30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

冬ネギの寒中まき、3週間で発芽

2017-02-27 | 下仁田ネギ

 
冬ネギの1月まきービニールをトンネル掛けして

冬ネギが発芽した。

1月下旬にタネをまき、2月20日ごろに発芽してきた。秋まきなら1週間で発芽するのだが、寒い時季だから約3週間かかった。

冬ネギは毎年10月から11月にかけてタネをまく。それから年を越して1年先の12月から食べられる。栽培期間は長い。昨秋はこのタネまきをさぼってしまった。そこで1月まきとなった。

発芽させるには、地温を上げるためビニールをトンネル掛けしている。これだけで発芽してくる。それでもいまかいまかとビニールをつまみあげては中をのぞいていた。

冬ネギは3種類を作る。今回も下仁田タネ、石倉太ネギ、赤ネギを予定していた。だが赤ネギのタネが切れていた。ことしは2種類だけにしておこう。

その赤ネギのタネは、いま収穫しているものから6月に自家採取する。今秋のタネまきにはこれを使うから、ふたたび赤ネギに会えるのはおよそ2年先の2018年12月になる。

いま食べている冬ネギの食味期限は2月末まで。冬ネギは当たり前だが冬が旬。ネギは気温に敏感で、少しでも上がると葉の色がわずがにあざやかに変化して、新しい葉が顔を出してくる。こうなるとまずくなってくる。ちょうど残り少なくなってうまいぐあいに食べつくすことができそうだ。


2017年の読書

2017年2月の読書
・また、桜の国で(須賀しのぶ著・祥伝社)→読書中
・帰郷(浅田次郎著・集英社)
・忠臣蔵とは何か(丸谷才一著・講談社)
・室町無頼(垣根涼介著・新潮社)

2017年1月の読書
12月から読んできた900ページに及ぶ平家物語、なんとか全編通読できた。
・ママがやった(井上荒野著・文藝春秋) 
・浮遊霊ブラジル(津村記久子著・文藝春秋)
・ポイズンドーター・ホーリーマザー( 湊かなえ著・ 光文社)
・平家物語(古川日出男訳・日本文学全集09池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

⇒2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書


     
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食べて食べて食べ尽くした冬ネギ

2017-02-09 | 下仁田ネギ

10月の冬ネギ畑
2月の冬ネギ畑、これだけになった

わが菜園でいま収穫できているもの、ホウレンソウ、ブロッコリーに続いてこんかいは冬ネギ。

毎年のことながら、冬ネギ畑を見ては、よく食べるもんだと目を見張ってしまう。冬ネギがいくらうまいといっても、2人暮らしでここまで食べてしまうもんかと感心してしまう。

収穫している冬ネギは、下仁田ネギ、赤ネギ、石倉一本太ネギの3種類。冬ネギは12月から2月までの限定野菜、厳寒期が一番うまい。それがこんかいは10月から食べはじめてしまった。無謀! 食感が最悪! とばかり思っていた。

ところがこれが食べられた。厳寒期のようなとろりとした味わいはないものの、まずくはない。これには正直のところ驚いた。厳寒期と決めつけないでもっと早くから食べられるもんだと知った。それでも冬ネギはやはり厳寒期に限る。

というしだいで10月から食べているから、いつもよりネギはどんどんなくなる。2月までもつかと思えるほど残りが少なくなった。いつもは残ってしまうのだが、今月中にはすべて食べ尽くすことができるだろう。

ここで忘れてはならないことがある。自家採種のため少しばかり株を残しておかないといけない。これを忘れることがある。

次はそのタネまき。6月に自家採種をして、それを毎年10月から11月にまいている。収穫は年を越して12月からになるから栽培期間はかなり長い。毎年この繰り返しである。ところが昨秋タネをまくのを怠った。アウトというわけではない。この春にまいても間に合う。

そこで1月下旬にタネをまいた。ただし発芽には保温が必要だ。ビニールをトンネル掛けしている。秋には1週間ほどで発芽してくるがいまの時季だと3、4週間ぐらいかかるのではないだろうか。


       
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冬ネギ3種はまもなく食べごろ

2016-12-07 | 下仁田ネギ


左から赤ネギ、石倉太ネギ、下仁田ネギ
12月4日収穫の赤ネギと石倉太ネギ

寒くなると冬野菜の甘みがぐんと増す。とくに厳寒期の12月末から2月の初めにかけてがいちばんうまくなる。

冬といえばネギ。厳寒期のネギのうまさはこたえられない。好きである。12月の声を聞くと、やっとネギが食べられるな、そんな感慨を持つ。というのもネギは栽培期間が長く、タネをまいてから収穫できるまで15カ月ぐらいかかる。口に入るまでが長いのである。

ことし栽培している冬ネギは、石倉太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種。冬ネギを食べるのは12月に入ってからときめてきた。ずっとそうしてきた。ところが今年は10月から石倉ネギと赤ネギを食べはじめた。はじめてのことで、まだ硬くてまずいんじゃないかと思い込んでいたのだが、案外と食べられた。もちろん本来のうまさとは違う。それでもこれならまあいいかと、それ以来食べている。

でもやはり冬ネギがうまいのはこれからの厳寒期。とろりとやわらかくて甘くなる。ネギの嫌いな人でも、ネギってこんなにうまいの!とびっくりする。大げさではない。ネギ嫌いのわたくしがそうだった。以来30年近く、ネギといえば冬ネギに勝るものはないと毎年必ず作っている。

冬ネギは根深ネギ。白い葉鞘部を長く伸ばすためにまめに土寄せをしてきた。これが冬ネギを作るときに欠かせない作業になる。12月4日収穫の石倉太ネギの葉鞘部は約30センチ。10月上旬では24センチぐらいだったから、この2カ月で生長していることがわかる。

下仁田ネギは立派だ。いまは葉が青々として伸び、ぴんと張って見た目がいい。これから寒さが厳しくなり、12月末あたりからしだいに葉は茶褐色に変色し、1月中ごろには地上部の青い葉はほとんど枯れてしまい、地中の白い部分だけが残る感じになる。

下仁田ネギの本当のうまさはこのときから、とわたくしは思っている。この葉鞘部の甘さといったらない。見た目が悪くなっているから市場にはでなくなる。これを食べられるのが栽培しているもののひそかな楽しみである。


        
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冬ネギの試し掘り

2016-10-11 | 下仁田ネギ


試し掘りした石倉太ネギ(上)と赤ネギ(下)

冬ネギを取ってきてとかみさんが言う。とんでもない、12月から収穫するんだからまだ早い。せめて11月に入ってからだ。といってはみたが、はいそうですかと、取ってきた。どれくらい育っているか見るにはいい機会だ。

冬ネギのことしのラインナップは、赤ネギ、石倉太ネギ、下仁田ネギ。前2者は根深ネギだから、葉鞘部を長くするため、いま土寄せを徐々に行っているところ。赤ネギは赤い部分を、石倉太ネギは白い部分を長く伸ばすために。

いま現在の葉鞘部を測ってみると、いずれも24センチぐらいに育っている。意外と長く育ってきている。

ネギの葉のほうはといえば、いまだしらちゃけた色をしている。ネギ本来の青々として鮮やかな色合いではない。葉の色はこれから冴えてくる。

冬ネギほどうまいものはない。毎年欠かさず作ってきた。しかし寒さに当たってはじめてそのうまさが出てくる。いま10月の冬ネギなんてかたくて食べられたものではない。

食べてみた。たしかにかたい。だから言ったじゃないか、といいたいが、ふと言葉を飲みこんだ。食べられないことはない。やわらかく煮ると食べられる。しかし、冬ネギ本来のあのとろりとした味には程遠い。

試し掘りして、だいぶ土寄せの効果が出てきていることがわかった。根深ネギはこれから11月に向けて最終の土寄せを行っていく。


        
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冬ネギ3種の土寄せはじめ(石倉一本太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギ)

2016-09-03 | 下仁田ネギ


1回目の土寄せを終えた冬ネギ3種

9月に入り、冬ネギの1回目の土寄せを行った。これから12月の収穫に向けて白い部分を伸ばすため徐々に土寄せ押してをしていく。

ことしの菜園の冬ネギは石倉一本太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種。昨年10月にタネをまき、6月中下旬に定植した。根深ネギにするため20センチ以上掘り下げて溝を作って植えつけた。下の写真が6月中旬時の様子。この2カ月でだいぶ大きくなってきたのがわかる。

1回目の土寄せは軽くした。当初深さ20センチ以上だった溝は、この2カ月間で雨や風、それに雑草取り作業などで盛り上げた土が落ちてだいぶ埋まっている。平らにならす程度で1回目の土寄せは終了。雑草取りも兼ねているのでだいぶ見た目もきれいになった。

この冬ネギの畝の真夏の雑草取りにはまいった。さすがにつらい。うまいものを食べるためには耐えなければならない。その覚悟で作っている。


        
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冬ネギ3種の植えつけ(石倉一本太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギ)

2016-06-19 | 下仁田ネギ

 
冬ネギ3種の植えつけ。さすがにこの作業はしんどい

今朝、かみさんがスイスアルプスの山歩きに成田から飛び立っていった。毎週のよう遠出しては山を歩いている。遊ぶのが好きといってもその元気にたまげてしまう。こんかいのザックの重さは13キロになったという。わたくしも背負ってみた。重い。ここ数年はテント山行をやっていないから、この程度でもこたえる。この先2週間はひとり暮らし。3食を作らなければならない。まずは洗濯だ。

冬ネギ3種を6月15日と19日に植えつけた。これらの苗は昨年10月にタネをまいたもの。6月下旬から7月上旬にいつも行っている。暑いさなかに行うのがつらい。15日は曇り。いくらか涼しい。少しばかり早いがやってしまおう。

6月15日に植えつけたのが、石倉一本太ネギと赤ネギ。この2つは根深ネギ。白い部分を土寄せしながら伸ばしていく。そのため深く掘って植えつけなければならない。クワで20センチ以上も深く掘り下げる。これがばかにならない作業だ。汗びっしょりになる。

ここに5センチから10センチの間隔で植えつける。土は薄く、根が隠れるくらいでいい。土は雨風で両側から自然に落ちてくる。本格的な土寄せは9月からになる。

仕上げに、稲わらがあれば根の部分に敷けば作業は完了だ。ことしはたまたま稲わらがあったからそうしたが、これまでの経験からすれば、あえてしないでもいい。

 

きょう19日は、冒頭述べたように、かみさんを“外遊”に送り出した。早起きしたため、それならと朝早いうちに畑に行き、下仁田ネギを植えつけた。こちらはそれほど土寄せすることもないから、深く掘り下げて植えつけないですむ。先の2品種に比べると楽な作業だ。

これで冬ネギ3種の植えつけはすませた。あいかわらずせっかちだ。収穫は12月から。冬ネギはうまいよ。これを食べたらいま売っている夏ネギなんか目じゃない。いくら冬ネギが好きだからといって、これほどの数を植えつけることもないと思うのだが、毎年のことだからついやってしまう。さすがに2人暮らしでは持て余す。


        
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下仁田ネギの自家採種

2016-06-12 | 下仁田ネギ

ネギ坊主を切り取り、乾燥させてタネを叩き落とす
水でゆすいてゴミを除き、再度乾燥させればできあがり

ソラマメに続いて、こんどは冬ネギのタネを採取した。こんかいは下仁田ネギ。

下仁田ネギを含む冬ネギは2月いっぱいで収穫を終える。採種用にと畑の隅に数株を残しておく。5月になるとネギ坊主が出てくる。花が咲いてタネができてくる。

タネはしだいに黒くなる。ネギ坊主を切り取って乾燥させるとタネがこぼれ出てくる。残さないように叩き落とす。

これを水に入れてなんどもゴミを洗い流す。浮いてくるタネがある。これは使い物にならないから捨てる。繰り返すと沈んだタネだけが残る。これを乾燥させれば出来上がりだ。

ネギは交雑する。自家採種も4、5年がいいところで、新しタネを買って更新しなければならない。冬ネギは3種を作っている。下仁田ネギ、赤ネギ、それに九条太ネギ。狭い菜園で、これらを採種するとなると交雑する。そうと分かっていながらやっている。遊びである。

そろそろ冬ネギの植えつけ準備だ。6月下旬から7月初旬に植えつける。毎年同じことだが、ジャガイモを収穫した後のスペースがちょうどいい。

昨年10月にタネをまいた。赤ネギと下仁田ネギ。加えて九条太ネギに代わり石倉一本太ネギを作ることにした。1回目の植え替えはすでにすんでいる。これからの暑い盛りに植えつける。うまい冬ネギを食べるために汗を流す。12月から収穫がはじまる。


        
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冬ネギの育苗と自家採種

2016-03-03 | 下仁田ネギ

冬ネギは昨年10月にタネをまき、穴あきビニールをトンネル掛けして越冬

庭の梅と椿にさかんにメジロがやってくる。つがいなのかいつも2羽で飛び交い、1羽が飛び立つともう1羽が後を追う。とても仲睦まじく見える。わが家も見習わなければならない。とはいえいまさら手遅れだなとつぶやきながら、そっとカーテンの隙間から眺めている。その光景にほんのわずかな時間だが心が和む。

わが菜園でこの冬を越してきた野菜たちは、キャベツ、キヌサヤ、スナップエンドウ、タマネギ、ソラマメ。これらを取り上げてきたが、ほかに冬ネギが。おっと忘れるところだった。

・冬ネギの育苗
食べきれないほど作った冬ネギはなんとか食べつくした。冬ネギの旬は文字通り冬である。3月に入ると急に味が落ち食感が悪くなる。2月中が限度になるから、季節に先を越されないよう大急ぎで食べなければならない。

冬ネギのタネまきは10月。収穫は翌年の12月からとなるから栽培期間は長く14から15カ月かかる。冬ネギの品種はいつも下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギの3種だったが、こんかいは九条太ネギに代わって石倉一本太ネギにした。

次に冬ネギを食べられるのはことし12月から。当然ながらその準備はできている。抜かりなく着々と進んでいる。昨年10月にタネをまき、冬は穴あきビニールをトンネルかけして育苗してきた。3月に入り、もう防寒は大丈夫だろうと取り除いたばかりである。

冬を越してだいぶ大きくなった。この苗を6月末から7月初めに定植するが、その前に選抜していちど植え替えをする。植え替えをしないでも問題はないのだが、わたくしは暇だから、面倒でも選抜して植え替え、さらに定植のときにもう一度選抜する。2度選抜することで形がそろう。これも遊びのうちである。

・冬ネギの自家採種
冬ネギは食べつくしたといったが、自家採種用に10から15株ぐらいを取っておく。ここからネギ坊主が出てきて6月に採種し、このタネを10月にまく。毎年この繰り返しである。下の写真は自家採種用に残した下仁田ネギ。


        
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満を持して下仁田ネギの収穫ータネまきから15カ月

2016-01-09 | 下仁田ネギ


枯れ葉と根を取り除くと、殿様然とした姿になる下仁田ネギ
1月に入ったというのにいまだ青々とした下仁田ネギ

下仁田ネギをやっと収穫する気になった。暖冬傾向だという。1月に入ると青い葉は寒さで枯れてくるのだが、この冬はいつまでたってもそうはならない。これまでの経験でいえば、12月中旬からうまくなってくる。しかしこの状態では食べるのはもう少し待とう。そうしているうちにとうとう年を越してしまった。

タネをまいたのが一昨年の10月。ここまで15カ月がたっている。殿様ネギといわれるだけあって見た目もすでに立派な姿になっている。通常下仁田ネギはタネまきから収穫まで14から15カ月かかる。しかし本格的な寒さがやってこない。寒さに当たれば当たるほどこのネギはうまくなるからもしばらくの辛抱だ。

もう1月。そろそろ食べたい。さてどうしよう。収穫時期にこんなに慎重なっているのが自分でもおかしいくらいなのだが、下仁田ネギ栽培を30年近くやっているのだから、ここは旬にこだわりたい。すでにほかの冬ネギ(赤ネギと九条太ネギ)を食べられているのだから辛抱はできる。

待ちきれなくなっていた。おとといの7日。よし、掘り出そう。シャベルを土の中に深く入れる。葉鞘部(白い部分)が現れた。太い。4から5センチはある。どうだとばかり、殿様ネギの貫禄を見せてくれた。

この日の晩ごはんは、下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギの3種の冬ネギの食べ比べになった。下仁田ネギの味は濃い。ほかの二つの冬ネギの淡泊さに比べ、ねっとりした味わいが持ち味である。さすがだなと、1年ぶりにそれを感じながら食べた。待ち遠しかった冬の味を楽しむことができた。

下仁田ネギの栽培期間は長い。それなのに旬は短く厳寒期にかぎられる。厳寒期を迎えて味はいいよいよ最高になる。この時期を逃すことなくせっせと食べないといけない。


         
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冬ネギ3種の苗の越冬

2015-12-20 | 下仁田ネギ

きのうは年賀状を一気に手書きした。生来の悪筆だから、無理して手書きすることもないのだが、書かないとますますヘタくそになってしまいそうで、年賀状ぐらいは手習いのつもりで書いている。年を取ると少しはましな字が書けるようになるのかと期待していたのだが、やはりみっともない字しか書けない。老人になってもこんなにヘタくそなのか。自分がいやになる。

越冬野菜。タマネギ、ソラマメ、キヌサヤ、スナップエンドウに続いて今回は冬ネギ。冬ネギの苗も越冬する。

10月9日にタネをまいた。いつも3種の冬ネギを作る。下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギの3種だが、ことしは九条太ネギの代わりに石倉一本太ネギにした。収穫は一年先の来年12月から。長い付き合いになる。ネギは寒さに強いといっても、やはり厳寒期には傷む。防寒に穴あきビニールをトンネル掛けしている。春先までこの状態で過ごす。

暖冬の影響で全般に生育がすすむ。この冬ネギの苗もそうだ。すでに20から30センチほどに大きくなっている。この時期にしてはやはり育ちがいい。

一方、昨年10月にタネをまいた冬ネギ。いまからの厳寒期が旬になる。うまくなってきたぞ。そう呟きながら食べている。寒さにあたればあたるほどやわらかく甘くなる。これから寒さで傷んで見た目が悪くなるが、そうなってこそ冬ネギ本来のうまさが味わえる。


         
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冬ネギー収穫と苗の越冬

2015-11-26 | 下仁田ネギ

・冬ネギの収穫
冬ネギを収穫することにした。冬ネギの旬は12月中・下旬からと何十年もそう思いこんでいた。それが前回書いたように11月に食べてみたところ食べられないことはない、いやそれなりにうまかった。それならといつもより早めに食べはじめることにした。

冬ネギは下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギの3種。まずは赤ネギから食べる。栽培している冬ネギ3種の中で、赤ネギと九条太ネギはくせがなく、なんにでも合う。下仁田ネギは味が濃いだけにしつこく感じるときがあり、やはり煮物がいちばんうまく食べられるかなと思う。

収穫した赤ネギ。土寄せしてきただけに白い部分の葉鞘部が長くなっている。赤ネギはこの部分が赤くなる。下の写真は泥付きだが、泥を落とすと鮮やかな赤色になる。

冬ネギはすべて前年10月にタネをまき、翌春に植えかけ、夏に定植して冬に収穫する。赤ネギは春に植えかえるとき選抜する。苗が赤いものだけを選び、色が浅いものは捨てる。これは栽培農家がすることを自己流で真似したもの。赤ネギだから赤くないと商品価値にならない。家庭菜園ならここまでこだわることはない。味は変わらないと思う。 

・冬ネギの苗の越冬
冬ネギの栽培期間は長い。タネをまいてから収穫まで14から15カ月かかる。一年先、すなわち来年12月収穫予定の冬ネギはすでに10月9日にタネをまいている。ことしも赤ネギ、下仁田ネギは変わらないのだが、九条太ネギの代わりに石倉太ネギにした。

タネは赤ネギと下仁田ネギは自家採取したもの。6月に自家採採取したタネを10月にまく。毎年その繰り返しだ。

苗はすでに12センチほどに伸びた。苗は寒さに弱い。越冬させるため全体を穴あきビニールでトンネル掛けしている。毎年同じことをしているなと思いながらの作業である。

トンネル内は気温が高いため雑草が生える。放置していると雑草が繁茂してしまう。たまには雑草取りが必要だ。冬ネギはなにかと手間ヒマがかかる。それだけにうまい!のである。冬ネギを食べたらほかのネギは食べられない。だから作るのをやめられない。


苗は穴あきビニールをトンネル掛けして越冬させている

いま現在の苗の生育具合


         
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トウガラシはほんの少しで足りるのだが

2015-11-03 | 下仁田ネギ

朝起きてヒゲを剃るたび鏡に映る顔を見て、年を取ったなと思う。まぎれもなく年寄りの顔だ。でもまだまだ若いと思っている。世間の見方より甘いのが相場だ。そんな甘い思いが見事に打ち壊された。とうとうその時がやってきた。よもやこんなに早く自分に回って来るとは思ってみなかったから事態を飲みこむのにちょっとばかり間があった。そんな話である。

11月1日、阿佐ヶ谷に住む息子に用事があり、我孫子駅から上野・東京ラインに乗った。立っている人が多い。荷物を床におろし吊皮をつかんだ。出発してすぐに目の前に座っている子どもが、たぶん小学高学年だろうか、すぐに立ちあがった。
「つぎの柏駅で降りますから」
そんなに早く席を立たなくてもいいのにと怪訝に思ったのだが、すぐに気がついた。この子はわたくしに席を譲ってくれたのだと。「年寄りに席を譲りましょう」を実践してくれたのである。

そうか、小学生にはわたくしが席を譲るべき対象に見えたんだと気がついたというわけである。
「ありがとう」
年を取ったら厚意には素直に感謝することにしている。席を譲ってくれるのをかたくなにことわる人を見る。あれはおとなげない。それに厚意を示した人に失礼だと以前から思っていた。
この子の服装を見ると、これからサッカーの練習らしい。

柏駅で下りる子にもう一度声をかけた。
「ありがとう」
人生で初めて席を譲られた。複雑な思いが交錯した。

このブログをかみさんが読んでの感想はすぐにわかる。
「だれから見てもずっと前からおじいさんよ」

ということで、11月1日はわたくしが老人になった日。
人生が短くなってきたぞ。


霜が降りる前にトウガラシの「鷹の爪」を収穫した。保存のためいま陰干しをしているところだ。

トウガラシはタネをまいて芽が出たらあとはほったらかしにしている。それでも真っ赤な実をつけてくれる。株ごとひっこ抜いて真っ赤に熟しているものだけを取る。その作業をしながら「こんなに取ってなんに使うんだ」とつぶやく。毎年そうだ。トウガラシの出番は数少ない。

遊び呆けて留守がちなかみさんのおかげで昼食は台所に立つことが多い。わたくしの腕ではたいしたものは作れない。トウガラシの出番だってめったにない。あるのは唯一スパゲッティのぺぺロンチーノをつくるときぐらいなものか。出番がめったにないからといって、ないと困る。だから毎年作っている。

調味料としてのトウガラシは市販の「七味」か「一味」で間に合う。これから寒くなるとこれらの出番は多い。一方で収穫したトウガラシは陰干しのあと乾燥材を入れて密封保存する。めったに開けないから毎年ほとんどが残る。ことしも間もなく新旧入れ替わる。


         
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冬ネギに石倉一本太ネギが仲間入り

2015-10-20 | 下仁田ネギ


 昨年10月にタネをまいて育ててきた冬ネギ3種。12月から収穫になる
来年12月に収穫する冬ネギも、10月にタネをまき、発芽してきたばかり

冬ネギはこの時期、12月の収穫に向けて最後の土寄せ行い、加えて来冬の収穫を目指してタネをまく。

まずは12月から収穫予定の冬ネギから。栽培しているのは赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギの3種。10月に入ってからネギ本来の青さを取り戻してきている。土寄せを繰り返してだいぶ長くて太くなった。冬ネギのうまさは格別。いまから待ち遠しい。なんてったってタネをまいてから収穫まで14、5カ月もかかる。まずかろうはずがない。

この生育ぶりに満足しながら、傍らでは来冬に収穫する冬ネギのタネをまく。ことしは10月9日にタネをまいた。1週間後には見事に発芽がそろった。うまいくなったものよと自画自賛。

わが家の冬ネギはずっと赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギの3種を作ってきた。たまには違うものをと、ことしは九条太ネギにかわって石倉一本太ネギのタネをまいた。根深ネギで分けつしない。名前の通り一本太ネギになる。ということで来冬の収穫予定の顔ぶれが少し変わった。たまには目先を変えるのも必要だ。


         
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冬ネギの植えつけ(1)ー下仁田ネギ

2015-06-24 | 下仁田ネギ

冬ネギ(左から下仁田ネギ、九条太ネギ、赤ネギ)の植えつけ

植えつけた下仁田ネギ

冬ネギの植えつけを6月20、21の両日に行った。毎年6月末に、ジャガイモを掘り出したあとのスペースに植えつけている。

わが家の冬ネギは、ことしも九条太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種。タネは昨年10月にまいた。ことし3月中旬に1回目の植え替えをし、こんかいが定植になる。

植え替えるたびに苗の選抜を行う。育ちの悪い苗は捨てる。自家消費なのだから、選抜をしてまで立派なものばかりを育てる必要はなく、大小ばらばらでもいいはずだ。それなら植え替えは定植時期の1回ですむのだが、あえて苦労を買ってそうしている。これも楽しみのうちなのである。

2回植え替えるたびに苗の選抜をすると、たしかに立派な冬ネギができる。見ほれるほどの出来になる。その姿を見て自己満足しているわけだが、選抜しなければならない理由がもう一つある。畑が狭いからだ。育てた苗をすべて植えつけることができない。否応なく植えつけ面積に合った数だけ選ばなければならず、選抜は避けられないのである。

3種の冬ネギだが植えつけ方は違う。九条太ネギと赤ネギは根深ネギ。深く掘って植えつけ土寄せしながら白い部分(葉鞘部)を長くする。この2つに比べて下仁田ネギのほうはそれほど土寄せすることはないから労力的にはこちらの方が楽だ。両者ともに収穫は12月から始まる。

まずは下仁田ネギから植えつけよう。
昨年10月にタネをまき、前述の通り今年3月に1回目の植え替えで選抜している。すでに苗の背丈は30センチを超えている。



これらを引き抜いて2回目の選抜を行う。小さな苗(下写真=左)と大きな苗(下写真=右)に分ける。もちろん大きな苗を植えつける。ウネを深さ10センチぐらい掘る。そこに10センチ内外の間隔で植えつけていく。1本1本真っすぐに立てて植えて行く。
12月の収穫まで雑草取りを兼ねて8月から軽く土寄せしながら育てていく。最終的な土寄せは地表からせいぜい10センチぐらいなものである。

九条太ネギと赤ネギの植えつけは次回へ。こちらはウネを深く掘らないといけない。汗をかく。


        
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冬ネギの春の植えかえ

2015-03-17 | 下仁田ネギ

冬ネギの春の植えかえをおこなった。ついせんじつに「冬ネギの育苗」を取り上げて、いま育苗している3種の冬ネギの生育ぶりを見たばかりだ。春の植えかけは4月に入ってからでも遅くはない。それでもやってしまった。

どうも年とともに気が急いていけない。それもあるのだが、ネギは気温に敏感で、このところ急に青々と生き生きしてきた。これを見て、それならと植えかえをする気になった。早くはない。

冬ネギは昨年10月にタネをまき、春に植えかえて、夏に定植する。2回植えかえる。そのたびに苗の選抜をおこなう。当然ながら生育のいいものが残る。

いまの苗は、タネをまいた状態で生育している。生長はまちまちで、密植している。春の植えかえの目的は、1回目の選抜をして、さらに生育を促すものととらえている。

わたしのやり方はこうだ。苗を掘り出す。生育具合で大中小の3つに分ける。ここで小は思い切って捨てる。残りの大と中の苗を、4センチぐらいの間隔で植えかえるのである。このまま夏まで生育させ、夏の7月に再度植えかえる。ここでも選抜してこれが定植となる。収穫は12月からとなる。

2度も植えかえるなんて手間ひまがかかって、と初めての人には面倒この上ない。これだって慣れてしまえば当たり前になる。冬ネギのうまさを知ってしまうと、こんな苦労もやるしかないと思えるようになる。

畑の隅にアサツキがある。春と秋に青い葉を伸ばす。あたりまえだが毎年決まって出てくる。それを見ながら収穫しようとせず、いつも食べないで放ったらかしにしている。この春も伸びてきた。いまちょうど収穫時だ。せっかくだからと株元から切って持ち帰った。アサツキは薬味か麺類に使う以外に知らない。あまり食べないからつい取り損ねる。それでも律儀に健気に青い葉を伸ばしてくれる。たまには取ってあげないといけないなと思っている。

↓畑の隅のアサツキ


        
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