30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

冬ネギの寒中まき、3週間で発芽

2017-02-27 | 下仁田ネギ

 
冬ネギの1月まきービニールをトンネル掛けして

冬ネギが発芽した。

1月下旬にタネをまき、2月20日ごろに発芽してきた。秋まきなら1週間で発芽するのだが、寒い時季だから約3週間かかった。

冬ネギは毎年10月から11月にかけてタネをまく。それから年を越して1年先の12月から食べられる。栽培期間は長い。昨秋はこのタネまきをさぼってしまった。そこで1月まきとなった。

発芽させるには、地温を上げるためビニールをトンネル掛けしている。これだけで発芽してくる。それでもいまかいまかとビニールをつまみあげては中をのぞいていた。

冬ネギは3種類を作る。今回も下仁田タネ、石倉太ネギ、赤ネギを予定していた。だが赤ネギのタネが切れていた。ことしは2種類だけにしておこう。

その赤ネギのタネは、いま収穫しているものから6月に自家採取する。今秋のタネまきにはこれを使うから、ふたたび赤ネギに会えるのはおよそ2年先の2018年12月になる。

いま食べている冬ネギの食味期限は2月末まで。冬ネギは当たり前だが冬が旬。ネギは気温に敏感で、少しでも上がると葉の色がわずがにあざやかに変化して、新しい葉が顔を出してくる。こうなるとまずくなってくる。ちょうど残り少なくなってうまいぐあいに食べつくすことができそうだ。


2017年の読書

2017年2月の読書
・また、桜の国で(須賀しのぶ著・祥伝社)→読書中
・帰郷(浅田次郎著・集英社)
・忠臣蔵とは何か(丸谷才一著・講談社)
・室町無頼(垣根涼介著・新潮社)

2017年1月の読書
12月から読んできた900ページに及ぶ平家物語、なんとか全編通読できた。
・ママがやった(井上荒野著・文藝春秋) 
・浮遊霊ブラジル(津村記久子著・文藝春秋)
・ポイズンドーター・ホーリーマザー( 湊かなえ著・ 光文社)
・平家物語(古川日出男訳・日本文学全集09池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

⇒2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書


     
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トンネル栽培でニンジンとダイコンのタネまき

2017-02-24 | ダイコン


ニンジンとダイコンのタネを2月19日にまいた。トンネル栽培して、ニンジンは6月に、ダイコンは5月に収穫する。根菜類は秋冬どりがうまいことは承知の上だが、家庭菜園でトンネル栽培に挑戦するのはおもしろいからである。

いまの寒い時期に発芽させるには地温を上げなければならない。そのため穴あき黒マルチを敷いて、穴あきビニールをトンネル掛けする。穴があいているビニールで保温は大丈夫かと心配になるのだが、もちろん栽培地域による。わたくしの住まいの千葉県我孫子市では、2月下旬から3月上旬のタネまきはこれで問題はない。

いまの時季は風が強い。トンネルのビニールが風で飛ばされないよう、手を抜かないでしっかり固定させる。自戒である。

■ニンジン
トンネル栽培は以下のようにこのところ毎年作っている。失敗はない。タネは15センチ間隔の穴あき黒マルチを使い、そこにタネをまいていく。2週間ぐらいで発芽してくる。収穫は6月中旬からできる。

 ・春まき夏どりニンジン

2016年=3月 6日に種まき3月17日に発芽を確認6月14日に収穫

2015年=2月27日に種まき3月14日に発芽を確認、6月18日に収穫

2014年=2月25日に種まき3月19日に発芽を確認、6月10日に収穫

2013年=2月10日に種まき、3月12日に発芽を確認、6月14日に収穫

2012年=3月 3日に種まき、3月25日に発芽を確認、6月25日に収穫

2011年=2月 6日に種まき、3月10日に発芽を確認、6月 7日に収穫

■ダイコン
ダイコンは秋まき秋冬どりばかりやってきた。トンネル栽培は久しぶりになるが以前は作っていたことがある。しかし春ダイコンは秋冬ダイコンに比べて味がまずいと感じ、秋まき一本にした。それ以来だからもう何年も作っていない。

タネは春ダイコンに適した品種を選ぶ。ニンジンと同じ15センチ間隔の黒マルチを利用し、こちらは30センチ間隔でタネをまく。これだって発芽はニンジンと同じくらいかかるのだろう。収穫はたぶん5月中にはできるはずだ。

農閑期の作業といえば収穫だけが続いた。ニンジンとダイコンのトンネル栽培で、久しぶりに耕運機を動かして、タネまき作業をした。農地に立って春の足音がしだいに近づくのを聴くのは、やはり気分がいい。


     
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貯蔵している秋冬どりダイコンとニンジンのいま

2017-02-21 | ダイコン

土の中に貯蔵している秋冬どりのニンジンとダイコン

メジロがせわしなく梅の枝を飛び交うのを窓越しに眺めていると、ついほおが緩む。春二番の強風にあおられて花びらが舞うようになった。もう散り始めるのか。

2月下旬にもなると、菜園の冬野菜はそろそろおしまいになる。気温の上昇ともに味が微妙にぼやけて、まずくなっていく。それを見越して、ラストスパートで食べているのだが、なかなか減ってくれない。

貯蔵している秋冬どりのダイコンとニンジンもそうだ。寒さで傷むのを防ぐため、12月末にいったんすべて掘り出して、ふたたび土の中に埋め戻して貯蔵してきた。食べるたびに掘り出す。

ダイコンは見た目は新鮮だが、すでにまずくなってきているのが食感で分かるようになった。ニンジンのほうはまだまだいけるのだが、できれば今月までだろうか。

ダイコンとニンジンは菜園の定番。ダイコンは秋冬どりの年1回、ニンジンは夏どりと秋冬どりの年2回作っている。

ニンジンの夏どりは、タネを2月下旬から3月上旬にかけてまき6月中には収穫できる。ついでにダイコンもいままけば5月中に収穫できるだろう。

ということで2月19日にタネをまいた。いずれも黒マルチを敷いて、穴なきビニールをトンネル掛けしての栽培である。これらのトンネル栽培は次回に。


     
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正月から到来物の酒ばかり

2017-02-18 | 

酒の話です。

1月の健診結果。γ―GTPがあいかわらず高い。半世紀におよぶ飲酒生活だから仕方ない。ほかの肝臓機能のGPTとGOTは基準値にある。これで少しは安心か、というわけにはいかず、毎回のことながら医者には休肝日を取れと指導される。これができそうでできない。まあいいかと飲んでしまう。

幸い?に酒量はめっきり減った。年を重ねるとともにそうなった。いま晩酌は1合5勺までとしている。うまい酒を味わうにはこれ以上必要なくなった。あとは惰性で飲むばかりで舌も鈍くなり、うまいと感じられない。うまい酒はうまいと感じられる範囲で切り上げる。変わったものである。こんなにも行儀がいい飲み方になってしまったのだから。

いつまで酒を楽しめるか。いつも考えてしまう。あの世に行くまで飲みたい。そのためには健康でいることがいちばん。具合が悪いと酒は極端にまずくなる。あちこち経年劣化してきているのは承知でいるが、酒を楽しみたいという一心で、それなりに運動に励んでいる。そしてあるときにピンコロというのが願望だが、そうはうまくはいかないだろうなと知りつつも切に願う。

いま飲んでいる酒は、いつものことだが年末から正月にかけての到来物だ。晩酌は、これら到来物の上物を冷やで飲み、つぎに定番ものを熱燗にして飲む。ずっとこの順番になっている。

正月の到来物は「乾坤一」と「橘屋」。

前者は純米吟醸酒と定番の特別純米酒。この銘柄は飲んべえならだれでも知っている。何度も書いているが、食中酒として一番気に入っている。これは仙台在住の知人からの贈り物。ウオーキングコースから見える日光連山の山並みを見ては、遠く仙台に向かって頭を下げている。

後者はこちらも宮城の酒。特別純米酒。橘屋という銘柄はあまり聞かないかもしれないが、黄金澤(こがねざわ)の酒蔵といえばわかりやすい。長男がぶら下げてきた。うん? この銘柄は前述の仙台の知人からいただいたことがある。うまいと覚えている。なぜこの銘柄を? 酒にうるさいおやじだからと酒屋の店主になにがいいかと尋ねたところ、たまたまこれをすすめてくれたという。購入先は御徒町の[ふくはら酒店]。この店には一度訪れことがある。

ということでいずれも宮城の酒になった。

前者も後者も味を知っているだけに、安心して飲める。うまいのは当然だが、うまい酒はおのずとちびちびと舐めるように飲む。けちくさい飲み方だと自覚しているが、じっくり味わうとそうなってしまう。そして時折舌鼓を打つ。これがまたたまらない。こんな楽しみがいつまで続いてくれるのか。


     
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ハクサイを大量に食べないと

2017-02-15 | ハクサイ

寒さに耐えるハクサイ
お香香の準備

きのうあたりから目頭が微妙にかゆくなってきた。花粉症のはじまりだとは思いもしなかった。患うようになってすでに6年ぐらいになる。よもや年を取ってから自分がそうなるとは! わたくしの場合はスギ花粉が終わって一段落しても、すぐにほかの花粉にも反応するようで5月下旬まで長引く。厄介なものを抱え込んでしまった。

わが菜園の冬野菜。こんかいはハクサイである。きびしい寒さをまともに受けてだいぶ傷んできている。

厳寒期は防寒のため、葉をひもで結束したり、新聞紙を頭からすっぽりかぶせたりしている。葉を結束しただけのものは、外側の葉が寒害でぼろぼろと枯れてしだいに細身になっていく。これに比べて新聞紙をかぶせたほうは、傷んだ外側の葉を数枚取り除けばいまだにふくよかでみずみずしい。

ハクサイの食べ方はなんといってもお香香(漬け物)。これがあればご機嫌だ。ところがこの冬はあまり食べる機会がなかった。いつまでたっても食卓に出てこなかった。どうしたんだろう。かみさんは作る気がなくなったのだろうか。このままいけばこの冬は食べずに過ぎてしまう。

どうしたのと尋ねた。いや、作ってくれと言われないからどうしたんだろうとこっちこそ思っていたという。こころのすれ違い。夫婦の以心伝心は年を重ねるとともにいずこへ消え去ってしまうのか。

ずっと待っていたのに。それならとすぐに作ってくれた。やはり冬の食卓にハクサイのお香香は欠かせない。甘い! 厳寒期のハクサイはとくにそう感じる。

このお香香だけ食べていても畑のハクサイはなかなか減らない。2月中に食べないといけない。なにか大量に食べる方法がないものかとこの時期になると毎年思う。

やはり鍋にするしかないようだ。お気に入りはハクサイと豚バラの重ね鍋。これならうまくて大量に食べられる。

おっと待てよ、食べつくしてはいけない。春に菜の花を摘み取るために少しばかり株を残しておかないといけない。


     
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冬キャベツはのんびりと

2017-02-12 | キャベツ

いま食べているキャベツは8月下旬まき

冬野菜は計画通りに、冬のさなかに収穫できている。計画しても実際はこうはならないことがあるだけに上手くいったなと思う。

今回は冬キャベツ。キャベツは8月上旬、8月下旬、9月下旬の3回に分けてタネをまいてきた。8月まきの2回分が冬キャベツになる。

8月上旬まきは、11月中旬から収穫してつい最近まで食べることができた。かなりいい出来であった。キャベツはよく食べる。意識して多く作ったつもりでいたがあれば食べてしまうものですべて食べつくした。

つぎは8月下旬にまいたのに移る。こちらもすでに結球していて、いつ食べてもおかしくないほど生育していた。8月上旬ものから順番に食べているから、出番がそれだけ遅れた。こちらは8月上旬ものと比べると見劣りする。サイズがひと回り以上小さい。やや不満ではあるが、この時期に食べられるまでに育ってくれたのだからありがたい。

9月下旬まきは春キャベツになる。その年の気温にもよるが4月下旬ぐらいから収穫できる。生育はいい。これなら立派な春キャベツが期待できる。

春キャベツを作っていて困るのは裂球である。結球したはいいものの、まごまごしていると生育がはやいものだからつぎつぎと裂球していく。見た目も大事だからと食べるのに追われるのがつらい。その点、冬キャベツはそれがない。食べるのに追われることなくのんびりと食べられる。

こちらは9月下旬まきの春キャベツのいまの生育状態


     
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食べて食べて食べ尽くした冬ネギ

2017-02-09 | 下仁田ネギ

10月の冬ネギ畑
2月の冬ネギ畑、これだけになった

わが菜園でいま収穫できているもの、ホウレンソウ、ブロッコリーに続いてこんかいは冬ネギ。

毎年のことながら、冬ネギ畑を見ては、よく食べるもんだと目を見張ってしまう。冬ネギがいくらうまいといっても、2人暮らしでここまで食べてしまうもんかと感心してしまう。

収穫している冬ネギは、下仁田ネギ、赤ネギ、石倉一本太ネギの3種類。冬ネギは12月から2月までの限定野菜、厳寒期が一番うまい。それがこんかいは10月から食べはじめてしまった。無謀! 食感が最悪! とばかり思っていた。

ところがこれが食べられた。厳寒期のようなとろりとした味わいはないものの、まずくはない。これには正直のところ驚いた。厳寒期と決めつけないでもっと早くから食べられるもんだと知った。それでも冬ネギはやはり厳寒期に限る。

というしだいで10月から食べているから、いつもよりネギはどんどんなくなる。2月までもつかと思えるほど残りが少なくなった。いつもは残ってしまうのだが、今月中にはすべて食べ尽くすことができるだろう。

ここで忘れてはならないことがある。自家採種のため少しばかり株を残しておかないといけない。これを忘れることがある。

次はそのタネまき。6月に自家採種をして、それを毎年10月から11月にまいている。収穫は年を越して12月からになるから栽培期間はかなり長い。毎年この繰り返しである。ところが昨秋タネをまくのを怠った。アウトというわけではない。この春にまいても間に合う。

そこで1月下旬にタネをまいた。ただし発芽には保温が必要だ。ビニールをトンネル掛けしている。秋には1週間ほどで発芽してくるがいまの時季だと3、4週間ぐらいかかるのではないだろうか。


       
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なんか得した気になるブロッコリーの側花蕾

2017-02-06 | ブロッコリー

 
頂花蕾を収穫すると
側花蕾が多く出てくる

わが菜園でいま収穫できている野菜。ホウレンソウに続いて今回はブロッコリー。

ブロッコリーは20株ぐらい育てている。育苗に手間取り、初収穫ができたのはいつもの年より1カ月遅れの12月下旬だった。以来、頂花蕾と側花蕾の両方を食べることができている。

ブロッコリーの旬は12月から2月。収穫が遅れたのが幸いというべきか。一番うまい時期に収穫できている。花蕾はかたく締まったのがいい。

生育のいい順に頂花蕾を取る。そこからこんどは側花蕾が出てくる。側花蕾は次々と多く出てくるから、ブロッコリーが好きな人にはたまらない。20株もあれば十分に満足できる量になる。

この側花蕾は毎年3月上旬までは食べる。そのころになると花蕾は膨らんで緩んでくる。そうなると味だって締まりがなくなり食感が悪くなる。それでも食べ続ける。もったいないからだ。

なにもそこまで食べ続けることはないだろうと思うのだが、かみさんは蕾が膨らんだのも好きだという。好みは十人十色だが、わたくしはそこまでは食べない。

というより、狭い菜園だけに、いつまでもブロッコリーに場所を占有させておくわけにはいかない。後作のことを考えると早々に片付けたいのだが、まだまだとかみさんが制する。毎年そうなる。


     
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君の名は。八つ子です。

2017-02-03 | サトイモ

八つ頭(ヤツガシラ)の孫イモ、八つ子

昨年のサトイモが豊作で日々食べるのに追われている。そうなんども書いてきた。いまも食べるのに忙しい。土垂、ヤツガシラ(八つ頭)、エビイモ、タケノコイモ(京イモ)、愛知早生の5種類がある。

食べ比べてみると一番の好みはヤツガシラかなと思う。中でも孫イモの食味は最高である。小さいながらもホクホクとした食感がいい。

この孫イモ、君の名はと問われると「八つ子」と答える。ヤツガシラは、親イモと子イモがくっついてひとつの塊になって、ごつごつとした形になる。その外側に孫イモができる。こちらは分球していてそれが八つ子といわれる。

孫イモの中で大きいものは種イモとして保存する。小さいものは捨てられる運命にあるのだがこれを食べる。こんなうまいものはないからである。しかしそんな運命を背負っているだけに市場にはまず出ないだろう

八つ子は皮のまま茹でている。こんな小さいものの皮をいちいちむいてはいられない。幸いに茹でると皮はつるりと向ける。切口に向けて強くつまむと中身が飛び出す。醤油で塩で酢味噌で食べる。わたくしはなにもつけないで酒の肴にする。それでも十分にうまい。

こちらは親イモと子イモがくっついた八つ頭


     
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