干しあっがた切り干し大根。
右が千切りスライサーを使ったもの、左がいつもように包丁で切ったもの
上が千切りスライサーを使ったもの
下がいつもように包丁で切ったもの
子年ともまもなくお別れです。6回目の年男でした。毎日がコロナ、コロナの騒ぎで明け暮れ最速で過ぎた一年だったと振り返っています。
このブログも満15年。いまや、駄文とはいえ、ネタをさがすのも書くのも、ぼけた脳のトレーニングと思ってパソコンに向かっています。70歳を過ぎてからは予定通りというか、年を取ったなと自覚することが度々になりました。72歳はそろそろ健康寿命ともおさらばのようで、これから先、私も含めた団塊の世代はあと数年で後期高齢者になだれ込みます。あの世にもかなり近くなりました。
このところダイコンの話ばかりが続く。
切り干し大根づくりはいつもなら1月に始めるのだが、ことしは12月から精を出してきた。とくに理由はなくいつもの気まぐれである。
キャロットラペをつくるためあたらしく千切りスライサーを買った。これは大根の切り干しづくりにも使えるのではないかと試しにやってみた。いつもより細く切れた。これでは細すぎるのではないかと思ったものの、まずは千切りスライサーを使った切り干し大根をつくった。手で千切りにするよりも短時間ですんだ。
これは干すほどにさらに細くなる。ちぎれたりして濡れ縁に広げた竹ざるから落ちこぼれてしまう。やはり細かったか。干しあがって、その出来具合は繊細で上品にみえる。
でも切り干しにしては細い気がする。歯ごたえはどうなのか。それならいつものように包丁で千切りしたものもつくることにした。
千切りスライサーを使ったときのほうが短時間でできたと思っていたのだが、包丁で千切りにするのが慣れているせいか意外と短時間ですんだ。千切りスライサーと包丁では、千切りにする時間にあまり差がなかった。こちらも干しあがった。
両者とも干しあがったものの、まだ食べていない。前者がどういう歯ごたえになるのか。ジップロックに詰めて冷蔵庫で保存する。ことし1月につくったものがまだ冷蔵庫の隅にも野菜室にもあった。食べることよりつくるのが楽しい切り干し大根である。
2020年の読書
2020年12月の読書
・「線」の思考(原武史著・新潮社)
・チョンキンマンションのボスは知っている(小川さやか著・春秋社)
・地獄の犬たち(深町秋生著・KADOKAWAK)
・三体Ⅱ黒暗森林(下)(劉慈欣著、 大森望訳、立原透耶訳・早川書房)
2020年11月の読書
・三体Ⅱ 黒暗森林(上)(劉 慈欣著・早川書房)
・JR上野駅公園口(柳 美里著・ 河出書房新社)
・死神の棋譜(奥泉 光著・ 新潮社)
・果てしなき輝きの果てに(リズ・ムーア著・ 竹内 要江訳 、早川書房)
2020年10月の読書
・KGBの男ー冷戦史上最大の二重スパイ(ベン・マッキンタイアー著・ 小林朋則訳、中央公論新社)
2020年9月の読書
・雲を紡ぐ(伊吹有喜著、文藝春秋)
・念入りに殺された男(エルザ・マルポ著、加藤 かおり訳、早川書房)
・背中の蜘蛛(誉田哲也著・双葉社)
・三体 [1](劉 慈欣著、 大森望訳、光吉さくら訳、 ワン チャイ訳、 立原 透耶監修・早川書房)
2020年8月の読書
・彼女たちの部屋(レティシア・コロンバニ著、齋藤可津子訳・早川書房)
・越前竹人形、北野踊り(水上勉全集第3巻・中央公論社)
・猫を棄てる(村上春樹著・文藝春秋)
・ザ・ロイヤルファミリー(早見和真著・新潮社)
2020年7月の読書
・少年と犬(馳星周著・文藝春秋)
・暗い森を抜けて(黒川創著・新潮社)
・銀花の蔵(遠田潤子著・新潮社)
・ダリエン地峡決死行(北澤豊雄著・産業編集センター)
2020年6月の読書
本棚から「金閣炎上」を引っ張り出した。奥付は昭和54年10月25日7刷とある。40年ものあいだ積読、と思っていたのだが、読み進めていくと既読感がずっとあった。
・じんかん(今村翔吾著・講談社)
・稚児桜(澤田瞳子著・淡交社)
・金閣炎上(水上勉著・新潮社)
・独ソ戦(大木毅著・岩波新書)
2020年5月の読書
・たまたまザイール、またコンゴ(田中真知著・偕成社)
・カーテン(アガサ・クリスティー著、田口俊樹訳・早川書房)
・火星の人(下)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
2020年4月の読書
コロナ禍で外出自粛。読書三昧で積読を少しは解消できると思ったがダメだった。菜園のほうが忙しくなったためだ。
・火星の人(上)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
・ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー著、鈴木恵訳・新潮文庫)
・潜入ルポamazon帝国(横田増生著・小学館)
2020年3月の読書
70を過ぎたいまになってやっと源氏物語を読み通すことができた。角田光代訳の「源氏物語」(下)巻を手に取った。新刊である。これまで(上)と(中)の巻を読んできた。源氏物語は挫折の連続だった。円地文子訳、谷崎潤一郎訳でつまずいた。今日明日をも知れぬ命の高齢者となったいま、これが最後の機会だなとその覚悟で角田光代訳にのぞんだというわけである。わたくしの小さな脳みそでは原文を読むことなんて考えられない。現代語訳で筋を追うだけで精いっぱいであった。
・角田光代訳「源氏物語(下)」(池澤夏樹=個人編集日本文学全集、河出書房新社)
2020年2月の読書
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ著・ 新潮社)
・大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件ーなぜ美しい羽は狙われたのかー
(カーク・ウォレス・ジョンソン著、 矢野 真千子訳・化学同人)
・待ち遠しい(柴崎友香著・毎日新聞出版)
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子著・河出書房新社)
2020年1月の読書
「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房)
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)
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