30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ソラマメの植えつけー来年も豊作をと念じて

2014-10-31 | ソラマメ

ソラマメを10月28日に植えつけた。タネは10月15日にポットにまいたタネは6月に自家採種したもので、ことしは直まきでなくすべてをポットまきにした。タネが余るすぎるほどあるのでこれでもかと欠株対策の分も含めて多めにまいた。

狭いながらも用意したスペースには株間40センチで32カ所に植えつけることができる。1カ所に2株ずつ植えつけるから、株数は最低でも64株ブラスアルファ必要となる。ところが発芽率があまりよくなかった。少しばかり不足した。このため追加してまたタネをまいたところだ。ウネ間は100センチにした。

不作が続いて、ことしは2年ぶりに豊作になった。不作の原因はアブラムシだ。これにはもう勝てっこないない、とソラマメを作るのをあきらめかけた。もう一年やってみるか。ことしに賭けた。乾坤いってき。たらふく食べるだけのものが取れた。そうなると現金なもので、作る意欲がまた出てきた。

アブラムシの戦いは来年もある。これだけは避けられない。それを思うと少しばかり憂うつになる。それでも来年も今年と同じ豊作をと念じながら植えつけた。


2014年の読書

2014年10月の読書
・太陽の棘(とげ)( 原田マハ著・文藝春秋)
・停電の夜に( ジュンパ ラヒリ著・新潮社)
・トワイライト・シャッフル( 乙川優三郎著・新潮社)

2014年9月の読書
・しんがり 山一證券 最後の12人(清武英利著・講談社)
・推定脅威(未須本有生著・文藝春秋)
・掏摸(スリ)( 中村 文則著・河出書房新社)
・文鳥、夢十夜(夏目漱石著・岩波書店) 

2014年8月の読書
・風待ちのひと(伊吹有喜著・ポプラ社)
・四十九日のレシピ(伊吹有喜著・ポプラ社)
・ミッドナイト・バス(伊吹有喜著・文藝春秋)
・吉野葛、春琴抄(谷崎潤一郎著・筑摩書房)

2014年7月の読書
・笛吹川(深沢七郎著・深沢七郎集第3巻・筑摩書房)
・破門(黒川博行著・KADOKAWA)
・師父の遺言(松井今朝子著・NHK出版)

2014年6月の読書
・渡良瀬(佐伯一麦著・岩波書店)
・俳魁 (三田完著 ・KADOKAWA)
・想像ラジオ(いとうせいこう著・河出書房新社)

2014年5月の読書
・ちょっとピンぼけ(ロバート・キャパ著・川添浩史・井上清壱訳・ダヴィッド社)
・スーツケースの中の少年( レナ・コバブール/ アニタ・フリース著・土屋京子訳・講談社文庫)

2014年4月の読書
・謎の独立国家ソマリランド(高野秀行著・ 本の雑誌社)
・茶事遍路(陳舜臣著・朝日新聞社)

2014年3月の読書
・信長と消えた家臣たち(谷口 克広著・中公新書) 
・蛇行する月(桜木紫乃著・双葉社)
・昭和史 1926-1945(半藤一利著・平凡社ライブラリー)

2014年2月の読書
・地図と領土(ミシェル・ウエルベック著・筑摩書房)
・日本仏教史 裏のウラ(島田裕巳著・佼成出版社)
・王になろうとした男(伊東潤著・文藝春秋)
・恋歌(朝井まかて著・講談社)
・HHhH プラハ、1942年( ローラン・ビネ著・東京創元社)
・ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪(今野晴貴著・文春新書)

2014年1月の読書
・脊梁山脈(乙川優三郎著 ・新潮社)
・日輪の賦(澤田瞳子著・ 幻冬舎)
・マスカレード・ホテル(東野圭吾著・集英社)

⇒2013年、2012年の読書



      
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超スピード収穫のハクサイ

2014-10-30 | ハクサイ

ハクサイを超スピードで収穫できた。7月中旬にタネをまいたのだから2カ月余りでできてしまった。これは早生種。いつもは中生種の「黄ごごろ85」ばかりを作ってきた。この収穫は11月中旬以降になる。ことしは早生種を加えた。短期間で収穫できるのはわかってはいたが、よもやこんなに早いとは思ってもみなかったから、収穫の喜びを十分に実感できないでいる。

2014ハクサイーこれまでの作業
1、タネまきは8月13日
タネをまいて半月
タネをまいて1カ月
4、タネをまいて2カ月

菜園歴30年近くになっても、いまだにハクサイには苦労させられる。ハクサイのむずかしいのはタネをまいてからの育苗にある。私の趣味の登山でいえば、ハクサイをタネから育苗することは“上級コース”、いや“ベテランコース”になる。タネまきから本葉が3、4枚ぐらいまでの半月間は付きっきり育てる。長年の経験をもとに猛暑と害虫と戦いながら手間ヒマを惜しまず育てる。無事に本葉が3,4枚にまで育てることができると、それ以降はこれまでの苦労がウソのように楽に育つ。苦労した分だけハクサイには収穫時の達成感と充実感の喜びがある。これも登山と同じだ。

ハクサイ栽培の一番簡単な方法は、市販の苗を植えつけることである。これだと一番むずかしい育苗の手間が省けるから、たやすくできる。だれにだってできる“初心者コース”になる。周囲の菜園はたいがい市販の苗を使っている。ときに私もと思わないでもないが、毎年夏になるときまってタネをまいてしまう。

菜園も私にとっては遊びである。むずかしいと思いながらも毎年挑戦するのは遊びだからである。ここはすすんで苦労を買い、手間ひまをかけるのを楽しむ。せっかくの楽しみをみずから棄てることはない。菜園は経験がものを言う。むずかしい、やっかいだなと言いながらも、ハクサイの育苗に失敗はなくなった。ことしは作り過ぎて34個が育っている。いい出来だ。一所懸命やってきたおかげであると思っている。

結球部の頭を手のひらで押さえてかたくしまった感じがしたら収穫のサイン。早生種はすでに5,6個がそうなっている。とりあえず4個を収穫した。わが家には買ってきたばかりのハクサイがあるから、これらは近所におすそ分けした。

私のハクサイ栽培の目的は「お香香」を食べることにある。これには霜にあたったほうがうまい。早生種は近所に分けるとして、中生種ができるまでいましばらく待たねばならない。好きなお香香が食べられるのは例年通り11月末から12月初めになる。


      
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7月まきキャベツの収穫

2014-10-28 | キャベツ

夏にタネをまいたキャベツにハクサイ、それにニンジンが取れ出した。すべて順調に育ってくれた。

まずはキャベツ。
7月18日にタネをまいたのが、1週間前ぐらいからいつ収穫してもいい状態になっていた。このひと月で急に大きくなった。キャベツの収穫時期は見て判断するほかない。適期になると不思議と色つやがよくなる。そして触れてみる。これならと包丁を根元に入れて切る。一丁上がり、である。

きれいなキャベツができた。気分がいい。キャベツ栽培は簡単だが、問題は虫だ。タネをまいてから収穫までずっと防虫ネットの中で育てている。そうしないと害虫に食い荒らされてしまう。

気をつけていても虫に食われる。初期はシンクイムシ、いまの時期ならヨトウムシだ。フンが大量に見つかったならヨトウムシの仕業だ。葉の中を丹念に探すとヨトウムシを見つけることができる。こっちの気持ちも知らないで、慌てて逃げることなくのんびりかまえているように見えるからなおさら憎い。思いきり指先でつぶす。もう大丈夫だろうと思うのだが、これが安心できない。殺虫剤を使わないで育てるなら、これは私の経験だが、常に観察を怠ってはいけない。これをさぼると無残な姿を見ることになる。

キャベツはよく食べるから多く作りたいのだが、いっせいに大きくなるのが2人暮らしには困る。食べきれない。いつまでも取らないでおくと、割れたりして品質が悪くなる。取り遅れないように早めに収穫したいのだが、食べきれないないから結局は無駄にしてしまう。何個ぐらい作るかいつも考えてしまうのだが、10個ぐらいは取れるようにしている。

キャベツは夏から秋にかけて3回に分けてタネをまいた。

1、1回目の7月18日にタネをまいたものがいま取れ始めた。

2、2回目は8月23日にタネをまいた。これはいま葉を巻きはじめているところだ。前回も書いたのだが、いつごろ収穫になるのかわからない。年内は無理だろう。収穫は来春の2、3月になるのか?



3、3回目は9月21日にタネをまいた。これは春キャベツで収穫は来年5月ごろになる。


      
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ルバーブの生育とトウガラシの収穫

2014-10-27 | その他

9月22日にタネをまいたルバーブ1カ月たったいま本葉が出てきている。発芽率はあまりよくないだろうと思い込んでいた。ところが予想外によかった。しかし困った。このまま冬を越して来春に植えつけるのだが、これらすべてを植えつけるスペースはわが狭い菜園にはない。ルバーブはジャム専用だから3株もあれば足りる。欠株の補植用を入れても6株ぐらいあれば十分だ。残りはもらってくれる先を考えないといけない。

ルバーブはいま畑にたった1株しかない。この1株をこの3,4年大事にしてきた。夏の暑さが一番いけない。黒い寒冷紗をかけてなんとかいままで生きのびさせてきた。そんな状態では安心できないから、一日も早くタネまきして後継を育てないといけないと思いながらも、すぐにやればいいものを億劫がって先延ばしにしてきた。やっとこれで後継ぎができそうである。来年は株を充実させ、収穫できるのは再来年の2016年からになる。


トウガラシを収穫した。ことしはタネまきが遅れた結果は赤く熟したものと青いままのものが半々となった。このまましばらくは畑に植えたままにしておくほうがいいのだが、狭い菜園だから次はおれの番だと“後釜”が順番を待っている。タマネギ植えつけのスペース確保のためそこが必要だから、やむを得ないとすべて引き抜いて片づけた。青いのは捨て、赤いものだけを日陰で乾燥させている。トウガラシで感心するのはその色だ。わたしにとっては観賞に値する。


      
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日光の社山に登るー黄葉の中禅寺湖畔をたどり

2014-10-25 | 登山

 ↑社山はなかなかの雄姿を見せてくれる。阿世潟峠から半月峠への登り返しから振り返る

↓日光の定番といえば八丁出島と男体山。秋空と紅葉のコントラストに目を奪われる


山行日 2014年10月24日(金)日帰り
天気 晴れ
山域 奥日光
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:43=5:05北千住5:15=東武動物公園駅と栃木駅で乗換=7:36東武日光駅7:53 (東武バス)=8:35中禅寺温泉バス停8:45-10:05阿世潟10:10-10:27阿世潟峠-11:30社山12:12-12:53阿世潟峠13:00-13:40半月峠13:57-14:39中禅寺湖畔の峠分岐-15:30中禅寺温泉バス停=東武日光駅17:12=20:07我孫子駅


5日前の10月19日に歩いた金峰山の展望に気をよくして、こんどは日光の社山に登ってきた。紅葉が狙いである。じつにさわやかな天気に恵まれ、紅葉はもちろん展望までも存分に楽しむことができた。こうなるとまたも気分はうきうきだ。

日光は昨年も楽しんだとくに中禅寺湖畔の「黄葉」にはすっかり魅せられた。今回も湖畔の“金色の道”を歩き、体いっぱいに金色の光を浴びることができた。気がつくと柄にもなく、ハイ・ファイ・セットの「燃える秋」を口ずさんでいた。気恥しくなったのだが、こんな老いぼれにだって♪燃える秋 揺れる愛の心・・・なんて歌わせてしまう道なのだ。

紅葉の盛りに出会うのはなかなかむずかしい。この秋の紅葉は1週間ほど早いというから、内心ではすこし遅かったかと不安ではあった。やはり中禅寺湖畔は少し盛りを過ぎてたものの、はらはらと落葉するのが私の好みだからちょうどよかった。とくに八丁出島は見ごろであった。紅葉にはうるさい私もこれにはまいった。さすがである。それだけグッドタイミングだった。

紅葉にばかり目を奪われてしまうのだが、肝心の社山はよかった。この山ははじめて登るのだが、中禅寺湖畔から眺めると八丁出島を前景にして、すくっと立ちあがった円錐の形をしている。すぐにそれとわかる。稜線からは中禅寺湖と背景の山並みの展望がすぐれている。昨年登った半月山よりこちらに軍配をあげたい。


紅葉が盛りの日光に行くには、なにがなんでも週末の混雑は避けたい。ということで金曜日にした。前日までの雨が上がり、さわやかな秋空がひろがった。よーし、いいぞ!朝早く家を出たものだから7時36分には東武日光駅についていた。早起きは三文の得とはこんなときになるほどなと思う。

バスは始発がJR日光駅。東武日光駅ではすでに空席はわずか。私は一番乗りだったのでなんとか座れた。通路は立つ人でいっぱいになった。隣りの人が通勤で毎日中禅寺温泉に通う中年女性。ずっと話どおしだった。裏技を教えてもらった。それが帰りに役に立った。ケチくさいけれどそれは内緒。みんなに言ってしまっては裏技ではなくなる。

 この天気なら、だれだって心がはずみ期待が膨らむ。



中禅寺湖は静穏だった。湖面に映るものはすべてがシンメトリーの構図になる。
イタリア大使館別荘記念公園からの男体山。

イタリア大使館別荘記念公園からの日光白根山(真ん中の高い山)。



イタリア大使館別荘記念公園からは、これから登る社山も眺めることができる。端正な円錐の形をしているからすぐにわかる。



アップ。社山の前景に八丁出島。ちょうど日が差してきた。 

 

イタリア大使館別荘記念公園から阿世潟へは「黄葉」の道が続く。こんなにもいい道があったのだ。

   

八丁出島が見えてきた。
立派なカメラと三脚を担いでいる人とたびたび行き交う。そのひとりに尋ねた。
「八丁出島はどうですか」
「見ごろだ。いまちょうど日があたってきたところ。カメラを向けるにはちょうどいい」

道を外れて木立を抜け湖岸の砂浜に足を踏み入れる。そこには朝の日に輝く八丁出島の紅葉と男体山が広がっていた。空の青とのコントラストが素晴らしい。さすがに定番中の定番。なんど見てもあきない。出島の付け根に向かって砂浜を行く。風景が少しずつ変わる。そのたびに何枚も撮った。どれを載せようか迷ってしまう。 



阿世潟についた。紅葉と展望に目を奪われて寄り道ばかりしている。湖岸に下りてはまた道に戻るという繰り返し。遅れを取り戻そうと速足になった。それほど遅れることもなく気がつくと阿世潟だった。ここからが社山への道。

阿世潟峠までは一投足。ここから急な登りになる。峠の標高が1410㍍。社山が1827㍍だから標高差は400㍍。山頂まですぐなようだが、意外としぶとい。

 

当然ながら稜線の紅葉はすでに終わっている。斜面にはまだ名残が。

 

 

1550㍍。カラマツの黄葉はすでに散りかけている。

社山の頂が見えてきた。

 

 

高度をあげるにつれて中禅寺湖とそれを取り囲む山々がパノラマに。心静かな風景だ。この稜線はそんな眺めが続く。

 

1650㍍。このあたりダケカンバの林。  

 

下山してくる夫婦が「いままで富士山がきれいに見えていたのだが雲に隠れてしまったようね」。
そちらの方角に目を凝らすと見えた。雲の中から富士が出てきた。私の格安カメラではご覧の通り、ぼんやりとやっと見える程度だが、実際はこれよりはいくぶんはっきりと冠雪した富士が見えた。幸いだった。やっぱり展望は朝早くに限る。雲ひとつなかったのにしだいに雲が広がりつつある。

 

社山の山頂。うまいぐあいに後続が来たので撮ってもらった。

社山の山頂は展望がない。先に進むと見晴らしがいいというのでほんの少しすすんだ。
ここで展望を楽しみながら昼飯にする。

  

左のピークが錫ケ岳、右のピークが日光白根山。錫ケ岳の姿がじつにいい。

日帰りの日光の山旅はゆっくりしていられない。正午を過ぎてしまった。

下山開始。阿世潟峠から半月峠に向かい、そこから半月山展望台を往復して下山する予定だ。結果は半月山展望台には行かずに半月峠から下山した。帰りのバスの渋滞を考えるとこれが正解であった。

阿世潟峠へ下山途中、往路のときは気がつかなかった戦場が原と湯滝が見えた。雲が出てきた。

男体山にも雲が。

 阿世潟峠。下りは楽だ。しかしここから半月峠を目指す。1650㍍までの登り返しがつらかった。

阿世潟峠から半月峠までのコースタイムは1時間だが40分で来てしまった。ここで時刻は13時40分。半月山展望台まで往復するか。帰りの時間を考えてパスした。半月山展望台には昨年行っていることだし今回はいいかと。

半月峠から湖畔に下った。



またも「金色の道」を歩む。この道は何度も書くがいい。これならふたたび来たかいがあったというもので、黄葉との別れを惜しみながら歩いた。



中禅寺温泉バス停が近ずく。目の前の男体山はガスに隠れてしまった。

 

いい一日だった。展望に、黄葉に、なんども足を止めては見入ってしまった。満足のいく山行ができた。5日前の金峰山に続いて秋空がひろがったのだから言うことなしである。

平日とはいえ秋の紅葉シーズン。やはり帰りの中禅寺温泉バス停はびっくりするほどの長蛇の列だ。バスが来ない。来てもすでに満員で乗れない。何台待てば乗れるのか。みんな不満顔だ。日光の自然はすばらしいが東武バスの対応にはいつも首をかしげてしまう。何十年もの経験があるのに毎年こうなる。日光の観光客が減っているというがそうなるはずだ。せっかくここまで来てくれた外人観光客には私が謝りたくなる。

それでもこの秋も来てしまった。いい気分で下山してきたのだからこのまま駅までスムーズに運んでもらえたらもっといい気分になれるのに。


      
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ヤツガシラの試し掘りーいい出来だとわかってはいるのだが

2014-10-22 | サトイモ

↑ヤツガシラ

↓八つ子

小さいころからおせち料理のなかでヤツガシラの煮物が一番好きだった。だからサトイモといえばヤツガシラだった。ジジイになったいまもおせちといえばヤツガシラになる。やっぱりうまいと思う。

小さいころの味の記憶にこだわるわけではないのだが、やはりこだわるとみえて、ヤツガシラを含めてサトイモの栽培には熱心だ。とくにヤツガシラは私の育てたものをおせち料理に加えたいという思いがあるから生育具合が気になってしょうがない。

ことしのサトイモは繰り返しになるが豊作になった。これまで「土垂」と「エビイモ」の育ち具合を見るため試し掘りをしてきた。いずれも出来がいい。

じつは試し掘りなんかしなくてもサトイモはその姿を見ただけでたいがい出来具合がわかる。不作か豊作かはすぐに見てとれる。ことしは見ただけで間違いなく出来がいいとわかる。試し掘りするのは豊作をたしかめることと一日も早く豊作を味わいがためである。

ヤツガシラだってその姿をみれば一目瞭然、いいとわかるのだが、やはり見てみたいという気持ちを押さえられずに試し掘りした。1株掘り出した。やはりいいい。これだけで出来具合は十分わかる。ほかにもうひと株掘り出してみることもない。

ヤツガシラは親イモと子イモが分球せずくっ付いてひとつの塊になる。名前の由来はイモの頭が八つ固まっているように見えるからだという。だから「八つ頭」になる。掲載した写真ではわからないが切り口の茎が腐るとイモが現れてその様子がよくわかる。大きな頭が八つ、それ以上くっ付いているものは全体のイモが大きく最上等だ。

親イモと子イモは分球しないため、分球した子イモ(孫イモ)が取れるのはわずかだ。これを「八つ子」と呼ぶ。これがうまい。取れる数が少ないから高級食材になる。こんかい試し掘りした1株からは、八つ子は5個だけだった。

この分球した八つ子がいい。これを見ただけでもことしは出来がいいのがわかる。八つ子は来年の種イモになる。これだけいい種イモを得られるなら言うことなしである。収穫量が少ないと八つ子はたいがい種イモにまわしてしまうのだが、ことしは食べらる。

これでひと安心。おせちに提供できるヤツガシラができた。それもできのいいのが。いっぱい取れるからせっせと食べなければならない。


      
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金峰山を日帰りでー大弛峠から往復

2014-10-20 | 登山

うーん、のびやかな眺めだ。朝日岳から金峰山を望む。五丈岩が目に飛び込んでくる


山行日 2014年10月19日(日)日帰り
天気 晴れ
山域 奥秩父
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:54=5:06新松戸5:14=6:11西国分寺6:23=6:28立川6:43=8:13塩山8:30(バス)=9:15柳平乗り換え=10:00大弛峠10:15-11:05大ナギ-11:20朝日岳11:25-12:25金峰山頂13:25-14:20朝日岳-15:30大弛峠(バス)16:00=17:30塩山駅17:51=神田経由=21:06我孫子駅


塩山駅から奥秩父の大弛峠まで、バスがことし6月から運行している。このことを知ったのはつい最近だった。奥秩父縦走路にある2365㍍のこの峠まで行くにはこれまでは当然ながらマイカーかタクシーに限られていた。

このバス運営会社は「栄和交通」。
甲斐大和駅から大菩薩嶺の上日川峠までバスを運行しているあの会社である。登山者にとって大菩薩嶺登山口の最寄り駅といえば塩山駅だったのに、いまや甲斐大和駅からのこのバスが登山者の間では人気が高い。じつはこのこともだいぶあとで知り、それならと話のタネに昨年利用してみた。

こんかいの大弛峠までのバス運行の詳細は
この会社のHPに譲るとして、さっそく話のタネにと利用した。私の最寄駅は常磐線・我孫子駅。どんなに早起きしても大弛峠につくのは10時になる。帰りの最終便が大弛峠16時出発だ。山中での行動時間は6時間と制約される。

わたくしの奥秩父全山縦走(瑞牆山~雲取山)はいまだに線で結ばれていない。金峰山と甲武信ケ岳 の両山の頂に立ってはいるのだが、その間を歩いていない。この際だからつなげようかと思うのだがどうもその気になれない。6時間と制約された時間の中で歩くには金峰山への往復がぴったり合った。往路が2時間30分。山頂で1時間。復路が2時間。合計5時間30分である。

出発点の大弛峠が2365㍍、金峰山が2595㍍。これならお手軽登山だなと気軽に考えていた。ところがこれが大外れ。体が思うように動かないのである。足がスムーズに運ばない。まるでロボットが歩くがごとくで、ぎくしゃくとしてなんとも危なっかしい足取りだ。おかしい。おかしいぞ。それに縦走路だからアップダウンがあるとはいえ高が知れた標高差なのにだいぶ疲れてしまった。なんとか標準タイムで歩けたものの、こんなコースでもこんなに疲れてしまうのかといまの自分の体力に唖然としてしまった。

というのは山をしばらく離れていたからだ。いろいろあって5カ月近くも山を歩いていなかった。この夏は出鼻をくじかれた。晴れ男がこの夏は雨男どころか泣き男になってしまった。夏山に向けてそれなりに体力面で気合を入れてきた。それなのに、という局面が続いた。ツキから見放された。しばらくは様子を見ようと決めざるを得なかった。そのあいだも山を意識して体力は維持してきたつもりだが、このざまだ。山を歩く体は山で作るっていうのを思い知らされた。

天気がいい日を選んだ。期待は展望だ。金峰山からの眺めは奥秩父でも最上等になる。疲れた体を展望が励ましてくれた。


いつものことだが前置きが長くなった。ぐずぐずしていないで出発だ。金峰山を歩くのは10年ぶりになる。

塩山駅の北口がバス停。私が一番乗り。どれほど乗るのか。車内から眺めている。予約制になっているから全員座れる。補助席を含め満員になった。こんなに乗るんだ。このバスの運行をみんなは知っていたのか。隣りに座った団体の人に尋ねた。「私は知らなかったがリーダが」。いえることは「ただ付いていくだけの登山者」は知らない人が多いと思う。さて、進行方向どちら側の席に座るか。こんなことまで考える。ルートを頭に描いてみる。今回は左側だな。正解であった。富士だ! 左後方に冠雪した富士が見えてくる。

柳平でジャンボタクシーに乗り換える。9人乗りのジャンボタクシーも左側の席がいい。左が谷側で、右が山側の林道を行くから左側が開けている。特等席は運転手の隣りの席になる。正面には金峰山。五丈岩でそれとわかる。

目の前の小学校跡。このあたりは戦後入植した開拓村だが、いまは人がいなくなった。

大弛峠に着く前から林道の路肩駐車が続く。峠の駐車場は満杯だ。



塩山駅から1時間30分でいっきに2365㍍の大弛峠に到着。気さくな運転手さんで気分がいい出発ができた。

 用足しをすませて登山口へ。ところでどこなんだ。道標が車に遮られていてまごついた。

奥秩父縦走路は樹林の中を歩く。この日も展望が開けるのはピークぐらいで、シラビソの林の中を歩く。それに奥秩父は紅葉がイマイチという印象があるからあまり期待していない。きょうはは展望が目的だ。

 

この岩場を登ると「大ナギ」だ。最初の展望が期待できる。

ここが大ナギ。ここからの眺めはすばらしい。いいぞ。期待できるぞ。
この写真は帰りに撮ったものですでに日が陰ってきている。
左のとんがりが国師岳、すぐ隣りの右のなだらかな山が北奥千丈岳。



そのまま目を移すと甲武信ケ岳 の眺め。甲武信ケ岳 を真ん中に左に三宝山、右に木賊山。

 

気をよくして次の展望地の「朝日岳」はすぐだった。この頂からの展望もよかった。これから歩む先に金峰山だ。おーい、いま行くからね、と呼びかけたくなる。

そして富士山。数日前に冠雪した。峠に向かうジャンボタクシーからは富士の姿を見ることができた。きょうは冠雪した富士が拝める。そう確信できた。しかし登り始めると南に雲が広がり始めた。もしやと不安になる。朝日岳の山頂に着いた。富士はどこだ。見えない。隣りにいた人が、あそこ、頭だけ出してる。そう教えてくれた。見上げるほどのところに富士のてっぺんがあった。きょうはこの姿のままで下山まで顔を見せてくれた。きのう18日はきょうと同じく天気がよかったのに富士は見えなかったという。



展望を楽しむには午前10時出発では遅過ぎる。そう嘆いてもしょうがない。

朝日岳を後に先を急ごう。朝日岳を振り返る。山頂付近の露岩が見える。



鉄山にはのぼらないで道は北を巻いていく。 



森林限界をこえてハイマツ帯に入った。急に視界が広がった。
「賽の河原」だ。山頂はまもなくだが、ここでまたも展望タイムとなった。
瑞牆山を前景に八ケ岳が後方に横一線に並んでいる。瑞牆山も八ケ岳を気持ち良さそうに眺めているように見える。

富士も依然として姿を見せてくれる。こうなるとなかなか先にすすめなくなる。



八ケ岳から西に目を転じると御嶽山だ。噴煙がまっすぐに上がっているのがわかる。私の粗末なカメラではこれが限度。
しずかに合掌する。その姿を見て周囲が不思議そうにしていたので、あれが御嶽山です、と。

目を戻すと、前景にさきほど頂を踏んだ朝日岳の後方に甲武信ケ岳 と国師ケ岳。



景色にばかり目を奪われていては先にすすめない。さあ頂上へ。



金峰山頂付近は大きな岩がごろごろ。足元に気をつけながら山頂だ。
きょうは日曜日で天気がいいから大にぎわい。この写真だって順番待ちだ。逆光になった。



山頂には多くの登山者。

山頂から五丈岩へ。見上げながら昼飯。岩のてっぺんに登っている人がたくさんいる。見ているだけではらはらどきどき。

富士は正午を過ぎたのにまだ見える。しだいにうすっらとガスが出てきたようでぼんやりしてきた。
期待以上の展望に満足した。
下山開始。

樹林帯に入る前のハイマツ帯でもう一度展望タイム。ここでまたも時間を食ってしまった。

 朝日岳から。これで金峰山とはお別れ。

 

 大ナギから。秋の日は落ちるのがはやい。

大弛峠がまもなくのところで太ももがつった。やっぱりきたか! 太ももの痙攣がこの2,3年よくある。痛い。10分も休んでいると痛みが取れて歩けるようになるのだが、いつもそうなるとは限らない。不安である。そこで今回は筋肉のけいれんに効くという「芍薬甘草湯」を持った。すぐに飲んだ。これが不思議なほどすぐに効いた。歩きだすことができてほっとした。

15時30分に大弛峠についた。予定通りだ。16時のバスの時間まで30分ほどある。大弛小屋へ行き、小屋の水を汲んだ。

ジャンボタクシーは予約制だ。運転手がひとりひとり名前を確認する。
最後に乗ってきた人に車内は静かな驚きに包まれた。
「お名前は」
「ハセガワカズオです」 

柳平でバスに乗り換え、塩山駅には予定通り17時30に着いた。 

 

家に着いたのが21時30分。家を出てから長い一日だった。思うように足の運びができなく、体力の衰えには愕然としたものの山の展望は久しぶりに楽しむことができた。やっぱりいいもんだ。


      
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ソラマメのタネまき、ことしはポットに

2014-10-16 | ソラマメ

ソラマメのタネまき。ことしはポットまき、このまま畑の隅に置いて発芽を待つ


↓タネはことし6月に自家採種したもの

ソラマメのタネをまいた。タネはことし6月に自家採種したもの。それをネット袋に入れてからからに乾燥させ、風通しのいいところにつるしておいた。

ことしのソラマメは、何年振りだろうと思い出せないほど久しぶりに満足のいく豊作だった。何年ものあいだアブラムシに屈して不作だっただけに毎日ソラマメを食べる幸せを味わうことができた。

豊作だから自家採種もたくさんできた。タネの数は500粒ぐらいあるのではないだろうか。狭い菜園には多すぎるタネの数だが、豊作だからとそこは気前よくタネ用にまわすことができた。

タネまきは、直まきと、ポットまきがある。昨年は直まき、ことしはポットまきにした。どちらでもいい。ただ直まきの場合は欠株の補植用として少しばかり畑の隅にまいておいた方がいい。

タネは形のいいものを選んだ。この時点で何粒選んだかわからない。それを1ポットに2粒ずつ、3分の2ほど埋め込み、水やりした。用意したタネはすべてまいてしまった。どれほどになったのか。ポットの数が80個になったから160粒ぐらいまいたことになる。

これだけ用意しても、すでに畑は秋冬野菜で満杯状態だからソラマメのスペースには限りがある。植えつけることができるのはせいぜい50ポットぐらいだ。

本葉が1,2枚になったら植えつける。株間40センチ、畝間100センチ。1カ所にポットで育てた2株をそのまま植えつける。間引きして1株にする育て方ものあるがわたしは間引きはしないで1カ所2株のまま育てる。

自家採種のタネがまだまだたくさん残っている。農家の人に聞いたらタネは2,3年は持つという。来年が不作で自家採種できなくなっても、いまあるタネは来年にも使えることになる。しかしだ、それより来年も豊作になって、残したタネが不要になることを願っている。

ソラマメ栽培はいたって簡単なのだが、アブラムシが難敵だ。これさえ駆除できればいいとわかっていてもてごわい。数年前に農家の人に浸透性殺虫剤を教えてもらった。これはもう手放せない。


      
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見事だ―タネをまいて2カ月のハクサイ

2014-10-14 | ハクサイ

2014ハクサイーこれまでの作業
1、タネまきは8月13日
タネをまいて半月
タネをまいて1カ月

2週続けての台風だった。台風19号は夜半に通り過ぎて行った。心配した雨は先週直撃をうけた台風18号に比べて予報よりずっと少なかった。それでもやはり身構えてしまう。きのうは朝から嵐の前の静けさがあった。町中がひっそりと静まり返り、一刻も早く台風の取り過ぎるのを待っているかのようだった。

いつもフラフラしているわたしは行き場がなく、きのうは午後から夜までNHKFMの「今日は一日“N響”三昧」を聴いていた。プレイリストをあらためて見ると9割くらいは聴いている曲だった。いつのまにか少しは知るようになっていた。なぜそうなったかは、毎日のようにNHKFMの「クラシックカフェ」を聴いているからである。門前の小僧習わぬ経を読む、とはよくいったものである。

ハクサイが順調だ。タネをまいてから2カ月がたった。株間50センチで2条の千鳥植え。どれも見事に育っている。株間の土が見えなくなり、押しくらまんじゅう状態だ。ことしは作りすぎて34株ある。

なんども書くがタネから育てることにこだわる。それだからこその愛着がある。
1月前の姿 と比べると、外葉は大きく広がり、葉が立ちあがって巻き始めている。見違える姿になった。一部はすでに玉が肥大してきている。

ここまで大きくなると収穫が待ちどおしい。台風による被害もなく、一番注意を払ってきた害虫の被害もなく、ここにきてやっと安心できるようになったのだが、これからはヨトウムシに用心しなければならない。やはり見回りはこれからも必要になる。


      
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菜園は美しく、にこだわる

2014-10-12 | コマツナ

 

活火山ってこんなにあるのか。気象庁のHPで「活火山とはを見て、活火山の定義を知り、さらに日本には活火山が現在「110」あり、そのうち「47」の火山が「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある」のを知った。御嶽山のことがあったからこんな興味が出てきたのだが、はじめて知ることばかりでおのれの無知にはあきれるばかりだった。

噴煙をあげている山、たとえば関東周辺なら浅間山、那須岳、焼岳などはわたしでも活火山だとすぐにわかるが、そうでないと区別がつかない。観察要注意の47活火山のうち、島嶼部にある11の火山を除く36の火山のうち、登山で29の火山を歩いていた。この山も活火山だったのかと不思議そうに気象庁の資料を眺めいる。

菜園の葉っぱが取れ出した。葉っぱといっても白菜やキャベツはまだで、取れ出したのは非結球性のシュンギクとコマツナだ。毎日の食事で、必要なのは葉っぱだ。葉っぱというと結球生の大物に目が行きがちだが、あって重宝するのは小さな葉っぱたちになる。

これを痛感しているから意識してタネをまいている。種類はぐっと減らした。作ってもたいして食べないものがあるからだ。この秋の非結球生の葉菜は、シュンギク、コマツナ、それにホウレンソウ。このうち一番大量に作るのがホウレンソウである。

美しい菜園をつくりたい。それが私の願いである。そのためにはこまめに世話をしなければならない。狭い菜園だから、きれいにしておくとよけいにきれいに見える。反対に放ったらかしにしておくと余計に荒れ放題に見えてしまう。

長年菜園をやっていると、周囲の菜園を見るたびに野菜づくりに対する姿勢が見えてしまう。人格まで見えてしまうことがあり、これがいやになる。だから他人の菜園はあまりに見ないように努めているのだが、雑草が茂っているのに放っておく菜園はいやでも目に入ってしまう。

美しい菜園にするために、いちばん心掛けていることは欠株を作らないことだ。家庭菜園は狭いから欠株は目立ち見栄えが悪い。美しくないのである。しばらく待てば両隣りが生育して気にしなくなるのだが、それがわかっていても欠株にこだわる。

このため、タネを直まきするホウレンソウなど非結球のものは発芽を揃える必要がある。これはむずかしいのだが発芽ムラがあるとどうも気に入らない。キャベツや白菜など結球性のものは苗を育ててから植えつけるのだが、植えつけあとに食害されたりして欠株になることが多い。そうなるとすぐに補植する。

たかが野菜じゃないか。そこまでこだわることもあるまい。そうなのであるが性分だから仕方ないと思う一方で、ふだんは大ざっぱなのに、なぜ菜園だけにはこんなに整然と美しくしたいとこだわるのか自分でもわからないところがある。

この秋もわが菜園は美しい。収穫する前の小さな野菜が見事に育っているさまは美しい。このままにしておきたいくらいだが、野菜は食べられる運命にある。収穫が始まると美しさがしだいに損なわれていく。なんとも惜しいのである。


      
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冬ネギの土寄せをしながら思うこと

2014-10-10 | 下仁田ネギ

きょうで3回目の土寄せー左から赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギ

「13時に北穂高岳に無事についてのんびりしています」。槍ヶ岳から「大キレット」を縦走しているかみさんからきのうの14時近くにメールが入った。たぶん心配しているだろうと思ってのことだ。悲報でなくてほっとしたが、万が一のことまで考えてしまっていた。返信した。「身の丈に合った登山をしましょう」。

話は変わるが御嶽山のことは身にこたえた。ショックだった。長いことを山をやっているから遭難は身近に見聞きする。明日は我が身だなと自戒していっそう慎重な行動を心がけることになるが、遭難者の心まで思いやることはあまりなかった。今回は違った。ニュースを見ては涙がこぼれ、思うところあって落ち込んでしまった。よもや噴火するなんてだれ一人思わずに山を楽しんでいたはずだ。それなのにこんな目に遭うなんて。さぞかし嘆き悔しかっただろうなと思う。

9月27日、御嶽山が噴火したことを夕方まで知らなかった。夕方6時近くにYahoo!ニュースで「御岳山が噴火」の見出し。「御岳山」といえば奥多摩の御岳山をすぐに思い浮かべてしまう。ここが噴火するはずがない。すぐに違うと判断できたものの、それではどこなんだ。本文を見て「御嶽山」だった。あぜんとした。新字体で「御岳山」と表記していたから惑わされた。御嶽山ならすぐに木曽の御嶽山とわかったはずだ。

私が御嶽山に登ったのは1回だけだ。それまであまり縁がなかった。かみさんのほうは3回登っている。私は田の原から王滝頂上を経て剣ヶ峰に立った。今回の噴火で遭難者が多かったコースだ。王滝頂上から剣ヶ峰を仰ぐと、左上方に噴煙が上がり、火山特有の不毛な光景が不気味だ。今回噴火したところはその左上方あたりだから、噴火口に近い王滝コースを歩いている人を噴石が直撃した。王滝頂上から剣ヶ峰までの間は山頂直下の山小屋をのぞいて避難場所はない。その道をまざまざと思い浮かべることができるから、なおのこと遭難のあり様を想像してしまう。なんとも痛ましい。

御嶽山のことがあったから、かみさんの大キレット縦走をよけいに心配してしまった。こんな留守番は体に悪いにきまっている。

きょうは冬ネギの土寄せをした。3回目になる。夏の間すっかり元気をなくして色あせていたのが、秋になって気候がよくなり青々としてきた。わが家の冬ネギはことしも九条太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種。いつもながらたっぷりと作った。このネギなくして冬は過ごせない。12月から2月までが旬になる。その間にこれだけのネギを食べてしまうのかと驚きだ。それだけうまいのである。ネギは冬に限るのである。

九条太ネギと赤ネギは白い部分(葉鞘)を長くする根深ネギ。土寄せしながら長くしていくから土寄せは欠かせない。11月までに3,4回行う。

1回目は8月下旬にした。これを見るとあたりまえだが、ちゃんと育っているのがわかる。11月に最後の土寄せを行い、あとは霜が降りるのをじっと待つ。寒さにあたると格段にうまくなる。


      
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こんどはエビイモの試し掘り

2014-10-10 | サトイモ

きのうはエビイモを掘り出して食べてみた。市販のものと比べたら形も姿もほど遠いのだが、これが高級食材?のエビイモの味なんだと思いこむようにして食べた。

サトイモは3年ぶりの豊作となった。本格的な収穫は11月になるのだが、待ちきれなくてすでに掘り出しては食べている。ことしは大量に種イモを植えて、それが豊作となったものだから、いまからせっせと食べないと食べ切れないといううれしい事情も手伝っている。

サトイモは、土垂、エビイモ、ヤツガシラ、愛知早生の4種を作っている。このなかで土垂はすでに試し掘りをして食べている。このところこればかり食べている。形が揃ってうまくできた。

こんどはエビイモを掘り出してみた。市販のもののように大きくもなく、形も反り返ってはいない。エビのように見えるのは縞模様だけだ。やはり名前の由来になっているエビのように曲がっていないとこれがエビイモだとはわからない。ほかのサトイモと区別がつかない。エビイモの種イモを植えたのだから、これはエビイモなんだと思うほかない。

エビのように反り返ったような形にする方法は、関係の本で知っている。なんども土寄せをするなど工夫をしなければならないという。素人ながら私も挑戦しようと思わないでもないのだが、手間がかかる。重労働のようだ。やっぱりやめよう。ということでエビイモも、ほかのサトイモと同じように育てただけである。

エビイモは、親イモも子イモも食べられる。葉柄、いわゆるズイキも食べられるからなんか得した感じがある。

今回は試し掘りだが太い葉柄を捨ててしまうのはもったいない。乾燥ズイキを作ることにした。ズイキは生でも食べられるのだが、わたしは乾燥させる。きのうすぐに皮をむいて天日にあてている。しっかり乾かして干物にする。



次は煮物。親イモも食べられてこれもうまい。エビイモといえば子芋のことだからこれから食べよう。煮物なら私にもできる。エビイモは煮くずれがしない。たしかにそうだ。締まった肉質である。これぐらいは私にだってわかる。



試し掘りが土垂、エビイモと続いた。もう試し掘りの時期でもなくなった。残る2種、ヤツガシラと愛知早生をすぐにでも掘り出してことしの出来具合を見てみよう。


      
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留守番は生の赤トウガラシでペペロンチーノ

2014-10-08 | その他

かみさんが台風一過のきのう、3泊4日の日程で北アルプスへ出かけた。こんなことはしょっちゅうで、このところ私が留守番することが多い。いつのまにかこうなってしまった。出かけたあとになにげなく登山計画を見て驚いた。槍ヶ岳から北穂高まで縦走する。ということは「大キレット」を歩くのである。最近はむずかしいコースを歩いていることは知っているのだが、まさかあの大キレットかとたまげた。私の技量ではそれができないと思い込んいるコースである。年も年だし、本人が望むことはやった方がいいに決まっているのだが心配でもある。

心配はもう1つ。台風18号のよる菜園の被害だ。トウガラシが倒れたぐらいで被害はなかった。芽が出たばかりの葉ものはすべて無事だった。胸をなでおろした。ここでやられてはたまったものではない。

その倒れたトウガラシはすぐに立て直した。ことしはタネまきが遅れたので、はたして赤く熟するのかと心配していたのだが、9月中旬になってから赤くなってきた。いまは半分ぐらいが赤くなってきた。

トウガラシは台所にあった乾燥タカノツメのタネをまいた。10株以上育っている。トウガラシは1株あれが足りるのに芽が出ただけ植えつけてしまったからこうなった。

いまのトウガラシは美しい。ドキッとさせられる。つやつやした赤と青が入り混じり、年寄りの目には毒なくらい鮮やかに映る。10月いっぱい畑において、すこしシワシワになったら株ごと引き抜いて乾燥させる。乾燥したものも透明感があって美しい。トウガラシは絵になる。

留守番は常に食事の心配をする。冷蔵庫を開けるとおかずがいっぱいだ。かみさんが出かける前に作り置きしてくれた。これを4日間食べる。朝と昼は自分で作る。きょうはトウガラシの話だから、これから畑に行き、生トウガラシを摘んで、なんとかの一つ覚えであるペペロンチーノを昼飯に作ろうかと思っている。


      
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ホウレンソウは、ことしもチヂミホウレンソウ

2014-10-06 | ホウレンソウ



↑1回目=9月17日タネまき(10月4日現在)

↓2回目=9月26日タネまき(10月4日現在)

台風18号が午前中にわが町を直撃した。正午までには雨はやんで台風は通り過ぎた。台風は風よりも雨のほうが気になる。気象庁が8月から開始した「高解像度降水ナウキャスト」。これは便利だ。雨雲の動きを1時間先まで予測してくれ、市町村単位で見ることができる。この画面を見ては、それなりの対策と、さらにいえば心構えができるのがいい。

台風がくると畑にも被害が出る。心配なのは葉ものだ。とくにホウレンソウやコマツナなど非結球生のものは激しい風雨に痛めつけられてしまう。その対策にきのうは白い寒冷紗をベタ掛けしてきた。はたして大丈夫だろうか。午後遅くにでも様子を見に行かなければならない。

畑はいま、秋冬野菜にすっかり模様替えした。中心は葉ものになった。夏は果菜類が主だっただけに一変した。

いま畑にある葉ものは、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギク、タマネギ(中生種、晩生種)、ネギ3種(下仁田ネギ、九条太ネギ、赤ネギ)、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー。

これら葉ものは、どれも2人暮らしには食べきれないほど作っている。なかでも秋冬の常備菜となるのはなんといってもホウレンソウである。これは毎日のように食べる。来年3月まで食べ続ける。それでもあきない。それだけの分量を作らなければならない。

そこで、時期をずらして4回に分けてタネをまいている。最後のタネは遅くとも10月中旬までにまく。それ以降となると気温が急速に下がって思うように育たなくなるからだ。

品種はこのところずっと「チヂミホウレンソウ」。これを食べ慣れてしまうと、ほかの品種は薄っぺらな味に感じられてしまう。なによりも味が濃厚だ。それに寒さにあたるとさらにうまくなるのがいい。すっかり気に入ってしまった。

タネは30ml入りの袋を2つ。1回につき15mlずつを4回に分けてまく。

1回目のタネまきは9月17日=本葉が4、5枚ぐらいになった

2回目のタネまきは9月26日=子葉の状態で、本葉が少し顔を出てきたところ

3回目のタネまきは10月1日=ちょうどいま発芽してきた。それなのに台風による大雨。大丈夫か?

4回目のタネまきはこれから=畑はいま台風の大雨でぬかっているから2,3日先になる。

ホウレンソウの発芽を揃えるのはなかなかむずかしい。簡単なようでいてむずかしい。近くの菜園をみて発芽が揃っていればその人は上手だ。わたしはかつて毎回のように発芽ムラが出た。下手だった。いまはトップの写真2枚を見ての通り、われながら見事よと満足して眺められるようになっている。


     
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2014・サヤインゲンー3度取れるか三度豆

2014-10-04 | インゲン



取れ出した3度目のサヤインゲン

ことしに限って夏野菜が9月末になっても取れている。端境期だというのにいまだに取れるというのはありがたい。キュウリ ピーマン、オクラ、シシトウ、モロヘイヤ、クウシンサイがそうだ。しかしいつまでも畑に残しておくわけにはいかない。秋冬野菜が後に控えている。狭い菜園だから場所取りが大変だ。交代時期である。もったいないと思いながらも、10月に入ってすぐにすべて引き抜いて片づけた。これで夏野菜はあらかたなくなった。残りはトウガラシとキュウリとサヤインゲンだけになった。

今回はその中のいま取れているサヤインゲンの話。
ことしは時期をずらして3度作った。三度豆といわれる。4月まきの6月どり、8月まきの10月どりーの2回はこれまでもやってきたことだから問題ない。あと1回取れればたしかに3度豆になる。

ちょうどいま3度目の収穫が始まった。これで時期をずらして確かに3度取れたことになる。
 

1度目4月上旬にタネまき、6月下旬から収穫。
2度目=7月上旬にタネまき、8月下旬から収穫。
3度目=8月上旬にタネまき、10月初旬から収穫。

今回の結果だけから見ると、1度目が一番育てやすくて収量が多い。2度目は暑い盛りだから一番収量が少なかった。やっぱりという感じである。しかし夏野菜ばかりに囲まれているときに、2度目や3度目のサヤインゲンは、目新しく感じるもので箸が進んだ。


     
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