30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

はじめての秋作ジャガイモ(1)ー種イモと芽出し

2017-08-30 | ジャガイモ

ジャガイモの秋作を始めることにした。30年のあいだジャガイモは春作ばかりで秋作は今回が初めてになる。

これまで秋作をやらなかったのは、栽培が難しいようで収量も少ないという印象があったこと、それ以上に春作だけで2人暮らしには十分な収量があったことが挙げられる。

春作の収穫は6月で半年たって年末になると芽が出てくる。品質は悪くなっているが芽かきをすれば食べられる。特に問題はないだが、おかずを作るかみさんからすれば芽かきは面倒だいう声をよく聞く。

秋作の収穫は12月となり、春作と秋作をすれば半年の間隔で新しいジャガイモが食べられる。分かってはいるが、それほど困っているわけではないのだからと秋作をするつもりはなかった。

今回始めるきっかけは昨冬に知り合いの農家からただいた秋作ジャガイモがうまかったからだ。品種は「デジマ」と「レッドアンデス」。とくにデジマで作ったポテサラがうまかった。かみさんのポテサラはいつもうまいのだが、このときのは格別だった。何が気に入ったのか。ジャガイモの香りだった。ジャガイモってこんなに匂い立つのかと感心した。それなら作ってみるか。

秋作をネットや参考書で勉強する。春作と違っていろいろなつくり方がある。あり過ぎて困った。戸惑った。要は、暑い盛りで種イモが腐りやすいこと、出芽が少ないこと。この二つにどう対応するかでいろいろな作り方があるのだと知った。そう認識したが間違っているかな。それらを踏まえて、これまでの経験から作り方を探っていく。はじめてだから失敗覚悟でとにかくやってみるというのがわたくしのやり方。

以下ははじめての秋作ジャガイモづくり。さてうまくいくか、失敗に終わるか。


さあスタート。
1、8月20日に種イモを購入。近くのジョイフル本田で「デジマ」1キロと「ニシユタカ」1キロを買ってきた。春作は3キロだが、秋作は試しだから2キロにした。税込みで各528円。種イモは次々と売れていく。秋作をやる人は結構いるもんだなと。


2、秋作では種イモは分割すると腐敗するからそのまま植えつける、のだという。でも買ってきた種イモには大きいものが混じっている。売る方からすれば種イモの適当なサイズ40~50グラムばかりを詰めては規格外が残ってしまう。適当に混入するのはよくわかる。

さてどうするか。結局は春作と同じようにその日のうちに大きなイモは40~50グラムに分割した。1キロを40~50グラムに分割すると20個前後の種イモが取れる計算になる。
デジマが18個、ニシユタカが20個になった。腐敗防止のため切り口を数日乾かした。


3、8月24日までの4日間切り口を乾かした。ここでまた疑問が。これをすぐにそのまま植えつけていいのか。知り合いの農家はそうしている。しかしものの本には川砂で芽出しをしてから植えつけたほうがいいと書いてある。その通りにやることにした。芽出しは春作ではいつも行っているから抵抗はない。とにかく試行だ。

容器に川砂を敷いてその上に種イモを置き、さらに川砂で覆ってやる。またもや疑問が。水はどうするのか。乾いた砂の中に種イモを置いたら干からびてしまう。水は必要だと判断し、水をたっぷりやった。川砂は乾燥しやすいから2日もすれば乾く。水をたびたびやると種イモは腐りやすいだろうから水は控えめにして、つぎは乾いてからやることにした。置き場所は軒下だが日が当たる。念のため黒い寒冷紗をかぶせた。

ということで現在芽出し中。うまくいくのか。うまくいったとしてどの程度まで芽出しをやればいいのか。

次回の内容は、当然ながらはたして芽出しはうまくいったのか、植えつけはどうしたのか。はじめての秋作だからとにかく試行錯誤が続く。おもしろい。

⇒はじめての秋作ジャガイモ(2)


はじめての秋作ジャガイモ(1)ー種イモと芽出し
はじめての秋作ジャガイモ(2)ー畑の準備と植えつけ
はじめての秋作ジャガイモ(3)ー出芽
はじめての秋作ジャガイモ(4)-芽かき
はじめての秋作ジャガイモ(5)-試し掘り
はじめての秋作ジャガイモ(6)-収穫


      
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2017梅仕事ー最終回は赤じその話

2017-08-28 | 梅仕事

2017梅仕事
6月17日=梅干し(塩漬け)
6月19日=梅ジャム
6月28日=梅酒
7月5日=梅干し(赤じそ漬け)
7月13日=濃縮しそジュース
8月23日=梅干し(土用干し)
8月22~23日=ゆかりと赤梅酢
8月26日=赤梅干し完成
8月26日=濃縮しそジュース


2017梅仕事の最終回は赤じその話。

赤じそを栽培する目的はただ一つ、赤梅干しを作るためである。副産物として赤梅酢が取れ、ゆかり、しそジュースを作ることができる。意外と活躍してくれているなという印象をもつ。この赤じそは8月末にもなると全体の姿も葉の色も衰えて品質は悪くなる。役目を終えたといった様相である。

そろそろ株もとを切って片づけようとした。上部の葉はそれでもいまだにきれいな紫色をしている。ここで捨てるのはもったいない。ということで最後の最後にしそジュースを作った。

この夏のしそジュースづくりはこれで3回目になる。好みの味にすることができるので重宝している。味の基本は砂糖、レモン汁、これに少量のコアントロー。

好みで甘くも酸っぱくもできる。酸っぱいのが好きなので、レモン汁、酢を多めに入れるが、やはり梅酢を加えるのがいちばん好きだ。塩味と酸味がきいてさらにすっきりと、きりっとした味になる。

赤じそは梅干し作りに大量に使うからタネから育てる。5年間の梅干しづくりで一度だけ「こぼれダネ」から育った赤じそ使ったことがある。この一度だけの経験でいうのだから間違っているかもしれないが、色が濁ってまったく透明感がなく冴えない色だった。怠慢を悔いた。やっぱりタネから育てたのを使うべきだったと。

タネまきは5月GWのあと。地温が上がらないと発芽しない。それにしても今年はだいぶ多くを栽培した。摘み取っても10日ぐらい過ぎると新しい葉が出て、なんどでも生き生きした葉が使える。昨年あたりから赤じそはたくさんあるに越したはないと知った。それだけの働きをしてくれている。


      
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2017梅仕事ー赤梅干しの完成

2017-08-26 | 梅仕事


2017梅仕事
6月17日=梅干し(塩漬け)
6月19日=梅ジャム
6月28日=梅酒
7月5日=梅干し(赤じそ漬け)
7月13日=濃縮しそジュース
8月23日=梅干し(土用干し)
8月22~23日=ゆかりと赤梅酢
8月26日=赤梅干し完成
8月26日=濃縮しそジュース


梅干しの“土用干し”がやっと終えた。22日から干し始めたが曇り、実質23日からになり26日午前まで干した。これで赤梅干しの完成だ。取り込んでカラス瓶に保存した。この5年間毎年作っているが、ことしはあまり出来がよくない。

天候不順でこの夏は梅干しの土用干しができなかった(前回記事)。なんとか22日から“土用干し”をしてきた。天気予報通りにはならずやきもきさせられた。この夏の天気はどうもすっきりしない。その気分が梅干しにも移ったのかと思ってしまうくらいこちらもすっきりとはできなかった。

一部に皮が硬いのがある。大体は「梅干し婆」のような表情になっているものの、一部にはまだ張りがあり、やわらかな凹感が感じられないものがある。

毎年変わらず作っているのにどうしたことか。ことしの梅が悪いのではないか。完熟した黄色い梅を買い求めたいのだが、この数年その黄熟梅がなかなかお店に出ない。半熟ばかりで数日追熟させてから漬けこんでいる。

腕が悪いのか梅が悪いのか、5年目5回の経験だがこんなことははじめてだ。できたものはしょうがない。これから満2年保存してから食べる。そのとき食感がどうなっているか。

梅干しはちょうど2014年ものを食べ終えたところである。これからは2015年ものになる。保存瓶から取り出して味見をした。こちらはうまいぐあいに仕上がっている。

紆余曲折のうえ今年の梅干しはできた。気長に待つことができない性分だから、やっと出来上がった、こんな年があるもんだな、というのが瓶詰めしながらの率直な感想である。気になっていた仕事をひとつ終えたといった感じになっている。


      
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2017梅仕事ーゆかりと赤梅酢

2017-08-25 | 梅仕事

      ゆかりを作るー梅といっしょに漬けていた赤じそを干しているところ
                   出来上がったゆかり

2017梅仕事
6月17日=梅干し(塩漬け)
6月19日=梅ジャム
6月28日=梅酒
7月5日=梅干し(赤じそ漬け)
7月13日=濃縮しそジュース
8月23日=梅干し(土用干し)
8月22~23日=ゆかりと赤梅酢
8月26日=赤梅干し完成
8月26日=濃縮しそジュース


天候不順で遅くなった梅干しの土用干し。8月末の22日からようやく“土用干し”をしている(前回記事)。きょう25日にも取り込んで保存する予定でいる。だが今年の梅干しは一部がまだ少し硬そうで干し足りない気がしている。

赤じそで漬けた梅を干しているいま、2つの副産物ができる。これを珍重する。ひとつは「ゆかり」。もうひとつは「赤梅酢」である。2つともこんな機会でもないと手に入らない。ゆかりは利用範囲が狭いが、赤じそは万能である。

まずはゆかりを作る。梅といっしょに漬けた赤じその葉を干して粉末状にしたもので、塩味が利いて香りがいい。飲んべえはおかずを肴にすべて食べてしまう。締めのご飯を食べるのに困る。そんなときが出番だ。熱いごはんにふりかける。あれば重宝するのである。

作るのはいたって簡単。だが手間がかかる。漬けていた葉はねじれて細くなっている。これを一枚一枚広げてはザルに置いていく。これが厄介だ。しかしヒマなわたくしならできる。心配は短気なことだ。根気よく一枚一枚広げていく。途中で放棄することなくザル全面に広げることができた。

あとは干すだけ。葉を広げただけのことはある。すぐに乾く。1~2日あればいい。干すのは“参考書”によると午前10時から午後2時まで。湿気を避けて太陽が輝く時間帯を狙う。カリカリに乾く。取り込んだらすぐに手でもんで粉末状にする。瓶に、あれば乾燥剤を入れて保存する。

赤梅酢を使った飲み物ー左はしそジュースに赤梅酢を加えたもの、右は赤梅酢だけを水で薄めたもの

つぎは赤梅酢。わたくしはどちらというとこちらの赤梅酢のほうを珍重する。おかずの味付けはもちろんだが、夏の飲み物としてかなり気に入っている。色も味もさわやかで涼しさを呼ぶ。だからいまの時季は毎日飲む。

ひとつはこの赤梅酢を水で薄めただけのもの。もうひとつは、しそジュースに赤梅酢を少し加えたもの。どちらも酸味がきいてぐいぐい飲んでしまう。暑いときは酸味はあったほうがうまい。

赤梅酢の量は漬けた梅の量で決まる。ことしは梅がこれまでになく少量だったため、梅酢だって少量になった。700mlぐらい取れた。やはり少ない。無駄にはできない。好物だけに大事に使わないといけない。


 

      
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2017梅仕事ーやっとこさ8月末に梅干しの“土用干し”

2017-08-23 | 梅仕事

2017梅仕事
6月17日=梅干し(塩漬け)
6月19日=梅ジャム
6月28日=梅酒
7月5日=梅干し(赤じそ漬け)
7月13日=濃縮しそジュース
8月23日=梅干し(土用干し)
8月22~23日=ゆかりと赤梅酢
8月26日=赤梅干し完成
8月26日=濃縮しそジュース


やっとこさ梅干しの“土用干し”をしている。ことしの土用は天候不順で3日3晩連続の晴れがなく、期間内に干すことができなかった。やり残しがあるとなにかと気にかかるものだが、晴天が続く日を気長に待つほかない。

きのうの22日から25日まで晴れの予報が出た。これを逃したら干すのをあきらめて“梅漬け”のまま保存しないといけない。やるぞ、という意気込みでこの日を待った。

毎日天気予報を見ている。土用干しばかりでなく、夏山の天気、特に北アルプスのウオッチを兼ねている。山の天気も悪い。かみさんはきのう3泊4日で北アルプスをあきらめて南アルプスに出かけた。わたくしのほうはといえばなんども交通機関の予約をキャンセル。そのたびに意欲がしだいに失せていく。夏山はもうあきらめ状態でいる。いまは“主夫”となって、夏山よりもまずは梅干しを干すのを優先させなければならない。

梅干しづくりは5年目、5回目となる。今年の梅は2キロ。前年までの在庫が多くあり、これまでなく少量となった。

いつもなら白梅干しと赤梅干しを作る。ことしはすべて赤じそ漬けにして赤梅干しにした。たっぷり赤じそを入れた。かなりいい色に赤く染まっている。

初日の22日は予報に反して日照時間が短かった。ことしはなかなか思い通りにはさせてくれない。2日目のきょう23日は終日晴れの予報だ。きょうに賭ける。

ギラギラ輝いてくれよと空を見上げながら、ザルにひとつひとつ並べていく。


      
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おおまさりと千葉半立のラッカセイ

2017-08-21 | ラッカセイ

秋冬野菜に備えて、夏野菜をほとんど片付けてしまうと、いま目立つのは、この夏を越して秋冬に収穫するーショウガ、冬ネギ、サトイモ、ラッカセイである。前の3つは前回までに書いてきた。最後がラッカセイ。

ラッカセイは4月15に苗床にタネをまき、4月27日に植えつけた。おおまさり40株、千葉半立100株。

すでに花は咲き終わり、いまはきっと地中でサヤが肥大しているところだろう。地上部では葉が繁茂している。旺盛だ。隣りの畝との境がまったく見えないほど繁茂している。初期は生育が遅く雑草に埋もれてしまうから、こまめに除草してきたが、夏になってぐんぐん葉を茂らせてきた。

繁茂している2つの株がしおれて枯れてしまった。これまでの経験からすぐに何が原因か見当がついた。株もとを少し掘るとあらわれた。やっぱりそうだった。コガネムシの幼虫である。これが根を食害した。すぐに捕殺した。

ことしのラッカセイは新たに大粒種のおおまさりが加わり、それにいつもの千葉半立の2種類。おおまさりのタネは昨年知り合いからいただいたもの。この品種は大好きなゆでラッカセイにするとうまいと聞いているから収穫が待ち遠しい。


      
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サトイモ灌水は効果絶大

2017-08-18 | サトイモ


サトイモが順調に育っている。一時はどうなるかと危ぶむ状況になったが結果的には理想的な姿に生長してひとまず安心している。

ことし植えつけたのは5品種合わせて120株。生育盛期のいまの状態は、背丈は120センチ前後、葉は5枚以上で、株もとは太い。葉は隣りの株同士が重なり、畝との間の通路にも葉が広がって日差しが遮られて乾燥を防いでいる。かなりいい状態だなと分かる人に分かるはず。

しかし1カ月前は焦った。この夏の天候は平年とは異なる。梅雨明け前は空梅雨で畑はカラカラに乾き、梅雨明け後は一転してまるで梅雨本番といった様相で雨が続いている。

サトイモ栽培の成功のカギは水。それなのに梅雨だというのに雨不足。目に見えて生育は悪い。いつもの年ならことしは不作かと天を仰いでいるはずだ。

ところがことしは強力な助っ人がいる。隣接の大きな貸農園の灌水ホースを利用できることになったからだ。いつでも灌水ができるとなると心強い。

そこでこの灌水設備を7月中に2回利用してホースで水をまいた。水が土にしみこんでいく。これでサトイモは息を吹き返した。効果絶大であった。

つづく8月はいつもの年なら渇水期。ところが前述の通りその後は雨続き。しばらくはこのおかげでぐんぐん生長した。しかしこうも晴れ間のない日が続くと困る。望むことなら8月は晴れ間が続き週に一度まとまった雨があればいい。

あらためてサトイモは水が好きだなと思う。灌水設備のおかげでことしもなんか豊作の気がする。昨年までの雨乞いが嘘のようだ。


      
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2カ月近くたった冬ネギの生育状況

2017-08-16 | 冬ネギ




↑8月13日現在の冬ネギ(植えつけてから2カ月近く)

↓6月20日に植えつけたときはこんな感じ

夏野菜が一段落した。つぎは秋冬野菜に移行していく。

秋冬野菜の初回が前回記事のショウガ。きょうは冬ネギ。6月20日に植えつけてから2カ月近くになる。2人暮らしなのに「こんなに作ってどうするの」と驚いてしまうほど毎年大量に作る。それだけ食べてしまう。

ことしは、ひとつの畝の長さが9メートル、これを4列用意してに植えつけてしまった。直線にすると9×4で畝の長さは36メートルになる。いつもの年よりやや多い。育てた苗を残して捨ててしまうのがもったいないからと狭い菜園をやりくりして植えつけてしまう。

作っている冬ネギは3種。根深ネギで白い部分(葉鞘部)を食べる。深く溝を掘って植えつけ、徐々に土寄せを行って葉鞘部を長く育てる。

作業は毎年同じだから手慣れたものだ。植えつけ時には、苗を乾燥から守るため溝に稲わらを敷き詰める。稲わらが足りない。足りない分はちょうど収穫したばかりのエダマメとトウモロコシの残骸を代用して敷き詰めた。

植えつけてから7月は日照りが続いた。乾燥を防ぐため早めに軽く土寄せを行ってきた。敷き詰めた残骸をそのままにして、その上に土寄せを行う。

暑い盛りだから生育は遅い。葉に元気はなく、しらっちゃけて褪せた色をしている。それでも2カ月近く前の植えつけ時の写真と比べると生長しているのがよくわかる(トップ写真)。

生育はこれからが本番。9月からは追肥と土寄せを数回に分けて行っていく。涼しくなってくると葉は青々とし、姿もすくっと立ち上がって凛々しく、一番美しいときを迎える。


      
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この夏はじめての葉ショウガ

2017-08-14 | ショウガ

葉ショウガを収穫してみた。ことしは生育が遅れた。様子を見すぎてしまい葉ショウガとしてはやや取り遅れた感がある。ツバメショウガぐらいがちょうどいいのだが。

ことしのショウガは出芽がよくなかった。というより昨年ができすぎ、と考えたほうがいいのかもしれない。どうしても比べてしまうのだが、農家のショウガ畑だって同じようにそれほどよくない。

7月は雨が少なかったせいか、なかなか背が伸びないでいた。心配するほど大きくならないままだった。ここにきてやっと背丈が伸びてまともな姿にまで育った。これならと試しに取ってみたというしだい。

周囲の畑のショウガは、見回してみるとまだまだ小さい。しょぼくれて生育をあきらめたかのように見えるほど小さくて貧相だ。それと比べると、例年に比べて生育が悪いとはいえ、わが家のはなんとか育ってくれたようだ。

ショウガは毎日食べる。わが家では常備菜だ。年中食べられるほどの収穫量と保存ができればいいのだが、秋に収穫する根ショウガは翌春までしか持たない。それ以外は買うほかない。

ショウガ畑は狭いながらもいい香りに満ちている。今年初めての葉ショウガ。味噌をつけて食べる。今夏はこのさわやかさを食べ損ねるところだった。葉ショウガは酒のつまみだけにある? 毎夏きまってそんなことを思いながら飲む。飲んべえにはショウガは夏の味である。


      
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ササゲの収穫はじまる

2017-08-11 | その他

困った。また老いの繰り言になるが、この夏の天気不順で実践できていないことがふたつある。ひとつは梅干しの土用干しができていないこと、もうひとつは北アルプスを歩いていないこと。毎日のように天気予報を見ているが、前者は土用が明けても3日3晩晴れの日があらわれない。後者もこの夏は計画倒れになりそうだ。焦ったところでしょうがないとはいえ、やり残しがあると落ち着かない。

夏野菜がひとつひとつ終わり、取れるものがしだいに少なくなってきた。8月11日現在収穫できているものは、ナス、キュウリ、トマト、オクラ、ゴーヤー、カボチャ、ニンジン、モロヘイヤ、アオジソ、アカジソとなっている。 

収穫を待っていたササゲがここにきて取れはじめた。これをもってわが菜園の夏野菜すべてを収穫できたことになる。ことしの夏野菜は失敗はなくすべて順当に生育してくれて満足のいく出来であった。

ササゲは、サヤが茶色に変色してカラカラに乾いたら収穫のサインだ。はじめだけに取れたのはわずか。ざるに広げて天日に干している。これから何回かに分けて収穫が続く。

わが家でのササゲの出番は赤飯だけ。老夫婦2人暮らしの生活では「お赤飯を炊く」といっても、年に2、3回? いやもっと少ないか。それでもたまにタネをまいて作る。家にササゲがあって、気がむいたらいつでも赤飯が炊けるというのがいい。


     
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ナスとキュウリを食べ続けるために

2017-08-09 | ナス

ナスのいま。1回目に植えつけたのは更新剪定し、新しい葉が出てきたところ。
これから新たに実をつける。
 2回目に植えつけたナス。ただいま収穫真っ盛り。

3回目に植えつけたナス。まだ花をつけていない。

ナスとキュウリが快調だ。キュウリは毎日取れている。取り遅れないようにと毎日畑に出向く。この毎日というのがナマケモノにはつらい。

どちらも好きだから夏のあいだ欠かさずに収穫できるようにしたい。その方法はきわめて簡単なことなのだが実践するとなるとつい億劫になって怠けがちになる。

わたくしの方法とは、ナスもキュウリも時期をずらして3回に分けて植えつけている。そうすると夏のあいだ食べ続けることができる。もちろんナスは秋ナスまで食べることができる。

具体的に言えば、1回目は購入苗を5月初旬に植えつける。2回目は5月にタネをまく。3回目は6月にタネをまく。

2人暮らしには1回にそれぞれ4株あれば足りる。キュウリは4株では取れすぎる。2株あればいい。

ナスのいま。1回目のは更新剪定中でこれから再度実をつける。2回目が収穫の盛り。3回目のはまだ花をつけていない状態。

キュウリのいま。1回目のは終わり。2回目はそろそろ終盤。3回目が実をつけはじめたところ。

ことしはまめに対応した。じつにうまくいっている。このまめさがないといけない。

ことしのキュウリはすべて地這いにした。支柱立てが面倒だからである。地這いものはまずいと思っていたのだが、品種改良でうまいものが出ている。

地這いキュウリは必ず取り忘れがある。気がつけばすでにウリの大きさになっているのを毎日のように発見する。たんに見つけるのが下手なのか、いやそれ以上に重大な欠陥でもあるのかと心配してしまう。


     
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7月まきキャベツの植えつけ

2017-08-07 | キャベツ


夏は北アルプスを歩く。そのため軟弱老人は筋トレに励む。交通機関も予約した。ところがことしの北アルプスは天候不順だ。上高地の五千尺ホテルが提供している河童橋から穂高連峰を望む「上高地河童橋ライブカメラ」をみては、天気が悪いなあとつぶやくばかり。梅雨明け後は穂高の稜線はいつも雲の中にある。年を取ると雨の中の歩きはつらい。今週はパスすることにした。わたくしの性分としてはリセットしてしまうと行こうという気分を取り戻すまでに時間がかかる。毎週のように山を歩いているかみさんもさすがに北アルプスは避けたようで、いま東北の山を歩いている。

キャベツを植えつけた。7月中旬に畑の隅の苗床にタネをまいた。この時期は害虫対策が欠かせない。防虫ネットで覆った。本葉が3枚になったところで、8月4日に12株ほど植えつけた。もちろん防虫ネットはここでも忘れない。キャベツは収穫まで防虫ネットの中で育てる。

キャベツは出番が多い。そのため7月、8月、9月の3回に分けてタネをまく。9月まきが翌年の春キャベツになる。

ニンジンに続いてこんどはキャベツのタネまきと植えつけ。菜園は少しずつだが着実に秋冬野菜に移行していく。


     
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ニンジンの夏どりとジャムづくり

2017-08-04 | ジャム

ニンジンニンジンは春まき夏どりと、夏まき秋冬どりの2本立てで作っている。

いま食べているのが夏どりで、秋冬どりは7月12日にタネをまき順調に育っている(下の画像は8月2日現在の姿)。よく食べるのは秋冬どりのほうだ。寒くなると煮物の季節となり出番が多く、うまいのもこちらに軍配が上がる。


一方、夏どりニンジンのほうはだいぶ残っている。少なくとも100本は収穫できるよう作ってきた。食べてはいるのだがなかなか減らない。秋冬どりに比べて、暑い盛りのニンジンのレシピが少ないせいなのか食卓に上る機会は少ない。


当然ながら畑には未収穫のニンジンがある。なんとか食べなければいけない。半分ぐらいを収穫した。残さないためには知り合いに食べてもらうのが一番いい方法だ。形のいいのを選んで知り合いに分けてとかみさんに頼んだ。

小さくて見た目が悪いのは捨てない。いつものようにジャムにした。わずかな本数だけで250mlの瓶に5個ほどのジャムができた。ひと手間かけるとうまいものができてしまう。

ニンジン臭さを消すため、今回はコアントローを加えたものと、コアントローとシナモンを加えたものの2種類をつくった。

作り方はいつもと同じ。弱火で煮詰めていくとハネるようになるから要注意だ。やはりポイントはどこで火を止めるか。トーストに塗って食べるからそれほど煮詰めない。やややわらかさが残る程度で火を止めるのだがこれがむずかしい。けさトーストに塗って食べた。いい出来だった。それにうまかった。


夏どりニンジンはまだまだ残っている。どうしようかと思案するのだが、なかなかいい知恵が浮かばない。しょうがない。少し様子を見るしかないようだ。


     
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(つづき)トマトは大玉8株とミニ4株でこれだけの収量

2017-08-02 | トマト

わが家のトマトは大玉8株とミニ4株を作っている。
ことしにかぎってどういう風の吹き回しか、収穫量を初収穫から7月半ばまで記録した。それならと以下の通り7月末まで続けた。ほぼ1カ月間の記録となった。

例年に比べて多いのか少ないのか。これまで記録を取ったことがないのでわからない。それでも以下の画像を見ると、2人暮らしでほぼ1日おきにこれだけ取れるのだから十分だといえる。実情は食べるのに追われているといっていい。というのもトマトはもっぱらかみさんが食べる。わたくしは出されたら食べるほうである。

ことしは生育がはやかった。それにガの幼虫に食害されたのも少なくなかった。7月下旬で大玉もミニも盛りは過ぎた。大玉は残り少ない。ミニはこの先も少しずつ取れる、いやしつこく取っていくといったほうがいい。

7月31日

 7月27日

7月25日


7月23日

7月20日

7月18日

7月16日

7月13日


7月11日


7月9日

7月7日


7月5日


7月3日


     
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