9月1日なると富山県八尾町の「越中おわら風の盆」をきまって思い出す。その祭りにハマり、3年連続で出掛けたほどだ。十数年前のことになる。その当時も人、人で街が埋まった。その喧騒に懲りた。いまはますます観光客であふれ、いさかいなどの問題も出てきていると聞く。肩越しに町流しを見物するよりも、高橋治さんの小説を読んだほうがよほど風の盆を実感できるかもしれない。もう行くことはないと思っていたが、この時期になると風の盆を毎年思い出すから不思議だ。この祭りに身をおくと夏の終わりの哀しさと祭りのあとの寂しさがしみじみと心にしみる。
9月1日なると富山県八尾町の「越中おわら風の盆」をきまって思い出す。その祭りにハマり、3年連続で出掛けたほどだ。十数年前のことになる。その当時も人、人で街が埋まった。その喧騒に懲りた。いまはますます観光客であふれ、いさかいなどの問題も出てきていると聞く。肩越しに町流しを見物するよりも、高橋治さんの小説を読んだほうがよほど風の盆を実感できるかもしれない。もう行くことはないと思っていたが、この時期になると風の盆を毎年思い出すから不思議だ。この祭りに身をおくと夏の終わりの哀しさと祭りのあとの寂しさがしみじみと心にしみる。
キャンベルアーリーを収穫できた。同じ房を対象に生長ぶりと色の移り具合を「定点観測」してきた。この房は運良く鳥に食べられることもなく無事に収穫できた。立派な形だ。ただキャンベルの収穫は例年に比べて遅かったように感じられる。
ポートランドと巨峰はすでに私のおなかの中に入ってしまった。これからはキャンベルアーリーだけが食卓にのぼる。毎朝食べているといつの間にかあれだけのブドウがなくなってしまう。自画自賛になるがきっとうまいのだと思う。
ブドウ棚を眺めながら今年のブドウの総括。
今年はうまくできた。昨年もよかった。今年も同じくらいの出来だ。ポートランド、キャンベルは満足の出来だった。巨峰はいまひとつといったところか。
今年は鳥の害を受けた。房をすっぽりとかぶせている袋を食いちぎって中の実を食べてしまう。昨年まではこんなことはなかった。来年も鳥の攻撃があるのだろうがどうしようもない。
□南アルプスの「荒川三山と赤石岳」の山行記をアップ。私の夏山もこれで終わりになる。
セルトレイ(上の写真):24日にハクサイの種をセルトレイに播いた。ハクサイは移植に弱いから直まきのほうがいいといわれる。この時期は乾燥しているうえに虫が多いので、これまではビニールポットで育苗してから畑に移してきた。
直まき(上の写真):26日はたまたまうまい具合に雨が降った。これなら発芽まで毎日畑まで行って水遣りの苦労もないから直まきもしてみた。発芽した。
教科書どおりにやってもうまくいかないことがある。経験則を基本に新しいを知識を取り入れていく。だからいつまでも飽きないのだろう。
キャベツと同じく、7月末に種を播いて育苗してきたブロッコリーを定植した。
育苗のときは次々と根元から虫に食われて定植までに何本残るのかと心配した。どうにか30本以上を定植することができた。これで安心したいところだが、こんどはキャベツ同様、虫の被害が心配になる。防虫ネットをトンネル掛けにして防除した。
このブロッコリーは頂花蕾と側花蕾の両方を収穫できる品種。頂花蕾をとった後に側花蕾が次々と出てくる。来年の春まで長期間にわたって収穫して食べつづけることができる。家庭菜園にはもってこいの品種だ。
□先週の今日歩いた南アルプスの「荒川三山と赤石岳」の山行記の一部をアップした。この週末は畑仕事と山行の原稿書きとで忙しい。
秋野菜のスペースを確保するため夏野菜を片付ける。カボチャはまだ生長しているものがあるが引き抜かなければならない。これでカボチャもおしまいだ。夏の終わり。
そうだった。今朝テレビを見ていたらハウステンボスのCMにシャンソンが流れた。右下に小さく金子由香利、と名前が出ていた。懐かしかった。好きな歌手だ。久しぶりにその歌声を聞いた。
お隣りの菜園も夏野菜の片付け。モロヘイヤをいただいた。私はネバネバが好きだ。作ろうと思いながらいつも忘れてしまう。2、3株作っておけば重宝するのにと分かっていながらつい忘れてしまう。
今日の農作業は本腰を入れて行わなければならない。朝早く起きた。ところが雨だ。これでは仕方ない。また布団に入ってしまう。
降りやむのを待って物置から耕運機を出して畑まで押していく。今日の農作業は夏野菜を取り除くこと、畑を耕すこと、そしてブロッコリーとキャベツを定植すること。
耕運機は春と秋の年2回登場する。耕運機を使うようになった経緯は以前に書いた。曇り空で農作業をするにはいい。エンジン音を響かせながら耕運機を押していく。耕していると無心になっている自分に気がつく。心が空っぽだ。これがいいだよな。このままいつまでも耕運機を押して耕していたくなる。何度も往復しているとしだいに土が細かくなり、雨が降った後だけに土の色が黒々といい色だ。土の色に惚れるといってもいい。畑をやっていないとこんな経験はできなかっただろう。
7月下旬に播いたブロッコリーとキャベツを定植する。
すでに午後1時30分。いったん昼ご飯に家に戻ることにする。曇り空でも全身汗でびっしょりだ。シャワーが心地よい。午後も畑仕事が続くので缶ビールをグイッと飲みたいのを我慢する。
4日間も留守にしていたので、オクラが大きくなっている。大きい「角オクラ」は食べられたものではない。捨てるのはもったいないのだが仕方ない。
一方、「島オクラ」は大きくなっても食べられる。こんなに大きくなっても食べられるかな、と思うほどの大きさのものを試食してみることにした。今晩のおかずに出るのかなと期待していたのだが明晩だという。
秋野菜のスペースを確保するためオクラも9月中旬ごろまでには抜き取る。その中から来年用の種を取るための株を選んで畑にそのまま残しておく。9月下旬になると実が茶褐色になり、莢が割れて中に黒い種が見えてくる。
1カ月ぶりに山を歩いて昨晩帰った。久しぶりの3000㍍の山は文句なしの展望とお花畑が広がっていた。
家を4日ほど留守にした。今朝、ブドウ棚を見ると地面に皮が散らかっている。あいかわらず鳥に食べられていた。
ブドウにはすっぽりと袋を掛けてある。それを破って食べている。皮の落ちている地面を見ると食いちぎった袋の一部が落ちていた(写真左上)。敵もやるものだと感心している。
鳥の朝は早い。私がまだ寝ているときにやってきて、せっせと啄ばんでいるのだろう。
今週のキャンベルアーリーの色具合。先週と比べて紫色から黒紫色に移行している。
やはり鳥は袋を破って中の実を食べている。そこまで知恵があるとは思ってみなかった。今年が初めてだ。そこまでやられるとさすがに参った。手の打ちようがない。熟したらすぐに人間様が食べるしかないようだ。
そんなわけで鳥と食べ比べの競争をしている。ポートランド、巨峰はすでに私と家内とで食べてしまった。あとはこれから熟すキャンベルアーリーを残すだけ。50房はある。これだけあると少しぐらい鳥に分け前を与えてもいいかなと思う。いや、鳥の執拗で遠慮のない攻撃を見ているとこの考えは甘いかもしれない。とにかく袋を破って食べてしまうのだから。
早起きして朝食前に畑の夏野菜の片付けをする。全身汗でびっしょりだ。インゲン、キュウリ、ナス、ピーマン、トウモロコシそれにニガウリの株を引き抜く。終わりだ。もったいないけれど秋野菜のスペースを確保しなければならない。
ニガウリが12、3㌢ぐらいの大きさ以上には育たないで困っていた。この天気のせいなのか、それとも栽培が未熟なためなのか。もう少し大きくなったら収穫しようと待っていると、実が熟してだんだん黄色くなり、最後にはオレンジ色になって下から破裂(はれつ)し、地面に落ちてしまう。だから早めに収穫せざるを得なかった。
落ちた実の中から真っ赤な色に包まれた種が出てくる。この赤色は毒々しく最初にこれを見たときはあまりいい感じはしなかった。
種を包んでいるこの赤を指でこすりとると硬い種があわられる。この種を畑に放置しておくと芽が出てくる。発芽温度は高いので残暑が厳しい年に限られる。昨年は次から次ぎに出てきて始末に困った。今年はこの種を保存して来年にまこうと思う。