遅霜が原因ではないかというのが農家の話。梅ばかりでなく、 農作物全般にかなり影響を及ぼしているのではないかという。

ソラマメもそうで、わが菜園だけ豊作で、ほかの農家のソラマメがほぼ全滅に近いのもこの遅霜のせいかという。ではなぜわが菜園だけがよかったのか。原因は特定することはできないのだが、タネまきが早かったから助かったのではないかという。タネまきはいつも10月下旬。それ以降すなわち11月になってからタネをまいたところが全滅だというのだ。何かが生育に影響を及ぼしたことは確かなのだが、やはりよくわからないままだ。

ソラマメは5月31日を最後に収穫が終わった。ことしは昨年に続いての豊作であった。植えつけ面積を半分にしたというのに、1回目が10キロ、2回目が5キロ、最後の3回目が8キロ取れた。これに自家採種の分が加わるから、かなりの量が取れた。

収穫後は、自家採種と冷凍保存。

まずは自家採種。タネを採取するため一画を収穫しないまま残しておく。熟成してさやが黒くなったらもぎ取って持ち帰り、天日に当てて乾燥させる。からからに乾いたらさやから豆を取り出して瓶に入れて保存する。ソラマメの種の寿命は3,4年。実際に試しているから間違いない。不作はいつやってくるかわからない。自家採種できない年を見越して、豊作の年にたっぷりと保存する。昨年も豊作だったから、タネの瓶がずらりと並んでいる。

つぎは冷凍保存。食べきれないからいつも冷凍保存している。ことしは2キロ。さやから取り出して、一個一個に黒い筋の反対側に浅く切れ目を入れる。冷凍したものを加熱したときの破裂予防だというのだが、むしろ食べるときは薄皮から豆が飛び出して食べやすい。だから面倒でもやる。そのまま冷凍。ほかに豆を取り出して固く茹でてから冷凍保存する方法もあるのだが、食べるときに水っぽく感じるからこれはやめた。冷凍庫の隅に昨年のソラマメがあった。かなりの量だ。そのまま冷凍したものを熱湯で3分ゆでるとすぐに食べられる。1年がたった冷凍ものとは思えないほど違和感なく食べられた。



この自家採種と冷凍保存のふたつの作業がすめば、ことしのソラマメは手を離れる。


      
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2022わが菜園周辺のソラマメ事情-ほどんどが不作だったが、ただ一軒だけ・・・

2022-05-28 | ソラマメ

「今年のソラマメは、このあたりみんな不作になった
知り合いの農家が言う。

わが菜園は昨年に続いて豊作だったものの、たしかに周辺は農家を含めてよくないことはわかっていた。しかし不作となるほど最悪とは思っていなかった。

あらためてウォーキングしながらであちこちの農家のソラマメ畑を観察する。たしかにどの畑も悪い。莢が小さい。または莢が大きくならない状態だ。これでは不作だ。

不作で思い出すのが2019年。この年は地域全体が不作だった。わが菜園もそうだった。花が咲いて莢がついても、莢がいつまでたっても大きくならなかった。壊滅的な不作だった。かなりがっかりしたのを覚えている。天候による不作は、それまでいくら手をかけて育ててきても、手の施しようがない。ただただ、なにがなんだかわからないまま、ぼうぜんと眺めているだけだった。

ことしは、周辺の不作をよそにわが菜園だけがよかったといえる。菜園を大幅に縮小したから、ソラマメの苗だって例年に比べてぐっと減らさざるを得なかった。

それでも5月17日に10キロを、5月21日に5キロを収穫できた。これで大方を収穫したものの、その後も少しずつだが、晩酌のつまみにするだけの量はいまも取れ続けているのだから、これまでの経験からしてまちがいなく豊作の年だといえる。

「ひとり勝ちのようだね」
たしかにそのようだ。なにが原因でこうなったのか、農家と話してはみたものの、原因がわかるはずもない。知り合いの農家が言うように、わが菜園だけが、という不思議だけが残った。


2022年の読書

2022年5月の読書
・鳳仙花(中上健次著・集英社=中上健次全集)

2022年4月の読書
・水納島(橋本倫史著・講談社)
・バビロンに帰る(スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹編訳・中央公論社)

・アイルランド革命1913-23(小関隆著・岩波書店)

2022年3月の読書
・ブラックボックス(砂川文次著・講談社)
・戦火のサラエボ100年史(梅原季哉著・朝日新聞出版)
・黛家の兄弟(砂原浩太朗著・講談社)
・異常(エルヴェ・ル・テリエ著、加藤かおり訳・早川書房)
・暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ(堀川惠子著・講談社)

2022年2
月の読書
・ケルト人の夢(マリオ・バルガス=リョサ著、野谷文昭訳・岩波書店)
・中野のお父さんの快刀乱麻(北村薫著・文藝春秋)
・塞王の楯(今村翔吾著・集英社)

2022
年1月の読書
・木曜殺人クラブ(リチャード オスマン著、 羽田 詩津子訳・早川書房)
ヴィンテージガール(川瀬七緒著・講談社)

・死亡通知書 暗黒者(周浩暉著、稲村文吾訳・早川書房)
・教誨師(堀川惠子著・講談社)
・黒牢城(米澤穂信著・KADOKAWA)

⇒2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧



      
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5月17日にソラマメの1回目の収穫ーまずは10キロの豊作だった

2022-05-18 | ソラマメ

5月17日にソラマメの1回目の収穫。10キロ取れた。

久しぶりの菜園日記。いまも農園トラブルが続くが、本来の菜園記録にもどる。
周辺の農家の田植えがほぼ終わった。いまが田んぼがいちばん美しい時季。空の青さを水面に映してまばゆいばかりの世界が出現する。まだ行ったことはないが極楽を思わせる。



わが家のモッコクの生け垣は5月上中旬がいちばんうつくしい。光沢のある新緑に目を奪われる。美しいものは、人間に限らず日ごろのケアが必要だ。毎日のように落葉の掃除に追われる。一番厄介なのは秋までハマキムシの駆除が欠かせないこと。美しいものには虫がつく。6月はじめまで新緑を楽しんだあと、バッサリと剪定してすっきりさせる。

5月17日にソラマメの1回目の収穫。10キロ取れた。昨年に続いての豊作となった。2回目は5日ぐらいあとになる。

忘れてはならないのがタネを自家採取すること。収穫ばかりに目が行ってしまい、タネとして残す分までもぎ取ってしまった年があった。食べたものは元には戻らない。自戒である。

豊作の理由は、昨年に続いてアブラムシの被害は少なかったこと。不作となるのは天候とアブラムシ。前者はお手上げだが、後者は駆除すれば対応できる。だが駆除がまにあわないほど大量のアブラムシが発生する年がある。こうなると降参である。でもアブラムシは以前ほど発生が少なくなっている。

ソラマメの栽培は、周辺の家庭菜園を見るとかなりてこずっている。まともに作っているところはまずない。農家だってそうだ。全般に生育が悪く、これでは収穫どころではない。

ソラマメも試行錯誤してきた。なんども泣かされてきた。いまでは、ソラマメはポイントさえつかめばそれほど栽培はむずかしくなくなった。まずは3月に入るとアブラムシが茎葉につく。面倒でもすぐに駆除する。放っておくと生育が悪くなり、サヤさえつかなくなる。

つぎに3月と4月の土寄せと整枝だ。これは不可欠の作業となっている。倒伏を防ぐため生育を見ながら土寄せをしていく。大事なのは4月初めの整枝。ひとつの株に7,8本の太い枝を残す作業。細い茎を切り取り、太い枝を残す。多く収穫するためについ枝を多く残しがちになるが、整枝しないと風通しが悪く、アブラムシ発生の原因となる。ケチらないで切る。これも毎年栽培しているとわかるはずだ。

17日に収穫して分は、その日のうちに友人と子供に宅急便で送った。もちろんわたくしも取れたてを晩酌のお伴にした。初物はやっぱりうまい。


      
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3月10日、ソラマメにアブラムシがやってきた

2022-03-12 | ソラマメ

3月10日にソラマメを軽く土寄せした。念のためと観察したところすでにアブラムシがいた。わたくしと目が合った? ことしもその季節がやってきた。

ソラマメから連想するいちばんはアブラムシ。ソラマメといえばアブラムシ。思えば長い長い付き合いになる。かなり痛めつけられてきた。駆除をしないで放置しておくと、莢が真っ黒になってしまう。ソラマメは食べられない。

薬剤は使わない方針だが、ソラマメに限ってはそうはいかない。薬剤あってこそ食べられるソラマメである。意を決してアブラムシキラーに変身する。

被害はその年によって異なる。大量に押し寄せてきたときは、これでもかと駆除を繰り返す。それでも白旗をあげて降参せざるをえなかったという、かなり苦い思い出もある。昨日の敵は今日も敵だ。昨年はかなり少なかった。薬剤散布は2回ほどですんだ。これ幸いと喜ぶべきなのだが、さあ来いと身構えていただけに拍子抜けした。

ソラマメにアブラムシを見つけたら速攻で駆除する。マラソン乳剤を入れた噴霧器を家に取りに帰り、容赦なく浴びせかけた。これからも気が抜けない。収穫の5月中旬まで戦いは続く。

アブラムシとの攻防はこれで終わらない。これからの夏野菜、とくにナス、インゲン、オクラは要注意。葉の裏につくからアブラムシの存在に気が付かない。観察を怠ると失敗する。


      
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